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2019/01/30

  • PUSH 光と闇の能力者

    2009年公開のB級SFアクション作品。 たまには少し古い作品を観ると、懐かしい俳優や若かりし姿に嬉しくなってしまう。本作はエスパー系のSFエンタメで、この当時ブームになったものだ。そんな中のひとつであるためもう観る気は無かったが、ユーチューブで吹替版が無料配信していたのを観ることにした。すると、なかなか興味深い一品だったものだ。 まず、俳優陣が実にいい。主役がファンタスティック4を卒業してキャプテン・アメリカになる前のクリス・エバンス。ヒロインが大人になる前の一番可愛いダコタちゃん。共演するのが、今やエンタメ映画の脇役に欠かせないクリフ・カーチスやシャイモン・フンスー、そして、懐かしい女優の…

  • セルゲイ・グリシュク

    ユーチューブ繋がりで、数年前から気になっていたアーティストだ。ロシア方面の音楽家と思われるが、ググっても素性が分からず、CDも出していないように見受けられる。ただ、ユーチューブでは何曲も発表していて、皆打ち込み系のインストである。 その曲調が、哀愁のある日本の歌謡曲をアレンジしたかのようなものばかりで、ポール・モーリアやリチャード・クレイダーマンのヒット曲のようでもある。どの曲も似たような印象だ。30年位前に表舞台で作曲していれば有名になったのではないか。 オイラ好みのメロディなので、ぜひ打ち込みではなく生演奏でCDを出してほしい。 www.youtube.com www.youtube.co…

  • You Tube で音楽鑑賞

    オイラのオーディオはCD(SACDを含む)オンリーで、今流行りのアナログプレーヤーは、ソフトと共に納戸で埃を被っている。今、主流の配信ソフトはまったく興味が無い。そんなオイラであるが、映画も観るのでセンターTV方式であり、シアター音響として活用はする。 さて、昨今のTVは中身がPCであって、ルーターがあればTVでユーチューブを見ることができる。初めは大して興味が無かったが、今では地上波より視聴時間が長いほどだ。そんなユーチューブでも当然、音楽を配信している。検索してみると、大変懐かしい曲や廃盤で入手困難な曲、そして知らなかった好みの曲がサクサク見つかり、実に楽しい。機器のシステム上、この音はサ…

  • オーディオラックについて

    ラックについては自作が一番である。なぜなら、部屋と機器に合った大きさにしたいからで、市販品では不満があるのだ。 我が家の第1号ラックは21㎜合板で作った自作品だった。当時はムッス~がまだ幼児だったので、いたずら防止に着脱可能な扉まで作ったものだった。その後、2号ラックはもう面倒なので設計だけして建具屋に作らせた。ところが材質が指定したものではなく、余計な裏板を付けてくる始末で憤慨した。知り合いなので無下にもできず、改造して今でも使っている。 昔の市販品では、オーディオラックといえばYAMAHAのGTラックだ。驚いたことに今でも現行品である。当時は高価に思えたが、今となっては6万円強で買えるラッ…

  • MEMORY メモリー

    2022年公開のB級ノワール・アクション作品。 主演は老獪な鉄人リーアム・ニーソン、そしてガイ・ピアースも主人公と言っていいだろう。監督はマーティン・キャンベル。この前アップした「マーベラス」同様、旬を過ぎた監督が好きなノワール系の小品を楽しんで作っているようだ。 内容はアルツハイマー型記憶障害を患う老殺し屋が、ポリシーに反する悪党を始末していく話。というと、巷によくあるヒットマン映画のようだが、ここにFBI捜査官との奇妙な同調が絡んで、公には裁けない悪を追い詰めていく。アクションも地味でTVドラマのような作品成なれど、緊張感が持続して展開がダレない。マーベラスの時も思ったけど、脚本が上手いの…

  • 百合の園 2024

    昨年に続いて可睡ユリの園に来た。あのときは3分の1ほどが紫陽花に替わっていて驚いた。その紫陽花が今年は株が大きくなり、個々の隙間が無くなって素晴らしい景観に変貌していた。もう、どっちが主役か分からないほどだ。

  • 挟みもの

    挟みものと言う呼び名を誌面で使いだしたのは、寺島靖国御大ではないかと思うが定義があるわけではない。 だからオイラがここで言う挟みものとは、電源系や信号系の間に介在させるグッズで、無くても音楽再生に支障ががなく、好みの音を作る補助となるものと定義しよう。シンプル派から見れば外部DACやプリも介在物かもしれないが、グッズとは言えないから相当しない。端末処理のラグは、無くても支障が無いから挟みものに相当する。そして、あくまでも自分が好きな音にするために使うものだ。 さて、ではオイラが現用している挟みものを紹介しよう。 ラックスマン LXV-OT9 管球式5バンドイコライザーのキット。安価なキットなれ…

  • MEG ザ・モンスターズ2

    2023年公開の超A級海洋モンスターエンタメ作品で、2019年公開の「MEGザ・モンスター」の続編。 前作から5年後と言う設定で、引き続き主演はジェイソン・ステイサム、クリフ・カーチスが脇で続投し、あの可愛かった中国人ソフィア・ツァイが14歳に成長して登場。残念ながらリー・ビンビンやルビー・ローズは再演せず、替わりにウー・ジン(ジャッキー・ウー)が登場、ステイサム顔負けの活躍をする。 前作と同じ製作費を使ってどう差別化するのかと思ったら、驚くほど一貫性の無いハチャメチャなエンタメに仕上がっており、思いっきり中国資本を表に出した品の無さがアッパレである。前半は深海にあるMEGの領域内でのアクショ…

  • フィルムカメラ

    今時の若者は、もうフィルムカメラを知らない人が多いのだろう。今ではデジカメですらオワコンと化し、写真はもっぱらスマホで撮る時代だ。 フィルムカメラはオーディオで言うアナログプレーヤーのようなものだ。しかし、今後も復活することは無いだろう。その理由は、面倒である以上に金が掛かるのと、後で編集して修正することができないからだ。 だからフィルム時代の撮影はマジで真剣だった。一眼レフを操る趣味人は、紙に印刷せず、スライドに仕上げる。それは機械的な露出補正が無いからで、腕の良し悪しがそのまま現像されてくる。だから自信が無い人は露出を±補正して3連射したりするが、24枚撮りのフィルムなら8カットしか撮れな…

  • サードシステムの不具合 その2

    サードシステムの中核をなすケンウッドのフルデジタルレシーバー(R-K1000-N)の具合が悪くなった。具体的な症状は電源が入らないというもので、昨年も同じ症状が出現している。(2023-6-16 サードシステムの不具合 参照)あれからほどなく復旧したので、約1年問題なく使用してきたのだが、また電源ONにしてもプロテクトが作動して即落ちてしまうのである。日を置いても自然復旧しないので、取説にしたがって機器内のマイコンのリセットを行い、イニシャライズしてみたが状況は変わらない。これでお手上げだ。 15年以上経過した商品であり、もはや修理云々を考える状況ではない。やれやれ・・このサードシステムのパフ…

  • 季刊・オーディオアクセサリー 193号

    半年ぶりに本誌を買った。もう懇意のショップで読めばいいと思いつつ、オマケのCDが付いていると欲しくなってしまう。 今回はヴィーナスレコードの最新サンプルだ。ヴィーナスのサンプラーをオマケにするのはもう4回目である。このまま続けば、このレーベルを買わなくてもいいだろう。今回は曲も好みで気に入った。 さて、誌面ではどうか。自社の新しい試聴室が完成したので、7人の論者が各々システムを組んでみるという、本当につまらん企画である。それが読者の何の役に立つと言うのだ? 興味深い記事は、若手論者の鈴木裕氏の自宅に迎えたハイエンドSP「ペルソナ9H」のレポートだ。別にこのスピーカーに興味は無い。彼がこの900…

  • ミーガン

    2022年公開のB級SFホラー作品。 公開前のCMでも話題になっていた注目の作品で、ミーガン役の子役のドール演技が凄い・・と観終わった後も感心していたが、どうやらあの顔はCGのようだ。子役はモーションキャプチャーで演技していたそうである。ただし、アクションもすべて実演しているらしい。空手やダンスもできるアイドルだそうで、オイラはホッとした。本当にあのドール演技をしたのなら、彼女は間違いなくイジメの対象となっただろう。それほどインパクトがあった。 物語はダークサイドのトイ・ストーリーみたいな印象。AIが進化して自立する恐怖や機械に依存する警告は使い古されたテーマだ。恐怖の人形というホラーも「チャ…

  • 2台目のエアコン

    4年近く前、居間のエアコンを新調した事を書いた。我が家ではエアコンはこれ1台しかない。ケチっている訳ではなく、連れ添いやムッス~達がエアコン嫌いなのだ。 オイラはエアコンが必需品なので、寝るときは寝室ではなく居間で寝ている。そんな状況でずっと来ていたのだが、一昨年、昨年と猛暑が続き、さすがムッス~達も音を上げてしまった。で、ついに2階にもエアコンを入れることになった。 家を建てたときにエアコンのためのコンセントが部屋の上部に設置されている。だから、今回導入する部屋も設置個所は決まっていた。後は部屋大きさに合った機器選択と工事費用含めた価格である。 初めは安易に思っていた工事だが、色々調べていく…

