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2019/01/30

  • ニコラス・ケイジのドリームランド

    2021年公開のファンタスティックな低予算映画として、ニコラス・ケイジが2本の作品に主演している。それが、「プリズナーズ・オブ・ゴーストランド」と「ウィリーズ・ワンダーランド」だ。 前者は、B級ファンタジーアクション作品で、園子温監督のハリウッドデビュー作だ。共演としてソフィア・プテラがヒロインを演じ、現代忍者のTAKが敵の侍を演じている。話は、時代劇と西部劇、現代劇が入り混じったドリームワールドで展開する奴隷解放の王道アクションだ。しかしとてもシュールな世界観で、終始演劇調のセリフ回しが独特だ。ミュージカルやコメディの要素もあって、タランティーノ風なゲテモノ感もある。字幕版でも半分以上日本語…

  • カラー・アウト・オブ・スペース

    2020年公開のB級SFホラー作品。主演はニコラス・ケイジで、本作では人格が破綻していくオヤジを印象深く怪演している。 普通の幸せな家庭が謎のエイリアンにより破滅していく模様をグロく描いている。「宇宙からの色」という短編小説の映画化であり、批評家からの評価も高いようだ。 しかしオイラにはどうも物足らない。作風は「宇宙からの物体X」と同じホラー路線で、全く新味がない。そこから意外なアイディアやどんでん返しでもあればいいが、淡々とホラー路線でピークを迎える。しかも予算が無いので、映像がチープで救いようがない。この手の話をストレートに魅せるのはいささか古すぎるだろう。 ホラーとしては緊張感と盛り上げ…

  • 春の花壇

    この季節は花壇が一番美しく賑わう。自宅でも3年ほど凝ったものだが、水やりと台風で熱が冷めてしまった。やはりガーデンパークのように、プロが育てた花々は一味違うなあ。

  • 鬼滅の刃 刀鍛冶の里編スタート

    いよいよ刀鍛冶の里編がスタートした。第1話は1時間枠と、まさに米国のTVドラマのようである。 内容はもう原作を知っているので、どれほどのクオリティでアニメ化してくれるのか・・という一点に尽きる。何故なら絶対に原作を逸脱しないだろうからだ。それでも、刀鍛冶の里編は善逸と伊之助の活躍が無いので、第1話は若干補足描写があった。まあファンサービスであろう。で、肝心の作画クオリティはどうかというと、見事と言うしかない。無限列車編から充電期間を1年以上掛けた甲斐があった。また、それをファンは辛抱して待ってくれるという信頼があったからだ。何の作品でも、製作サイドとファンとの間に信頼関係が構築しているシリーズ…

  • ストーン・オーシャン終了

    ジョジョの奇妙な冒険ストーン・オーシャンが終了した。これまで観たジョジョのシリーズ中、一番気になっていた作品だった。理由は後半のストーリーがほとんど記憶にないからだ。 そして観始めると、刑務所内での戦いは大変懐かしく思い出された。特にフーファイターズというキャラは「そうそうこれこれ!」と言いたくなる。ジョリ~ンってこんなカッコイイ主人公だったっけ・・とも感じたが、これは漫画とアニメの作画の違いによるものだろう。狭い刑務所内での密かな戦いはとても分かりやすく緊迫感がある。 問題は脱獄して敵の神父を追う話になってからである。アニメを見てもほとんど思い出せない。やはり、興味を失って漫画を読まなくなっ…

  • FAL SupremeC90EXW 二度と作られない希品 その2

    その音については、具体的に書くのが難しい。自分の子供は悪く言わないものだからだ。極力客観視していえば、まず色付けの無い力感のある高域に注目した。それは、導入時に自宅のリファレンスだったB&W N802の高域が、アルミ臭いと分かるほどだった。そして能率が高い。ホーンスピーカーでもないのに97ⅾBあるのだ。これが音抜けの良さに寄与している。フラットユニットからは個性的な音はしない。これはSupreme S C60を聴けば分かりやすい。一聴して物足りないほど素朴である。よく言えば自然か。これは古山のおっちゃんの趣味性に通じているようで、FALがSPケーブルとして推奨する極細のインターフォン線も実に素…

  • FAL SupremeC90EXW 二度と作られない希品

    FALは昨年の秋に操業を停止した。古山のおっちゃんは完全引退し、これまでのFALスピーカーのメンテは、FALの職人か景山式ユニットを熟知した調所電気の職人が受け持っている。このままFALは、知る人ぞ知るユニットとして歴史に埋もれていくのだろうか。 もはやFALが新商品を作ることはない。よって、オイラのメインスピーカーは死ぬまで変わらないだろう。これまでFALのスピーカー情報を得る度に書き込んできたが、その情報は売れ筋商品のSupreme S C60がほとんどだった。よって、オイラのメインスピーカーについてここにまとめてみる。ちなみにホームページの仕様等で分かる情報は割愛しよう。 まずはそのユニ…

  • 新年度のスタート

    新年度がスタ-トを切って5日が経った。変化の無いパート仕事だけではあまり実感が持てなくなるが、正社員の新人研修でオイラは緊急時対応の実技を依頼された。こうしたイベントに参加すると、新しい年度の始まりが実感できる。 さて、年度が変わってまず気になるのが新型コロナへの対応だ。感染症法5類に格下げとなり、マスクの義務化が外された。高齢者施設で働くオイラはそうもいかないが、日常生活の変容は大きい。しかし、マスクに慣れた人間はそうそう元に戻れまい。 普通の日常に戻ろうとしているのに、無精者のオイラはまた面倒な日常がやってくるという思いもある。新型コロナの蔓延は、あらゆるイベントが中止となった。それは寂し…

  • 浜松城と小山城

    浜松城公園に出向いたのは10年ぶりだ。当時は公園の大幅改装中で、その結果を初めて目にした。さらに、城の天守閣も最近改装されて金網が撤去され、大変美しいお城がお目見えしている。 一週間後に初めて吉田町の小山城に行くと、まだ桜は満開で待っていてくれた。どちらも展望台として近代的に復元した城であるが、こちらの方が趣きがある。天守からの眺めは素晴らしい。

  • 「舞い上がれ」終了

    朝ドラ「舞い上がれ」が終了した。本作は大変巧みなシナリオに乗って、主人公が人生の壁を乗り越えていくのを素直に魅せた作品で、とても好感が持てた。 なにより見ているものが皆応援したくなるキャラと、福原遥のおっとりした雰囲気がマッチしているので、ネガティブな感想がほとんど見られない。関西NHKながらもお笑いを一切封印したドラマにしたのもいい。 脚本が秀逸で、冒頭のアニメーションからも完全にラストに集約する物語が出来上がっていたのであろう。ただ、ベタ褒めとはいかない。素晴らしいシナリオを持ちながら、それを最大に昇華させる演出になっていないのが残念だ。これは朝ドラ特有のクライマックスを足早に展開する癖が…

  • スティール・サンダー

    2018年公開のB級アクション作品。 主演はジャン・クロード・バンダムで、ドルフ・ラングレンが共演する。この2人の共演はもはや見飽きた感もあるが、つい観たくなってしまう。で、やっぱりイマイチだった・・と後悔するのだ。 主人公は嵌められて潜水艦の刑務所(笑)に入れられ、先客の大男と協力して脱出する話。と聞いて、スタローンとシュワの「大脱出」の劣化版かと勘繰ってしまった。実はまったく違うストーリーで、CIAの極秘j情報を巡る争奪戦だ。しかし、なんで潜水艦を舞台にする必要があるんだ?テロリスト専用の非公開刑務所らしいが、先客が一人だけというのも苦笑ものだ。予算上、密室劇にして登場人物を削減したいのだ…

  • 花桃 2023

    先日、天竜花桃の里に行くとすでに終わっていた。今年は早いなあ・・とガッカリしていたら、掛川の道の駅北側で見事に満開だった。こんなところで!まさに穴場だ。

  • 水怪 ウォーターモンスター

    2019年製作のB級モンスターアクション作品。 モンスターパニック映画は数あれど、モンスターアクションといったカテゴリーは無い。でもそうとしか言いようがないゲテモノである。中国映画の監督や俳優についてはろくに知らない。本作を観れば今後も知る気にならないレベルだ。 話は人喰い化け物が潜む川縁の村が舞台。化け物を神と恐れ、人身御供をする村で反発する若者が化け物退治をするものだ。なんちゅう原始的なお伽話であろうか。で、肝心の化け物は、欧米で作ると中々姿を現さないセオリーがあるが、さすが中国。真昼間に堂々と参上し、凄まじい身体能力を見せつけてくる。その戦いはまさに中国活劇、初めはウルトラQのラゴンのよ…

