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マメチュー先生の調剤薬局 https://www.mamechu.com/

ねずみの薬剤師、マメチュー先生の日常と、調剤薬局でのお仕事を薬の豆知識も交えながらほのぼのと描いています。猫好き、猫飼いの管理人の飼い猫エピソードも時々登場します。

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2019/06/30

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  • のど飴大好き その2

    前回のお話ポ村住民の方たちとポ村産の青梅の話をするMRのペモリンさん。 村長とも話をしているペモリンさんの様子を、USAさんは訝し気にみつめていました。「USA、仕事中に何を窓の外ばっかり見てるわけ?」 「梅干し婆さん」 「は?」 「あたしね、思うのよ。あれはさ、シワだらけの顔をさしていうんじゃないんだって」 「何の話?」「だっていくらなんでも失礼過ぎない?しわしわのおばあさんを梅干しだなんて」 「まぁ、今そう言われたと思ったら、むっとはしたけど」「最近張りのある梅干しもあるじゃない?蜂蜜で漬けた甘いやつ。あたしポ村のはちみつ漬けの梅干し好きー。んで、あれはいわゆる梅干し婆さんとはちょっと違う…

  • のど飴大好き その1

    のど飴おいしっ調剤事務員のUSAさん、朝からごきげん。ポ村を散歩するのが大好きなUSAさんにとって、薬局への通勤もとても楽しいものなのです。 美味しい朝食を食べて、通勤中に朝の太陽の光を浴びながら、食後の運動をするみたいにお散歩をする。「空気もいいし、歩いていても苦じゃないし。みんながポ村散歩を楽しむ理由が分かるわぁ」 その途中、彼女はMR(医薬情報担当者)のペモリンさんを見かけます。 「んん?」 ペモリンさんはいつも通り、みなさんと楽し気にお話ししています。 「ポ村の名産品のこの青梅、ほんとに美味しいですわよね」実は梅干しは苦手だという人でも、ポ村の梅なら食べれるという人が多いくらい、評判が…

  • 医薬情報担当者 その3

    前回のお話マメチュー先生の薬局に、おしゃべりなMR(医薬情報担当者)ペモリンさんがやってきました。 このあとは、内科医くまじろ先生の所にいくのだそうです。 一方マメチュー先生は朝一で薬を取りに来ると言っていたきのこさんが、お昼になっても姿を現さないため、心配になりご自宅に電話をしてみることに…「マメチュー先生、どうでした?」マメチュー先生は静かに首を振っています。 おうちに連絡したところ、誰も出なかったようです。携帯電話は持っていないきのこさん。 一体どうしたのでしょう。電話に出られないくらい、具合が悪くなっている?鳥居の結界を破って、ポ村に入り込んできた悪しきものに何かされた? それとも? …

  • 医薬情報担当者 その2

    前回のお話 朝…。 ポ村に住むカラスケくんや、スネ文さんはおしゃべりな女性の方に絡まれていました。 午前9時前、マメチュー先生の薬局では開店準備中。 高齢の患者さんたちは、開店時間の9時前から薬局内に入ってきてしまうのですが、今日は誰も入ってくる様子はなく、代わりに外から楽しそうな話声が聞こえてきました。 気になってマメチュー先生が様子を見てみると、ペモリンさんがご高齢の患者さんとお話をしていました。 「まぁマメチュー先生、おはようございます」 「ペモリンさん、おはようございます」 彼女は、製薬会社で働く営業さん。 いわゆるMR(医薬情報担当者)さんです。 営業とはいえ、直接薬を販売するわけで…

  • 医薬情報担当者 その1

    「カラスって早起きよね。みんな何時に起きているの?」 「早朝の渋谷とかでご飯食べてるわよね。4時起きとか?そうでしょ?あたしの直感、よくあたるの。ついでにあたしは6時起きよ」 「そうだすか。わたすの仲間には、0時過ぎには起きているカラスもいるだすよ」 「うそよー。午前0時?寝る時間じゃないのよ」カラスは夢を見ることはほとんどなく、一度の眠りは深く短いそうです。「そうなんだぁ。いいわね。昼寝はするの?しないの?」 「ええと…」「ちょっと眠ればいいってことは、一日が長いってことでしょ。羨ましいわね。あたしも一時間ぐらいで疲れがリセットされる身体になりたいわ。そうなったら浮いた時間になにしましょう。…

