6月30日 学童疎開決定
1944年(昭和19年)6月30日 東条英機内閣が都市の学童を地方へ学校単位で集団疎開させること=学童疎開促進要綱が閣議決定されました。 (疎開の目的) 1944年(昭和 19年)に入ると日本本土への爆撃が増えてきました。激しくなった空襲から守るため、さらに子どもや老人や婦女子を都市から遠ざけ、本土決戦を貫徹する目的で学童疎開を決めます。 閣議決定した学童疎開実施要綱では、京浜・名古屋・阪神・北九州の12の重要都市の国民学校初等科第3学年から第6学年の児童が対象となり、国民学校 3 年生以上の児童を都市部から農村へ避難させる学童疎開を行うことにします。残留組と疎開班に分かれ、出発の時にはお別れ…
2023/06/30 00:00