2025.06.15 一日一季語 田植(たうゑ) 【夏―生活―仲夏】 あなたの俳句はなぜ佳作どまりなのか辻桃子/著 葬列の長き田植の中を行く このままだと「葬…
2024.4.1一日一季語 囀(さえずり《さへづり》) 【春―動物―三春】
2024.4.1一日一季語 囀(さえずり《さへづり》) 【春―動物―三春】 囀や道に迷うてゐて楽し 山田佳乃 文學の森ZOOM句会、3月は、山田佳乃講師…
2024.3.31一日一季語 青麦(あおむぎ《あをむぎ》) 【春―植物―三春】
2024.3.31一日一季語 青麦(あおむぎ《あをむぎ》) 【春―植物―三春】 麦青み風にさざ波なせりけり 市堀玉宗 【令和6年能登半島地震】3度の地震…
2024.3.30一日一季語 種物(たねもの) 【春―植物―仲春】
2024.3.30一日一季語 種物(たねもの) 【春―植物―仲春】 のらぼう苗たしかめて訪ふ種物屋 阿部文子 のらぼう菜(のらぼうな、野良坊菜)は、私…
2024.3.29一日一季語 風船(ふうせん) 【春―生活―三春】
2024.3.29一日一季語 風船(ふうせん) 【春―生活―三春】 風船とピエロの鼻がやつて来る 石井清吾 遊園地や行楽地、イベントなどで見るカラフルで派…
2024.3.28一日一季語 白子干(しらすぼし) 【春―動物―三春】
2024.3.28一日一季語 白子干(しらすぼし) 【春―動物―三春】 白子干す混じる小海老の色淡く 阿部重夫 あまり食用に適さない混在物を除き、食用に…
2024.3.27一日一季語 花冷(はなびえ) 【春―時候―晩春】
2024.3.27一日一季語 花冷(はなびえ) 【春―時候―晩春】 花冷えに高山からくり技競う 片渕清子 飛騨に春の訪れを告げる「春の高山祭」は例年…
2024.3.26一日一季語 頰白(ほおじろ《ほほじろ》) 【春―動物―晩春】
2024.3.26一日一季語 頰白(ほおじろ《ほほじろ》) 【春―動物―晩春】 頬白の長き啓上会閉づる 平井さち子 「一筆啓上仕候」、よほど囀が上…
2024.3.25一日一季語 菜種梅雨(なたねづゆ) 【春―天文―仲春】
2024.3.25一日一季語 菜種梅雨(なたねづゆ) 【春―天文―仲春】 三日とは続かぬ日和菜種梅雨 綿谷美那 この先一週間は、低気圧や前線が通過する日…
2024.3.24一日一季語 雪柳(ゆきやなぎ) 【春―植物―仲春】
2024.3.24一日一季語 雪柳(ゆきやなぎ) 【春―植物―仲春】 雪柳大川端に芭蕉の句 浦川哲子 萬年橋北詰付近にある「芭蕉庵(ばしょうあん)史…
2024.3.23一日一季語 仲春(ちゅうしゅん《ちゆうしゆん》) 【春―時候―仲春】
2024.3.23一日一季語 仲春(ちゅうしゅん《ちゆうしゆん》) 【春―時候―仲春】 仲春のテープカットの赤と白 高田令子 「テープカット」は、新し…
2024.3.22一日一季語 蛙(かわず《かはづ》) 【春―動物―三春】
2024.3.22一日一季語 蛙(かわず《かはづ》) 【春―動物―三春】 磐座の水をもらひて初蛙 竹中龍青 神社で大きな岩が玉垣で囲まれていたり、…
2024.3.21一日一季語 春疾風(はるはやて) 【春―天文―三春】
2024.3.21一日一季語 春疾風(はるはやて) 【春―天文―三春】 春疾風甲斐の棒道いくさ道 長岡千波 棒道は、八ヶ岳の南麓から西麓を通り、諏訪方面…
2024.3.20一日一季語 春分(しゅんぶん《しゆんぶん》) 【春―時候―仲春】
2024.3.20一日一季語 春分(しゅんぶん《しゆんぶん》) 【春―時候―仲春】 日めくりに春分透けて見えしかな 林菊枝 明日は春分の日。この句を見て、…
2024.3.19一日一季語 春北風(はるならい《はるならひ》) 【春―天文―三春】
2024.3.19一日一季語 春北風(はるならい《はるならひ》) 【春―天文―三春】 春北風や生死を分かつ水位標 秋葉雅治 今日18日(月)の関東は一時…
2024.3.18一日一季語 催花雨(さいかう) 【春―植物―晩春】
2024.3.18一日一季語 催花雨(さいかう) 【春―植物―晩春】 某局の天気予報で「催花雨」がでてきた。23日以降は西日本を中心に雨が続き、降り方の強ま…
2024.3.17一日一季語 初桜(はつざくら) 【春―植物―仲春】
