少し寝不足で ひどく運動不足で なんとなくコミュニケーション不足気味な ここ最近のいつもと 同じような日の、同じような朝。 ぬか漬けをかじりながら、 いつもと同じように いつもと変わらない 朝ごはんの準備をした。 寝ぼけ眼のまま食卓についた娘は、 いつもと同じように 食べながら覚醒していき、 あるタイミングで とたんに饒舌になる。 上機嫌でランドセルを背負った娘を送りだし、 会社パソコンに向かう。 画面越しのミーティングも チャットで繰り広げられる業務確認も どことなく覚束ないのは、 テレワークのせいではなく、 まだ数回しか会ったことのない 上司や同僚のせいではさらになく、 私自身の問題だ。 …
クローゼットの中にカビをみつけて、 あたふたしている。 いらいらもしている。 不機嫌な休日。 自分の機嫌が上手くとれやしないから せめて娘の機嫌をとろうと、 粉をこねくりまわし 白いほわほわの白パンを焼くことにした。 できあがったのは 小麦色のもそもそのパン。 それでも娘はもっともっとと もりもり食べる。 野菜を買いに行き、 スイカをかかえて帰ってきた。 はじめてまるまるひと玉を買うことに、 少しばかりドギマギした。 一緒にまるまるひと玉買った 雪化粧という名のカボチャは、 みたこともない白っぽい色の皮。 こっちは食べるのもはじめてなのに、 ちっともドキマギしない。 おやつにスイカを食べようと…
昨日夫の咀嚼の音についてかいた自分の文を みなさんからのあたたかいコメントをよんだあと、 改めて読み返してみて、はたと気がついた。 むずがゆい!!! こっぱずかしくなって、 あわてて文をつけ加えた。 愛おしさ、というよりも、 後悔にちかい感情が ふいにわきあがってくるのかもしれない。 夫の咀嚼の音で(ーー;) 久しぶりの晴天。 休日はパンを食べる。 でも、食べたいパンはてんでばらばら。 娘はピザが食べたいって言うけど、 私は冷凍保存していた ホームベーカリーで焼いたくるみパンが 楽しみで仕方ない、 夫は市販のパンを好む。 ばらばら。。。 ナンを多めに焼いたとき冷凍してたのを、 ピザ風にして、娘…
夫のこと、 大半において憎々しく思ってはいるけれど、 嫌いなわけではない。 大事な人といえなくもない。 平日の我が家は、 今のところ夫は週に数回だけ出社し、 テレワークが中心。 私もまたテレワークが中心。 娘が学校に行っているあいだ 別々の部屋で仕事をしているのだけど、 ひとつ大きな問題がある。 お昼ごはん。 ここ何年も娘を通して会話していた私たちは、 ふたりだけでテーブルを囲むことが どうにも気まずい。 そこで私は炒飯やら焼そばやらを ちゃちゃっと作って夫に出し、 夫が食べている間に夜ごはんの仕込みをする。 キッチンでせっせと手を動かしながらも、 夫の食の進み具合に耳をそばだてる。 むしゃむ…
夜中に目が覚めて、見ると、 明かりのついたリビングのソファーで 夫がいびきをかいていた。 声をかける気にはならなくて、 肌寒いからタオルケットをと思ったけど、 ふんっとやめて、電気だけ消す。 数分後、夫はのそのそと起き上がり、 トイレに行ったあと、 寝室にきてふとんに転がり落ちた。 何度も目覚める日。 朝方、ぱらぱらと本をめくる。 不得手なことが異様に多い私は 活字を読むのも得意ではなくて、 読書も一向に進まない。 少ない中からも 今の自分に響くものに出会えたとき うはうはと、嬉しくなる。 落ちこぼれ 和菓子の名につけたいようなやさしさ 落ちこぼれ いまは自嘲や出来そこないの謂 落ちこぼれない…
そうめんが食べたい。 卵やきゅうりや大葉をのっけて。 豚肉を茹でてのっけてもいい。 昨夜のこと。 「夜ごはんそうめんにしていい?」 ときいてみたら、 「嫌だ」 と即答された。 娘も夫も、そうめんを好まない。 年がら年中こてこてしたものがいいのだ。 そうめんが食べたいなぁと思いながら、 小麦粉を水でとき、だしパックを破りいれた。 そうめんが食べたいなぁと思いながら、 キャベツを刻み、 もやしを洗い、 少し前に再開したぬか床から だけど娘と夫は嫌いで口にしようとしない 大根と人参のぬか漬けを 取り出して、小さく小さく刻んだ。 そうめんが食べたいなぁと思いながら、 ホットプレートをだしてきて、 先日…
給食セットだとか体操服だとか その日つかったものを 娘はよく学校に忘れてくる。 あまりにも呑気に繰り返すもんだから、 私はがみがみ怒る。 「給食セットも体操服もくさくなるよ。 くさっちゃうよ」 娘は、ごめんなさーい、と 両手をあわせてみせたあと、 いかにも もう気がすんだ? という目で私をのぞきこむ。 「明日はぜったい持って帰ってきーよ」 とため息混じりに言うと、 はーい と元気に返事をして 小走りでむこうの部屋にとんでいき、 さも忙しそうに遊びはじめる。 まったく、本当に分かってんだか…… と、私はまたため息をつく。 ある日、娘の汚い筆箱の中に、 なにやら字がかかれているのを発見した。 たい…
裏紙を切ってつくった短冊に、 ひとり2枚ずつ願い事をかいた。 夫のは、具体的で自己完結型。 私に言わせたら、 いかにも夫らしく自分のことだけ。 私のは、抽象的でぼんやり。 夫に言わせたとしたら、 紙切れの上でもあいもかわらず意味不明。 (って感じだろう、きっと。) 娘のは、不自然なくらいいい子ちゃん。 私からみても、夫からみても。 ちぐはぐな家族の願い事。 物騒なニュースに胸をいため怯えたり、 親がぴりぴりするたびに、 子どもは一生懸命 いい子ちゃんになろうとする。 娘はふだん うんざりするくらいわがままで、 げんなりするくらいだらしなく、 ぐったりするくらいさわがしく、 いい子とは言いがたい…
私は夫のことを 私とはまた違う意味で ずいぶん性格がわるく、 私とはまったく違う意味で ずいぶん思考回路もよろしくない、 と思っている。 そんなだから、自分のことは棚にあげて、 常日頃、私は夫が憎憎しくてたまらない。 夫も私のことが さぞかし憎憎しいことだろうと思う。 娘だけは今のところ、 私のことも夫のことも 憎まずにいてくれている。 今夜、娘主催のパーティーがひらかれる。 招待されたのは夫だけ。 私は片づけのあと 夜に洗濯やらをしてるから。 娘から夫への招待状がころがっていて、 拾い上げて、盗み撮り。 ほんとうにすきかためする…… 本当に好きか試する…… 本当に好きか試す…… 遠い目をして…
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