  • 無駄なもの

    これは無駄じゃないのか?と思えるオーディオ関連商品がいくつかある。ここでも何度か疑問を呈して書き込んだことがあった。むろん、程度の差はあるが無駄と思える商品をまとめてみたい。 ケーブルインシュレーター こんなもので音が変わるわけない・・とは言わない。ただ、異様に高価な値付けを見ると、ホームセンターや100均でいいと思う。そもそも、そんなところに気を遣うマニアなら、使っていない振動対策グッズがあるだろう。 バナナプラグ Yラグも同じようなものだ。接続を便利にするには必要で、オイラも使っている。しかし、音質云々には無駄と感じる。論者にはラグ処理をすることは音質に有利で、直刺し接続は最悪という人もい…

  • イコライザー THE FINAL

    2023年公開のA級アクション作品。もちろん、イコライザーシリーズの3弾目であり最後であろう。 主演も監督も変わらず、このシリーズは続編を匂わすような終わり方をしない。必ず観客をスカっとさせて締めくくる。また、好評で続編が作られると製作費も上がっていくのは本シリーズでも変わらない。しかし、それを派手な演出で消化していない点が好ましい。本作の場合は全編イタリア田舎町でのロケに投資していると思われ、その美しい描写はマフィアが暗躍する話なのに、行ってみたいと思わせる観光効果があった。 さて、今回の内容は実にオーソドックスである。やはり無報酬でたった一人、悪に対峙していく主人公の姿を追うものだ。デンゼ…

  • 写真で描く

    ここのカテゴリーに「撮影」として何度も画像をアップしている。以前は色々なことに興味を持った。これは今でも残っている趣味の一つだ。今でこそ花の写真を撮ることが多いが、これは近場で気軽に綺麗なものが無いかと思ったら行きついただけである。 オイラは幼少のころから絵を描くのが好きで、高校生の頃には美大を目指して絵画を職業にしたいと持っていた。それが世の柵と大人の判断で、思いもしなかった人命や財産を守る職に就くことになる。絵を描く時間は無くなったが、瞬間的に画が得られる写真に興味が湧いた。職場の先輩に半プロレベルの人がいて、あちこち撮影に連れて行ってもらった。ただ、写真撮影を趣味とする大半の人と違うのは…

  • ゲーム熱中時代

    オイラはゲームをしない・・と、何度か書いたことがあった。しかしそれは近年になってからのことで、昔はそれなりに熱中した時代もあった。 いわゆるTVゲームのカテゴリーでいえば、初めて接したのはブロック崩しである。それと、インベーダーゲーム。高校時代は至る所にゲームセンターが生まれ、よくやったものである。ブームは結構続き、ドンキーコングやゼビウス、麻雀ゲームなどで100円玉をよく消費したものだ。 その後、ファミコンブームが起き、自宅でTVゲームをする時代になった。スーパーマリオが流行ったが、オイラは4面ほどしかクリアできなかった。次第にTVゲームは携帯して遊ぶ時代となり、桃太郎電鉄あたりは面白く遊ん…

  • お手入れグッズ

    機器やディスクの手入れは、愛着を持っていれば必ずしているはずだ。その手の商品は数多く、オーディオ機器専用に売られているものは不必要に高価である。ここでは積極的な音質への介入をしない、清拭や洗浄を目的とした手入れグッズとして、オイラが使っているものを紹介しよう。 アルカリ電解水(100均) 5年以上前にも紹介したが、これをCDや機器のパネルの清拭にも使っている。基本的に水なのであまり悪影響がない。アルミには使えないと書いてあるが、これまで不具合は発生していない。 コットンパフ(100均) アルカリ電解水を湿らせて清拭に使う。中綿が出ない四隅が閉じたタイプが使いやすい。 フローリングドライシート(…

  • ウーマン・キング 無敵の女戦士たち

    2022年製作のアフリカン・アクション作品。ウィキにも載っていない作品で、多分B級品だろう。 誤解が有ってはいけないので改めて言うが、ここでのランク付けの定義は、単に製作費を指している。(2022-9-2 映画レビューのスタイル 参照) 本作は、黒人が奴隷貿易されていた時代のアフリカにおける部族闘争を、女だけの戦士部隊を持ったダホメ王国が舞台となって描く作品だ。その内容はフィクションであるが、西アフリカの奴隷貿易に対抗する女戦士の活躍は息をのむ見事な描写だ。そんな時代が舞台でも暗い話にならず、クライマックスは大変素直に感動させてくれ、これは拍手を送りたい良作だと思う。 出演俳優もいい。主演が名…

  • プロレス観戦 その2

    前回、オイラのプロレスへの興味を書き込んだ。UWFのガチンコプロレスが評判を呼んだ頃、職場の友人にハードなプロレスファンがいて、共に会場へ見に行ったものだった。その頃の印象深かった話をしよう。 プロレスのチケットには、場外での乱闘などによる負傷には責任を負わない旨の注意事項が記載されている。これはルールが曖昧なプロレスではヒールが場外でも暴れるからで、一種のファンサービスなのだが観客の中には卵などを投げつけるヤカラもいて、選手がマジで怒り狂うときもあるのだ。しかし、UWFのようなガチンコ試合にはヒールが存在しないのでそんな心配は無かった。大変なのは、反体制に立ち上がった選手に憧れるファンには血…

  • 浜名湖花博2024 その2

    浜名湖花博2024の浜松フラワーパーク会場に出向いた。 前回、ガーデンパーク会場に行ったところ、あまりいつもと変わらない様相にちょっとガッカリであった。フラワーパークは施設として規模が大きいので、期待したのだが正直言って同じ印象だ。何度も来ている人は同じ感想ではないかと思う。 平日は高齢者が多く、一人で来ている人はほとんどいない。だから県外から初めて来たと思われる人に案内してやったり、写真を撮ってやったりと、オイラは従業員のようであった。 今はバラが綺麗だ。さすがに整備は見事なもので、しおれた花はほとんど見られず、クモの巣はまったく無かった。

  • マグネットで対策 その8〈third)~まとめ~

    マグネットで対策と表してよくここまで引っ張ったなあ。番外編を入れれば9回も書き込んでいる。ということで、そろそろまとめたい。 そう思ったが、まだサードシステムで試したことが無かった。サードシステムはオンキョーのサテライトスピーカーとアイワのサブウーハーをジャンク品価格で入手し、それをケンウッドのフルデジアンプで駆動したもので、主としてTVの音声とミックスしてユーチューブの配信音楽や映画再生に使用している。とてもプアなシステムであるが、その音には満足しているものだ。 余ったマグネットが4組あるので、まずフルデジレシーバーとサブウーハーの電源コード根本に付けてみよう。 これだけで呆れるほど音の見通…

  • ガンズ・アンド・キラーズ

    2023年公開のB級西部劇アクション作品。 主演はニコラス・ケイジで、意外にも彼は西部劇は初めてらしい。更生したガンマンが妻を殺され、娘と共に復讐に行く話。内容はそれだけなのだが、この親子の関係が面白い。 娘役はライアン・キエラ・アームストロングで、彼女は「炎の少女チャーリー」でラジー賞候補になったため、批判が殺到して撤回さわぎになった。奇しくもこの事件で映画ファン以外にも知られる存在となり、本作の登場である。そんな彼女が演じる感情が欠如した少女という設定がとても新鮮。またそれは父親譲りで、激情に接して治る姿をクライマックスに持って来る演出も上手い。これは父親が治ったときの話が伏線となり、劇中…

  • プロレス観戦

    アマプラで「アントニオ猪木名勝負10選」というコンテンツが配信されている。 オイラはプロレスが大好きだった。過去形なのは、地上波のゴールデンタイムで放映が無くなってからは興味が失せてしまったからだ。 興味を持った切っ掛けは、幼少の頃に父親に連れられて日本プロレスリングの興行を観に行った時に始まる。意外にも当時の記憶には馬場や猪木は無い。頭突きが得意の黒人ボボ・ブラジルが怪物のようで印象深かった。それからTVで毎週観るようになり、猪木の旗揚げした新日本プロレスのストロングスタイルが肌に合った。 同時にブルース・リーからの影響で、空手を主体とした格闘ブームにも感化され、プロレスは八百長ではないかと…

  • DELOSレーベルのCD

    デロスは1972年創業のインディーズレーベルで、その特徴は超ハイクオリティ録音だという。 長岡鉄男の外盤A級ディスクとしても紹介されているそうだから本当だろう。オイラはオーディオに一番熱が入ったミレニアム以前でも、このレーベルは知らなかった。海外のインディーズレーベルで、音が良いとされるものを漁ったのはポップスやジャズ系統で、クラシックはメジャーなフィリップスやグラモフォンを好んだ。理由は入手しやすい事と、指揮者や演奏者で選んでいたからだ。有名人はインディーズに出てこない。音としても、フィリップスの刺激が少なくて湿り気のある音質が肌に合った。 さて、表題のデロスであるが、サンプラーを2枚購入し…

