2013年1月、アスリートの施術に特化したNakajima整骨院を横浜・桜木町駅徒歩2分の場所に開業。本田圭佑選手がオーナーを務める「SVホルン」にてトレーナーも務める。
「選手に寄り添う仕事」としてトレーナーへの道を選び、柔道整復師の国家資格を取得。その他にもNSCA-CPT 、NASM-PESとしての資格も有します。 インディバアクティブ、高濃度酸素カプセルを配備、トレーニングスペースも併設しトレーニング指導も行っております。 https://www.youtube.com/watch?v=lECRMXhxHRw
素早い脚のリカバリーを支持すると考えられるもうひとつの要素は、トリプルフレクションのメカニズムになります。 このメカニズムは、足裏に痛みをもたらす刺激(針の上を一歩ずつ歩く)に対する反応として生じる股関節、膝関節、足関節の屈曲から成る脊髄反射であり、脊椎外傷や脳性麻痺などの重度の神経損傷を経験したお客の歩行の再教育にとって必要な構成要素になります。 したがって、スプリントにおけるトリプルフレクションの役割には疑問の余地があると思われます。
反応性酸素分子種(ROS)の一過性増加は、細胞の適応と生存を助長しますが、長期にわたるROS産生はシグナル伝達経路に異変を起こし、タンパク質分解や細胞死につながります。 活性酸素ストレスが長期の骨格筋の不活動でも発生することや不活動条件下での酸化還元の障害が、筋萎縮や筋核アポトーシス(細胞死)による筋リモデリングを制御していることはよく知られています。 逆に、不活動性筋萎縮は細動外抗酸化物質濃度の増加で遅らせることが可能になります。
肩甲胸郭関節の安定化の重要性(ローテーターカフと肩甲胸郭関節安定筋群の両方が疲労、筋力不足が存在すると、上腕骨頭を安定させる棘上筋の機能に悪影響を及ぼし、肩甲上腕リズムに変化が生じる)
ローテーターカフ筋群(特に肩甲下筋、棘下筋、および小円筋)は、上腕骨を安定させ、三角筋と棘上筋の外転を可能にすることにより、肩甲上腕関節(GHJ)の効率的な動作に必要な偶力を生み出します。 同様に、肩甲骨を安定させるための偶力は、僧帽筋上部と下部が、菱形筋および前鋸筋(SA)と共同で働くことによって生じます。 これらの筋がすべて順番に発火する理想的な状況下においては、肩甲胸郭(SCT)関節とGHJの正常なバイオメカニクスが存在し、これを肩甲上腕リズムといい、肩甲骨を回旋させながら、肩を屈曲、外転、および挙上させる際に生じます。
酸素カプセルのYouTube作りました。 是非ご覧ください。
野球のスイング中のパワー(体幹の筋群の大きな筋活動を維持するため、股関節から発揮する下肢のエクササイズを強調させる必要がある)
「野球の物理学(The Physics of Baseball)」という著書には、スイングはふたつの要素に分けられると述べられており、メジャーリーグの打者の場合、ボールが投手の手を離れてからバットとボールのコンタクトまでに0.2秒でスイングされますが、スイングの前半の0.1秒は、打者の運動によって支配され、スイングの後半の0.1秒(バット-ボールコンタクトまで)は、バットの反動で決定されます。
スポーツにおける動的ウォームアップの導入(自重による負荷を受けた状態で、関節を可動域の限界まで動かすことにより関節可動性の改善を図ることが重要である)
スポーツにおける動的ウォームアップの導入は、競技パフォーマンスの向上手段として広く定着し、支持を集めています。 動作を適切かつ正確に実行するためには、十分なレベルの可動性、安定性、および運動制限が求められます。 スクワット、ランジ、プッシュ、プル、およびプランクの基本的要素は、通常、個別のエクササイズとして処方されますが、可動域全体を用いるのに必要な関節可動性や組織の伸張性はいずれも類似しています。 基本的な可動域の向上には多くの場合、軟部組織に対する様々なストレッチが用いられますが、一方で、関節可動性には関心が払われてきませんでした。 そのため、ほとんどの筋力およびパワー系競技の選手には、足関節、股関節、および胸椎における関節可動性の不足が広く認められます。
