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マメチュー先生の調剤薬局 https://www.mamechu.com/

ねずみの薬剤師、マメチュー先生の日常と、調剤薬局でのお仕事を薬の豆知識も交えながらほのぼのと描いています。猫好き、猫飼いの管理人の飼い猫エピソードも時々登場します。

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2019/06/30

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  • 木じじい その2

    ⚫︎本物語を最初からご覧になりたい方はこちら ⚫︎物語の概要をご覧になりたい方はこちら 前回のお話 薬局の片隅に住んでいる超長寿の木じじい。なんだか昨晩から具合が悪いようです。 心配したマメチュー先生は木じじい用の薬草を取りに行くため、早朝5時からお出掛け。 マメチュー先生は相変わらずの猛スピードです。 記事:ガールズセラピー 薬局の開店時間は朝9時。 朝食の時間、開店準備の時間を考えても、午前8時頃には戻っておきたいところです。 夜は遅い時間になっても特に変化を感じないのに、早朝は独特の空気が辺りを漂っています。 これから一日が始まるのだという、ソワソワっとした空気。 人間が活動していないた…

  • 木じじい その1

    ⚫︎本物語を最初からご覧になりたい方はこちら ⚫︎物語の概要をご覧になりたい方はこちら 彼が誕生してから幾年が過ぎたのでしょう。 樹齢数千年。 樹木というのは動物たちよりも長生きであることが多く、樹齢千年越えの長寿の木は珍しくありません。 私たちが生まれる前からそこに存在し、私たちが死してこの世から消え去った後もそこに存在している。 周囲を這うありんこたちを見つめ、枝でくつろぐ鳥たちを見つめ、頭上を行き交う白い雲を見つめ、平和な時もそうでない時も、ただただ見つめてきた日々。 人間からしたら気が遠くなるほどの長い歳月、彼らは何を思って過ごしているのでしょう。 そんな植物たちも他の生物同様、時には…

  • 花占い その2

    ⚫︎本物語を最初からご覧になりたい方はこちら ⚫︎物語の概要をご覧になりたい方はこちら 前回のお話 誰かに恋をしているらしく”惚れ薬”を欲しがる妖精の少女、シルプさん。彼女は最近顔色が悪く、あまり食事をしていない様子。心配するマメチュー先生ですが、森の動物たち同様、人間に警戒をしているようで、近寄ると逃げられてしまいます。 どうしたらシルプさんは、警戒心を解いてくれるのでしょう。しっかり食事をして元気になったもらいたいのですが、なかなか心を開いてくれない妖精の少女。 彼女が求める”惚れ薬”になにかヒントがあるのでしょうか? 子どもというのは親や先生に言われたことは素直に聞かないのに、好きな人に…

  • 花占い その1

    ⚫︎本物語を最初からご覧になりたい方はこちら ⚫︎物語の概要をご覧になりたい方はこちら ……。 あら?どなたかと目が合いました。 この方は、ポ村に住む人見知りの妖精、シルプさん。 彼女は”惚れ薬”とやらが欲しいそうでこうやって時折、様子を伺いに来ます。 妖精さんといえども、不思議な薬を作ることは出来ないみたい。 しかし残念ながらマメチュー先生の薬局では、惚れ薬の入荷の予定はありません。 「シルプさん、おはようございます」 マメチュー先生は、柔らかい声で朝のご挨拶。 一方、挨拶をされたシルプさんは、樹木の後ろにササッと隠れてしまいました。 妖精の少女であるシルプさんは森の動物たち同様、人間に対し…

  • 湿潤療法 その3

    ⚫︎本物語を最初からご覧になりたい方はこちら ⚫︎物語の概要をご覧になりたい方はこちら 前回のお話 信号待ちでイライラしてしまうような、そんなせっかちな性格が原因で、指をケガしたというまゆさん。 USAさんはまゆさんに消毒薬を渡そうとしますが、なぜかマメチュー先生に取り上げられてしまいました。 「今は消毒薬を使う必要はないんですよ。水で雑菌を洗い流すだけでいいんです」 「ええー、嘘ですよぉ。昔からケガをしたら、消毒はするものと決まっていますもの。毛を剃ったら濃くなると言われてますもの」 「毛を剃っても濃くならないよ。年寄りはそうやって考え方が凝り固まる」 「まゆちゃん、今の誰の事?」 「USA…