  • モータルコンバット

    2021年公開のA級ファンタジック・アクション作品。 本作は米国で有名な格闘ゲームの映画化であるが、1995年にも映画化されており、その2年後には続編も公開された。本作はそれらとは関連せず、リブート作品である。 原作は残虐な殺害を売りとした格闘ゲームであり、それを踏襲した本作はR15指定となっている。その格闘シーンはなかなか見るモノがあって、CGによるファンタジックな技に頼らずとも十分な格闘アクションだ。特に、真田広之の腰が据わった存在感とキレのある動きは抜きん出ており、もう彼はハリウッドのアクションスターといっていい。ただ、やはり格闘ゲームのキャラだけが立ってしまい、チープなストーリーになっ…

  • 安すぎる中古CD

    バズケロさん宅に行く前、時間があるので懇意の店に立ち寄った。毎週顔を出しているので、そうそうニュースは無い。が、中古CDを物色に2階の階段を上ろうとしたときだ。 階段下の壁に見慣れない棚があり、ビニール表装を切っていないCDがいくつか置いてある。数はそう多くは無い。見ると懐メロのポピュラー曲が多く、二枚組の記念盤っぽいものが目につく。いや、本当に目に付いたのはその価格だ。 ここでは具体的にしないが、2階の中古品とほとんど変わらないではないか。しかしこれ、どう見ても新品なのである。思わず店員に実情を聞いてみた。どうやら、ソフトを購入するとき聴くための1枚と、保存用の1枚を入手していたコレクターが…

  • バズケロ・サウンド 2023

    小雨の日曜午後、バズケロさん宅に着いた。余裕をもって出かけたつもりが、またしても道を間違えてギリギリの到着だ。久々にお会いした当人はまったくお変わりなく、まずはハーベス部屋に通していただき、コーヒーをゴチになる。1年4か月ぶりなのにバズケロさんとの会話はとてもスムーズ。何も近況を説明しなくても、オイラのブログを全部見てくれているのだ。そして、ハーベスから流れるBGMでもすでにスタイルの変容が伺えた。 音が大きい。以前まではこんなボリュームではなかった。それに伴い、音楽が大変ダイナミックなのだ。目隠しされたらどんな大型スピーカーかと思うだろう。低域表現にハーベスらしさを感じるが、左隅にあったはず…

  • AET ノイズイジェクター その3

    昨年の暮れに表記のアクセサリーを導入した。その効果に感激し、現在はプリ、パワー、外部クロックと3つ使用している。今回、前段機器にも装着しようと思い1つ追加購入した。 使うとすれば、CDのトラポかSACDプレイヤーになる。以前自宅試聴したときはそのどちらも効果を確認済みだ。ただ今回は購入後の試聴でもあり、期待感と先入観は否定できない。まあ、そう認識しているだけでもマシである。 まずはCECのトラポから。比較試聴は簡単だが、いちいち機器背面に入るのが面倒(サブスピーカーをどかさねばならない。)なので、ソフトは試聴用サンプルCD内のシンプルな曲を数曲聴いて判断した。 すぐに違うな・・と感じた。滲みが…

  • バトル・ドローン

    2019年公開のB級SFアクション作品。 これは「エクスペンタブルズ」の公開後、同じようなプロットで作られた傭兵チームによる活躍を描いた一遍で、違うのは敵が近未来人型ドローン部隊という点だけだ。 俳優はもちろん、2流アクション俳優を採用。それでもどこかで見たことがあるな~といった顔ぶれだ。その中でも注目なのはダン・サウスワースという、スタントやモーションアクターが本業の御仁で、実際に俳優として出演する作品が少ない。そんな彼の見事なナイフ・アクションがたっぷり観られる。あと、気が付かなかったのがマイケル・パレが悪役で登場している。「ストリート・オブ・ファイヤー」が懐かしい。 本作はその殆どをドロ…

  • バズケロさんの安否

    ここで何度か紹介している超弩級趣味人のバズケロさん、ブログの更新が1年以上途絶えているので心配になった。オイラが最後に合ってから1年4カ月過ぎている。その時はもう完成の域に来ていたようだったし、情熱が燃え尽きてしまったのだろうか。 最近、懇意の店にマッキンのC46とC53が中古品の出物となっていた。このコンビを見て、すぐにバズケロさんの顔が思い浮かんだ。こ、これはまさか身内の手による断捨離ではあるまいか・・縁起でもない不安をよそに、店のブログ更新を見てホっとした。 どうやらプリアンプをC53にグレードアップしたらしい。しかし、C46の下取りは分かるが何故MC501まで放出したのか。バズケロさん…

  • 十輪寺の木蓮

    3月9日、藤枝まで足を延ばし、有名な十輪寺の木蓮を観に行った。 これほど多くの木蓮がある所を他に知らない。また、白木蓮はピークを過ぎると花びらが汚れてくるので、満開になってからでは遅いのだ。少し早いかと思いつつでかけたが、大正解であった。

  • 長辺か短辺か

    スピーカーを部屋の長辺か短辺のどちらに置くか、昔から話題になったテーマだ。 8畳間のような正方形の部屋では関係ない。正方形はオーディオルームとして不利とも言われる。庶民オーディオは6畳間や10畳間の部屋を使うのが一般的だ。それを前提として考える。 我が家では短辺に置いている。建築時から短辺にスピーカーを置く間取りと床補強、専用屋内配線をしていたので、選択もヘチマもない。また、その頃は趣味人としての経験があまりに拙かった。 これから部屋にスピーカーを置く趣味人の卵にアドバイスするならば、まずその部屋は生活の場とリスニングルームのどちらにウェイトがあるのかで変わる。生活の場を重視するなら短辺に置い…

  • 東大山の河津桜 2023

    昨年行って実に良かった東大山の花川に今年も出向いた。(3月6日)今年は咲くのが早いようで、ピークを過ぎ始めたところだった。

  • 惑星戦記 G-LOC

    2020年製作のイギリス製B級SF作品。 まったく期待していなかったが、観るとこれが意外と面白い。主演はスティーブン・モイヤー。知らんと思ったら、以前観た「プリースト」にチョイ役で出ていた。 お話は氷河期に陥った地球の軌道上に何故かスターゲイトが現れ、その先のリアと呼ぶ惑星に移住し始める。しかし、いよいよ地球もやばくなった頃、移住先もこれ以上の難民は困るといって難民ステーションを造り、移住させないといった確執が生まれた・・とまあ、ややこしい世界観が前提としてある。その中で繰り広げられる陰謀に巻き込まれる主人公、その悪事を暴いて阻止するといったものだ。 架空の世界で込み入った設定は理解に難儀しそ…

  • 長楽寺

    長楽寺は空海が建立したと伝わる古寺だ。本堂(今はすでに無い)に続く梅のトンネルが有名。歴史を感じる荘厳な趣きが味わえた。 平安時代から残る土塀 梅のトンネル内は険しい石段 本堂跡にて

  • ANIARA アニアーラ

    2019年公開のスェーデン製B級SF作品。 昔、ノーベル文学賞を獲得したほどの御仁が書き上げた原作を映画化したもので、とってもつまらない作品である。 もちろん、知っている俳優は一人もいない。話は、汚染した地球を離れて火星に移住しようとする巨大な宇宙豪華客船が舞台。運悪くデブリが衝突して進路が逸れ、燃料もないので当ての無い宇宙空間を彷徨うようになった・・というものである。 本作を哲学的金字塔の「2001年宇宙の旅」と比肩する向きがあるが、まったく意味が分からない。漂流する巨大な宇宙船内に閉じ込められた人間は、年月が経つとどのようになっていくかを淡々と描いている。それは人間の滅亡を疑似体験するよう…

  • 市県民税の申告

    いわゆる住民税のことであるが、前年は定職を退いたというのに高額な住民税の支払いを強いられた。これは住民税の計算が前年の収入を基に行われるためで、リストラで無職になった御仁はその痛手がよく理解される事だろう。 オイラはパートであるが一応会社組織に再就職したので、その給料から年末調整されて今後の住民税も自動的に計算される。まだその歳ではないが、公的年金を受け取るようになっても、その収入分は自動的に市に報告される。したがって、自営業を始めたわけでもないので確定申告は無縁のものと思っていた。そこに落とし穴があったのだ。 オイラは前職を退くとき、貯蓄した個人年金を還暦になってから受け取るようにした。公的…

  • 季刊・オーディオアクセサリー 188号

    毎度、ガレージメーカーの紹介ソフトが付録されているが、明らかに宣伝目的。それも地味な器楽曲ばかりで実につまらない。以前は路上演奏のジャズを生録したものや、オーディオチェックに使える面白い音源があったものだ。オマケとしての魅力はなくなってきたと言っていい。 さて、本号のメインは「さあ、これからのオーディオを語ろう」と題して、昨今露出の多い4評論家の対談だ。これを読むと、若い土方評論家が蚊帳の外といった雰囲気があり、とても不愉快な印象を受ける。しかも延々と話が続いても何も内容が無い。論者の世界の薄汚れた上下関係が透けて見えるようだ。 商品紹介にはあまり興味がないが、今回の表紙にもなった韓国製のプリ…