野球選手におけるオフシーズンからプレシーズンへのトレーニング(筋力と爆発力をともに訓練するエクササイズを組込まなければならない)
野球のような競技のトレーニングプログラムデザインを行う際は、Kennの段階システム(Tier System)「3×4+」を利用します。 ※「3×4+」とは、週3回のワークアウトに、4つの段階(ブロック)を設けそれに加えてポストワークを行うということです。 段階システム同様に、ブロックAはその日に重点が置かれる基礎パターンであり、ブロックBはDEあるいはRFDのブロック、ブロックCとDはメインおよびサブの補助ワークを行うブロックになります。 オフシーズン期のワークアウトは、常に下半身のプッシュやプル(フロントスクワットやルーマニアンデッドリフト)、上半身のプッシュやプル(ベンチプレスやプルアップ)のバリエーションなど、基礎的な筋力向上のための運動から開始します。
ラットプルダウンの種類による筋活動の違い(ビハインドネック・ラットプルダウンよりもフロントネック・ラットプルダウンのほうが広背筋と三角筋後部の筋活動が大きい)
Lehmanによると、ラットプルダウンをナロウ・スピネイティッドグリップとワイド・プロネイティッドグリップで行う場合、上腕二頭筋と広背筋の筋活動にはいかなる有意差もなく、興味深いことに、広背筋の筋活動が最大であったのは、肩甲骨を内転させてシーティッドロウを実施した場合でした。 同様にLuskらによると、ラットプルダウンにおけるグリップ幅は広背筋、上腕二頭筋、僧帽筋中部の筋活動にいかなる差異ももたらしませんでした。
動的ウォームアップエクササイズ(最大力発揮、パワー発揮を要求するエクササイズの前に動的ウォームアップルーティンを行なうことは、アスリートのパフォーマンスを向上させる可能性がある)
最新の研究結果によると、最大力発揮、パワー発揮を要求するエクササイズの前に動的ウォームアップルーティンを行なうことは、アスリートのパフォーマンスを向上させる可能性があります。 動的ウォームアップエクササイズは全身による漸進的かつ連続的運動を強調します。 このようなエクササイズは通常、前方または側方への運動、および方向転換を含むランニングドリルにおいて実施されます。 動的ウォームアップエクササイズの例として、A、B、ハイニー、オーバーヘッドメディスンボールスローがあります。 多くの動的ウォームアップエクササイズには、ジャンプなどの競技特異的動作のリハーサルも含まれます。
若干の収縮特性は、年齢とともに向上しますが、その他の筋の収縮特性は幼児期までにすでに成熟に達しているとの仮説があります。 McComasらの観察によると、子どもの単収縮の時間(2~16歳、n=19)はすでに成人と同じ範囲になり、同様の観察結果が筋横断面積に対する筋力の割合に関してもみられ、これも子どもの収縮特性がすでに成熟に達していることを示す証拠とされています。
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肘関節内側の動的安定性(投球中の外反トルクはaUCLの損傷の発生点のほぼ2倍を上回り、肘の機能的な関節可動域をコントロールする共働筋によって影響を受ける)
アマチュア野球の参加により、一般的にリトルリーグ肘(野球肘)といわれる肘関節内側損傷の危険にさらされている青少年は約200万人に上るとされています。 リトルリーグ肘になりやすい原因として、不適切な投球メカニクス、骨の可塑性、靭帯の弛緩性、骨端軟骨の未成熟、身体組成、そして筋力低下などが指摘されています。
ジャーマンボリュームトレーニング:GVTとは(約60%1RMまたは20RMの抵抗で10レップ×10セット行うことで、アスリートが除脂肪体重と筋肉量を増やす上で効果的なトレーニング法になる)