  • 湿潤療法 その2

    ⚫︎本物語を最初からご覧になりたい方はこちら ⚫︎物語の概要をご覧になりたい方はこちら 前回のお話 せっかちが原因で指をケガしたというまゆさん。 信号待ち等でも、いちいちイライラ。 なぜそんなにせっかちと思われる行動を、とってしまうのでしょう。 「別にあたしさぁ、時間に追われた生活してないわけよ」 「うん、あたしにもそう見えてる」 「でしょ?せっかちな人の中には、分単位で予定を入れてる人とかいるじゃない?つねに何かやってなきゃ気が済まない人」 「そうね。人の人生だけど、あたしなんかから見ると、毎日大変そうだなって思うわよ」 「あたしもUSAとおんなじこと、思っているわけ。んで、彼らみたいなタイ…

  • 湿潤療法 その1

    ⚫︎本物語を最初からご覧になりたい方はこちら ⚫︎物語の概要をご覧になりたい方はこちら マメチュー先生の調剤薬局 USAさんは嬉しそうにまゆさんに絆創膏を持ってきました。 「まゆちゃんバンソコこれでいい?見て見て!こんなに可愛いのー」 「可愛さよりも、傷口をしっかり保護するやつをくれ」 「…女の子っぽくないんだからって思うのは、あたしが古いのよね。で、なんでそんな傷をこさえたの?」 「ん?」 まゆさんは左手の親指付近に、けっこう深めの切り傷を作っていました。 「まゆちゃんって、しょっちゅうケガしてるわよねー、なんで?女の子なんだから…じゃなくて生き物というのはね、ケガには注意しないといけないも…

  • ガールズセラピー その3

    前回のお話 マメチュー先生が夕方までお出掛けしているため、忙しく働く薬局スタッフ。てんまさんは便秘薬を購入しに来た、ダイエットを行っている患者さんとお話し中。ダイエットにより毛細血管がもろくなってしまったため、あざが出来やすくなったことをこの患者さんは悩んでいるようです。 ⚫︎本物語を最初からご覧になりたい方はこちら ⚫︎物語の概要をご覧になりたい方はこちら あざ 「美しく健康的にダイエットしたい場合は、やはりお食事の内容が大切になってくると思います」 「そうですよね。このところ、便秘だったんですけど、これってやっぱりダイエットの影響なんだろうなって。肌も荒れてきているみたいだし」 「私も若松…

  • ガールズセラピー その2

    前回のお話 マメチュー先生が夕方までお出掛けしているため、忙しく働く薬局スタッフ。そんな中、USAさんはハーブティーを購入しに来た、糖尿病患者の方とお話し中のようです。そろそろ帰ろうとする患者さんに対し、USAさんはぼそりとつぶやく。 ⚫︎本物語を最初からご覧になりたい方はこちら ⚫︎物語の概要をご覧になりたい方はこちら 「私は食べること大好きだから、食事制限されたりしたらほんとつらいだろうなぁ」 「ああ…でも気を付けた方がいいよ。病気になっちゃうから」 気持ちを分かってくれる彼女に、注意を促す患者さん。 「ですよね。こないだなんて”チートデイだー”なんて言って、ケーキとどら焼き、あとはチョコ…

  • ガールズセラピーその1

    ⚫︎本物語を最初からご覧になりたい方はこちら ⚫︎物語の概要をご覧になりたい方はこちら 秋冬は薬局の繁忙期なのですが、本日マメチュー先生は夕方までおでかけ。 管理薬剤師のマメチュー先生ですが、村長とともに都会の薬局を視察に行っているのです。 しかも今日は休み明けの月曜日なので、さらに忙しい。 クラゲさんは丘の下から、高齢で歩くのが困難な患者さん用タクシーを繰り返し行っています。 ということでパゴロウさん以外は、非常勤のパートスタッフばかり。 朝からてんやわんやのてんてこまいです。 ただでさえ繁忙期なのに加え、優しいてんまさん・お話上手なUSAさん等、女性スタッフは患者さんに人気。 そのため彼女…

  • 背後にいるのは誰? その2

    ⚫︎本物語を最初からご覧になりたい方はこちら ⚫︎物語の概要をご覧になりたい方はこちら 前回のお話休日の夕方、ポ村には霧が立ち込めていました。非日常の状況に、ちょっとそわそわしているまゆさんとUSAさんは、宅飲みの買い出し中。 しかしUSAさんは先程から、何かの気配を感じるという。 USAさんは声を潜めます。 「ねぇ。今度は絶対!何かいる。嫌な気配を感じる」「怖い事いわないでよ。あれじゃない?飛蚊症とかじゃないの?」 「ええええ?飛蚊症!ってなんだっけ?」「なんか、目の端に蚊みたいなものが飛んでいるような気がしない?」「え?蚊?蚊っていうよりは、このマスコットみたいなものが…」 「何?マスコッ…

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