  • DIMMERの功罪

    まずは、いつもオイラの投稿に星を付けてくださるyujiiigunigrayplalaorjpさん、ありがとうございます。励みになります。♪(・ω・)ノ さて、昨今のオーディオ機器にはDIMMERという機能がある。これは機器のディスプレイや照明の輝度を調整したり消したりするもので、照明が煩わしい人や、音質に拘る人が活用するものだ。 実際、マランツのSACDプレーヤーであるSA11S2は、照明を切ると驚くほど音質が向上した。それ以後、DIMMERがある機器は全てオンにしている。演奏中に何曲目か分からないとか、プリのボリュームが表示されないといった不便はあるが、さほど不自由でもない。操作時には一時的…

  • モンタナの目撃者

    2021年公開のB級アクションスリラー作品。 主演はアンジェリーナ・ジョリーで、本作はトラウマを抱える森林消防隊のリーダーを演じる。彼女が普通の人間を演じるというだけで興味が湧いた。^ω^話はブラック企業が不正の証拠隠滅を図り、殺し屋を雇って子供を追う。そこにでくわした主人公の活躍を森林火災をバックにスリリングに描くものだ。その過程で主人公のトラウマも解消されていくという、アクションに感動を加える王道のシナリオであり、主役にスターが演じるならヒット間違いなしである。しかし、コロナ禍の作品はヒットの定石どおりにはいかないもので、この時期の作品は隠れた良作があったりする一本だ。 オイラは本作の悪役…

  • フォールアウト

    4月11日から配信が始まったアマプラオリジナルのデストピアSFドラマ。 シーズン1(1話~8話)を一気に観終え、どんな背景で作られたかとググったら世界的に有名なゲームの映像化だった。バイオハザードみたいなものの一つだ。 このドラマが配信されて、あらゆるところで感想が絶賛のルツボとなってアップされている。無情報で初めて観たオイラには、それほどこれが面白いか?と訝しげなところである。まあ、スタトレだってその世界観を知らない人が、いきなり「ピカード」を観ても何とも思うまい。つまり、この手の作品は初見の人でも楽しめるように作ってあっても、所詮は既知のファンが対象なのだ。だから批判されないための作り込み…

  • 月刊 stereo 2024/05号

    月刊誌stereoを買ったのは3年11か月ぶりだ。今回も買うつもりは無かったが、懇意の店でもこの雑誌は買わないのでしかたがない。つまり、それだけ興味深い記事があったのだ。 それは、オーディオ論者達5組が互いに自宅のシステムを聴かせて感想を書くという、近年あまり見たことの無い企画だったからだ。実際、自分の長年作り上げた音を他人に聞かせる(それも同業者)というのは勇気がいるものだ。オイラの若い頃は、ちょっと気に入った音が出ると聴いてもらいたくてウズウズしたものだが、もはや音以前にボロ屋で客を接待するのが恥ずかしい。 さてその互いの訪問試聴結果は、予想通り気を使ったベタ褒めばかりであった。そりゃそう…

  • マグネットで対策 その7〈MAIN)

    TADのサブシステムで絶大な効果を魅せたマグネット対策も、FALのメインシステムでは思わしくない結果だった。(2023-6-2 マグネットで対策 その3 参照) その理由は概ね理解しているつもりだ。音そのものを聴くためストレートな音を突き詰めたサブシステムと違い、メインシステムは心地よさを演出している。具体的に言えば、アキュレートな音を主軸に管球式の音色を纏わせているため、マグネット対策が裏目に出て化粧が剥がれることもあるのだろう。しかし、この対策は部位によって変化の傾向が異なると分かった。まだメインシステムのアナログケーブルは試していない。DAC~プリ間のシルバーパルスRCAとプリ~パワー間…

  • 蓮華寺池公園

    藤枝の蓮華寺池公園には、20数年前に幼少のムッス~達と来たことがある。あの頃は車を置くのに困ったものだったが、今は広大な駐車場が完備されていた。それでも平日の11時前には満車であった。藤の花が咲くこの季節は凄い人出だ。

  • マーベラス

    2021年公開のB級バイオレンスアクション作品。 主演はマギーQ、久しぶりに観たがオバサンになっても信じられないくらい美しい。やはり、女の殺し屋を演じたら彼女の右に出る者はいない。本作でもニキータそのものである。脇をサミュエル・L・ジャクソンとマイケル・キートンが締め、そのまた脇をパトリック・マハライドやT-1000型が彩る。中々豪華な布陣で緊張感の高い悪人の世界をハードに演じている。監督はマーティン・キャンベルだから、こなれたアクションを安心して観ていられた。 その内容であるが、序盤でサミュエルが殺され、育ての親の復讐に燃えるマギーQ、敵ながらその主人公の魅力に曳かれるマイケル・キートン・・…

  • 五味八珍

    五味八珍はそのほとんどが静岡県内で展開する中華レストランで、静岡県人ならだれもが口にしたことがあるだろう。近年になって浜松餃子が全国区の知名度を持ったが、五味八珍もチャッカリ看板メニューとしている。 オイラも何度足を運んだか知れない。困ったときの五味八珍・・みたいな存在である。しかし、実はここの中心メニューであるラーメンはあまり好みではない。というのは実に独特なスープであって、節を強烈に効かせた和風ラーメンなのだ。もはやうどんやソバが入っていても違和感が無い味で、不味くは無いが中華ではない。だからあまり行かなくなっていた。そんな五味八珍のラーメンが、今年になって全面的にリニューアルしたというの…

  • マグネットで対策 その6(XLR)

    サブシステムのマグネット対策もいよいよ佳境に入る。SPケーブル、電源ケーブル、デジタルケーブルと対策してきて、全てが好結果を魅せてきた。無対策の頃の音質とは、もはや雲泥の差がある。残るはこれまで避けてきたアナログケーブルだけだ。微小な主信号が通過するラインには、悪影響があるんじゃないかと思っていたが、「やり過ぎ」という目的が果たせてないので、どんな結果になろうがやるしかない。 X-03SEからプリまではラックスマンJPC-150、プリからサブのパワーアンプまではモガミ2549で、共にXLR仕様である。この双方出口付近に100均のネオジウムマグネットを付ける。LRと個別に着けるので4箇所だ。費用…

  • 浜名湖花博2024

    現在、浜名湖花博がガーデンパークとフラワーパークで開催されている。ガーデンパークの方に行ってきたので、新しい所を一部紹介しよう。正直言って、2004年、2014年の花博みたいな規模ではない。総じて花数もさほどではなく、地味であった。 入口は実に質素なものだ。9時にチケット売り場がオープンするのに、入口は9時半にならないと入れない。なんじゃそれ? 南口から入ってすぐある食事処「のたね」。展望席が増設されている。これは、花博が終わっても残すのだろう。 セニアカーを貸出ししている。広いのでこれはシニアには便利だ。 新しい庭が結構増えている。県下の地方都市も参加していた。 船着き場前のマーガレットガー…

  • Mr.&Ms.ストレンジ

    2022年製作のカナダ製B級ロードムービーで、日本では劇場未公開。 この邦題は超大作の「Mr.&Mrs. スミス」にあやかったもので、同じようなものがいくつもある。これは配給会社が鼻から駄作と言ってるのと同じである。薄利多売の一つだ。そんな情けない扱いをされた本作は、スパイ活劇でもなければコメディでもない。麻薬組織に泥棒に入って、車を盗んで逃走。そのトランクに親分の子を身籠る女が・・かくして2人の逃走劇の始まり。大変シンプルで、何の説明も無く映像だけで物語る。 役者は、悪役のヴィニー・ジョーンズ以外はTV俳優で、主役のジェームズ・クレイトンが監督を兼ねている。いわゆるB級役者が自己満足のために…

  • 都田総合公園の桜

    都田総合公園には何度か撮影に来ているが、ここの見所はツツジだと思っていた。ムッス~が桜が凄いと言うので、来てみたら本当だった。 広大な園内に満開のソメイヨシノが彩り、遠景の山肌との対比が生むスケール感が見事。ネット上にほとんど紹介されていないので来場者も適度で、ウグイスの声がとても爽やかだった。

  • ルームアコースティックの問題 その4

    サブシステムの音が飛躍的に精度アップしたおかげで、改めてルームアコースティックの違和感が耳に付くようになってきた。 以前、ミニソネックスを左CDラックに吊るして好結果を得た。(2023-2-24 ルームアコースティックの問題 その3 参照)しかし左側にあるCDラックの一次反射を吸音しても中高域がまだ左に引っ張られる。思い切ってCDラック全体を吸音処置したところ、それでも変わらない。どういうことだ?これは部屋の後ろ半分が問題という事か。 たしかに、試聴ポイントの左右はまったく状況が違う。右側はPCがあり、その後方に掃き出し窓の厚いカーテンが掛かっている。右側は隣室と仕切る大きなガラスの引き戸だ。…

  • 敷地の桜雨

    ソメイヨシノの開花が遅れ、4月3日になっても7分咲きだ。しばらく晴れ間も見えそうにないので、それならばと雨の桜を撮りに行った。 来て驚いたのが、敷地川土手の桜のトンネルが全て伐採されてしまっていること。以前、ここにアップした敷地川の風情はもう無い。当時の写真が貴重なものとなってしまった。

