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マメチュー先生の調剤薬局 https://www.mamechu.com/

ねずみの薬剤師、マメチュー先生の日常と、調剤薬局でのお仕事を薬の豆知識も交えながらほのぼのと描いています。猫好き、猫飼いの管理人の飼い猫エピソードも時々登場します。

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2019/06/30

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  • ネット回線の営業 その2

    前回のお話家にやって来たネット回線の営業の男性に帰ってもらうため「火を使っていて忙しい」そう伝えました。「お料理中なんですか?何作ってるんですか?」 「は?」にこにこしながら、彼はそんなことを尋ねてきました。 アーロンの質問に反応せずにいると… 「じゃあ、他を回ってから午後8時半にまた来ますね」”くんなよ”いやいや、夜の8時半になんてまた来られても困ります。 金曜の夜なんです。 お休みの前日なんです。この後はもう、ごはんを食べながらゆっくりしたいのです。 「…火は止めておくので、続きがあるのなら今話してください」 「分かりました。では早速回線を変更したいので、空いている日を教えてください」 お…

  • ネット回線の営業 その1

    以前の記事でも書きましたが、ポいもは普段チャイムを鳴らされても居留守を使います。 記事:自宅に訪れる勧誘の人点検系は事前に管理会社の方から連絡が来るため、それ以外は居留守です。 ある日の夕方6時過ぎ、料理中に玄関チャイムが鳴りました。「珍しく料理をしている時になんだ!?」 覗き穴から確認すると、なぜだか点検の人っぽいという印象を受ける。「あれ?点検の人くるんだっけ」 最近、何かしらの連絡のチラシが入っていたのですが、それについての日にちを忘れていたのでついドアを開けてしまったのです。 「ネット回線を他社に変更しませんか?」”ネット回線の営業の人?” ”何度も来ていて、お前は性懲りもなくまた来て…

  • 町の治安 その3

    前回のお話 マンションのポストしか置いていない所で、ずっとスマホを見ている小さくて細身、そして長い髪の毛で顔を隠している男性。 なんだかちょっと気味が悪いので、スーパーによってその人がいなくなってから帰ることにしたのに、買い物が終わってからもまだいる。彼はただスマホを見ながら立っているだけなのですが、部屋に戻らない理由が分からずちょっと怖い。 無料で使用できるWi-Fiがあるとかでもないと思うのですけれど… ある日の、仕事帰り。ポスト前の彼は、やはり同じ場所でジッと俯いてスマホを見ておりました。 本当はそこにあるポスト内を確認したかったのですが、なんとなくその場を早く立ち去りたかったので、階段…

  • 町の治安 その2

    前回のお話 宅配などを頼んでいないのに、呼び鈴をしつこくならしてくる人が家の前にいる。 何やら異常な感じがしたので、どんな人間なのか興味がわき、ドアスコープから覗いて見ることにしました。 何者?!!その人はドアスコープから顔が見えないよう頭を下げており、そのせいでつむじだけが見えていました。 「こわっ」 と思いつつも。 顔見たい。 お前何者だ?と思っていたので、しばらくドアスコープから覗いてみる。 こいつも十分不気味野郎その人はいつまでたっても、顔を上げることはありませんでした。 (なんなの?) 結局こちらが先に根負けし”もういいや”とその場を立ち去ることにしました。 …が、気になる!少しして…

  • 町の治安 その1

    今回は実家の近所に住んでいたねこのバーバラさんに、代役をおねがいしています現在ポいもは一人暮らし。 右を見ても左を見ても、住宅しかない場所に住んでいます。 そんな街で深夜、ふと目を覚ます。外で一人、騒いでいるっぽい男の人の大声が聞こえてきました。しつこく一生言ってるしつこく一生言ってる大声男性はいつも一方的に、何かを言っている。 1階や2階に住んでいるわけではないのに、はっきりと聞こえる町中に響き渡る男性の声。 引っ越してから、幾度となく聞いています。 それが毎回同一人物なのか、そうでは無いのかはわかりません。 ポあね、ポにゃちゃんと住んでいた町に比べ、なんだか治安の悪さを感じる場所です。 実…

