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2018/11/30

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  • 素麺をすすりながら年を重ねる

    少し寝不足で ひどく運動不足で なんとなくコミュニケーション不足気味な ここ最近のいつもと 同じような日の、同じような朝。 ぬか漬けをかじりながら、 いつもと同じように いつもと変わらない 朝ごはんの準備をした。 寝ぼけ眼のまま食卓についた娘は、 いつもと同じように 食べながら覚醒していき、 あるタイミングで とたんに饒舌になる。 上機嫌でランドセルを背負った娘を送りだし、 会社パソコンに向かう。 画面越しのミーティングも チャットで繰り広げられる業務確認も どことなく覚束ないのは、 テレワークのせいではなく、 まだ数回しか会ったことのない 上司や同僚のせいではさらになく、 私自身の問題だ。 …

  • 大きなカビと小さな火事にあたふたする

    クローゼットの中にカビをみつけて、 あたふたしている。 いらいらもしている。 不機嫌な休日。 自分の機嫌が上手くとれやしないから せめて娘の機嫌をとろうと、 粉をこねくりまわし 白いほわほわの白パンを焼くことにした。 できあがったのは 小麦色のもそもそのパン。 それでも娘はもっともっとと もりもり食べる。 野菜を買いに行き、 スイカをかかえて帰ってきた。 はじめてまるまるひと玉を買うことに、 少しばかりドギマギした。 一緒にまるまるひと玉買った 雪化粧という名のカボチャは、 みたこともない白っぽい色の皮。 こっちは食べるのもはじめてなのに、 ちっともドキマギしない。 おやつにスイカを食べようと…

  • てんでばらばらのパンをかこむ

    昨日夫の咀嚼の音についてかいた自分の文を みなさんからのあたたかいコメントをよんだあと、 改めて読み返してみて、はたと気がついた。 むずがゆい!!! こっぱずかしくなって、 あわてて文をつけ加えた。 愛おしさ、というよりも、 後悔にちかい感情が ふいにわきあがってくるのかもしれない。 夫の咀嚼の音で(ーー;) 久しぶりの晴天。 休日はパンを食べる。 でも、食べたいパンはてんでばらばら。 娘はピザが食べたいって言うけど、 私は冷凍保存していた ホームベーカリーで焼いたくるみパンが 楽しみで仕方ない、 夫は市販のパンを好む。 ばらばら。。。 ナンを多めに焼いたとき冷凍してたのを、 ピザ風にして、娘…

  • 夫の咀嚼に耳をすます

    夫のこと、 大半において憎々しく思ってはいるけれど、 嫌いなわけではない。 大事な人といえなくもない。 平日の我が家は、 今のところ夫は週に数回だけ出社し、 テレワークが中心。 私もまたテレワークが中心。 娘が学校に行っているあいだ 別々の部屋で仕事をしているのだけど、 ひとつ大きな問題がある。 お昼ごはん。 ここ何年も娘を通して会話していた私たちは、 ふたりだけでテーブルを囲むことが どうにも気まずい。 そこで私は炒飯やら焼そばやらを ちゃちゃっと作って夫に出し、 夫が食べている間に夜ごはんの仕込みをする。 キッチンでせっせと手を動かしながらも、 夫の食の進み具合に耳をそばだてる。 むしゃむ…

  • 茨木のり子の「落ちこぼれ」を読む

    夜中に目が覚めて、見ると、 明かりのついたリビングのソファーで 夫がいびきをかいていた。 声をかける気にはならなくて、 肌寒いからタオルケットをと思ったけど、 ふんっとやめて、電気だけ消す。 数分後、夫はのそのそと起き上がり、 トイレに行ったあと、 寝室にきてふとんに転がり落ちた。 何度も目覚める日。 朝方、ぱらぱらと本をめくる。 不得手なことが異様に多い私は 活字を読むのも得意ではなくて、 読書も一向に進まない。 少ない中からも 今の自分に響くものに出会えたとき うはうはと、嬉しくなる。 落ちこぼれ 和菓子の名につけたいようなやさしさ 落ちこぼれ いまは自嘲や出来そこないの謂 落ちこぼれない…

  • そうめんが食べたいなぁと思いながら、お好み焼きを焼く

    そうめんが食べたい。 卵やきゅうりや大葉をのっけて。 豚肉を茹でてのっけてもいい。 昨夜のこと。 「夜ごはんそうめんにしていい?」 ときいてみたら、 「嫌だ」 と即答された。 娘も夫も、そうめんを好まない。 年がら年中こてこてしたものがいいのだ。 そうめんが食べたいなぁと思いながら、 小麦粉を水でとき、だしパックを破りいれた。 そうめんが食べたいなぁと思いながら、 キャベツを刻み、 もやしを洗い、 少し前に再開したぬか床から だけど娘と夫は嫌いで口にしようとしない 大根と人参のぬか漬けを 取り出して、小さく小さく刻んだ。 そうめんが食べたいなぁと思いながら、 ホットプレートをだしてきて、 先日…

  • 筆箱にメモを発見する

    給食セットだとか体操服だとか その日つかったものを 娘はよく学校に忘れてくる。 あまりにも呑気に繰り返すもんだから、 私はがみがみ怒る。 「給食セットも体操服もくさくなるよ。 くさっちゃうよ」 娘は、ごめんなさーい、と 両手をあわせてみせたあと、 いかにも もう気がすんだ? という目で私をのぞきこむ。 「明日はぜったい持って帰ってきーよ」 とため息混じりに言うと、 はーい と元気に返事をして 小走りでむこうの部屋にとんでいき、 さも忙しそうに遊びはじめる。 まったく、本当に分かってんだか…… と、私はまたため息をつく。 ある日、娘の汚い筆箱の中に、 なにやら字がかかれているのを発見した。 たい…

  • 短冊をぶらさげる

    裏紙を切ってつくった短冊に、 ひとり2枚ずつ願い事をかいた。 夫のは、具体的で自己完結型。 私に言わせたら、 いかにも夫らしく自分のことだけ。 私のは、抽象的でぼんやり。 夫に言わせたとしたら、 紙切れの上でもあいもかわらず意味不明。 (って感じだろう、きっと。) 娘のは、不自然なくらいいい子ちゃん。 私からみても、夫からみても。 ちぐはぐな家族の願い事。 物騒なニュースに胸をいため怯えたり、 親がぴりぴりするたびに、 子どもは一生懸命 いい子ちゃんになろうとする。 娘はふだん うんざりするくらいわがままで、 げんなりするくらいだらしなく、 ぐったりするくらいさわがしく、 いい子とは言いがたい…

  • 本当に好きか試す

    私は夫のことを 私とはまた違う意味で ずいぶん性格がわるく、 私とはまったく違う意味で ずいぶん思考回路もよろしくない、 と思っている。 そんなだから、自分のことは棚にあげて、 常日頃、私は夫が憎憎しくてたまらない。 夫も私のことが さぞかし憎憎しいことだろうと思う。 娘だけは今のところ、 私のことも夫のことも 憎まずにいてくれている。 今夜、娘主催のパーティーがひらかれる。 招待されたのは夫だけ。 私は片づけのあと 夜に洗濯やらをしてるから。 娘から夫への招待状がころがっていて、 拾い上げて、盗み撮り。 ほんとうにすきかためする…… 本当に好きか試する…… 本当に好きか試す…… 遠い目をして…

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