2024.3.17一日一季語 初桜(はつざくら) 【春―植物―仲春】 川風の寺田屋あたり初桜 助口弘子 幕末の京都で1862年には薩摩藩の尊王派志士…
2024.3.16一日一季語 蛤(はまぐり) 【春―動物―三春】
2024.3.16一日一季語 蛤(はまぐり) 【春―動物―三春】 蛤の紋に潮騒聴こへくる 伊藤厚子 古代より重要な食材。平安時代後期に成立した「堤中…
2024.3.15一日一季語 土筆(つくし) 【春―植物―仲春】
2024.3.15一日一季語 土筆(つくし) 【春―植物―仲春】 全員の合意に土筆出でにけり 辻美奈子 「つくし」の名は、「澪標(みおつくし)」(船が港…
2024.3.14一日一季語 春暁(しゅんぎょう《しゆんげう》) 【春―時候―三春】
2024.3.14一日一季語 春暁(しゅんぎょう《しゆんげう》) 【春―時候―三春】 春暁の空に残れる月と星 科野美鈴 「春は曙。やうやうしろくなり…
2024.3.13一日一季語 春の雨(はるのあめ) 【春―天文―三春】
2024.3.13一日一季語 春の雨(はるのあめ) 【春―天文―三春】 東京の二十三区の春の雨 山口和生 関東に活発な雨雲が広がり、東京都心や横浜市な…
2024.3.12一日一季語 春泥(しゅんでい《しゆんでい》) 【春―地理―三春】
2024.3.12一日一季語 春泥(しゅんでい《しゆんでい》) 【春―地理―三春】 春泥を避け春泥の道をゆく 塩川雄三 都内に住む私には、舗装された道路…
2024.3.11一日一季語 鱵(さより) 【春―動物―三春】
2024.3.11一日一季語 鱵(さより) 【春―動物―三春】 水揚げの鱵ひかりの束となる 近藤暁代 背中は青緑色だが腹側は銀色に輝き、筋肉は半透明。…
2024.3.10一日一季語 卒業(そつぎょう《そつげふ》) 【春―生活―仲春】
2024.3.10一日一季語 卒業(そつぎょう《そつげふ》) 【春―生活―仲春】 鉄棒をくるりと回り卒業す 樋口みのぶ 2024年は、小学校の場合は3月…
2024.3.9一日一季語 白魚(しらうお《しらうを》) 【春―動物―初春】
2024.3.9一日一季語 白魚(しらうお《しらうを》) 【春―動物―初春】 白魚の黒目の二粒づつあはれ 福永耕二 旬の白魚を探して、御徒町の立ち食…
2024.3.8一日一季語 木蓮(もくれん) 【春―植物―仲春】
2024.3.8一日一季語 木蓮(もくれん) 【春―植物―仲春】 木蓮の蕾はみんな北を向く 杉本薬王子 自然の光条件下で葉やつぼみが南北の方向に出る…
2024.3.7一日一季語 彼岸桜(ひがんざくら) 【春―植物―仲春】
2024.3.7一日一季語 彼岸桜(ひがんざくら) 【春―植物―仲春】 絵島思ふ小彼岸ざくら紅濃にて 大橋敦子 「天下第一の桜」として名高い高遠城址公園の…
2024.3.6一日一季語 金縷梅(まんさく) 【春―植物―初春】
2024.3.6一日一季語 金縷梅(まんさく) 【春―植物―初春】 まんさくや庭に干したる子のシャベル 渡部有紀子 母親の目線でしょうか。子供達が砂場…
2024.3.5一日一季語 地虫穴を出づ《ぢむしあなをいづ》) 【春―動物―仲春】
2024.3.5一日一季語 地虫穴を出づ(じむしあなをいず《ぢむしあなをいづ》) 【春―動物―仲春】 沈む日は苔にあたたか地虫出づ 岸本尚毅 第六句集『…
2024.3.4一日一季語 杉の花(すぎのはな) 【春―植物―晩春】
2024.3.4一日一季語 杉の花(すぎのはな) 【春―植物―晩春】 峡空へ吹きぬけ杉の花けぶる 山口草堂 2日のウエザーニュースでは、我が町、羽村市…
2024.3.3一日一季語 菱餅(ひしもち) 【春―生活―仲春】
2024.3.3一日一季語 菱餅(ひしもち) 【春―生活―仲春】 菱餅のわけても濃ゆき緑かな 下村梅子 三色の菱餅。緑色は、中国の風習のまま、母子…
2024.3.2一日一季語 春寒(はるさむ) 【春―時候―初春】
2024.3.2一日一季語 春寒(はるさむ) 【春―時候―初春】 料峭の石ころに絵を描くあそび 辻美奈子 公園や川原で拾った石ころを使い、絵を描く。人…
「ブログリーダー」を活用して、masanori819さんをフォローしませんか?
