高解像度と高感度のアルマ望遠鏡だから分かってきた! 宇宙誕生後6億年の銀河の成り立ちや星々の生死、そして宇宙の物質循環のこと
今回の研究では、アルマ望遠鏡を用いて宇宙誕生後6億年の時代に存在する若い銀河を、これまでにない高い解像度でとらえることに成功しています。そして、アルマ望遠鏡がとらえたチリと酸素の電波画像から分かったこと。それは、暗黒星雲と散光星雲が互いに入り混じり、また活発な星々の誕生と超新星爆発によって作られた巨大な空洞“スーパーバブル”と見られる構造でした。宇宙初期の天体において星々の生と死にかかわる星雲の姿が、これほど精細にとらえられた例はなく、銀河の誕生にかかわる重要な手掛かりが得られると期待されています。この研究は、名古屋大学大学院理学研究科田村陽一教授、筑波大学数理物質系橋本卓也助教たちの国際研究チームが進めています。遠方銀河の観測138億年前の宇宙誕生から間もない頃に、星や銀河はどのように形成されたのでしょ...高解像度と高感度のアルマ望遠鏡だから分かってきた!宇宙誕生後6億年の銀河の成り立ちや星々の生死、そして宇宙の物質循環のこと
2023/08/31 05:11