吾妻はや
ヤマトタケルの自伝 24 わたしは蝦夷の地を後にし、大和への帰路についた。 そして常陸から武蔵へと進んでいき、武蔵から相模の国境である足柄峠までたどり着いた。 わたしは足柄峠で休憩をし、食事をとることにした。 その時だった、我々のもとに一頭の鹿が現れた・・・見上げるほど巨大な、白い鹿だった! 「む・・・こいつ、ただものではないな・・・!」 そう、その巨大な白い鹿・・・見た目の恐ろしさだけではない!その姿に邪悪な霊気を感じたのだ・・・この鹿は、この山の神の化身に違いない・・・ わたしは従者らを後ろにさがらせると、食べかけのニラを鹿に向かって投げつけた! 果たしてその鹿は・・・わたしが投げたニラが…
2022/11/30 19:25