2025.06.15 一日一季語 田植(たうゑ) 【夏―生活―仲夏】 あなたの俳句はなぜ佳作どまりなのか辻桃子/著 葬列の長き田植の中を行く このままだと「葬…
2025.06.14 一日一季語 虎魚(おこぜ) 【夏―動物―三夏】 添削句鬼虎魚煮るや鍋蓋鳴りにけり 大島好美 四季別 俳句添削教室 宮津昭彦・山田弘…
2025.06.13 一日一季語 水遊(みずあそび《みづあそび》) 【夏―生活―三夏】 叱らるるそばから撃てる水鉄砲 黛まどか 句集 北落師門第8句集『…
2025.06.12 一日一季語 苔の花(こけのはな) 【夏―植物―仲夏】 岩辷る銀の水苔の花 東小薗美千子 角川俳句 2025年6月号結社歳時記 …
2025.06.11 一日一季語 鰺刺(あじさし《あぢさし》) 【夏―動物―三夏】 キュビスムの風はみづいろ小鰺刺 恩田侑布子 角川俳句 2025年 6月…
2025.06.10 一日一季語 心太(ところてん) 【夏―生活―三夏】 ところてん一蓮托生なる奢り 中原道夫 「心天」の歴史は古く、奈良時代に作られた…
2025.06.09 一日一季語 虎が雨(とらがあめ) 【夏―天文―仲夏】 虚ろなる埴輪の眼窩虎が雨 辻村麻乃 「篠」(すず)主宰結社「篠」のスローガンは…
2025.06.08 一日一季語 誘蛾灯(ゆうがとう《いうがとう》) 【夏―動物―晩夏】 ふくしまの闇なほ深く誘蛾灯 山本潔 防蛾灯・誘蛾灯は、農業におけ…
2025.06.07 一日一季語 海月(くらげ) 【夏―動物―三夏】 一つづつ海の振子として水母 岩淵喜代子 月刊―俳句界 2025年6月号動物を詠んだ…
2025.06.06 一日一季語 青芒(あおすすき《あをすすき》) 【夏―植物―初夏】 青芒銃剣で守る楽器倉庫 沢木欣一 前書:[「沖縄断片、六句」S…
2025.06.05 一日一季語 海亀(うみがめ) 【夏―動物―三夏】 海亀の旅のをはりは遠い国 今井杏太郎 海亀と人間の関わりは古くからみられ、童話中…
2025.06.04 一日一季語 夏の潮(なつのしお《なつのしほ》) 【夏―地理―三夏】 明日渡る島の聖地や夏の潮 橋本順治 月刊―俳句界 2025年 6…
2025.06.03 一日一季語 すててこ 【夏―生活―晩夏】 ステテコや男盛りも疾うに過ぎ 市堀玉宗 月刊―俳句界2025年6月号 作品10句 より…
2025.06.02 一日一季語 守宮(やもり) 【夏―動物―三夏】 寂寞とオフリミッツの夜の守宮 上地安智 月刊―俳句界2025年6月号俳句界 NOW …
2025.06.01 一日一季語 灼く(やく) 【夏―時候―晩夏】 ナミブ砂漠にて食糧の山羊と共寝の熱砂かな 中村和弘 第二十五回現代俳句大賞受賞「宿題…
2025.05.31 一日一季語 梅雨茸(つゆだけ) 【夏―植物―仲夏】 色白に生まれて蹴られ梅雨茸 大島雄作 角川俳句 2025年6月号作品12句 紙…
2025.05.30 一日一季語 夏の日(なつのひ) 【夏―天文―三夏】 夏日照る出窓のガラス開く角度 清水良朗 角川俳句 2025年6月号角度 作…
2025.05.29 一日一季語 袷(あわせ《あはせ》) 【夏―生活―初夏】 薄紅の袷の似合ふ女将かな 森田純一郎 角川俳句 2025年5月号作品12句 …
2025.05.28 一日一季語 郭公(かっこう《くわくこう》) 【夏―動物―初夏】 くわくこうの声に始まる保育園 柳堀悦子 俳句四季 2024年6月号掲…
2025.05.27 一日一季語 浮巣(うきす) 【夏―動物―初夏】 ゆつくりと雨が壊してゆく浮巣 松下カロ 香天 2025年5月 通巻79号招待作品…
