"ガールク・ラッシュ"という言葉への漠然とした違和感。心の中に鬱積したその思いは、なかなか晴れてはくれない。 "ガール・クラッシュ"の「クラッシュ」は、英語の単語"Crush"から来ていて、意味は"惚れる"。日本語に直すと、ガール(女性)がクラッシュする(惚れる)となり、「女性が惚れてしまうくらい魅力的な女性」を指す。 本来ならば、"ガール・クラッシュ(以下"ガルク")"は、女性が憧れる女性という意味の下、広義で使われるべき表現のはずが、単に服装やコンセプト、音楽性が"カッコいい"という理由で用いられる傾向があると感じる。 その"カッコいい"という曖昧な形容方法は、恐らく"クール"、"セクシー…
ポン・ジュノ監督の最新作、映画『パラサイト』を観賞してから暫く経っているのにも関わらず、鉛のような曖昧模糊たる感情が、私の心の中にずっしりとした重みを蓄えながら、次第にその重みを増していっているのです。年齢、国籍、社会的な境遇、その全てが私とは異なる"半地下"の住人、キム・ギテク(ソン・ガンホ)。粗雑でありながらも温厚な彼の姿に親しみを感じつつも、やはり、私にとって彼は「他者」であったのです。そう感じさせられたのは、あの刹那の瞬間に彼が見せた不可解な情動。その後、彼が犯した"事件"は私の理解をはるかに超えるものでした。
Kオタの戯言「もっと早くこのグループと出会っていればなぁ…」
「もっと早くこのグループと出会っていればなぁ…」 よく聞く言葉でありながら、それは誰しもが一度は抱いたことのある感情を代弁するものなのではないでしょうか。しかし、その切なく嘆くような後悔の念に激しい同情を抱くとともに、私はやはり感じてしまう。 出会っていたところで、好きにはなっていなかった。 自分の感受性がそのグループのもつ絶対的な価値を受容するほど開かれたものではなかった、あるいはその感度がまだ未熟であった。感受性の移ろいとも言うべきこの不安定で繊細な精神現象の一端が、自分自身の置かれた生活環境、精神状態、時間や季節、そして時代の流れにうまく噛み合っていなかったんだと思います。簡単に言ってし…
Kpopアイドルのオタクが発する「尊い」の語源を勝手に作ると
”同じ顔で同じ音楽”傍から見ればそのように揶揄されることも少なくないKpopの世界。 しかし、10組いれば10通りの輝きがあるように、私たちファンにとってはそれぞれのアイドルが全く異なった輝きを放っています。まさに十人十色ですね。 煌々と輝くポップの世界に迷い込み、立ち止まり、そして、一本の閃光に導かれるようにして辿り着く場所。そこから、全ての物語は始まるのです。 その壮大でありながらも突如として消えてしまいそうな刹那の世界を共有することが、私たちをKpopアイドルのファンたらしめる要素のひとつではないでしょうか。 Kpop界隈でよく耳にする「推せるときに推せ」というのは、決して寿命の長くはな…
「ブログリーダー」を活用して、どもるTTさんをフォローしませんか?
指定した記事をブログ村の中で非表示にしたり、削除したりできます。非表示の場合は、再度表示に戻せます。
画像が取得されていないときは、ブログ側にOGP(メタタグ)の設置が必要になる場合があります。