自慢話に付き合うのは好きではないが、酔っぱらってかなり気分がよくなったので、最後の方はあまり気にならなくなっていた。慣れてきたのかしら。当然ながらお店を出るとKさんは手を繋いできた。ああ(-_-;)だが東京駅で再会した当初ほど緊張していない。なぜなら生理になったから。高収入さんのようなタイプの可能性も考えられるが onnanokoaruaru.hatenablog.com あの時は私が高収入さんの事を好きすぎて、拒否できなかったという弱みからくる失敗だ。 だが私はKさんにそういった感情は無いので、仮にそれで何か言われでもしたら、夜中でも部屋を出ていこう。 プライドの高いKさんが許すわけないだろ…
食事中、Kさんはサーフィンの話をしてくれた。してくれたっていうか、私が聞いてあげたんだけど(-_-;)「サーフィンっていうのは自然とどれだけ仲良く出来るかってことなんだよね。」ほうほうと頷いていたが「サーフィンやってるヤツらって、全員実年齢より若いよ。」と言われた時にはちょっと頷けなかった。それって自分自身の事も若いと思っているのよね？いったい何歳に見えると思っているのだろう。「オレなんてほら、45だけど髪だってこんな感じだし」と薄い前髪をかきあげ「腹だって出てないし」とぽってりとしたお腹を引っ込め「着るものにだって気を使ってるしね。」と古着（のような）のシャツの襟をツンと引っ張って見せた。コ…
料理が届いた。まずカプレーゼが届いたが、気づいているのかどうかKさんは何も言わなかった。続いて生ハムのサラダ。どう？今どう思ってる？意地悪な心がムクムクとわいてきたが、何といってもKさんはとてもプライドが高い。案の定「この生ハムどこ産かな？」と全く違うことを言い始めた。Kさんはおそらく自分に不都合なことがあると話を逸らす人だ。そして最初の話がなんだったのかさえわからないようにどんどんごまかしていくのが常套手段のように感じる。もちろん本人はごまかしていると見せないように、巧みにはぐらかしたと思っているのだろうが、(私だけでなく)相手にはバレバレだと思うんだよね。「産地って気にしたことないなぁ(;…
前後してしまったが「飲み物は？」と問われ「スパークリングかな＾＾」と答えると「さっき飲んだばかりなのによく飲めるね。」と冗談めかして言われ、正直めんどくさい(-_-;)さっきって、ホテルのウェルカムドリングだから何時間も前だし。お酒を飲まない人にはわからないだろうけれど、食事とお酒はセットだ。 少なくとも私の場合は。まあ何と言われようと私はお酒を飲みたいんだから、逆らわないようにしなきゃね(-_-;)私のスパークリングワインと、Kさんのノンアルコールビールが運ばれてきたところで乾杯をして、ひとまず落ち着いた。寧ろ飲めない人がなぜビールモドキを飲みたがるのか不思議だ(;・∀・) 「隣の部屋の子た…
お店は確かにとてもオシャレだった。リゾートホテルがあるような海沿いにわざわざ作られたイタリアンが、オシャレで無いわけがないよね。 あ、どっちが先かわからないけど(;´∀｀)ただ、時間が早いこともあってかお店は私たちがこの日初めての客だったようで、流行っているのかどうかは不明だ。Kさんに聞いた。「おススメはなに？」「そうだね、お肉料理ならここに牛、豚、鶏とあるから好きなのを食べたほうがいいよ。」と言われて、何を当たり前の事を言ってるの？と思ったが、ふと気づいた。はっは～～～～ん、Kさんたらさては、このお店に来たことないな( ﾟДﾟ)突っ込んで不機嫌になっては困るので「そうか、じゃあお肉は鶏肉がい…
他人の目など気にするな。それは自己顕示欲の塊だ。誰も私（達）に興味などありはしない。わかっている、頭ではわかっているのだが、どうしても気になるホテルの人々の視線(;´Д｀)せめて絵になる年頃の男女ならまだしも、私たちはそこら辺にいる、或いはそれ以下のルックスのオッサンとオバサンだ。ホテルの人々からこんなコジャレたホテルに泊まって、あなた自身もコジャレてる気分ですか（・∀・）ﾆﾔﾆﾔ？と思われているような気がするのだ(-_-;) ほんと自意識過剰。更に「食事に出てきます。」とフロントの女性たちにカッコつけてカードキーを渡すKさんには赤面した。もちろんこんなホテルのフロント担当者がこれくらいで動じ…
