今年10月、グーグルが量子超越性を達成したという報道があり、量子コンピュータが脚光を浴びている。藤井啓祐著『驚異の量子コンピュータ』(岩波科学ライブラリー)は11月19日に出版されたばかりの著作だが、この話題にもしっかり言及している。それもそのはずで、著者はグーグル論文の査読者3名のうちのひとりなのだ。校了を間近に控えた時期のニュースだったとのことだが、なんともタイムリーな時期に上梓されたものだ。グーグルが量子コンピュータ研究の先頭に立つに到る経緯などにも触れていて楽しい。ジョン・マルチネスという研究者のもとで20人以上のギーク(オタク)たちが頑張っているらしい。一般読者向けの著作なので数式を使わずイラストを多用しての説明に徹している。第1部「物理学とコンピュータの歴史」では量子力学の基本とコンピュータの歴史を...藤井啓祐著『驚異の量子コンピュータ-宇宙最強への挑戦』
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