  • 音を聴くためのCD

    X-03SEからTADモニターまでのセカンドシステムは、音を聴くのが目的なので、メインシステムとは試聴ディスクも住み分けなければならない。よって、セカンドシステムでは耳タコCDを使わないようにしている。 今回、音を判断するための試聴ディスクを一部紹介しとこう。最近、比較試聴のCDに録音の良し悪しは関係ない事が分かった。それが音を評価する場合であってもだ。左から・・ ・チェスキー・ミュージック リスニング&テクニカルテスト VOL.2 トラック43~47を使用。移動するパーカッションのリアリティを聴く。 ・アマランス デラックス・エディション ハイトーンの女声とデスボイスの対比、疾走感と混濁具合…

  • マグネットで対策 その5(X-03SE)

    サブシステムのSPケーブルにリングマグネットの装着は成功した。音が静かになったが、これは昔のブチル対策をし過ぎて音が死んだのとは違う。あの時は、ボリュームを上げても活気は戻らなかった。似た変化でもデッドニングとは違うようだ。 次はどこにやってみようか。その3ではSACDプレーヤーの電源ケーブルに効果があったので、X-03SEに採用したノードストMAGSにやってみよう。導入したばかりでもう対策?と思われようが、MAGSはコストダウンのためかインレットがしょぼい。これは精神衛生上もなんとかしたいのだ。まず、インレット近くに100均のネオジウムマグネットを挟んでみる。さらに、シックスエレメントのリン…

  • ウェイ・ダウン

    2021年公開のサスペンス・アクション作品で、おそらくギリA級か。 国際的にバラエティ豊かな俳優陣で臨んだ金庫破り系の作品で、オイラは米国人以外は疎いのでファムケ・ヤンセンぐらいしか分からない。他はどこかで見た顔なのだが思いだせん。泥棒チームのリーダーはジャン・レノに似ている。横顔はソックリだ。 よくある金庫破りの話と違うのは、本作がトレジャーハンティング的要素をミックスしている点で、スペイン銀行の難攻不落な金庫は昔の大掛かりなものだったりして、スペクタクルな見せ場が用意されている。なかなか金庫破りでエキサイティングに魅せるのは難しいのに、お宝に行きつくまでの大仕掛けが面白い。サッカーワールド…

  • マグネットで対策 その4(TAD)

    マグネットを使った対策を再びやってみよう。 その3での結論は、メインシステムでは相性悪く痩せてしまうが、サブシステムには明らかな向上が感じられた。あれからSACDプレーヤーがX-03SEになり、その鮮烈な音質からTADモニターまでのラインを音を聴くためのシステムとした。マグネット対策による傾向はこの目的にピッタリである。相性も、その2でパワーアンプに刺さるエレクトラリファレンスに使って大正解であった。ここは一丁、やり過ぎてみようか。 まず、メインシステムのSPケーブルに嵌めていた福田屋対策のリングマグネットを外し、サブシステムに使ってみる。ここはシックスエレメントで対策済みである(2024-2…

  • ザ・ロストシティ

    2022年公開のA級ロマンスコメディ作品。 サンドラ・ブロックとチャニング・ティタムの2人がダニエル・ラドクリフ演じる富豪の子悪党にせかされて宝探しをする話・・なら、王道路線の冒険活劇になりそうだが中途半端なロマンス物語に終始している。 まず、これは冒険活劇ではない。そのように仕向けてショボイコメディに仕上がっている。これはオイラが一番嫌いな作風である。しかも主役の2人が嫌いなのでどうしようもない。もちろん、嫌いな役者であってもトム・クルーズのように魅せるものがあればいい。本作は2人のエンタメ・スターがワザとらしい演技でコメディをするのが鼻にツイテならない。ラドクリフの子悪党も、もっと狂ったサ…

  • ノードスト MAGUS

    MAGUSを手に取りレジに行くと、店員がニヤついている。「やっぱり手をだしましたね・・」みたいなニュアンスが感じられるじゃないか。 現用のアクロテック6N-P4020のフルテック仕様を改めて聴くと、やっぱりいい音だ。何も不満を感じられない。変える意味は?と言われると自分でも返答に窮する。趣味人は好奇心が強いのだ。パワーアンプ以外は2芯の電源ケーブルで通してきたが、3芯ケーブルが一つ増えてもアースループによるノイズは発生しないはず。機器内のアースが接続されていても、コンセントの金属パーツでループができても、アースラインノイズフィルターが防波堤となる。比較試聴のソフトはあえて紹介しないが、X-03…

  • ノードスト

    バブルボーイを返品した後日、店にはユニットを外したバブルボーイがひっそり置かれていた。やはりUP-103は凄いユニットだった。不思議に思った陶器への固定方法は、ゴムを介して鬼目ナットが付けられていた。惜しかったなあ・・ ついでに店内をふらつくと、中古品コーナー入口に珍しい電源ケーブルがあった。硬質な細身の螺旋状で、艶のある鮮やかなブルーの被覆が美しい。普及品のインレットにプラグはワッターゲイトの造りから、これは古いものだろう。NORDOSTと印字が有る。これが噂のノードストか・・ハイエンドメーカーだと思っていたけど、やけに安価だ。何だろうか、オイラの直観が「コレを見逃すな!」と言っている。 ケ…

  • 陶器のスピーカー バブルボーイ

    車の後部座席でバブルボーイが転がらないように運転し、途中で100均に立ち寄る。このスピーカーの置台を物色するためだ。園芸コーナーに似合いそうな鉢置きがあった。調整用にコルクの鍋敷きも合わせて購入。置き場所を作るため一部器材の配置を変える必要があり、配線変更もあって当日はくたびれてしまった。よって、試聴は翌日にする。 では規模的に合ったサードシステムで聴いてみよう。まず本体だけの音を確認する。やはり見事な能率の高さだ。いつも繋がっていたサイコロスピーカーとは10dBは違う。あまり音出しをしていなかったのか、元気はあるがガサツで繊細な音が出ない。2時間ほどで馴染んできた。FOSTEXらしく明るい抜…

  • 陶器のスピーカー

    陶器のスピーカーは昔からあり、ジョーダンワッツのフラゴンが有名だ。日本でも信楽焼のスピーカーなど、ガレージメーカーが芸術性の高い作品を作っている。 主流になれないのは、大型が作り難く衝撃に弱いという欠点が拭えず、コストも高いのが理由だろう。芸術作品として手作りされることによって、この手の趣味人に愛されるマイナーなカテゴリーだ。オイラはオーディオ趣味人なので、どんな音がするのか以前から興味を持っていた。そして・・つい、衝動買いしてしまったのだ。 懇意の店の中古コーナーに入ると、昔の銘品が増えているのがすぐわかった。こりゃ相当なマニアが放出したな・・ワクワクして物色していると、一際光る不思議なスピ…

  • SISU シス 不死身の男

    2023年公開のフィンランド製B級ミリタリーアクション作品。当然、俳優もスタッフもまったく知らない。主人公の爺の容姿が凄いインパクトで、90分以内に観られるからチョイ観たくなった。 これは久しぶりにアタリだ。これぞB級テイストの極み、第二次世界大戦末期のフィンランドを舞台にローカルな視点で繰り広げられる痛快バイオレンス。始めオイラは、その荒涼としたマッドマックスのような風情に、マジなリアリティ作品かと思った。しかし、あまりにも新鮮な戦いぶりにコメディの要素が観られ、血生臭い描写がスパイスの類になってきた。これは上手い演出だ。 ナチスの兵隊が英語をしゃべっているのに違和感もあったが、コメディ要素…

  • 天竜花桃の里 2024

    2年ぶりに天竜花桃の里に来た。昨年は失敗したので、現地に電話して開花状況を確認していくことにした。ここはネットで開花情報が公開されていないのだ。どの花も今年は早いので注意した方がいい。 幻の国鉄、佐久間線の痕跡を遊歩橋やワインセラーに利用している。 山頂のガーデンには可愛いヤギが居たのだが、引っ越ししたようだ。残念・・

  • 逆流性胃炎

    実は正月明けからずっと逆流性胃炎に悩んでいた。どうやらやっと治ったようで、正味2ヶ月を要したことになる。 正月の松が取れる前、ゲップが頻繁になり食べた物が戻るようになった。こうした事は以前もたまにあって、1~2日市販の胃薬を飲めば治ったのだが今回は違った。あれこれと市販薬を4回ほど変えてみたが改善しないのだ。いや、正確に言うと治りかけて油断すると再発するのを繰り返していた。痛みは無く、食後しばらくすると喉に何かがつっかえる違和感が始まり、ゲップや未消化の食物が戻ってきてしまう。正月に、普段食べない蟹やカズノコを食べて胃が拒絶したのかと思ったけど、これはそんな原因じゃないだろう。 そこで、食生活…