  • ルームアコースティックの問題 その3

    エコーバスターの横置きが効果的だと思ったが、疑問もある。 そもそも、広がりを出すのに吸音体を用いるのは逆ではないのか。エコーバスターは、対面の巨大なカーテンとの整合を目的としたものだ。本来、反射を利用するライブな手法の方が音場が広がるものだろう。まあデッドな方が濁りは減少するため、収録された響きが正確に得られるのは間違いない。よって音の精度は高まるので、その改善意識が音の広がりを妨げているのでは・・確かめるため、エコーバスターを縦置きで持ち上げた状態に戻し、さらにFAL直近の側面に遊んでいたミニソネックスを置いてみる。ミニソネックスは東京防音の特殊ウレタンで、30年ほど経過しているのに加水分解…

  • ルームアコースティックの問題 その2

    さて、ルームアコースティックの商品は高価なので手を出したくない。それ以前に何をどうすればいいのか・・部屋の左右差を無くすのがベストであろうが無理な話だ。となれば問題の左壁面側をカット&トライで反射のコントロールをするしかない。 現状から容易に変更できるのは、アステカ、ミニソネックス、エコーバスターの位置変更だ。しかし、やみくも変えても時間の無駄だろう。やはりスピーカー手前側面の一次反射を変えてみたい。となると、設置位置からアステカは関係ないと思う。 まずはエコーバスターの高さを変えてみる。10㎝ほど持ち上げてみたが、あまり変化が感じられない。そこで、2つのエコーバスターを横にして浮かしてみた。…

  • ルームアコースティックの問題

    オイラのリスニングルームは家族が団欒する居間なので、ただひたすらに音響の事ばかり重視するわけにはいかない。いわゆる平民オーディオだ。 それでも、新築するときにシステムを置く場所を決めて間取りを考えたので、補強や背面等の最低限の配慮はしておいた。どうしてもままならないのは、左右壁面の相違性だ。向かって右側はCDのラックにソフトがギッシリであり、左側は掃き出しの窓なのだ。当初は音像が左に寄ってしまい、プリの左右バランス調整をする始末であった。それでもルームアコースティックといえば、東京防音の硬質グラスウールを背面に置いて壁面にレゾナンスチップを貼るぐらいだった。本格的に着手し始めたのは2012年頃…

  • 中古ショップの変遷

    隣町のよく利用していたハードオフが閉店した。ここは、数ある中古ショップの中でもAV機器中古が多いハードオフに本のブックオフが併設されていて、大きな店舗でよく利用させてもらっていたものだ。平日でなければ駐車場に難儀するほど客が来ていたのに・・懇意の店が一つ減って実に寂しい。 さて、その足で久々に中古ソフトの専門店に来てみた。ここは昨年の5月に来て、CDのコーナーが奥に追いやられ、レコードが主力となってショックを覚えたものだった。(2022-05-02 謎のアナログ復活 参照) 入口のワゴンにいつもゴミソフトが野ざらしされているのだが、ザラッと見ても店内にあったまともな中古が格下げされたのが伺えた…

  • サバイバー

    2015年公開のB級アクション・サスペンス作品。 凄腕の外交官がテロリストに嵌められ、犯人に仕立てられながらも懸命にテロリストと対峙していく話。主演はミラ・ジョボビッチ、敵の殺し屋をピアース・ブロスナンが演じる。脇でディラン・マグダーモット、ロバート・フォスター、アンジェラ・バセットが堅実に固めていた。この3人は「エンドオブホワイトハウス」でも共演しており、何らかの縁があるのだろう。 本作はあまり製作費を掛けない中で、主人公の追われる緊張感が観客の興味を引っ張る。この手の話は主役と敵に相当な魅力が無いと成り立たないが、この2人の存在感はカリスマ的オーラがある。ミラは眼力が凄いので普通でない人間…

  • アンビュランス

    2022年公開のノンストップアクション作品。おそらくA級予算をぶっこんでいる。 マイケルベイ監督の作品なので思いっきり弩派手だ。しかし、それだけではなく登場人物が皆個性的で、展開が早くてもすんなり人物像が頭に入ってくる。人間関係もしっかり捉えてあり、アクション映画のお手本と言っていいだろう。 本作はジェイク・ギレンホールを代表にヤーヤ・アブドゥル、エイザ・ゴンザレスの3人が主役だ。このバランスが見事である。本来、ジェイクが主役として焦点を絞りそうだが、悪役なのでそうもいかない。この3人が話の大半を引っ張る。それもハイスピードの逃走救急車内でだ。 主役の3人だけでなく、それを追跡する警察機構も演…

  • スピーカーの地震対策

    オーディオ機器の地震対策については昔から憂慮していた。地震大国でありながら念頭にないメーカーがほとんどだからだ。 地震の経験がほとんどないような外国の製品なら、開発段階でそんな発想はしないのだろう。日本は違うのである。たしかに地震の揺れに強いスタンドを開発している専門メーカーもある。しかしそれは珍しい存在だ。 少なくとも小型スピーカーはスタンドと固定できる構造にすべきで、さすれば揺れで容易に飛んでこない対策を消費者は考えることができる。オイラはサブスピーカーのTADをティグロンのチューニングベルトで固定し、スタンド下部は鉛板で押さえている。機器背面に入るとき移動する必要があるため、この程度の対…

  • 春を告げる花

    いち早く春の訪れを告げる花を撮ってきた。上から順に紅梅、節分草、福寿草、寒桜だけど、節分草はマジで見つけ難い。でも何故かカメラマンには一番人気だ。

  • SUSHI GIRL

    2012年公開のC級アクションスリラー作品。 本作は明らかにロバート・ロドリゲスやタランティーノの作品にインスパイアされたもので、ゲテモノ風情を楽しみたい人向けの作品だ。 監督は素人であり、主役?は無名の女優(このスッポンポンの肢体だけは見所)で、その周囲を取り巻く男達が、過去に名を売ったC級ギャラの役者なのが面白い。TVのスタトレで顔が知れたトニー・トッド、「ネバーエンディングストーリー」のノア・ハザウェイ、SWのマーク・ハミル、そしてご存じ千葉真一。あと、「ターミネーター」のマイケル・ビーンや「マチューテ」のダニー・トレホがチョイ役で登場。本作が20年ほど前なら豪華と言われよう。それが今と…

  • タイム・チェイサー

    2013年製作のSF映画で、おそらくC級品。 タイムトラベルもので、主演がハーレイ・ジョエル・オスメントなので興味が湧いた。あの「シックス・センス」や「A.I.」の天才子役が、髭もじゃの大人となって登場。その母親役が「Xファイル」のジリアン・アンダーソン。やっぱりいい女だ。 さて、本作はSFといってもまったくそれらしい映像やギミックは出てこない。ワームホールを使った時空間移動もほとんど説明は無く、帰ってくる術も分からない。登場人物が皆、学者レベルの頭脳を持った設定なのにハードSFの趣は無いに等しい。 ストーリーは父親が過去に失踪してから家庭崩壊が始まる。悲劇を起こさないために息子が父を追って過…

  • マーティンローガン CLSⅡ

    懇意の店に珍しいスピーカーの中古が入ってきた。それが表題のスピーカーだ。 マーティンローガンという静電型のスピーカーを知ったのはかなり昔である。古いオーディオ誌に、神崎一雄評論家が自宅で使っている写真が載っていた。そのとき、この衝立のようなスピーカーは何だ?と興味を持ったものだ。同社の現行品は、ウーハーを通常のコーンユニットにして細身になっているので、オール静電方式は貴重である。さっそく聴いてみよう。駆動系は古いマークレビンソンでCDPはフィリップスだ。 こりゃまた独特な世界の音だ。正面で聴いた第一印象は、粗や棘といったものがまったく無く、サラ~と清流のように音楽が流れていく。当然、切れ込みと…

  • インスタント袋麺

    最近はカップ麺を食べなくなった。それは健康に気遣っての事ではない。長年、多くのインスタント麺を食してきたが、やっぱりカップ麺より袋麺の方が美味いのだ。 これは最近、自炊が復活してきたのと関係している。また、鍋で作る袋麺は自分好みにアレンジしやすい。ユーチューブで色々紹介されているので試したくなるし、様々な具材がプラスされて食バランスも良くなり、実際美味しくなるのだ。 ではどの袋麺が良いかと言うと、ユーチューブでレシピ紹介されるのは圧倒的にサッポロ一番の塩と味噌が多い。これは誰もが知っている定番と言う意味もあろうが、実際サッポロ一番の袋麺は美味いのだ。しかし、ここで同調してしまっては書き込む意味…