  • 集団心理 その6

    前回のお話まゆさん宅でお話し中のUSAさんとまゆさん。 彼女たちは、インタビューを受けてテレビでピリピリしたコメントをしているてんまさんを、心配していました。 「はやくポ村に帰ってくればいいのに…都会でイライラしてるのよ」 「集団の鳥ねぇ。駅前にムクドリが大量に飛んでいるのは、あたしも実際に見たことあるんだ。お互いの身を守るために集団行動をするらしいけど、ほんとにものすごい数でそれはもう圧巻だった。近所に住んでないからそう思えるんだろうけど」「その子たち…駆除されちゃうの?」 「鳥獣保護法があるから、個人で駆除はできないはずだけど」 「ああ、役所とかに相談するにね」 「てんまは”その鳥の駆除”…

  • 集団心理 その5

    前回のお話まゆさん宅でお話し中のUSAさんとまゆさん。 その時テレビをひとりで見ていたにゃこさんが、テレビに向かって反応をしていました。「どしたの?にゃこちゃん」 「てんまちゃんにゃ」 「てんま?」まゆさんたちもテレビを見てみると”鳥が集団で駅前に集まっているから迷惑している”という内容のニュースに、なんとてんまさんがうつっていました。 「てんまちゃんがテレビに?なぁに?鳩やカラスに餌をあげる人がいて、周辺住民が迷惑しているって話?」「どっちかって言ったら、大量のムクドリとか繁殖したインコとかが、集団でどうのって話っぽいけど、でもなんか一匹カラスがバタバタしてる…」 駅構内困ってるカラスさん、…

  • 集団心理 その4

    前回のお話まゆさん宅でお話し中のUSAさんとまゆさん。 最近USAさんは、ポ村の雰囲気につかり過ぎて、都会のある部分に怯えるようになったそうです。「昔、実家に住んでいた時にさ、帰りが終電になったことがあったのね」深夜の踏切。終電が終わったから電車は通らないはずなのに、いつまでも踏切の遮断機はおりている。 完全に壊れているようだった。深夜なのに、人も車もだいぶ踏切前に集まってきていた。 「うちの町って夜でもあんなに人が外にいるのねって、思ったわよ」 深夜0時過ぎ「そんでどうしたわけ?駅前ってことはさ、駅員さんが何とかしてくれたりしないの?」 「駅員さんは来なかったし、交番も踏切横にあるけど、誰も…

  • 集団心理 その3

    前回のお話まゆさん宅でお話し中のUSAさんとまゆさん。 最近USAさんは、ポ村の雰囲気につかり過ぎて、都会のある部分に怯えるようになったそうです。 お話し中、まゆさんは突然ー。 都会にいる人々も同じように、駅構内で喧嘩中の人間を見ても”邪魔だな”くらいに、感じているのだろう。「あっ、なんでこんなの出すのにゃ!」 「にゃこちゃん?」お掃除中のまゆさん、ついでにキャリーバッグを出しています。 にゃこさんは、そのキャリバをジッと見つめている。大抵病院に連れていかれるときは、にゃこさんもキャリーバックに入れられます。 そのため、危険を感じたらしい。「にゃこ、お医者はいやにゃて!」 「今日じゃないよ。明…

  • 集団心理 その2

    前回のお話まゆさん宅でお話し中のUSAさんとまゆさん。 最近USAさんは、ポ村の雰囲気につかり過ぎて、都会のある部分に怯えるようになったそうです。 彼女たちがお話し中ー。 「ただいまにゃー」 「あら、おかえり。にゃこちゃんはいつでも元気ね」「そんなことないにゃ。セラピーキャットのお仕事帰りで疲れているのにゃ」 「今楽しそうだったよ」 「おうちに帰れてうれしいのにゃ」 ねこさんはご飯を食べられる、気持ちよく眠れる、楽しく遊ぶ、そんなことだけでたっくさんの幸せを感じることが出来るのです。 すぐ嬉しくなっちゃう「まゆちゃん、お水ー」 「はいはい」「亭主関白ねぇ」 「にゃむにゃむ、おいしいにゃわぁ」「…

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