  • アースラインノイズフィルターの再検証 その2

    サウンドナイトを外して直接電源ケーブルをアンプに刺すだけなので、作業はいたって簡単だ。ただし、首都高速のように立体交差する他のケーブルを避け、狭い中を無茶な体勢でやらねばならない。さらに埃掃除も兼ねてである。さあ、どうか。 第一印象を言おう。何も変わっていない・・背面がスッキリとしたので、音もスッキリとした印象に引っ張られるかと言えばそうでもない。逆にSNが低下したとも思えない。でもまだ判断できん。ソフトを変えて次々と聴き込んでいく。こんなときは同じソフトに固執しないほうがいい。すると、音が平面的でノッペリしていないか・・ベース音が少し軽くないか・・歌謡曲が喧しくないか・・と、気のせいレベルの…

  • アースラインノイズフィルターの再検証

    2018年の夏、表題のサウンドナイトという商品を入手し、4回に渡ってレビューしている。その結果、改善効果があったのだが、再度読み返してみると結論に至るまで一筋縄ではいかなかったのを思い出した。何故、今になってこの再検証をする気になったのかというと、どうしてもその効果に疑問が拭えないからだ。 あれから5年半、ずっとパワーアンプのお尻に刺さっているが、これ・・本当に意味があるのだろうか。中古品だったが定価は8万円もするアクセサリーゆえに、効果への期待と先入観が誤認させてはいまいか。というのも、現在主要機器はパワーアンプ以外2芯の電源ケーブルである。そうでなくとも、日本の主要オーディオメーカー品はア…

  • ザ・バットマン

    2022年公開の超A級サスペンス・アクション作品。 いわゆるバットマンの最新作だ。名作となったダークナイト・シリーズの後、よくも同じコンテンツの作品を作る気になったなあ・・もはやバットマンは忠臣蔵と同じようなものなのだろう。 本作はなんと3時間に及ぶ大作で、さぞかし弩派手な映像がテンコ盛りかと思えば肩透かしをくらった。これはアクション控えめな推理サスペンス作品であって、よくあるヒーローエンタメとは全く違う。絶対劇場では観たくない部類である。今はサブスクだから自由に休憩できる。また結構込み入った内容で、暗い映像に緊張感が続くため3時間はとても疲れる。でも決して悪い内容ではなく、頭脳派の悪役リドラ…

  • ザ・ブリーズアドベンチャー

    なんだか新しいアクション映画の題名みたいだが、最近見つけたボーカルユニットだ。2018年に結成したらしく、メンバーの入れ替えや参入があって楽団みたいな感じがする。ユーチューブは、こういった知らないアーティストをオススメしてくれるので嬉しい。(知らなかったのオイラだけか?) このグループは、ジブリ映画の挿入曲を専門にしており、とても美しく歌い上げてくれる。おそらく全員が声楽の教育を受けた人達なのだろうが、変にビブラートを掛けずに爽やかで素直な歌唱だ。それでいて各々の声色がハッキリ違うので、独唱と合唱それぞれが聴きごたえがある。ユーチューブ配信なれど、サードシステムで大音量再生しても実に気持ちの良…

  • AET ノイズイジェクター その4

    隣町のショップで、AETのノイズイジェクターが中古で半額以下の値が付いていた。オイラはこの商品をすでに4つ持っている。その経緯は表題の「その1~その3」を見てもらえれば分かる。 この手のアクセサリーは気休め的なものが多い中、大変効果があるのだ。ただし、システムのレベルによる所もあり、バズケロさんほどの次元になってしまうと歯が立たない。(2023-3-20 バズケロ・サウンド 2023 参照) 現在、CDトラポ、外部クロック、プリ、パワーアンプで使用しており、SACDプレーヤーには付いていない。マランツSA-11S2の頃に試したときは結構効果があったが、CDトラポを優先したのだった。X-03SE…

  • ホット・シート

    2022年公開のB級サスペンスアクション作品。 主演はメル・ギブソン・・ではなく、ケヴィン・ディロンという主役がまったく似合わない俳優で、すぐ殺される犯罪者役みたいだ。メル・ギブソンは脇に退いているが、撮影当時は66歳前後だろう。公務員でもあるまいし、まだまだ主役を張ってもらいたいものである。 さて、本作はいきなり不穏な空気感と緊張感があって掴みはいい。といいたいが、肝心の爆破シーンのCGはなんじゃこりゃ?コメディでももっとましな映像にするぞ。まあ、最近ガッカリ映画ばかりなので、無理にでも後はポジティブに評価しよう。 低予算作品なので、爆破シーンがチャチなのは我慢する。この緊張感のある脚本は悪…

  • 音の良いロック、ポップス

    高音質なソフトというと、クラシックやジャズが頭に浮かぶ。論者が押す高音質盤を見るとほとんどがそうだ。機器の評価をするソフトも同様である。昔は音が良ければと、面白くも無い訳の分からん演奏のCDをよく買ったものだ。どうせ聴かないのに、音が評価されていると捨てられないのが、オーディオ趣味人の悲しいサガだろう。もちろん、傅信幸さんのようにロックやポップスを試聴に使う例外もある。オイラはそっちの方も好きなのに、その音の良し悪しが分からなかった。 クラシックや声楽、器楽曲のような音場情報が無く、ゼネラル機器で聴く前提に作られた音楽で音の良し悪しがあるのだろうか。実は、ここ10年近く前から懐メロやヘビメタま…

  • 3点支持の是非

    以前、オーディオ機器を支える足は、4点支持、3点支持のどちらを選ぶのか書き込んだことがある。(2020-04-05 3点支持か4点支持か 参照)これまでスピーカー以外の機器は3点支持で通してきた。設置の安定性とガタ取りが不要なのが理由だが、最近ではX-03SEやDACのセッティングで、4点支持に戻して好結果を得ている。そもそも、本当に3点支持は優れた設置方法なのだろうか。 クライナの代表やアイテックなどは3点支持の推奨者だ。エソテリックもそうだろう。ところが大多数のメーカーは4点支持で製品開発をしている。3点の方が明らかにコスト削減になるし、消費者も嫌がる理由は無いはずだ。スピーカーは、手を置…

  • 白内障の手術

    一人暮らしをしている母親が白内障の手術をしている。現在進行形なのは、片目づつ行うので、先日左目が終わったところなのだ。 高齢になると、ほとんどの人は白内障を患う。なっても生活に支障が無ければ手術をしない人も多い。そもそも後期高齢者で認知症にでもなれば、本人が白内障か否か分からなくなってしまう。老化の一つなのだ。実はオイラもすでに2年近く前の眼科検査で宣告されている。進行が遅いので実害が生じていないだけだ。 今時の白内障の手術は入院の必要が無い。術後は眼帯を1日だけ付けて、3日ほど連続して外来診療に行き、後は頻繁に目薬をさす必要がある。両目手術をするならこれを繰り返すことになるが、費用は意外にも…

  • カナレ 4S8を見直す

    最近、X-03SEからサブシステムの音ばかり聴いている。パルシブなキレ味が気持ちいいからだ。このライン上には真空管を経由していないので、音楽性より音を聴くシステムとして相応しい。サブのTADモニターに相応しい居所が見つかって良かった。 そうなると、今使っているSPケーブルは変えたくなる。現在はモンスターNMCで、高域が穏やかで聴きやすいことが魅力だった。これをカナレ4S8に変えてみよう。カナレ4S8については、2020年の初夏の頃にメインシステムで遊んでいる。その結果、この4芯ケーブルはスターカッド使用がよく、ハードな音になると認識している。音を聴くのだから耳が痛いケースも許容しよう。これで、…

  • ドラマ 沈黙の艦隊 ~東京湾大海戦~

    沈黙の艦隊がアマプロ配信でドラマとなって戻ってきた。 シーズン1「東京湾大海戦」として、全8話を観終えた。本作は、昨年の秋公開された映画の内容を充実させ、さらにその続編を加えた構成となっている。映画は主人公が米国原潜を奪って独立国家ヤマトを宣言するまでを描いたのに対し、ドラマはヤマトと日本が同盟を結んで東京湾から脱出するまでを描く。キリの良いところまでシーズン1でまとめていると思う。 その再現性についてはかなり満足している。軍事、政治的に大変真摯に捕えて緊迫感が素晴らしい。戦いのリアリティも見事である。まさに今でこそ映像化できる原作の一つだ。さらに、魅力的な新キャラと人物背景を加えて原作に無い…

  • パルシャット

    パルシャットとは旭化成が発明した電磁波を熱変換して消失させる不織布で、非磁性体だという。現在ではオヤイデがシールタイプにして、オーディオ機器の電磁波対策ツールとなっている。テープ状のものからシート状のものまであり、自由にカットして機器に張り付けて使用する。これが結構高価で、たかがシールに何千円も出すのは・・と感じていた。 実は10年ほど前、エミライという会社がパルシャットを使ったミュニメンタム101というアクセサリーを発売してる。すでに現行商品ではないが、先日オイラは中古品をCD1枚ほどの安値で手に入れることができた。 実物は一遍25㎝の正方形で、シートというよりパネルに近い。パルシャットをカ…