レジスタンストレーニングは、コーディネーションや安定性の向上、筋肥大、最大筋力の増大、パワーや筋持久力の向上など、目的により達成される結果は異なります。 そのうち、筋の肥大や成長は、多くのトレーナーにとって望ましい結果のひとつとして挙げられます。 筋の成長を促すトレーニングを行う際、ほとんどのアスリートやトレーナーは多関節の複合エクササイズを中心に選択し、中強度(60~75%1RM)でトレーニング量を増やし(例:10回以上を1セットとして数セット)、休息時間を短くする(3分以内)ことを選択します。 さらに、このような選択に際して一般的に推奨されるのは、複数のエクササイズ(2~4種類)を選択し、”あらゆる角度から筋を鍛える”こと、同じ筋群をターゲットにした数種のエクササイズを行う際によくみられるように、様々な筋線維の動員を増やすことになります。
水中トレーニングの提案(適応を刺激するだけの十分な抵抗を与える一方で、関節への衝撃{着地時の衝撃と関節への応力}を軽減することが示されている)
最近では、筋力、パワー、柔軟性を安全かつ効率よく向上させる方法として、水中トレーニングプログラムが提案されています。 水中トレーニングは、適応を刺激するだけの十分な抵抗を与える一方で、関節への衝撃(着地時の衝撃と関節への応力)を軽減することが示されています。 適切に処方された水中エクササイズを実施すれば、地上ベースのプライオメトリックトレーニングと同様のパフォーマンス効果が得られ、下半身の発揮パワーが増大します。 水による抵抗は、スプリントトレーニングをパラシュートを用いて行なうのと同様に、プール外のパフォーマンスを向上させるのに役立ちます。
Gehriは、DJ(デプスジャンプ)のようにSSCが関与する活動は、特に神経筋の特異的適応を通して、CMJよりもパフォーマンスを大きく改善すると結論づけています。 DJトレーニングは、競技特異性をさらに高めるために調節することもできます。 DJは姿勢を変えることで、鍛えようとする関節を取り巻く筋構造を集中的に鍛えるように調節できます。 様々な異なる可動域でパワーを発揮する必要のあるパワーアスリートにとって、DJの特異性は重要になります。
パフォーマンステストを考える(垂直跳びテストでは、下半身の爆発的パワーを測定することにより、期分けトレーニングプログラム最大の目標である、パワーの向上を評価する)
垂直跳びテストでは、下半身の爆発的パワーを測定することにより、期分けトレーニングプログラム最大の目標である、パワーの向上を評価することができます。 全チームを通じて、テストにはVertec測定装置(オハイオ州Sports Imports社製)を使用し、両足ジャンプで測定します。 テストでは、同じ高さを2度続けて跳べなくなるまでジャンプを繰り返し、バスケットボールとバレーボールの選手はさらに、1歩助走でのジャンプも測定します。
競泳自由形短距離選手のための競技特異的トレーニング(50m自由形レースの半分がパワーと爆発的動作によって構成され、残りの半分が筋力とテクニックによって構成されている)
「競泳では、100分の1秒の差が勝者を決する」と言われています。 そこで競泳選手は、筋力とパワーの向上に重点を置いて筋力トレーニングを行います。 水泳のレースには3つの構成要素があり、すなわちスタート、ターン、そして泳ぎそのものであり、50mのレースではターンは1回しかありません。 50m自由形における各構成要素の貢献度は、スタートが約20.5%、ターンが約30%、そして泳ぎが約49.5%になります。 50m自由形レースの半分がパワーと爆発的動作によって構成され、残りの半分が筋力とテクニックによって構成されていることになります。
同じ有酸素性運動をしても男性より女性が息切れするのはなぜか?(女性のほうが男性よりも、横隔膜の電気的活性化が大きくなる)
カナダ、マギル大学(モントリオール)の研究チームが、労作性呼吸困難に関する男女の生理学的機能の違いを解明するため、タバコを吸わない20歳から40歳の健康な男女各25人(計50人)にエアロバイクで運動負荷試験を行い、呼吸・循環機能、代謝機能、息切れの度合いをモニターすると同時に、食道に電極カテーテルをつけて、呼吸をコントロールする横隔膜の筋電図測定を行ったところ、女性のほうが男性よりも、横隔膜の電気的活性化が激しいこと、すなわち筋肉の活性度(働き具合)が大きくなっていることが分かりました。