  • 軟膏調剤 その2

    前回のお話 軟膏調剤が苦手なまゆさん。 あちこち軟膏を付けまくり、ベタベタにしています。 どうやらぶきっちょさんみたいです。 「今まで器用さを必要とする作業はどうしてたの?」「そんなことは気にされなくて結構。ちゃんとできます。折り紙と、軟膏を詰めるのだけが苦手なだけです。あと、洋服作りとかが苦手です」 「洋服?」 「家庭科の授業の」 「で、ちゃんと作れたの?」「大丈夫。中学校の時も高校の時も、なぜか代わりに作ってくれる人が周りにいてね。ありがたいことにね」 「まゆちゃんたら…甘やかされて育ったんだね。甘やかすってだめなんだね」「その人たちのせいでまゆちゃんがこうなっちゃったんだから、あたしたち…

  • 軟膏調剤 その1

    マメチュー先生の薬局では、最近皮膚科の処方が増えてきました。軟膏ねりねりポ村から比較的近いところに、皮膚科の病院が出来たらしい。いつもはマメチュー先生が、素早くチューブから薬を出して、皮膚科の処方箋によくある混合処方を作り上げてくれます。 外用塗布剤の混合処方は時間がかかるため、患者さんを待たせないよう素早く行う必要があるのです。 でも今は。マメチュー先生は話が長い先生に、疑義照会(お薬に関する問合せ)をしています。 「あー、あの先生かぁ。まだ時間かかるだろうなぁ」皮膚科のお薬づくりはまゆさん、てんまさん、パゴロウさんが急ピッチで進めます。薬剤師のお仕事の中に軟膏を混合して、軟膏壺に詰めるとい…

  • フィトンチッド その2

    前回のお話 仕事の休憩中、パゴロウさんとUSAさんは、ポ村の占い師・ソヨウさんの話をしていました。 「憎い人がいて悩んでいる人に、丑の刻参りをすすめたんだって」 「なぜ丑の刻参りを?」 「ソヨウ君が勧めた丑の刻参りは、ポ村の御神木限定」 「ポ村の御神木?」 「もしかしてフィトンチッドの話ですか?」 「あっ。マメチュー先生、知ってます?」 樹木が発散する化学物質”フィトンチッド” 癒しの効果があるそうです。 フィトンチッドは植物が傷ついた時に自ら発生させるのですが、この化学物質が人間にも健康効果があるといわれているのです。 「詳しくは知りませんでしたけど、多分それ」 「釘を打ち付けられたポ村の御…

  • フィトンチッド その1

    憎くて憎くて仕方がない人がいる。 目の前から消えていなくなって欲しい。 そういう時って、一体どうしたらいいんだろう。 マメチュー先生の薬局の、鉢の中で暮らす木じじい。 木のじじいであるため、鉢の中から出て移動するのは一苦労。 そのため、ほとんどの時間を同じ場所でジッとして過ごしています。 まゆさんには、ハンガーラック扱いをされることもありますが、それでも静かに佇み患者さんを見守っています。 動くことも出来ます。あんよは泥だらけです。自ら動くことが少ない木じじいですが、たまに日向ぼっこをしていたりすると、木じじいの元に虫や動物たちが癒されに来ます。 お花からは甘くて美味しい蜜がとれます そして、…

  • 夏のお野菜 その5

    前回のお話 三すくみでお料理の提供を待っていたケイヒさん、マメチュー先生。そしてパカじいさん。 するとなぜか、ナメ江さんの金切り声が聞こえてきました。 「キャー!」 「ナメ江さん、大丈夫か?」 昭和の男気をみせるパカじい、いち早く駆け付けます。 ナメ江さんが促す方向を見ると、なんとピーマンの肉詰めになるはずのものに、泥が詰められていました。 悪しきものグルメどうやらポ村の外から侵入したらしき、悪しきものがいたずらをしているようです。 「イヤァ」 「うわ、悪しきものだ。気持ち悪っ」 「なんじゃ、お前は。男のくせに情けない」 収穫中は勢いが良かったケイヒさんですが、仕事中ではない今は、その勢いがど…

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