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2019/03/23

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  • ● 晴海のチャイコ : オーケストラ・モデルネ・東京 第3回演奏会

    日時: 2022年6月26日(日)会場: 第一生命ホール(晴海トリトンスクエア)曲目:  ヒンデミット:交響曲「画家マティス」  チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」ロ短調 作品74指揮:篠﨑靖男 第一生命ホールに行くのは初めて。 地下鉄・都営大江戸線の勝どき駅から歩い

  • ● 眠れぬ夜のしもべ 本:『ジーヴズの事件簿 才智縦横の巻』(P・G・ウッドハウス著)

    原著発表1916~1922年2011年文春文庫(岩永正勝・小山太一邦訳) 最近、よく眠れなくなった(気がする)。 寝つきが悪くなり、眠りも浅い。 若い頃のような「ぐっすり寝た」感覚が得られにくくなった。 パターンとして、夕食1時間後に急な睡魔に襲われ、2時間ほど仮眠し

  • ● 映画:『海街diary』(是枝裕和監督)

    2015年日本126分 原作は吉田秋生の同名コミック。 鎌倉の古い家で暮らす四姉妹のありふれた日常を描く。 谷崎潤一郎『細雪』、オルコット『若草物語』、向田邦子『阿修羅のごとく』、橋田寿賀子『渡る世間は鬼ばかり』の例に見るように、四姉妹ものは面白い。 二姉妹、三

  • ● 一俵の価値 本:『カムイ伝講義』(田中優子著)

    2008年小学館 田中優子は刊行当時、法政大学社会学部教授だった。 江戸時代をテーマとする授業において白土三平『カムイ伝』を使用するという画期的な試みをした。 その過程で生まれたのが本書である。 『カムイ伝』には江戸時代の庶民(百姓、穢多、非人、山の民、海

  • ● 永遠の小美人 ザ・ピーナッツ

    ここ最近、やけにザ・ピーナッツが聴きたくてCDを探していたら、近くのホームセンターのレジ横のワゴンで見つけた。 キング・レコード発売の『ザ・ピーナッツ~恋のバカンス』1500円。 ザ・ピーナッツはソルティの最も初期の記憶に刻まれている歌手の一人(二人)であ

  • ● 日本一ふんどしの似合う役者 映画:『WOOD JOB!~神去なあなあ日常~』(矢口史靖監督)

    2014年日本116分 異文化と遭遇した若者が、困難を乗り越え成長していく青春ドラマ。 都会育ちの青年が携帯の電波の入らない山間の村に研修に行くという筋書きは、『ブータン 山の教室』(パオ・チョニン・ドルジ監督、2019)と同様。 『ブータン』では青年は小学校教師と

  • ● 本:『右翼は言論の敵か』(鈴木邦男著)

    2009年ちくま新書 最寄り駅に街宣車がやって来た。 一時間近く、大音量で檄を飛ばし、「9条廃止」「赤旗せん滅」と繰り返し唱和し、軍歌を流していた。 現行憲法で保障されている言論・表現の自由があるので、どういった思想であれ、公共の場で喧伝する権利を認めるにや

  • ● セカイ系、それとも唯識? 映画:『君の名は。』(新海誠監督)

    2016年日本107分 SF恋愛ファンタジーアニメ。 大林亘彦監督『時をかける少女』と『転校生』、塩田明彦監督『黄泉がえり』(2013)を合体させて「セカイ系」にしたような作品である。 東京で暮らす社会人の瀧と三葉、2人の主人公が新宿にある須賀神社の石段で名前を問い合

  • ● 白土三平作画『カムイ伝』を読む 3

    1964~1971年『月刊漫画ガロ』連載1989年小学館叢書11~15巻 第一部完読。 凄絶で希望のないラストに暗澹たる思いがした。 グロテスクなまでの残虐と徹底的な正義の敗北に永井豪『デビルマン』を想起した。 百姓一揆の首謀者たちが役人から拷問を受ける場面は、これほど

  • ● 四万十川の大文字焼き 本:『忍びの者 その正体』(筒井功著)

    2021年河出書房新社 ソルティにとって忍者と言ったら、「サスケ、カムイ、赤影、花のピュンピュン丸、風車の弥七、服部半蔵、忍者ハットリくん」あたりであるが、ウィキ「忍者」の項をみると「忍者をテーマにした代表的な漫画は『NARUTO ーナルトー』」とあり、ちょっとビッ

