「秋桜」を広めたのは…
近隣の畑の周辺ではコスモスの花の見事な群落が秋を告げる。わが庭の内縁に撒いた種からコスモスの花が咲いてきたものの、間隔が空き過ぎてパッとしない。しかも、倒れているものも少なくない。そうは言っても、荒野状態だったところに秋の桜が咲き始めたのは前進だと思いたい。さだまさしが作詞作曲した「秋桜」のメロディーが心を揺さぶる。コスモスを「秋桜」と読むのを広めたのは、さだまさしと山口百恵のおかげかも知れない。それほどに、桜色が中心の花の色だからでもある。もともと、コスモスはメキシコの2000mほどの高山地帯に自生する植物だった。それをスペイン帝国が自国の植物園に持ち帰って、「コスモス」と命名したのだ。ギリシャ語では「調和」とか「秩序」とかの意味があるらしい。植民地支配しながら「調和」という言葉を使うなんてけしからんと今にし...「秋桜」を広めたのは…
2021/09/30 22:34