  • PAN 〜ネバーランド、夢のはじまり〜

    2015年公開の超A級ファンタジーエンタメ作品。 オイラは無情報で観始めたため、本作がピーターパンの前日譚話ということを知らなかった。第二次大戦中の孤児院に突如、空飛ぶ帆船が現れて孤児たちをさらっていく。そのとき、主人公と生き別れとなる親友がいるのだが、この伏線回収はラストまで引っ張る。かくして、ネバーランドにとらわれた主人公の行く末は・・敵の親玉に黒ヒゲ、仲間となるのがフックと既知の名前が出て来て、やっとこれはピーターパンの話なんだと分かった次第。 オイラの知る俳優は、黒ヒゲを演じるヒュー・ジャックマンぐらいなものだ。特殊メイクでもないのに、アップで見ようが体格を見ようがまったくヒュー・ジャ…

  • 春隣りの佐鳴湖

    4年前に河津桜を撮りに佐鳴湖に来た。(2020-2-26 早咲きの桜 参照)まだ早いが、春のように長閑な連休で久々に来てみると実に気持ちが良い。 佐鳴湖は昔、酷い汚染でとても人が寄り付く場所では無かった。今では水質改善の努力で豊かな自然が生き返っている。 今回はシルエット調に趣のある画を目指してみよう。

  • シックスエレメントの追加

    シックスエレメントについては2021年頃に何度も書き込んでいる。あの頃はまったく認知度が低く、シックスエレメントで検索すると映画の「フィフスエレメント」の情報ばかりがヒットした。やっと知られるようになったが、画像検索ではいまだに同じ状況だ。ブログで使用報告しているのもオイラ以外見当たらない。 まあ、こんな怪しい商品を試そうと思う人はそうそういない。最近大幅に値上げをしたのでさらに手が出にくくなった。そんなオカルト商品が中古で安かったので、また買ってしまった。R-575を1つ、R-639を3つである。これで、リングタイプが大小合わせて9個、シールタイプが10枚となった。オイラは良いと思ったアクセ…

  • キングスマン:ファースト・エージェント

    2021年公開のA級アクション作品で、キングスマン・シリーズの3作目。 本作はキングスマンという秘密諜報機関が発足する前日譚という設定で、第一次世界大戦が勃発寸前のイギリスが舞台となる。最初に断っておくと、これはまったくダメダメ作品であるので、ネタバレ全開で思いっきり貶したい。 まず、前2作がコメディ仕立てであったのに、本作はマジメ路線なのが意味不明だ。キングスマンらしさは皆無と言ってよい。前日譚らしく最後は締めくくるが、キングスマンという老舗テーラーがなぜ世界的諜報機関の始まりなのか説明が無い。だからこれがキングスマンのシリーズ発端である理由も無いのである。ラスプーチンと対決するまではいい。…

  • 謎の黒いCD

    変わったCDを中古で入手した。中国語なのでまったく読めないが、漢字の雰囲気から女性ボーカルで音が良さそうだ。2枚組で400円である。 開けてみるとまず目を引くのが、CDが真っ黒な事。レーベルだけではなく、読み取り面も黒いのでこれは新手のアクセサリーかと思った。試しにショップの試聴器に入れてみると、しっかり読み込んで女声が流れてくる。帰ってネット検索すると、同様に黒いCDに驚いて書き込んだブログを見つけた。どうやら数は少ないが昔からあるらしい。しかもCDRまで売られていた。知らなかったなあ・・ 調べていくと、信号の読取りに有利なので音が良いという噂もある。家で試聴すると確かに音が良い。しかしこれ…

  • TR-Pad-EX その4

    TR-Pad-EXとは、ティグロンとレクストが共同開発した制振アクセサリーで、以前自宅試聴して戻せなくなる効果を魅せた小判のような物体だ。(2021-9-21 TR-Pad-EX その3 参照)あのときは何故こんなもので音が変わる?と思ったものだった。貸出品の自宅試聴なので、何の先入観も無い。あるとすれば変わるわけないだろう・・だ。結局中古品が2枚売られていたので購入し、今でもトラポとプリの土台に置かれている。 隣町のショップで、再びこの謎の小判の中古品が2枚あるのを見つけた。聞くと以前買ったときよりずっと安い。もう効果があるのを知っているので即購入だ。今度はどこで試そうか。ここは新参者のX-…

  • ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密

    2022年公開の超A級ファンタジー作品で、シリーズ3作目。 1作目の「魔法使いの旅」が2016年、2作目の「黒い魔法使いの誕生」が2018年公開なので間が開いてしまった。コロナ禍もあってしかたないが、007シリーズと違って話に連続性があるため、同じ俳優が続けるのはしんどいだろう。予定では後2作、どうするのだろうか。 さて、本作を観るにあたって過去作を復習する必要があった。薄っすらとしか覚えていないからだ。まあ、人物関係がそれほど複雑ではないので、観返さずともあらすじと人物相関図を観れば思い出せる。続き物は、内容が複雑で登場人物が多いため2時間前後に収まらずシリーズ化される。でも間が開くと忘れて…

  • 65/シックスティ・ファイブ

    2023年公開のB級SF作品。 大昔に先進文明を持った異星人が、宇宙船の事故で6500万年前の地球に墜落し、生き残った主人公と9歳の女の子が協力してサバイバルする話。2人は赤の他人で言葉が通じない中、恐竜がうじゃうじゃする白亜紀の地球で必死の戦いが見せ場だ。 主演はアダム・ドライバー、髭が似合っている。本作は演者を極少にして予算を恐竜世界のCGにフル投資しただけあって、ジュラシックシリーズと同等のリアリティを魅せてくれる。しかし、それだけであってそれ以上のものは何も無い。基本的に大変古典的なシナリオであり、結局最後は助かって良かったね~で締めくくるだけの話である。 それなりに緊迫感もあってダレ…

  • 安価なルームチューニング

    ルームチューニング商品はおしなべて高価だ。オーディオはどんなに高価な機器を使おうが、その部屋の音を聴いているのであって、その部屋に致命的な癖があっては宝の持ち腐れとなる。 部屋の癖は長年音を出していると軽減していく例が多い。とんでもないセッティングの老舗ジャズ喫茶が、とても良い音を聴かせたりするのも合点が行く。しかし、どうしても手を入れたいケースもある。オイラの居間も、スピーカーの背後には東京防音の高密度グラスウールがあり、CDラック前にはエコーバスターがある。また、壁面にはクライナのアステカが計14個貼られている。アステカはまだ安価な方だが数が必要なので、あれよあれよと増えてしまった。たかが…

  • 自作するオーディオ

    オーディオ趣味人には、機器を自ら作ることを趣旨とする御仁が居る。いわゆるオーディオ工作であり、これがまた奥が深くてハードルが高い。 オイラが初めてオーディオ工作したのは子供の頃で、何かの付録で原始的なアナログプレーヤーキットを作った。趣味として熱が入ったのは、長岡鉄男氏の影響に他ならない。氏の工作本はほとんど読み漁り、実家が大工であるのも功を奏して小型スピーカーを作ったものだ。理系ではないのでアンプを作るほど電気の知識は無いし、木工をしたかったのである。 当初は自作スピーカーはコスパが良いと思って始めたのだが、それは逆だと思い知った。だから作ったのはフルレンジかせいぜい2ウェイである。長岡氏も…

  • ワイルド・スピード/ファイヤーブースト

    2023年公開のワイスピ最新作でウルトラ超A級エンタメ作品。 ワイスピ・シリーズもいよいよ佳境に入ってきた。本作は最後を飾る大作らしく、3部作になるらしい。よって、これは前哨戦と言っていいのだが、途方もない予算と豪華俳優陣で展開する前代未聞の前夜祭である。 監督はジャスティン・リンかと思われたが、近年エンタメ作品で評判を得ているルイ・レテリエが手慣れた手腕で盛り上げている。大変分かり易い話で、ツカミがMEGA・MAXのラストという演出もいい。前作で主人公と対峙したジョン・シナをどう扱うのかと思ったら、狙われる息子の御守という役柄で良い味を出していた。まさかセロン様が味方に付くとは思わなかった。…

  • 新しいリスニングスタイルの決定

    せっかくアコリバのヒッコリーボードを手に入れたのに思惑が外れ、逆効果になってしまった。しかし、このボードのせいでは無いはずだ。 やっぱりΛ8.24 for Digitalを外したのが原因だろうか。アイテックの商品は例外なく音楽が迫ってくる特徴がある。元に戻すのも癪なので、アンプ系の電源タップに使ってみた。そこは今までミズメ桜の緩いスパイクを挟んでいたが・・これだけで生気を吹き返したように音が立った。だが、まだ物足らない。クラシック系はいいとして、アイドル歌謡まで聴くとなると優しく広がるだけではダメなのだ。クールな声ではいただけないが、声の元気な勢いは欲しい。こんなときは、一度もやったことの無い…

  • 新しいリスニングスタイルへ その2

    パルシブな表現に魅力を求めるにはX-03SEを使い、CDトラポ+DACは空間表現と声の魅力を追求しようと、新しい路線がスタートした。 トラポの出力を88.2kHzにアップコンバートすることで目標に近づいた。音場感は満足できる広がりを魅せているが、左右後方に広がる音場はボーカルを遠避けるため、パッとしない印象がある。これは結構難儀だ。目を付けたのはDACの足元で、現状はベースに両面RASKのボードを置き、アイテックのΛ8.24 for DigitalでDACの底板をダイレクトに支えている。RASKは冷たく音を引き締めるため、これを変更しよう。 手持ちにある山本音響工芸のB-45は、何度も入れ替え…