  • シセル

    お気に入りのアーティストを紹介するのは久しぶりだ。 シセルは以前、シセル・シルシェブーという名で登場していた。30年以上も国際的に活躍しているのに、日本ではそれほど著名ではないようだ。おそらく、リレハンメル冬季オリンピックでテーマ曲を歌った人、と言えば思い出す方もおられるだろう。オイラはその数年前からお気に入りで、オリンピックの檜舞台に登場したときは、さもありなんと感じ入ったものだった。 彼女の魅力はとても清涼感のある声で、それをズバ抜けた歌唱力で持って歌い上げることだ。オイラは北欧の女性ボーカリストが琴線に触れるところがあって、多くのディスクを所有している。シセルは一発屋とはモノが違うと言わ…

  • バナナプラグの修理

    「やっちまった!」スピーカーの背面から出てくるときである。 オイラはオーディオ趣味人なので、機器の背面に入ってあれこれと調整変更している。そのためにはサブスピーカーをどかす必要があり、SPケーブルが容易に着脱できるようバナナプラグで接続しているのだが、その着脱すら面倒で接続のまま移動させていた。案の定、浮いたSPケーブルを足に引っかけてしまうのだ。 パキッと言う音がして己を呪った。VFAタイプのバナナプラグが半分ほど折れてしまっている。この失敗は以前もやっており、反省して書き込んだというのに懲りないバカ者である。(2021-05-16 端末処理の是非 参照)このまま使えない事もないが、完全に折…

  • アンダー・ウォー 史上最大の地下爆破作戦

    2021年公開のB級戦争映画。新型コロナ席巻中でもあり、劇場未公開である。 本作は、第一次世界大戦中の史実を脚色していながらも真面目に作り込んでいる。前回レビューした「ロスト・シティZ~」も実話に基づいた伝記ものであったので、比較すると着眼点の違いが面白い。「ロスト・シティZ~」は伝記となった主人公の冒険に主眼を置かず、社会背景の変化にあらがう野心の姿を描く事を骨子とした。よって、冒険で起こる出来事を派手に演出せず(誰も知らないのだからしてもいいのに・・)、地味で評論家受けする作風となった。 対して本作は、国への忠誠心が強い鉱山労働者が戦地で危険な穴掘り作戦を全うする話で、帰国もせずに己の野心…

  • ロスト・シティZ 失われた黄金都市

    2016年製作の実話に基づいた伝記映画。 本作は予備知識無しで観ると失敗する作品である。オイラもその一人で、題名の雰囲気から「久々にB級冒険活劇でも観るか・・」と、軽く観始めて失望した一人である。 この主人公は外国では有名人らしく、その後の冒険活劇の元ネタの人らしい。でも実話となると夢物語にするわけにもいかず、冒険よりも当時の世相の中で己の野心と家庭の話がじんわりと続く。まるで朝ドラの総集編を観ているような作品だ。 主演はチャーリー・ハナムで、ロバート・パティンソンやトム・ホランドが共演している。監督はジェームズ・グレイなので、アクション活劇であるはずがない。後に「アドアストラ」というA級SF…

  • 場相応

    その人なりのその場のベストな対応というものがある。これは誰に教えられたわけでもなく、長く社会人をやっていれば自然と身に付いていくものだ。それが意識して違和感なく操作できる人間は世渡り上手であろうし、逆に逸脱しているのに気が付かない御仁は、癖が強い者として人間関係に難をきたすと思っている。また、そんな事はカケラも思っていないけど場が和み、敵を作らないのが天然ボケと言われる人種であろう。 こうしたことは趣味人の世界でも言える。オーディオで当てはめれば、システムを置く部屋は様々だ。6畳間のケースもあれば、24畳を超える吹き抜けの大きな空間を持つ御仁も居られる。また、部屋の横に往来の激しい国道があった…

  • トップガン マーヴェリック

    昨年公開の超A級アクション大作。地元でもかなりのロングラン上映であった。 トップガンが公開されたのはオイラが社会人成りたての頃で、劇場鑑賞したのだがあまり良い印象を持っていなかった。若いトム・クルーズを見て、こんな鷲鼻のチビ助は好きになれず、まさかスターになるとは思わなかった。その後の地上波放映も観ることは無く、ストーリーはすっかり忘れている。よって久しぶりに再見してみると、36年前の郷愁がドっと押し寄せて実に感慨深いものだった。そして、マーヴェリックを観るため久しぶりにDVDをレンタルした。 本作はまず、無条件で褒めないといけない。36年前の続編を同じ役で演じるなんてできる事ではない。他には…

  • レトルトカレー

    レトルトカレーと言えば、ボンカレーとククレカレー。昔はこの2つしかなかった。ククレカレーはジャガイモが角切りで入っていたのを思い出す。 今ではレトルトカレーは凄い種類がある。マイナーな御当地モノまで入れたら数えきれない。そして、カレーの世界にも趣味人が居て、そんな猛者がゴロゴロいる中でオイラがどうこう言えるものじゃない。実際、まともにカレーを作るのは時間が掛かるし面倒なのでレトルトになるのだが、オイラはその中でも100円のものと決めている。 理由は明白で、金を積めば美味くなるのは当然であり、安くても美味しいから価値が高いのだ。すると対象は限られ、オイラが感動したレトルトカレーがあった。 それは…

  • るいちゅーぶへの道

    格闘技系のユーチューブを見ていると、面白いものに出会えた。それが表題のチャンネルだ。 この動画を作っているのが森 累珠という女優で、オイラは全く知らない。ウィキを見るとかなり多くの作品に出演している。別名「ヌンチャクガール」と言われるだけあって、彼女はブルース・リーの大ファンのようだ。このチャンネルではブルース・リーの映画シーンを完コピしていて、基本的に本人と母親の2人で再現しているのだが、その素人クオリティが絶妙で大真面目に作っている。この熱意には脱帽だ。 親子で作っているというユーチューブらしさが微笑ましい。特に、何役もこなすお母さんが最高だ。こんなのを見せられると地上波のお笑い番組なんて…

  • 呪術廻戦 0

    アニメ呪術廻戦については1年ほど前にレビューした。ちょうどその頃劇場公開した「呪術廻戦 0」がアマプラで公開したので観てみた。 劇場公開当時は大きな話題でコマーシャルされ、大ヒットしたと記憶している。どれほどのものかと期待したが、大したことはない。 話はTVシリーズの前日譚で、しっかり原作もある。つまり、鬼滅の刃「無限列車編」と同様、ファンからすればストーリーは分っているのである。よくそんなものが劇場で大ヒットするなあ・・超A級予算を掛けたハリウッド大作が、日本では少年漫画のアニメにかなわないのだ。これを中身の薄いハリウッド作品に対して、日本のアニメは質が高いと説明する論者がいるが、どこがじゃ…

  • AVとDAC

    正月に録画した、恒例のニューイヤーコンサートを観た。あまり音楽番組を録画することはないので、どうせならとメインスピーカーで再生してみた。すると、酷い音で呆気に取られたのだった。 音声と映像にタイムラグがあるのはしかたがない。映像に対して音声の信号経路が複雑になってしまうからだ。会話なんて違和感が強いが、演奏だとあまり不自然でもない。問題はその音質が大層悪いことで、演奏のダイナミックな感動がまったく感じられないのだ。じっくり音を聴くと、コントラストが弱く、ボリュームを上げても音圧が上がらない。低音が薄っぺらく、こじんまりとして広がりが出ない。妙なクセは無いが、とりあえず大きなスピーカーから音を出…

  • 必殺仕事人 2023

    年に1回の定番と化したこのシリーズ、昨年は割とまともな出来だったので録画して見た。 今年はダメだ。後半の良き医師が名誉と金に目がくらんで悪に染まる展開は悪くない。しかしそれも使い古しのパターンであって、すべて予想通りの話だった。世相をパロった事案や今をもじった笑いは大昔からある。必殺の個性だからそんなところでツッコミは入れない。どうにも我慢がならんのは、大げさでワザとらしい演技と演出で、演者も長いのだから嫌気が刺すだろうに。年に1回なんだから「こんなダサい演出は嫌だ!」とストライキぐらいやってはどうかと思う。まともに観れたのは遠藤憲一だけ。それももう降板だ。 以前のように目玉となるスター役者を…