活動後増強(PAPとは、筋収縮の後に発揮能力が即時的に増大する現象であり、『コンプレックストレーニング』の前提条件である)
CT(コンプレックストレーニング)において、厳密にどのような生理学的メカニズムが即時に作用しているのかは完全に解明されていませんが、CTの低強度エクササイズにおける発揮パワーの増大は、PAPが引き起こしていると考えられています。 Robbinsの定義によると、「PAPとは、筋収縮の後に発揮能力が即時的に増大する現象であり、『コンプレックストレーニング』の前提条件である」とされています。
肩前部の不安定性や疼痛を予防する現場への応用(腹臥位での肩甲平面の外転エクササイズを選択することは、肩とローテーターカフの筋組織の活性化に有効であることが明らかになっている)
腹臥位での肩甲平面の外転エクササイズを選択することは、肩とローテーターカフの筋組織の活性化に有効であることが明らかになっています。 したがって、これらのエクササイズは、肩とローテーターカフの脆弱性から生じる筋組織のアンバランスを緩和するために有益であるとされています。 次に、不適切なエクササイズの選択(外因性リスク)と肩の機能障害との関連性を認識することは、傷害パターンを避け、傷害を予防する可能性があります。 ベンチプレスで可動域末端での運動を制限するために、タオルやバーベルパッドを用いることは、下降局面の最終段階でのリスクを軽減するとされています。
炎症と代謝性疾患(筋線維膜に移動したブドウ糖輸送タンパク質4{GLUTE-4}が、濃度勾配の下方の細胞にブドウ糖を取り込むことを妨げる)
T2DM(Type 2 diabetes mellitus:2型糖尿病)は多くの場合、インスリン抵抗性の悪化により進行します。 これは、長い間に、食後の血糖値を標準値に戻すため、より多くのインスリンを必要とするようになることを意味します。 インスリン抵抗性を生じさせる因子は多数ある中で、炎症反応はそのひとつになります。
レジスタンストレーニングに起因する肩関節複合体の傷害(疫学的報告によると、肩関節複合体は主要な負傷部位であり、その羅患率は22~36%に及ぶ)
疫学的報告によると、肩関節複合体は主要な負傷部位であり、その羅患率は22~36%に及びます。 Keoghらは、オセアニア地域のウェイトリフティング選手(n=101)の調査を行ない、傷害パターンを調べた研究によると、肩関節複合体は報告された全傷害の36%を占め、最も受傷頻度の高い部位になりました。 またGoertzenらは、調査対象者(n=358)の傷害の期間と部位の両方を調査し、肩関節複合体が34%で最も負傷する率が高いと報告しています。
スプリント系競技選手における長時間の有酸素運動の反対意見(高強度スプリントトレーニングは長時間の有酸素性トレーニングに比べ、最大酸素摂取量、1回拍出量、気質利用、ピークパワーの向上が大きい)
長時間の有酸素性運動(AE)は、最大有酸素性能力や緩衝能の向上、筋における毛細血管の増加など、運動パフォーマンスにとって重要な数多くの適応を誘発することがよく知られています。 しかし、高強度のスプリントトレーニング(HIT)は、AEと同様の適応を、また場合によってはAEよりも優れた引き出すことが可能になります。 最近の研究により、HITは最大有酸素性能力、無酸素性能力、換気閾値、酸緩衝能、疲労までの時間を向上させることが示されました。 重要なことは、これらの適応がより短いトレーニング時間で発生することです(HITは週あたり数分で、AEは週あたり数時間で発生する)。 さらにAEと比べてHITは、トレーニングによって得られるVO2max、1回拍出量、気質利用、ピークパワーの向上が大きいことも報告されています。 これらの研究結果から、AEでなくとも代謝系/心臓血管系の適応を誘発することは可能であり、場合によっては、実はAEはHITよりも有効性が低い可能性があるということになります。