  • ● 天然子役 映画:『お早う』(小津安二郎監督)

    1959年松竹94分 ずいぶん昔に観て白黒映画と記憶していたのだが、カラーであった。 『彼岸花』に続き2作目のカラー作品という。 デジタルリマスター修復による画面の鮮明さに驚いた。 小津監督の色彩感覚の鋭敏さがうかがえる逸品である。 土手下の新興住宅地で起こるご

  • ● 本:『四国辺土 幻の草遍路と路地巡礼』(上原善広著)

    2021年KADOKAWA 『今日もあの子が机にいない』『断薬記』と上原の本が続いているが、本作こそまさにソルティのツボにはまった一作。 むろん、自分が四国歩き遍路をしているからである。 本文に出てくる地名や札所の名前から周辺の情景がさあっと目の前に立ち上がってくる

  • ● 映画:『苦役列車』(山下敦弘監督)

    2012年114分 原作は今年2月に54歳で亡くなった西村賢太の同名小説。 芥川賞を受賞している。 著者の貧しくみじめでブザマな青春時代を描いた私小説である。 西村をモデルとする主人公の北町貫多を、森山未來が演じている。 森山未來の芝居の巧さは李相日監督『怒り』(2

  • ● 歴史リテラシー 本:『百姓の江戸時代』(田中圭一著)

    2001年ちくま新書 田中圭一(1931-2018)は新潟県佐渡生まれの歴史学者。高校教諭を経て、筑波大学、群馬県立女子大学の教授を歴任。専門は近世史。 「どこかで聞いたような名前・・・・」と思ったら、『うつヌケ』『ペンと箸』の漫画家と同姓同名であった。 『日本の歴

  • ● 白土三平作画『カムイ伝』を読む 2

    1964~1971年『月刊漫画ガロ』連載1988~1989年小学館叢書6~10巻 最近『ゴールデンカムイ』という漫画が人気らしいが、これは白土の『カムイ伝』とはまったく関係ないらしい。江戸時代が舞台でもないし、忍者物でもない。 ウィキによれば、『週刊ヤング・ジャンプ』に掲載

  • ● オペラライブ : ビゼー作曲『カルメン』

    日時 2022年6月5日(日)15:00~17:00会場 ルネこだいら大ホール(東京都小平市)指揮 佐々木 克仁演出 山田 大輔合唱 オペラアーツ合唱団エレクトーン 西岡 奈津子、小倉 里恵打楽器 大野 美音、金丸 寛キャスト カルメン: 善田 美紀(メゾソプラノ) ドン・ホセ

  • ● Remember 映画:『手紙は憶えている』(アトム・エゴヤン監督)

    2015年カナダ、ドイツ95分 ナチスのアウシュビッツ大量虐殺をテーマにしたミステリーサスペンス。 原題は Remember 過去の記憶が欠落した認知症の老人ゼヴ・グッドマンを主役に据えた点に、この物語のポイントがある。 彼の腕にはアウシュビッツにいた時に刻まれた囚人番

  • ● 本:『断薬記 私がうつ病の薬をやめた理由』(上原善広著)

    2020年新潮新書 高齢者介護施設で働き始めたときにソルティが驚きあきれたことの一つは、入居者が日々飲んでいる薬の多さであった。 毎食後10錠、一日20~30錠はあたりまえで、「こんなにいろんな薬をいっぺんに体に入れて大丈夫なのか?」と不審に思いながら服薬介助を行

  • ● マルタン・デュ・ガール著『チボー家の人々』を読む 7

    第1~13巻(1922~1940年発表)1952年白水社より邦訳刊行1984年白水Uブックス 前回6で『チボー家』の記事は終わりにするつもりだったが、全巻読み終わって(ブログを書き終わって)しばらくしてから、何か言い足りないことがあるような気がした。 それは、「『チボー家』

  • ● 映画評論家の意義 映画:『岸辺の旅』(黒沢清監督)

    2015年128分 オカルトファンタジーとでもいった作品。 生者と死者との不思議な交流というテーマから、ヴィム・ヴェンダースの『ベルリン・天使の詩』やガス・ヴァン・サントの『追憶の森』を想起した。 原作は湯本香樹実の同名小説。 薮内瑞希(深津絵里)のもとにある日

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