  • 自炊

    前職に就いた若かりし頃、24時間勤務の食事は自炊であった。先輩から料理のイロハを教わり、あらゆるメニューを熟してきたものだ。ギョーザはタネから作り、冷やし中華はタレから作る。スパのミートソースも自作するのが当たり前だった。20代の頃はメニューを考え、皆を満足させる料理を作ることが仕事だったといっていい。それが次第に本業の方が忙しくなり、食事は弁当になってまともな自炊をすることが無くなっていった。オイラも料理が趣味でもないので、まったく包丁を持つことも無くなってしまった。 それが最近、復活しつつある。仕事が半日パートになり、外食ばかりでは済まされなくなったのだ。昼は500円以下のランチを選んでい…

  • アイス・ロード

    2021年に配信公開されたB級アクション作品。 監督はジョナサン・ヘンズリー。20年ほど前まではアクション大作の代表格であったが、近年音沙汰なかった。久しぶりに往年の味を魅せた感じだ。 掘削事故の作業員救出のため、救助資機材を届けに大型トラックで凍った湖上を走っていく。主演はリーアム・ニーソン、彼の作品らしいアクション映画の王道路線で、責任逃れを画策する会社側の陰謀があって矢継ぎ早の危機がやってくる。当然、この手の作品は勧善懲悪に終始するのが分かっているので安心だ。それでも現実感のある危機の連続に目が離せない。キャラの描写と演出が上手い。 ローレンス・フィッシュバーンが意外なところで途中降板と…

  • モービウス

    コロナにより2022年公開となったマーベル系のA級エンタメ作品。 これはアメリカ好みのダークヒーローもので、しかもネタにされすぎた吸血鬼である。しかし、ホントにあの国は吸血鬼やゾンビが好きだなあ・・これほど使い切っているなら、真新しいアイディアを引っ提げているべきなのにありふれた筋書きである。 主演はジャレット・レトで、親友であり敵となるのがマット・スミス、脇でFBI捜査官としてタイリース・ギブソンがお笑い抜きで演じている。かなり豪華な陣営で、贅沢な予算を屈指してイマイチな作品を披露する・・この監督はダニエル・エスピノーサだ。「ライフ」のときとまったく同じ無駄使いであり、この監督は才能無しと評…

  • 謹賀新年 2023

    明けましておめでとうございます。本年もお付き合いいただければ幸いです。 今年の元旦も例年のルーチンを壊すことなく、初詣からスタート。天気は快晴で寒さも緩み、最高の初詣日和だ。昔は元旦だけパチンコをやって今年の運勢を占った。今は初詣から母親の家に家族が集まる食事会までの流れが、スムーズで平穏であることが吉兆と踏んでいる。 昨年は予約した寿司が手に入らないトラブルに憤慨し、店と大喧嘩して不吉なスタートを切ってしまった。その予感は的中し、脳腫瘍で入院する始末だった。今年は神社までの道中もスムーズで、買い出しから寿司屋の商品受け取りも大変良い流れだ。とてもタイトな時間で行動を計画しているが、今年は一番…

  • 2022年を振り返る

    今年も終えようとしている。早い・・1年が過ぎるのが実に早くなった。もとより冒険思考ではないので、パート仕事の平穏な日々と同じような生活の繰り返しは、時間の経過感覚があっという間だ。人生にときめきが無い証拠である。 さて、オイラにとって今年最も大きなトピックは、やはり脳腫瘍で入院したことだ。3月から目が霞み、眼医者で検査した結果は脳疾患の疑いだった。脳神経外科でMRIを受け、脳下垂体腫瘍と判明、医科大学付属病院で手術のため2週間の入院となった。俎板の鯉になってしまえば諦めもつくが、そこに至るまではもう生きた心地がしなかった。それが今では夢だったのかと思うほど元通りである。後で知ったことだが、オイ…

  • 新型コロナを見直す

    新型コロナの現状は、中国では別のヤバイ病気かと疑うほど深刻化している。先日、日本でも死者数が最高数となった。にもかかわらず規制を撤廃し、感染予防の徹底化を促すマスコミPRは影を潜めている。さらに、国は金が掛かり過ぎるから新型コロナを2類から5類の感染症に格下げしようと画策している。長期化の疲れで「もう多少死人が出ようが元に戻そうぜ・・」という気運だ。経済優先である。初めの頃、この経済優先政策を打ち出したブラジルは非難の目で観られたものだが、結局そうならざるを得なくなった。 こんな世相から、新型コロナの危機感が薄れてきた。以前と違ってオイラも例外ではない。先週、施設から山の神の親がコロナ陽性の報…

  • トラポのセッティングを変えてみる その2

    新しいセッティングで一聴。低音と高音が伸びず、f特のバランスが崩れた印象。さらに、音像が滲んでまったく奥行が出ない。救われるのは、ボードの響きが加算した印象が無いこと。アサダ桜のボードから綺麗な響きを出すのは容易だが、狙いはその手前で留めて厳格な風情を緩めることにある。これならいけるかもしれない・・ 何を期待しているのかというと、時間の経過で馴染むことだ。セッティングの変更直後はぎこちないのが普通である。特に軟質系素材が絡んでいる場合は顕著で、今回はさらにトラポの荷重が掛かる部位と数も違う。というわけで翌日になって本格的に再試聴した。 うん、昨日の変更直後とは一変して音が立っている。新しいセッ…

  • トラポのセッティングを変えてみる

    CECのトラポのセッティングについては、購入してから半年ほど試行錯誤して決定した。それは、人工大理石のボード上にアコリバのRKI-5005とピラミッドコーンをカップリングしたインシュレーターを置き、トラポの底板にダイレクト3点支持させるというものだ。(2022-1-22 好みの音へ 参照) このセッティングは熟考しただけに非の打ち所がないと自画自賛。余計なカラーが付かず、高度な解像度と透明感を持ちながら広大な音場感を魅せるものだ。さらに明確な音像と深い奥行きがあって満足である。1年近くこのセッティングで通してきたが、年末の大掃除を切っ掛けに変えてみようと思う。 理由は、厳格な正当ハイファイを煮…

  • TADモニターに代わるもの無し

    数年前からセカンドシステムのTSM-2201-LR(通称TADモニター)に代わるスピーカーを探していた。セカンドシステムはアンプからケーブルに至るまでプロ仕様で、その目的はメインシステムの音質を客観視するためのモニターであった。しかし、メインのFALも方向性が完璧に定まり、自分の目指す音が分かってきたので目的は果たしたと言っていい。それからサブとして魅力を放つ小型SPを探し始め、数々の試聴をしてきたのだ。その都度、ここに試聴感をアップしてきたが、結論は表題のとおりである。 その判断で重要なのが、音質だけではないということ。音質で言えば、様々魅力を感じるものがあった。もちろん、試聴したものは価格…

  • スパイダーマン ジョン・ワッツ3作品

    近年のスパイダーマンの映画というと、2002年からのサム・ライミ3作品と2012年からのマーク・ウェブ2作品、そして2017年からの本3作品となる。 ジョン・ワッツ監督の最新シリーズは、マーベル・シネマティック・ユニバースの時系列における一遍となり、アイアンマンやドクター・ストレンジも登場してくる。そういった意味では世界観が分かりやすくて他作との繋がりが興味深く、ユニークな展開を生むことが可能となった。そんな背景から、様々なスーパーヒーローとの住み分けが必要となり、本シリーズでは未熟な学生を主人公とすることで、アベンジャーズの面々からガキ扱いされるキャラを担っていると言えよう。 スパイダーマン…

  • プレミアム付き商品券

    プレミアム付き商品券は、消費税10%引き上げに伴う消費の低迷と低所得者の擁護を目的に、国が各自治体を通じて実施する経済政策だ。オイラの住む磐田市では、現在第3弾として今も実施している。始まったタイミングが新型コロナの感染と重なるため、オイラは実施理由がコロナ疲弊した地元商店の活性化を目的としたものだと思っていた。 3回とも発売する流れは同じだが、プレミアム度が変わっている。3回目の今回は、一世帯の上限購入額が25000円で35000円の商品券がもらえるので大変助かる。ただ、使用期限が12月から翌年の1月末日までと短く、「早く使わないと・・」と思ったら無用な心配だった。年末は金の入り用が多く、正…

  • 施設の救命講習

    先日、パート働きしている施設の防災訓練の一環で救命講習を行った。昨年から引き受けているのだが、ここは高齢者から保育園まで含んだマルチな施設なので、要望される1時間の枠内ではまともな講習は不可能だ。救命の最新ガイドラインであるAHA2020は、以前とほとんど変わらないので指導内容に不安はないが、高齢者と未就学児では対応内容が異なるため、時間が短い場合はいつも頭を悩ませる。それでも昨年通り、現場に沿った例示をして分かりやすくまとめた講習になったかと思う。 この講習に際して、事前に施設の危機管理体制の確認と、消防の救急体制の現状を後輩から聞いたのだが、オイラが現役の頃から課題となっていたDNARにつ…

