【毎日更新】京都で税理士・公認会計士として、好きな人と好きなことだけをして生きていきたい!を実現するためのブログ。税金や会計、経営に関する話の他、素人による素人のためのIT講座や地域との関わりについても発信中。
2019年9月
こんにちは原田です。 猫と学ぶ経営管理の第17話をお届けします。 今回は予算と実績をどのように分析するかの話です。 予算を立てたからには実績と比較して将来の事業活動に活かすべきですが、 単純な達成・未達成で済ませるのではなく、 細かく分解して、有用な情報に変換してしまいましょう。 原田会計の招きネコ、マネ 原田会計代表、公認会計士の原田(以下ひで) 予算を立てたなら実績との比較分析を! ひで:マネー、今日はお勉強やで。 マネ:へい、なんでしょう。 ひで:いや、クライアントの話聞いてても なかなかできてへんもんなんやなーと思うところがあって。 何の話かっていうと予算実績差異分析。 マネ:予算と実績の比較? そんなん簡単ちゃうん?おれができるとは言うてへんけど。 ひで:せやで、別に難しいことを言うつもりはない。 ていうかまずもって、そもそも予実分析(予算実績差異分析)をしてない会社が多いねん。 マネ:予算立てたんなら、実績との比較をするのが当たり前やと思うんやけど? ひで:って思うやろ? 確かにそうなんやけどやっぱり社長さんも含めてみんな忙しいから、 なかなか腰を据えて予実分析してやるぜっていう会社があんまりないっていうな。 マネ:それってめっちゃもったいなくない? ひで:そう、めっちゃもったいない。 まず、予算って何のために立てるんやと思う? マネ:え、そんなん一定期間の目標を達成するためやん。 ひで:そうや、その通り。 一般的な説明とはもしかしたら違うかもしれんけど、 例えば資金繰り表がその後一年間とかの資金の動きの"予定"であるのに対し、 予算っていうのは"目標"であることが多いと思うねんな。 毎年おんなじだけの業績でええわーっていう会社は別として、 成長意欲のある会社の場合は、 大なり小なり業績を拡大させることを目論んで予算をたてるわけや。 でも、予算を立てただけでその目標が達成できると思うかね? マネ:え、それは無理。 予算通りに事が進むわけないやん。 いや、たまには進むこともあるんやろうけど。 ひで:せやろ? ということは、高精度の予算を立てられるようになるには、 自分が一年前とかに立てた予算が妥当だったのか、 予算の立て方に問題はなかったのか、 予算が達成できなかった理由はなんだったのか、
今回は外国通貨の時価評価のお話です。 輸入業などの場合、ドルやユーロといった外貨を 事業用に買い入れておくことがありますが、 外貨を保有したまま決算を迎えた場合には、 その時点の為替レートで置き換える必要があります。
巷には多くの節税策が紹介されていますが、 ちゃんと状況に合わせて使わないと、 ただの納税の繰り延べになるどころか、 キャッシュが減っちゃうことにもなりかねませんよ。
今回は、中古の高級車を利用した節税の話です。 巷では、この方法が節税の定番として紹介されていますが、 "キャッシュをどれだけ多く残すか"という観点で考えると、 必ずしもこの方法は節税とは言えないのではないかと考えます。
今回は簿記の処理のファジー(曖昧)な部分の話です。 簿記では、事実が一つでも、 処理の内容が異なることがよくあります。 それをきちんと判断することが、 "簿記を理解している"ということでもあるのです。 原田会計の招きネコ、マネ
今回は飲食店での付加価値の付け方についてです。 私は比較的頻繁に付加価値付加価値と言っているのですが、 飲食店でも当然その考え方が当てはまります。 コストや手間の話もあると思いますが、 一読一考なさってみてはいかがでしょうか。
今回は財務諸表分析。 その中でも、いわゆる推移分析の基本的な実施方法についてご説明します。 財務諸表、すなわち貸借対照表や損益計算書の推移分析は、 経営分析や異常点の発見において最も手軽で、 かつ有効度もそこそこ高い有用な方法です。 是非一度自社の決算書を手元にやってみてください。
こんにちは原田です。 猫と学ぶ経営管理の第10話をお届けします。 今回は出張の際の旅費交通費のお話です。 社員が業務のために出張を行った場合において、 その出張に要したと認められる金額を支給する方法には、 実費精算と渡し切りの二通りがありますが、 私は断然渡し切りをお勧めします。 原田会計の招きネコ、マネ 原田会計代表、公認会計士の原田(以下ひで) 経費は領収書が必須?いえ、違います。 マネ:なぁ、所長この旅費交通費見てみてー。 ひで:ん?どうしたん? マネ:このクライアントの社員さんの出張宿泊費なんやけどな、 ホテルの領収書がついてへんねん。 これって経費(損金)にならへんやんなぁ? ひで:あー、この会社は旅費渡し切りやから領収書あらへんで。 マネ:ん?渡し切りって何? ひで:渡し切りっていうのは、 実際にかかった費用とは関係なく、 実際にかかったと見込まれる費用相当額を"定額で"社員に支給する仕組み。 例えば、役無し社員が京都から東京に出張してホテルで一泊っていう場合に、 新幹線指定席往復13,910円×2=27,820円と、 東京でのビジネスホテル代10,000円を、 その社員が実際にどんな手段で東京に行ったか、 どんなホテルに泊まったかっていうこととは無関係に、 無条件で合計37,820円を支給するみたいな。 マネ:へー、そんなことが認められてんのか。 なんか、税金計算ってもっとこう、 何ていうか厳密なもんかと思ってた。 ひで:うん、まぁ誤解されがちなところではあるんやけど、 実は法人税法の条文には、経費(損金)として認められるためには、 "領収書を保管しておかなければならない"なーんてどこにも書いてへんのよな。 マネ:え?うっそ!?そうやったん!? ひで:誤解したらあかんで。 じゃあ領収書なんかもらったり保管したりせんでええわっていうんとちゃうで。 経費(損金)っていうのは平たく言うと、 業務に通常必要と認められる分だけ認めてあげる、っていう仕組みやねん。 ほんで、領収書っていうのは、"○○に××円使った"っていうのが、 手っ取り早く証明できるやろ?一番確実やん。 せやから、"業務に通常必要やったんやで!"っていうことを、 証明するためによく使われるだけの話なんやわ。 一方で、京都から東京までの移動手段+宿泊費で言うと、
猫と学ぶ経営管理の第9話をお届けします。 理論的に考えると値引は悪です。 ですが、実際の営業の現場ではそれでもなお、 値引してでも件数(台数)をキープしたいという、 想いが先行してしまうことがあります。 その理由の一つは工場稼働率をキープしたいという考え方です。
猫と学ぶ経営管理の第8話をお届けします。 今回は、前回に引き続き値引に関するお話です。 前回はどのような価格戦略で、 売上アップを狙うかというお話でしたが、 今回は売上が下がりそうな時の値決めのお話です。
猫と学ぶ経営管理の第7話をお届けします。 今回は、がんばって値引をしてでも売上増を目指すべきか、 販売数量は少なくても定価を維持すべきかという点について、 基本的なのですが意外な考え方についてご説明します。
猫と学ぶ経営管理の第6話をお届けします。 昨日に引き続き外注費と給与のお話です。 損益・税金の面だけを見ると、 スポット業務はすべて外注費にしたいところですが、 そうなると税務署が黙っていないのは想像がつきますよね?
2019年9月
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