年間トレーニング計画においては、その時々の筋力レベルやフィードバックに応じて、3,5,8または10RMを用いますが、筋力テストの基本はあくまで1RMでなくてはなりません。 バックスクワット、ストラップなしのパワークリーン、およびベンチプレスの3種目は、適切な指導を受けた大学生選手のほとんどが、全身の低速/高速筋力のテストにおいて、1RM負荷で実行できなければならないエクササイズになります。 適切な筋力トレーニングプログラムを用いて選手を指導しているのなら、1RMテストが特別困難ではなくなります。
CT(コンプレックストレーニング)に対するホルモン応答について調査した研究はBeavenらの1件のみになります。 彼らは4つの異なる形式のCTを実施後の、唾液中のテストステロンとコルチゾールの応答を調査しました。 その4つとは、(a)パワー-パワー、(b)パワー-筋力、(c)筋力-パワー、(d)筋力-筋力であり、これらのセット間には3分、エクササイズ間には4分の休息時間を挟みました。 被験者は、週2回の頻度で計4週間に及んだトレーニングの期間中、すべての形式のCTセッションを2回ずつ、計8回のセットを実行しました。 その結果、筋力-パワーのセッションが、他のパワー-パワー、パワー-筋力、および筋力-筋力セッションに比べて最もテストステロンが増加しました。
CMJ中に活動する筋群のRFDとピークパワーを最大限に向上させるには(力発揮能力の高い筋線維{タイプⅡaおよびタイプⅡb}の動員を促進しなければならない)
アスリートが完全なCMJ(カウンタームーブメントジャンプ)を行う際、理想的には、最大の力を最短時間で発揮することを望んでいます。 スポーツでは、通常、CMJは反応動作として行われますが、最大の高さを達成することが望ましい場面も少なくありません。 その場合、力の発揮により一層大きな時間が割り当てられます。 現場の専門職は、例えばボックススクワットなど、CMJ中に活動する筋群のRFDとピークパワーを最大限に向上させるエクササイズを用いる必要があります。 さらに、アスリートは、比較的大きく、力発揮能力の高い筋線維(タイプⅡaおよびタイプⅡb)の動員を促進しなければなりません。
スクワットジャンプとRFD(膝を110°と150°に屈曲させてSJを行った男性アスリートが、同じ膝の関節角度で等尺性筋活動やCMJを行った場合に比べ、最も大きなRFD{RFDmax}を達成した)
スクワットジャンプは予め決められた深さの静止姿勢から開始するVJと定義されますが、このときアスリートは、肩から腕を伸展させて行うか、両手を腰に保持したまま行います。 SJの利用はアスリートのRFD(筋の立ち上がり速度)の向上が目的であり、したがって、SJの特徴として、アスリートが静止状態から運動を開始することが重要になります。 例えば、3点支持または4点支持の姿勢からスタートするアスリートは、SJトレーニングを行うことにより、最短時間で力を発揮する能力を高めることができます。
炎症対策のためのエクササイズ強度(有酸素性エクササイズをVO2maxの65~80%で10ヶ月実施したところ、CRP、IL-6、およびTNF-αの値が大きく低下した)
炎症状態に及ぼす運動の効果を扱った大多数の研究は、有酸素性活動を介入の要素として用いていますが、 炎症マーカーに対するレジスタンストレーニングだけの影響を調査した研究は少なく、その大多数は、レジスタンストレーニングによる炎症効果は見出していません。 Phillopsらは、23名の肥満の高齢女性を対象に、12週間にわたり週3回のレジスタンストレーニングを行い、CRPとTNF-αが低下することを見出しました。
1RMバックスクワットのパフォーマンスを高めるには(動的ストレッチ、プライオメトリックス、WBVを利用各ルーティンは、下肢の最大パワーと最大筋力を発揮する能力を向上させることが示されている)
ストレングストレーニング分野の専門職は、アスリートの下肢の筋力を測定するために1RMバックスクワットテストを利用することが多くなります。 従来、このタイプのテストは伝統的な静的ストレッチによるウォームアップルーティン後に行われることが一般的でしたが、科学的なエビデンスは、静的ストレッチルーティンを実施することは、1RMバックスクワットに必要な素早い力とパワーの発揮にマイナスの影響を及ぼす可能性があることを示しています。