  • マークオーディオ CHN-50

    マークオーディオのフルレンジユニットは音が良い。特にメタルコーンの奏でる高域は大変美しく伸びが良い。以前、この最新10㎝ユニットを積んだアマテラスというモニタースピーカーを聴いて、このフルレンジユニットは欲しいと思ったものだ。(2022-10-29 AMATERAS 9012M-[Z] 参照) すると、懇意のショップにマークオーディオの8㎝ユニットCHN-50で自作したスピーカーが中古で出てきた。箱は音工房ZのZZ601(V2)というダブルバスレフ・キットのようだ。塗装は自前であろうが、天板に何かを載せた跡が派手に残っており、塗り直した方がいいだろう。価格が非常に安い!さすが店長、中古市場相場…

  • ヒトラーを殺し、その後ビッグフットを殺した男

    2018年制作のB級アクション作品。 これはまた、評価に難儀する作品だ。市場ではかなり好意的に受け入れられているようだが、天邪鬼で古い人間のオイラは嫌いである。主人公の老人を演じたのがサム・エリオット、実に懐かしい。そして、製作総指揮にダグラス・トランブルとは・・しかしそれほど特殊効果を表に出していない。 内容は、題名の通りで原題もそのままである。話はしがない老人の回想が半分以上を占める。目的もない老人の日常から突然過去の話となり、また突然現実に戻る。こうした展開は珍しくないが、私的にウンザリしてくる。ただし、過去の回想の内容はいい。ヒトラーを追跡して暗殺に成功した名も無きヒーローの若かりし思…

  • MWA電磁波吸収材

    これはオヤイデのダストキャップに付いているもので、以前NWA-RCという商品をレビューした。(2013-03-19 端子用ダストキャップ 参照)その後、電源用のNWA-ECも買ったが、共に埃除け程度のものと認識していた。あれからかなりの年月が経ち、電磁波やノイズの有無が大きく再生音に影響することを体験してきたので、今なら音質への影響が分かるかもしれない。 実はトラポと外部クロックには空いたBNC端子が計6カ所もある。BNCは一般的でないため、オーディオメーカーも対策グッズは作らない。よって野放しにしていたが、手を入れてみよう。 具体的には電工ショップで安価なBNC-RCA変換コネクタを買って、…

  • スポーツ観戦

    FIFAワールドカップは日本は残念だった。といっても、オイラはスポーツ観戦にまったく興味がない。 現地まで応援に行き、金もないのに滞在延長して極寒の空港に凍えて夜を明かす・・ご苦労な事だ。しかしまあ、日本を応援する気持は分かる。オリンピックなどはオイラもTVで日本人の活躍を観て、メダルが取れると気持ちが良い。それでも深夜に放送するのを観るほど熱くもない。別にニュースで見ればそれでいいのだ。特にフィギュアスケートや体操のように日本人の活躍が期待され、僅かなミスが命取りになる競技はあえて観ない。録画だけしておいて、ニュースの情報で成功だった場合だけ見るようにしている。一番理解できないのがプロ野球や…

  • パンズ・ラビリンス

    2006年公開のB級ダークファンタジー作品。実は観終わった後、ウィキでググってアカデミー賞他、世界各国の映画賞をゴッソリ獲得した作品だと知った。監督はギルレモ・デル・トロで、「シェイプ・オブ・ウォーター」より前にこんな作品を撮っていたとは・・不明を恥じねばならない。で、事前にそんな先入観も期待も無く鑑賞した感想を正直にレビューしよう。 スペインの内乱を背景にした暗黒時代に翻弄される少女が主人公、現実逃避にファンタジーの世界へ没頭していく。残酷で非道な現実描写や、グロテスクなクリーチャーはまさにダーク。しかし暗い場面が多いにも関わらず、クリアで見やすい映像には感心した。内容はファンタジー作品とし…

  • FAL 操業停止

    株式会社ファルが操業停止となった。FALのスピーカーについて、ブログ上最も多く書き込んできたオイラにとってショックである。(検索する際は、FALとFALの双方でお願いします。) ホームページに理由が記されているが、やはりなあ・・といった面持ちだ。FALのスピーカーは職人による手作りなので、優秀な職人が居なくなっては操業しようもない。後継者を育てて行ければよかったのだが・・実はこの予兆はずっと前からあった。 以前の書き込みを検索すると、2012年頃にエンクロージャーを製作する職人が他界しており、その後満足のゆかない業者を渡り歩いている。2019年頃にはユニットのボイスコイルを巻く職人が居なくなり…

  • レフトビハインド

    2014年製作のB級パニックスリラー作品。 アマプラを検索して面白そうなので何も知らないで観た。突然、数百万人の人が消える・・これはSFパニック映画かと思ったら、聖書のヨハネ黙示録でこの世の終末が始まる前に、信心深い人や子供達を天国に避難させる「携挙」というものを題材にしているらしい。オイラはキリスト教徒でもなんでもないので、「へ~そうなの・・」と思うだけである。感想をググるとボロクソの極みで、信者からも激しく非難されている。 ニコラス・ケイジの出演料で半分くらいの製作費を使っていまいか。映像がクリアなので低予算の粗がよく見える。(笑)主人公の舞台となる旅客機内はカメラワークが寄り過ぎで、TV…

  • AET ノイズイジェクター その2

    ノイズイジェクター EVO-NE510NI-Rを一つ購入した。サンプルを借用したときは、最も有効だろうと想像したプリに使って好結果を得たので、今度はジックリ別の機器で試してみよう。ちなみに購入したのはRCA用である。 CECのトラポに使ってみると、プリに使った時と同じ効果の印象を受ける。その程度はプリと同レベルだ。では、パワーアンプではどうか。J2はXLR入力で使用しているからRCA端子は空いているのだ。なるほど、低音の解像度が顕著に向上している。セッティングで締めたのとは異なり、量感が減ったネガティブな印象はない。SACDプレーヤーでは音離れがよく、もやもや感が拭われて切れ味がいい。エソの外…

  • 紅葉と山茶花

    日曜の朝、小國神社に行くとすでに行列が。川沿いの紅葉が有名だが、反対側に咲くサザンカも綺麗だった。

  • 季刊・オーディオアクセサリー 187号

    正直言って、本誌に限らずオーディオ誌を買わなくなった。早期退職してパートのしがないオヤジに成り下がったので、無駄な散財を極力抑えているのもある。それでも本誌だけはと思っていたが、この187号は1800円・・付録のオマケCD付きでも高すぎる。懇意の店が定期購入しているので、そこで読むことにする。付録CDもそこで試聴だ。 さて、今回はオーディオ銘機賞とオーディオ・アクセサリー銘機賞の発表が目玉である。共に、ほとんど関心が無い。そんな中で、アイテックのΛ3.16mini The premiumが唯一のロングラン賞だったのが興味深い。この商品は以前自宅試聴もしており、(2014-12-03 Λ3.16…

  • シン・ウルトラマン

    今年5月に公開された空想特撮作品「シン・ウルトラマン」がアマプラで配信された。極力前情報を避けて拝見、たしかに「シン・ゴジラ」のスタッフらしい、センスのあるリブート作品だった。 あらゆるシーンでオリジナルへのリスペクトが伺え、これは間違いなく、幼少の頃にTVに噛り付いて観ていた「初代ウルトラマン」の記憶を持つ世代がターゲットであろう。とても美味しく料理してくれたものだ。子供向けの荒唐無稽なヒーロー作品だったものに、似非科学的解釈を貼り付けて大人も観られる物語に仕上げている。オリジナルの美味しい所を残すとオカシイときは、あえて劇中で突っ込んで笑いのネタにしてしまう。実にアッパレな対処だ。ネロンガ…

  • WE 16GA (復刻版)その3

    スピーカーケーブルをWE 16GAに変えてから数日、聴きなれたディスクを毎日掛け続けてきた。すると音がどんどん変わってくる。中古で買ったケーブルなのでエージングは終わっているものだと思い込んでいたが、未使用だったのかもしれない。 軽めだった低音がずっと重厚になって深みが感じられ、派手気味な響きが収まってきた。そして、音場が二回りほど広くなっている。ただ、ピラミッドバランスに向かっているので、高域が寂しく感じるソフトもあり、ここに対策グッズを施すとどうなるのかやってみよう。 このままでも満足できる音なので、ダブルで使っていたリングマグネットをシングルにして、ケーブルを挟むワイヤーグリップも未装着…