  • 新しいリスニングスタイルへ

    以前はCDトラポ+DACでCD全般を、マランツSA-11S2でSACDを聴くスタイルであった。X-03SEを購入するときも、似た音では面白くないがスタイルを変えるつもりは無かった。ところが、X-03SEが飛び抜けたクールな音を出したため、これを機にロックやジャズ、フュージョンのようにパルシブな反応の爽快感を味わう系と、クラシックや女性ボーカルのように心地よい音場や情感溢れる声を味わう系に分けて、前段機器を選ぶスタイルにしてみようと考えた。ただ、SACDを聴くときはクールサウンドに限られるが、この先SACDを増やすつもりもないので割り切ろう。 そうなると、CDトラポ+DACのラインは全ジャンルを…

  • ゴジラー1.0/C

    モノクロ盤のゴジラー1.0を観に行ってきた。オイラが劇場に同じ映画を観に行くなんて、中学3年の夏公開だったスターウォーズ以来である。その間、気に入った映画は沢山あれど、また金を払って観る気はしなかったものだ。本作を再度観る気になったのは、この作品はモノクロが似合うに違いないという確信と、暇だったからである。 もう内容は知っているので、自然にあれこれとカラー盤との違いを観ることになる。すでにユーチューブ動画で感想も見られ、やっぱり似たようなものになってしまうが、まず、映像の質感が素晴らしい。モノクロといいならも、僅かにセピア調に振っているため、郷愁と味わいを覚える。おそらく人物アップとゴジラの場…

  • X-03SE + G-03X 周波数選択

    X-03SE に外部クロック G-03Xを繋いで聴きこんでいる。これまでCD基準の44.1kHzで試聴してきたが、周波数をアップしてみよう。実は2倍、4倍の周波数になるに従い、ある傾向が先入観として持ってしまっている。それは承知で客観視に努力するしかない。CDの入れ替えが面倒なのでXRCD24の「究極音源」を使う。様々なジャンルが収録されているので便利だ。しばらく前から耳タコCDの一枚になっている。 まずは88.2kHzから。明らかに音圧が下がった印象で、音像はさらにコンパクトとなる。でも音密度は上がったように聴こえない。マランツのSA-11S2のときはこれで常用していた。しかし今回の目的には…

  • X-03SE + G-03X

    X-03SEの話題はまだまだ続く。 X-03SEにこれまでの対策を全部ぶっ込んで昇華させた結果、往年のジャバニーズ・クールサウンドが出てきた。これはバブル期を含め、贅を尽くした物量で攻め倒した1990年頃までの日本の音だ。諸外国ではまったく受け入れられないハードな音で、国産スピーカーは井の中の蛙だった。オイラがダイヤトーンのDS-2000HRで苦労した郷愁の音である。ただ、まったく同じではなく、透明度が高く磨かれてグイグイ前に出てくる積極性がある。高域が若干耳に刺さるが、このクールサウンドは生かすべきだろう。 では、いよいよ外部クロックのG-03Xを繋いでみよう。高精度クロックを同期させた音は…

  • オペレーション・フォーチュン

    2023年公開のB級スパイアクション作品。 ガイ・リッチーが監督のエンタメ・アクションなので、斬新なアイディアが期待された。観終わると結構オーソドックスな路線のアクション・コメディ仕立てで、安心して観ていられるポップコーンムービーだ。 主演はジェイソン・ステイサム、脇にケイリー・エルウィスやヒュー・グラントといったベテランが味のある個性を魅せているので、コメディといってもマンガチックにシラケることはない。本作で注目するのはジョシュ・ハーネットだ。久しぶりに見た気がする。役どころが面白く、アクションヒーローの役者が本当のスパイ活動に巻き込まれるというもの。コメディ部分の全てを彼が握っていると言っ…

  • ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー

    2022年公開の超A級アクション大作。 マーベル30作目で「ブラック・パンサー」の続編になる。前作の主演だったチャドウィック・ボーズマンが他界したので、続編の主役がどうなるのか話題となった。オイラも同じ大腸癌を患ったので他人ごとではない。早期発見であればオイラ同様、完治できるのに・・惜しい俳優だった。 本作は、代役を立てずに作中でも国王の病死というシーンから始まる。前作でも脇で活躍した妹が今回の主役だ。ワカンダ王国と超文明を海底に持つ種族との戦いを描く。こうしたマンガチックなエンタメを莫大な金で実現した作品は、たまに見ると楽しいが連発するものじゃない。ハリウッドは「ゴジラ-1.0」を観て目が覚…

  • X-03SEを昇華する その2

    前回で満足できる音が出ているので、後は何もする必要が無い。それでもSA-11S2のときは、色々とお化粧をしていたのでそれもやっておこう。アコリバのグラウディング・コンディショナーRGC-24や防振プラグIP-2Q、電源ケーブルインレットのスパイク固定などだ。これらは個別に効果検証するのも面倒くさいし、そもそも個々に有意差を見つける自信もない。まあ、付けて何かが悪化するようなものでは無いので、SA-11S2同様に全部付けてしまおう。気に入らぬ変化が有れば外すだけだ。耳タコのホリーコール・トリオで比較試聴。すると、気のせいでは済まない変化が起きた。 音がグイグイ前に出てくる。奥行きや広がりなんか迫…

  • X-03SEを昇華する

    X-03SEを自分の部屋に調音することで、この機器本来の実力が出せたと思う。でも純正の足を避けて、底板から黒檀のスパイクで支えるのは本来の音ではないのでは・・そんな声もありそうだ。経験上、この音は良質な木製ボードに直接置いた素性に近いものであろうと信じる。 ここからはさらに高音質に昇華させるステップに入るが、その前にまず確認することがある。それは、CDトラポ+DACラインの音と住み分けができているかだ。これは本機を調整していく過程で度々チェックする必要がある。さもないと、同じような音にしてしまうだろう。聴感上のゲインを揃えて耳タコCDで比較する。おお!これは明解に違う。まるで真空管とトランジス…

  • 葬送のフリーレン

    葬送のフリーレンが世界中で怒涛の人気を博しているらしい。オイラは本作がアニメ化されるまで全く知らなかった。 金曜日のゴールデンタイムに2時間枠で公開されるのは人気映画と決まっている。アニメでいえば、定番となって視聴率が獲れるジブリ作品だ。それが漫画の1話から4話までを一気に魅せるという聞いたことのないスタートを切り、第1クールを終えた。鬼滅の刃の時と同様、アニメを観始めて興味が湧いて原作漫画を読むパターンになったが、実に線が細い緻密な作画で目が辛い。諦めようかと思ったけど、なんとか慣れて単行本の最新12巻まで観終えた。 本作はもう、掛け値なしに可愛いのが魅力だ。その世界観と思いもよらなかった構…

  • 2024年の元旦

    元旦早々、大変な災害が発生してしまいました。富山県を中心に北陸地方で大地震の災害に見舞われた皆様方、慎んでお見舞い申し上げます。まだ余震が続く現在、救助を待つ被災者への公共機関を始めとした迅速な対応を願うばかりです。 静岡県の元旦は例年通りの雲一つない好天で、まるで春のような温かさであった。例年通り、隣町の神社へ初詣に赴くと変わらない人出で、あまりの温かさに上着も着ない人がチラホラ見られた。毎年同じお守りを家族分頂いてくるのだが、どうも値上げしたような気がする。 この後、いつもなら母親の家で食事会となる。でも高齢な母親は家族が集まる支度がもう困難となったため、今年からは別の日に外で食事会をする…

  • 2023年を振り返る

    書き出しを考えていたら、昨年の年末と同じになってしまった。新型コロナが明けても、まったく変化の無い一年だったのだ。大きなトラブルもなければハッピーな事も無かった。いや、毎月赤字のパート生活でも、何事もなく平穏な生活が出来ている事実がハッピーなのかもしれない。 今年は生まれて初めて税金や相続について勉強をした。専門家にも予約して相談してきた。これも一時の興味に終われば意味がない。しかし、今後の生活に差し迫る知識ゆえに知らないでは済まされない齢になったのだ。 ブログ立ち上げ当初より明らかに映画鑑賞への意欲が減退している。今年、映画館に出向いたのはゴジラー1だけ。サブスク配信は便利この上ないが、忙し…

  • 電球トラブル

    年末のバタバタも一段落と思って風呂に入ろうとしたら、電気が付かない・・ ありゃ、球切れかと防水カバーを外すとLED電球が付いている。ムッス~に聞くと、1年以上前に切れたのでLEDに変えたらしい。LEDがそんな早く切れる訳が無い。それに、風呂の電灯スイッチの接触が悪くなったのか、軽くパチっとやっても点かない事が頻繁になっていた。この事実から明らかにスイッチの故障と判断した。 まいったなあ・・年末に電気工事を依頼してもたぶん正月明けの工事になるだろう。やることは簡単でも、屋内配線を素人がいじるのは法律違反になる。年末年始も不休で営業する大手家電量販店に相談したら、受け付けられないという。しかたがな…