オタネニンジン(4g/日、8週間)にはストレス適応力を高める強壮特性があり、男性被験者において、高強度のトレッドミルエクササイズに対する急性反応として、運動により誘発された酸化ストレスから活動中の筋を守ることが報告されています。 同様に、オタネニンジンを1日4gを8週間から1日20gを1週間の範囲で健康な男性に投与したところ、運動によって生じる筋損傷と炎症反応の低減を効果的に促進しました。 重要なこととして、これらの研究で用いた運動介入は、いずれもレジスタンストレーニングではなく有酸素性エクササイズでした。 種類は異なりますが、中国ニンジンの粉末100mgを42日間投与した研究において、レクリエーションレベルの活動的な男女の胸筋群と大腿四頭筋の筋力が増大したことが示されています。
骨格筋電気刺激による代謝研究では、正常血糖高インスリンクランプ法と呼気ガス分析の同時解析を行い、骨格筋の糖・エネルギー代謝促進効果を検討しました。 その結果、電気刺激中に酸素消費量は安静時の約2倍に上昇し、体内のエネルギー消費(20分刺激で約50kcal)が亢進することを実験的に明らかにしました。 内因性糖放出が抑制された生理的条件下において、全身糖取り込み率は電気刺激によって有意に上昇するとともに、その亢進が刺激終了後約90分以上持続することも見出しました。 この新知見は、糖尿病の予防・施術に不可欠な血糖コントロールに対する骨格筋電気刺激の有効性を強く示唆しています。
セッションRPEスケールの信頼性(ほとんどの研究において、レジスタンストレーニングの強度を定量化する手法として、セッションRPEの信頼性を肯定されている)
Dayらは、セッションRPEスケールの信頼性を調べる研究において、高強度(H:%1RMで4~5レップ)、中強度(M:70%1RMで10レップ)、低強度(L:50%1RMで15レップ)のレジスタンストレーニングの運動強度を、セッションRPEを用いて評価しました。 その結果、セッションRPEのスコアは、HがMおよびLのトレーニングに比べて高くなりました(H:6.9±1.4、M:5.2±1.5、L:3.3±1.4)。 これは、高強度で低レップのパフォーマンスのほうが、低強度で高レップのパフォーマンスよりも難度が高いと知覚されることを示しています。 Sweetらも、これと同様の結果を報告しています。 Singhらは、セッションRPEの有効性を評価する研究において、複数セットからなる筋力(S)(90%1RMで3セット×5レップ)、筋肥大(HT)(70%1RMで3セット×10レップ)、およびパワー(P)(50%1RMで3セット×5レップ)の各トレーニングプロトコルにおける努力の度合いを、セッションRPEを用いて数値化しました。 その結果、セッションRPEのスコアは、P(3.2±1.4)がHT(6.4±1.6)および、S(5.9±1.8)に比べて有意に低くなりましたが、SとHTとの間に有意差はありませんでした。
運動とうつ(身体的、精神的健康とは独立して、身体活動量の増加とうつ症状の軽減の間に明確な関係が存在することが示唆されている)
最近の大規模なBrownらの運動習慣とうつ症状との関係性を明らかにした報告によると、1996年から2001年までの中年女性の横断的データを検証し、被験者の歩行、中強度、高強度の運動時間とうつ評価指標であるCESD-10と精神健康指標MHの調査を3回(S1.1996年、S2.1998年、S3.2001年)実施し、社会地理的、健康関連要因を統計的に補正して、過去(S1,S2)、現在(S3)、習慣的(S1,S2,S3)身体活動量と”うつ症状”との関連性を9,207名の中年女性で検証しました。 その結果、過去、現在、習慣的身体活動量のレベルに比例してCESD-10とMHの改善が認められました。
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