  • 銀杏 2022

    公園のイチョウが色づいた。近場の紅葉も始まったようだ。

  • AET ノイズイジェクター

    AETのノイズイジェクター EVO-NE510NI-Rというアクセサリーのサンプルを、隣町のショップで借りてきた。 無線マイクの伸縮カール電線をちょん切ったような物体だ。この3倍ほどの長さでケーブルに巻いて振動制御するアクセサリーは以前からあった。(2020-09-14 スパイラルエキサイター、2017-12-02 クライナ Helca1 参照)これは、帯電防止素材を工夫して機器内部のノイズを放電するアイテムだという。高価でもなく、気のせいレベルのグッズであろうが、サンプルを貸してくれるというので暇つぶしに試してみよう。 しかしタイミングが悪く、現在WE 16GAの検証中でメインのFALや主要…

  • ホワイト・スペース

    2019年公開のアメリカ・ハンガリー合作B級SF作品。 久しぶりにスペース・オペラを観たくて視聴。まず、序盤で感じたのは本格的な特殊効果演出で、僅かな地球での未来都市の描写にも手抜かりが無い。もしかしてA級作品なのかと思ったほどだ。ググってみれば、監督は無名なれど本来その道のプロだという。本作の主たる舞台は宇宙船内の密室劇で、登場人物は少ない。その分、分かりやすくて予算も抑えられよう。 物語は食糧難の未来、外宇宙の生物を捕獲して地球の食料としてしているというユニークな世界で展開する。そこで出合う幻の大物「天竜」を追う漁師の話だ。船名といい、ラストの描写といい、明らかに「白鯨」の宇宙版リメイクで…

  • マイナポイント

    マイナポイントの取得手続きが終わった。やってみてこれからの世の中は本当に年寄りには厳しい世界になったと痛感した。 まず、オイラは前職の現役の頃にマイナンバーカードを作ってあったので手間が一つ省けた。世の半数はまだ作っていないらしく、マイナポイントを得るには今年中にマイナンバーカードを作る必要があるので要注意だ。ただし、オイラはいつも現金決済なので電子決済カードを持っていない。ポントはここに入るので作らねばならない。 買い物の都合上、ワオンの電子決済カードを作ることにした。まずこの使い方を覚えなくてはならん。ワオン・システムのチャージとポイントの概念から学習だ。特に、ポイントと残高の違いに戸惑っ…

  • WE 16GA (復刻版)その2

    まず、入手したWE16Aをまじまじと見る。ただの銅に錫メッキをした細い撚り線をビニールと綿で被覆し、緩いツイストをかけただけのケーブルだ。今時、こんなものが何で絶賛されるのか? 現用の対策し尽くしたアクロテック6N-S1010を外し、ジャンパー線もWE 16GAに変えて錫メッキ線を撚ったまま直にターミナルに刺して素性を聴いてみた。 これほど意外な結果はそうそう無い。大変素直で引っ掛かりがなく、全域に渡ってスムーズではないか。音像もコンパクトで実に明確に点在し、奥行感が見事だ。では個性が無いのかと言うと然にあらず。これまで聴いたことが無いほどボーカルの響きが聴こえてくる。初めは無駄な響きが付いて…

  • WE 16GA (復刻版)

    WE(ウエスタンエレクトリック)という古いオーディオメーカーが何故もてはやされるのか?それが知りたくて、今までWEの球を使ったDACやアンプを試聴させてもらった。(2021-11-22 WEの音、2022-7-4 WE300BでFALを駆動 参照)しかし、噂の魅力は何も分かっていない。 やはり、WEのスピーカーをベストコンディションで聴かせる店にでも足を延ばさねば無理だろう。しかしそれほどの熱意は無いのだ。(〃ノдノ) ただ、想像はつく。想像するのは自由だし、知ったかぶりの害を撒かなければいい。 今回、WEのスピーカーケーブル16GAの復刻版を入手した。あちこちで絶賛されている有名なヤツだ。オ…

  • 皆既月食

    11月8日20時頃、見事な皆既月食が観られた。 めったに無い皆既月食も天候に恵まれなければ意味なしだ。今回は雲一つ無く、時間もゴールデンタイムで正に見頃であった。せっかくなので写真に収めようと頑張ったが、皆既月食のピークに現れる赤い月はオイラのカメラでは撮れなかった。暗すぎてオートフォーカスがエラーになってしまう。こんな時はやはり安価なカメラの性能が露見してしまうなあ。 なんだか別の惑星みたい。 赤っぽくフィルターを掛けてみた。

  • マツダの車検

    2年前に中古購入したマツダのフレアワゴンを車検に出した。修理屋なら安価で済むが、ハードルが高いディーラー車検を利用している。自分のメーカー看板を背負っているので間違いないだろうから。ただ、今回ちょっとしたイザコザがあった。 車検そのものは問題ない。その手続きの段階で、代車が必要なら任意保険の証書コピーが欲しいと言う。そんなことを言われたのは初めてである。「代車での事故トラブルが昨今多いので・・」と言い、仕方ないのでコンビニでコピーして持って行った。すると、「これ、裏面が無いですね。」と言う。そりゃ両面コピーが必要だとは言われなかったし。実は連れ添いの車も同じ時期に車検で、ダイハツなのだが代車の…

  • タイムリーパー 未来の記憶

    2020年公開のカナダ製C級SFサスペンス作品。 流行りのタイムリープものの一つで、多くのローカル映画賞を獲っている。ツッコミどころは多いが、まじめに挑戦したアイディアだと思う。今回のレビューは、本作を観たSF好きでなければ意味不明だろう。 本作はどうやら同一時間軸にタイムリープする話のようで、平行世界へのジャンプではないと思われる。たしかに過去の自分と格闘までしているし、何本もの平行世界で解釈した方が納得しやすい。しかし、教授の説明するタイムマシンは当人が経験した過去にしか行けない設定でもあり、直列時間軸で判断した方がシックリくる。それは物語の初めからリープした後の痕跡を見せているからだ。結…

  • アンチャーテッド

    2022年公開の超A級アクション・アドベンチャー作品。 これまたアンチャーテッドシリーズというゲームの映画化らしい。既知の人気作をリブートしたり続編を作ったり、またはゲームや漫画を映画化するのは大したコマーシャルが必要ないので手を付けやすいし、初期の集客は望めよう。その後ボロが出ると分かっていても止められないのだ。 本作は映画化までにすったもんだで10年以上要したようで、それでもやろうとする気合いは伝わってきた。久々に観るトレジャーハンターものとして、まあ及第点といったところだ。それは、これまでのアクション作品を恥ずかしげもなくパロったのと、それを大スケールで魅せ切った思い切りの良さにある。ス…

  • 掛川花鳥園 2022

    母親の行楽に掛川花鳥園へ連れて行った。 7年近く前に来たときは、ここのアイドルはコノハズクの「ポポちゃん」だった。今はハシビロコウの「ふたば」が大人気のようだ。

  • AMATERAS 9012M-[Z]

    隣町のショップに、アマテラスという耳にしたことの無い中古スピーカーがあった。ググってみると、音にこだわるエンジニアがオリジナル器材を直販しているようで、ショップが仕入れたりする商品ではなさそうだ。これは通販で入手した持ち主から隣町のショップが下取りしたものらしい。 ユニットを見ると、どうやらマークオーディオの最新10㎝フルレンジのようだ。箱は見た目オーソドックスなバスレフで、サイズも標準的なものである。ただ、叩くと響きがいいので板材は質が良さそう。なにしろ、まったく仕組みを公開していないので想像するしかない。しかし、ユニットがペアで1万6千円ほどで、それを標準的な箱に入れて10数万円もするなん…

  • 女神の見えざる手

    2016年公開の米国製社会派サスペンス作品。本来、オイラのレビュージャンルではないが、どんでん返しが効いた良作だと聞いて観たくなった。 ロビイストという日本では馴染みの無い職業の世界を描いているので、観る前に予習が必要だ。政治の腐敗に繋がるスレスレの合法的存在で、大変な力を持つ存在であるらしい。汚職とイコールに思えるようでは遅れているのだろう。 そんなロビー活動の世界で面白い話にするには、分かりやすい題材での闘争劇が絵になる。本作もそんな流れの中、アクションも何もない地味な社会派ストーリーなのに、オイラがダレることなく引き込まれた。主役を演じるジェシカ・チャスティンを始め、多くの実力派俳優が質…

  • トライオード試聴会

    二日に渡るトライオードの試聴会に出向いてみた。 スピーカーはスペンドールのClassic100、これをKT88プッシュブルのEVOLUTIONと300BパラのTRZ-300W、そして845シングルのJUNONE845Sで駆動する。山崎代表が自ら差し替え作業をしながら説明を行った。オイラにとってスペンドールは未知の音になるので、トライオード社の披露する音を味わうのが目的だ。 まずは、山崎代表持参のソフトで会場を含めた音の傾向を掴もう。すると意外にも日本のポップスやジャズを掛けだした。Classic100の名にあるように、クラシックが得意なスピーカーだと思っていたからだ。その音は低音に十分なグリッ…

