何が超新星爆発の衝撃波から形成中の太陽系を守ったのか? 分子雲フィラメントの吸収が盾の役割を果たした可能性
およそ46億年以上前のこと。太陽系が形成されつつあった時期に近くで超新星爆発が発生し、それに由来する放射性元素が太陽系形成現場に降り注いだそうです。このことは、隕石の同位体組成の分析結果から明らかになっています。でも、超新星爆発の衝撃波により、太陽系の形成が妨げられていたかもしれないんですねーそうなれば、今のような太陽系の形成には至っていなかった可能性もあります。国立天文が6月22日に発表したのは、太陽系の形成現場になっていた“分子雲フィラメント”が盾になって超新星爆発の衝撃波から守ってくれたこと。この成果は理論的研究によって示されたそうです。この研究の概念図。形成されつつある太陽系は、分子雲フィラメントによって超新星爆発の衝撃波から守られる。さらに分子雲フィラメントは、超新星爆発に由来する放射性元素を、...何が超新星爆発の衝撃波から形成中の太陽系を守ったのか?分子雲フィラメントの吸収が盾の役割を果たした可能性
2023/07/31 06:51