  • 管球式グライコ・キットの不調

    年末だというのに、連日X-03SEの調整が続いている。今日も昨日の結果を再確認しようとしたら、右チャンネルから音が出ない。この場合、接続のゆるみが多いので慌てずチェック。ところがどこにも接合に不備が無い。プリ周辺が怪しいとあれこれ探ったところ、レコーディング端子に繋いだラックスマンの管球式グライコ・キットLXV-OT9が原因だった。 電源スイッチを入れ直すと治った・・と思ったら数秒後に片側から音が出なくなる。イコライザONスイッチに触れると、ガサガサとノイズが乗り音が小さくなってしまう。接触不良のような気がするが、問題はキットを修理してもらえるかである。それも、オントモムックの1万7千円ほどの…

  • X-03SEを調音する その2

    あれからまだハイバランスな音を分析的に試聴している。そもそも、SACDプレーヤーが変わっただけでf特バランスが変わるはずがない。しかしそう聴こえるということは、セッティングに問題があるのだ。先日、アコリバRKI-5005で改善したが不十分である。今の音を子細に聴くとハイ上がりというより、中高域の特定部分で鋭いピークがあるのが分かる。これは以前、マランツSA-11S2の素性を聴いたときには無かった。となると、怪しいのは純正の足である。 エソテリックの足は高硬度な焼き付けスパイクにスチールの受け皿という構造だ。昔からエソテリックの足はクセモノだった。ここでハードでダイナミックな音を作っているのでは…

  • カーペットの新調

    新年に向けて、限界が来た居間のカーペットを新調しよう。前回更新したのは2018年の暮れだった。ということは5年も使ってきたことになる。 オイラは安物しか買わないので、2畳タイプ2千円ほどだ。そんな安物でも5年間の使用に耐えたのである。もはや起毛はぺちゃんこで、オイラの頭より薄くなっていた。それよりも下敷きの断熱用銀紙が周囲丸見えで、計ると6㎝ほど縮んでいるではないか。 これまではループの毛足であったが今回は思うところがあり、起毛が細かく柔らかいカットタイプにしてみた。すると、X-03SEのハイ上がりなバランスが少し改善している。これはやはり高域の吸音が増した結果と思われる。となると、CDトラポ…

  • X-03SEを調音する

    いや~X-03SEの質感は素晴らしい。以前使ったP-50Sは武骨な金庫の様相だった。工作機械のような作動音も静かだ。トレイが停止する寸前に速度を落とす芸がニクイぞ。 さて、素性を見るために耳タコCDを幾枚か聴いていたら肝心なことを思い出した。このSACDプレーヤーは主としてSACDを聴くので、そっちで試聴しないと意味がない。ということで、SACDの「明菜ベスト」を聴いてみる。すると、何だこりゃあ・・ 全体がハイバランスで、CDよりかなりキツイ音だ。声の存在が薄くてビックリするほどライブな響きが乗っている。ただ、これがクラシックに変えると違和感は少なくなる。しかし音が硬いのは何を聴いても分かる。…

  • X-03SE 我が家へ

    SACDプレーヤーが更新され、掘り出し物のエソX-03SEが我が家にやってきた。オーバーホール後でもあり、まるで新品のような梱包である。本品を2重箱から出して、3重の包装を剥がす・・まるで重要文化材でも運んできたようだ。そして実物を手に取り、小振りながらその重量感に懐かしさを覚えた。マランツの前はP-50SやVRDS-25を使っていたので、元の鞘に戻った感がある。 慎重に狭いラックの中にそろそろと押し入れていく。上段のG-03Xとのルックスは見事!もはやどんな音でもいい。寺島靖国御大いわく、音なんて後でどうにでもなる。でもまあ、このSACDプレーヤーを導入する音作りの狙いもある。実はマランツの…

  • 溜まったCDを整理する

    溜まったCDが居間にあふれ出してしまった。これがオーディオルームなら気にしないだろうが、オイラはリビングオーディオなので、家族の憩いの場がこれではひんしゅくを買う。先のケーブル同様、大掃除として不要なCDを整理しよう。 思えばこれまでCDを本格的に整理した事が無かった。オイラは几帳面ではないので、棚のCDが検索しやすいような整頓はしていない。大体このジャンルはこの辺り・・というアバウトさなので、聴きたくてもどこに行ったか分からないケースがザラである。 上段から一掴みづつ埃を掃いながら不要か保存か仕分けていく。途中、手持ちのダンボール箱が足らなくなったので、近くのスーパーで貰って来る。あまりキチ…

  • SACDプレーヤーの更新 その2

    眼の前に現れたのは、エソテリックのX-03SEだ。背面を見ると2006年製とある。17年も前の商品だがまったく傷も無く、まるで新品のようである。 X-03SEは、現在の丸みを帯びたデザインになるKシリーズの前であり、オイラが持つマランツSA-11S2と同時期の商品である。当初X-03として発売されたが、たった1年でSEが付いた豪華仕様に変更された。これは羨望の趣味人、バズケロさんのハーベス部屋で活躍している機器だ。本機に注目したのは、エソがまだガチっとくる音がしていた時代の商品であり、現用の外部クロックG-03Xとデザインが整合している点にある。ただ、本来なら駆動系のSACDプレイヤーは中古を…

  • SACDプレーヤーの更新

    久しぶりの大物更新である。CECのCDトラポの導入以来の主要機器変更だ。 現状、使っているのはマランツのSA-11S2で、隣町のショップで展示品処分だったものを、同じく展示品処分のエソテリックG-03Xとセットで購入したものだ。本来、いきなり外部クロックとセットで買うことはしないものだが、その音の違いを知って後に引けなくなったのだった。当時、これがその後の買い替えを困難にするとは思わなかった。 10年ほど前の高級SACDプレーヤーは、高精度な外部クロックを繋ぐワードシンク端子を備えるのがトレンドであった。あれから内蔵クロックの高精度化によって、ワードシンク端子は省略されるようになり、今でも装備…

  • 過去のケーブルを整理する

    師走の行事としてボチボチ掃除を始めよう。今年は納戸に眠った過去のケーブルを思い切って整理することにした。 40年近くもオーディオをやっていれば、とっかえひっかえしたケーブルが山となっている。今でも調整で交換したりするものは居間の棚に保管し、めったに使わなくなったものは納戸行きとなっていた。 カビ臭いケーブルの山を抱えて外で拭き上げ、揃えて結束バンドで括る。この作業に2時間掛かった。何故こんなことをするのかと言うと、まだ使えるものを世話になっている懇意の店に寄付するからだ。二束三文でも中古コーナーに置かれて役に立てばいい。 懐かしいケーブルを整理していると、良い音が出なくて悪戦苦闘していた頃が思…

  • 電気剃刀 その2

    電気カミソリを更新した。以前更新したとき、書き込んだ記憶があるので検索したら出てきた。(電気剃刀 2015-1-31 参照)あのときは、外刃の網が破損したため3~4年で買い替えたのだった。刃の交換もできるが、5000円位の髭剃りには割の合わない価格なのだ。あれから8年10カ月、今回は長く持ったものである。 感心するのは外刃に損傷が全くないという事。メーカーは1年で交換を勧めているというのに、この耐久性は驚きだ。オイラは毎日10分位は使っているし、刃に指定の油を差したこともない。ろくに手入れはしていないのである。最近動きが悪くなり、いくら充電してもすぐ止まりそうになってきた。そしてついに本体が死…

  • 仮想アースは1台?

    季刊オーディオアクセサリー誌191号で、評論家の福田雅光氏が仮想アースはシステムに1台がベストであると言った。この発言に至るまでの実験過程も同誌連載記事「福田屋」の中で見てきており、心穏やかではない。というのは、メーカーの提灯持ちなら販売個数に影響のある発言はしないし、オイラは各機器に個別の仮想アースを付けているのだ。その理由は同誌152号の仮想アース特集で、評論家の小林貢氏がその手法を優位と説いていたからで、実際に効果を確認しながら増やしてきたのだ。これは再確認する必要がある。 事は簡単なのだが、メインのパワーアンプとトラポは空き端子に裸線を巻いて銅箔テープで固定してあるので、これを剥がすの…

  • バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー

    2022年公開のフランス製B級コメディ作品。 表題通りバットマンのパロディと思っていたら、色々なアメコミのヒーローをパロっていて、果てはトム・クルーズまでディスっている。下ネタ満載の実にバカバカしい笑いが繰り出され、普通なら冷めてしまうところなのに結構楽しんでしまった。 制作、脚本、監督に主演とすべて一人でチャップリンを気取るのは、フィリップ・ラショーというコメディアン。実に多才な若者だ。彼は2019年に「シティー・ハンター」の実写映画も同様にやっているが、アニメの実写化はほとんど成功例が無いので未見だ。 本作は、2流役者がバットマンみたいな作品の主役に抜擢されたが撮影中に事故に合い、撮影衣装…

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