  • 転機となった機器⑦ FAL Supreme-C90 EXW

    このシリーズも最後だ。B&Wが自分の求める音を出してくれると確信し、11年に渡ってM802S2~M801S3~N802とグレードアップしてきた。しかし、こんなもんだろう・・と手を入れる熱意は無くなっていった。これはあらゆる機器からケーブルに至るまで重量級となって、動かしたり交換するのが大儀な年齢になってきたからだ。 そして、ついに懇意のショップでFALの試聴会に参加して衝撃を受けた。音があまりに醜い!ゆえに大変気になってしまい、秋葉原の試聴室まで出向いて本来の音を確認した。そして古山代表と顔見知りとなり、試聴会で使ったSupreme-C90 EXWを自宅まで持ってきての試聴となった。家まで来た…

  • ガーデンパークの秋

    秋にここへ来たのは初めてだ。春にネモフィラで覆われる広場が、コスモスに変わっていた。

  • JBL L75MS

    懇意のショップでユニークな商品を紹介された。L75MSという一体型レシーバーだ。 オイラは全く知らなかったが、今年の3月頃にJBLから発売されたもので、往年の銘機を現代的に復刻したL-Classicシリーズと同系のレトロなデザインに仕上げられている。パッと見は大きめのセンタースピーカーかと思った。店員がジャズを掛けると、驚くほどの広がりと低音の量感にたまげた!しかも、10畳の部屋なら飽和するほどの大音量でも歪まず追随してくる。実に強烈なデモンストレーションだ。そこで耳タコのオールウェイズを掛けてみると、低音過多の柔らかい独特な広がりを持ったシステムだと分かる。おそらく、足元を変更してからバス調…

  • 転機となった機器⑥ HARBETH HL5

    平成6年頃、ダイヤトーンDS-2000HRのストイックで冷徹な音に白旗を上げ、音楽性が高いと評判の本器に乗り換えた。専用台の無い中古品だったので、ウッドブロックで適当にセッティングしてみたら、直ぐに温かみのあるバランスのよい音が出て来て呆気に取られた。なるほど、これが音楽を聴くスピーカーか・・このときホっと安堵したのを覚えている。 当時の日本製スピーカーは高剛性であって、駆動系はシンプル・イズ・ベストだった。対して海外では、よりソレらしく聴かせるために積極的な音造りが根底にあった。ハーベスは、叩くとボコッと鈍い音がする。その巧みな技術で響きをコントロールする考えはとても新鮮だった。このスピーカ…

  • フロッグ

    2019年公開のサスペンス・スリラー作品。 近年の作品は新型コロナのため劇場公開が無くなったり、配信に鞍替えしたりでヒットしたのか掴みずらい。本作はアクションも無く、代わりに超常的な要素があるかと思ったら、社会派ミステリーとも言えそうでオイラの対象外であった。しかし、前半のB級ホラー的な展開と謎残しで飽きさせない。そしてなるほど・・いや感心した。後でググってみて、評価が高く話題になっているのも頷ける。 ストーリー概要は面倒なので他で確認してほしい。視点を変えた後半と最終的な落としどころが上手くまとめられた秀逸な脚本だ。ミステリーの常道で意外なヤツが犯人だという点や、別の視点で繰り返して真実を明…

  • 転機となった機器⑤ Accuphase E-305

    平成3年に家を新築し、実家を離れるにあたりオーディオ機器も一新した。家を建てる予算を少し上乗せすれば、庶民オーディオなんて様変わりできるのだ。 YAMAHAのDSPで7チャンネルの音場創生も偽物じゃないかと我に返り、ピュア2チャンネルに立ち返った。そして迎えたのがダイヤトーンDS-2000HRで、その難物ゆえに敗北したことは「懐かしの愛機」で書いた通り。その頃のアンプはサンスイがメインでAU-α607 Mos PremiumからAU-α 907 Limitedとグレードアップし、サブとして中古のアキュE-305を使っていた。実はE-305Vも同価格の中古であったのだが、自宅で2台を並べて厳格に…

  • ゴーストバスターズ/アフターライフ

    2021年公開のA級SFファンタジー作品。 ゴーストバスターズが公開されたのが1984年、パート2がその5年後で大きな話題になった。公開当時はディスコやブラコンに狂っていた大学生だったので、レイパーカー・ジュニアの曲に嵌ったものだ。昔は明らかにコメディだったが、本作はもうコメディとは言えない。これはファミリー・エンタメと言った方がいい。 ゴーストバスターズは2016年に超A級の予算を投じてリブートされたが、路線が同じでは評価も低くかった。オリジナルの正当な続きに戻って、しかも完全に傾向を変えて登場したのが本作だ。 A級といってもリブート盤の半分の予算である。舞台を片田舎とし、エキストラも極小で…

  • 転機となった機器④ DIATONE DS-500

    オーディオに興味津々となって間もなく、スピーカーの買い替えが必要となった。学生の頃から使っていたSONYのSS-V2Mのエッジが加水分解してしまったのだ。 この頃のスピーカーはエッヂがウレタンのものが少なくなく、経年劣化でボロボロに崩れてしまう。実家のオイラの部屋は湿度の高い悪条件ゆえ、10年持たなかったようだ。しかしオイラは好機とばかりにウキウキで情報収集に明け暮れ、ついに新しく迎え入れたのが、ダイヤトーンのDS-500という小型ブックシェルフだった。選んだ理由は、スペースファクターもあるが、駆け出しのオーディオ知識を誌面から得て好感触を持ったからだ。デザインも好みで、ろくに試聴もせず購入。…

  • 転機となった機器⑤ Accuphase E-305

    平成3年に家を新築し、実家を離れるにあたりオーディオ機器も一新した。家を建てる予算を少し上乗せすれば、庶民オーディオなんて様変わりできるのだ。 YAMAHAのDSPで7チャンネルの音場創生も偽物じゃないかと我に返り、ピュア2チャンネルに立ち返った。そして迎えたのがダイヤトーンDS-2000HRで、その難物ゆえに敗北したことは「懐かしの愛機」で書いた通り。その頃のアンプはサンスイがメインでAU-α607 Mos PremiumからAU-α 907 Limitedとグレードアップし、サブとして中古のアキュE-305を使っていた。実はE-305Vも同価格の中古であったのだが、自宅で2台を並べて厳格に…

  • オーディオショップの中古ソフト

    懇意のショップで中古のレコード、CDやSACDが充実している。そもそも、ゲオやブックオフとは違うので、こうした中古ソフトには特徴がある。 オーディオ専門店に置かれる中古ソフトは、オーディオ趣味人が訳あってこの世界から引退するとき、大物機器と同時に多くのソフトも一挙に下取りに出されてきたものだ。出物があったときにその一様を見ると、その人の趣味性が分かるものである。オーディオに熱い趣味人ほど、高音質で名高いソフトを所有しているもので、今回はオイラにとって、なかなかの掘り出し物があった。 下の画像はその一部であるが、左上段はこの世界で知らぬ人はいないアンセルメ指揮のファリャ「三角帽子」でXRCD盤で…

  • 転機となった機器③ SONY CDP-227ESD

    社会人となって生活が落ち着き出した頃、CDプレーヤーというものに興味が出てきた。その頃はまだレコードが主流であったが、CDの販売スペースが目立ってきたのだ。そこで、信頼のあるSONYから安い単品コンポのCDP-227ESDという機器を買うことにした。 初めて聴くソフトは借りてきたものだ。たしか河合奈保子のCDだったと思う。まあ驚いたこと!ノイズがまったく無いじゃねえか Σ(~ロ~;) もちろん、当時はノイズといったらスクラッチノイズやサーフェイスノイズのことである。この技術革新にオイラは飛びついた。高価だったCDを買い、レコードには急速に手が伸びなくなった。ちなみにCDの普及期は、不要になった…

  • 転機となった機器② SHARP UZ-V3

    大学に入ってアパート住まいとなった。部屋は4畳半と狭い。当然、自宅のコンポを持ってくるわけにもいかず、思い切ってコンパクトな機器を購入することにした。 当時はまだミニコンポという形態が一般化しておらず、あまり選択肢がない。住んでいた朝霞市の駅近くにある家電量販店で見つけたのが、シャープのUZ-V3というコンパクトなステレオシステムである。 これが気に入ったのは、なんといってもレコード自動両面演奏という画期的な機構をもっていたからだ。レコードは縦に回転し、2本のアームが表裏でトレースするというもので、実にカッコイイ。しかもレコードを立てて使うことから、前後のスペースファクターが良いことが狭い部屋…

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