2024.6.17一日一季語 白鷺(しらさぎ) 【夏―動物―三夏】 きぬぎぬの白鷺さほど白くはなし 河西志帆 きぬぎぬ 衣衣 後朝衣を重ねて掛けて共寝をし…
2024.6.16一日一季語 夏シャツ(なつしゃつ) 【夏―生活―三夏】 漁具店の魚拓に並ぶアロハシャツ 北島和奘 実際に見た景なのであろう。トローリン…
2024.6.15一日一季語 夏霞(なつがすみ) 【夏―天文―初夏】 大橋は新しき景夏霞 稲畑汀子 『稲畑汀子俳句集成』日本最古の俳誌「ホトトギス」…
2024.6.14一日一季語 蛞蝓(なめくじ《なめくぢ》) 【夏―動物―三夏】 おまへまで茹でてしまうたなめくじり 西野文代 茹でるということから、厨房で…
2024.6.13一日一季語 夏木立(なつこだち) 【夏―植物―三夏】 夏木立宇治は名所の多かりき 井上井月 井上井月(1822?−1886) いのうえ…
2024.6.12一日一季語 青梅(あおうめ《あをうめ》) 【夏―植物―仲夏】 水のごとくに青梅を籠に移す 鷹羽狩行 昭和後期から半世紀にわたっ…
2024.6.11一日一季語 安居(あんご) 【夏―行事―三夏】 床に入る足裏の汚れ夏安居 市堀玉宗 市堀玉宗句集『雪安居』(ゆきあんご)1997.0…
2024.6.10一日一季語 入梅(にゅうばい《にふばい》) 【夏―時候―仲夏】 九州は梅雨入りプーさん洗おうか はしもと風里 今年は梅雨前線の北上…
2024.6.9一日一季語 鮎釣(あゆつり) 【夏―動物―三夏】 囮鮎妙にいきいきしてゐたり 大牧広 鮎の友釣りは、強い縄張り意識を持つ鮎の性質を利用し…
2024.6.8一日一季語 紫蘇(しそ) 【夏―植物―晩夏】 紫蘇畑天の川より風吹けり 奥坂まや 天の川は、帯状に見える無数の恒星の集まり。地球から銀…
2024.6.7一日一季語 船遊(ふなあそび) 【夏―生活―三夏】 岩の壁岩の門ありて船遊び 鷹羽狩行 保津川川下り船転覆死亡事故(ほづがわかわくだり…
2024.6.6一日一季語 繭(まゆ) 【夏―生活―初夏】 忘れ物めく屑繭でありにけり 木暮陶句郎 屑繭は、絹糸にならない不良の繭。紡績絹糸・真綿など…
2024.6.5一日一季語 夜鷹(よたか) 【夏―動物―三夏】 喘鳴の木であり夜は夜鷹の木 佐藤鬼房 喘鳴とは呼吸をするときに音がすること。「キョキョ…
2024.6.4一日一季語 晒布(さらし) 【夏―生活―三夏】 買ひ足して何するでなき晒布かな 淵上千津 裃の素材は、「麻」が正式と決められていた。…
2024.6.3一日一季語 孑孒(ぼうふら) 【夏―動物―三夏】 羽根生えてぼうふらすでに飛ぶ構へ 窪満子 夏に向けて煩わしくなる“蚊”が今、深刻な脅威…
2024.6.2一日一季語 夏の潮(なつのしお《なつのしほ》) 【夏―地理―初夏】 遠洋の船団を組む青葉潮 大竹節二 暖流である黒潮と寒流である親潮の…
2024.6.1一日一季語 金魚売(きんぎょうり《きんぎようり》) 【夏―生活―三夏】 堂塔の日陰大和の金魚売 大堀鶴侶 金魚三大生産地とは、愛知…
2024.5.31一日一季語 螻蛄(けら) 【夏―動物―三夏】 夜をとぶ螻蛄身の軽重は灯を介し 磯貝碧蹄館 代掻きの際などは土を起こした際に水上に浮かんで…
2024.5.30一日一季語 蛍(ほたる) 【夏―動物―初夏】 蛍捕へし吾子の手は発光す 辻美奈子 2024/05/28 05:00 ウェザーニュース梅…
2024.5.29一日一季語 泰山木の花(たいさんぼくのはな) 【夏―植物―初夏】 そこからは見えぬ泰山木の花 高橋将夫 庭木や公園の樹木として植えら…