「夕飯は何にしようか？」コンビニから戻るとKさんが言った。特に何が食べたいというわけでもないので「どんなお店があるんだろうね＾＾」Kさんも初めての場所だと思ったのでそういう言い方になったのだが、どうやらお気に召さなかったようで「どんなお店があるの？でしょ。」と返ってきた。「あ、知ってるの？来たことないと思ったから(^_^;」という私の言葉に「このあたりにサーフィンに来ているから、いいホテルだって話題になったんだよ。」とムッとして言う。田舎者相手になんだこの負けず嫌い(-ω-;)「そうなんだ～。じゃあKさんのおススメのお店に行きたいな＾＾」と言うと「イタリアンなら～フレンチなら～…」とお店の紹介…
コンビニに生理用品を買いに行く途中、Kさんはまた例の接頭語を持ち出してきた。 onnanokoaruaru.hatenablog.com 海沿いの道はとても狭く、行き交う車に迷惑にならないよう、そっと端に寄って立ち止まり、車が行き過ぎるのを待った。これは車を運転する立場からの願いでもあると思う。狭い住宅街や通学路などでは立ち止まってくれる人々に感謝しているから。そうやって幾度となく端に寄って立ち止まる私にKさんは呆れたように「地方ではどうか知らないけど、都会ではいちいち立ち止まってたらかえって迷惑なんだよ。」と私の手をグイッと引っ張って歩き出したのだ。 え、でも...(;´Д｀) それが事実な…
ケーキを食べ、チョコレートで書かれた鳥肌の立つようなメッセージをグリグリとフォークで消した私。気分を変える為にバルコニーに出ようと立ち上がった時、下半身に違和感を覚えた。まさかとは思ったが…“アレ”かもしれない。 「ちょっとお手洗いに(;・∀・)」とKさんに断ってトイレに向かうと… 幸か不幸か（？）生理になっていた。 決して安定した生理周期ではないが、いつもより一週間は早い。 しかも、いつもならあるはずの予兆、鈍い腹痛も無かったので、生理用品を持って来ていないのだ。あわわわわわヽ(；▽；)ノ 恐らくホテルにもあるだろうが、「生理用品を分けて下さい」など、恥ずかしくてとても言えない昭和生まれの女…
Kさんが予約してくれたのは本当に素晴らしいホテルだった。部屋に用意されたウェルカムドリンクに感激し…♡ しかしそんな夢見心地もつかの間、別で用意されたデザートのシルバーの蓋を取った瞬間、本当に鳥肌が立った(;´Д｀) デザートプレートの中央に、白い小さなケーキ。 フルーツでデコレーションされた、さながら結婚披露宴のデザートで登場するウェディングケーキのお裾分けのようなケーキだ。 それだけならこんな蓋は被せられていなかっただろう。 蓋の理由はおそらく、プレートの縁にチョコレートで書かれたメッセージだ。 （辛うじて読めるが、書くことができない）筆記体で書かれていた。 『 MARIKO love t…
美しいリゾートホテルの一室で、ブサイクなオジサンと、そのに人抱きしめられる、人の事言えないルックスのオバサンが二人きり。部屋の中で何が行われていたかの詳細など知りたくもないだろう。私もさすがに知らせたくない。とりあえずチューだけはしたと書いておく。Kさんからソファーセットに案内されると、そこにはウェルカムドリンクの冷えたスパーリングワインが置かれていた。しかもまさかのモエだ！(*°∀°)=3うっわ～～～～っ！念の為コレね(^_^;)↓ www.moet.com セレブ友達の結婚披露宴で一度飲んだっきりだよ！ 「注いであげるよ。ボクはお酒飲めないからね。」 とボトルを持つKさん。 そうだ！Kさん…
Kさんが 「サーフィン仲間から聞いて一度泊まってみたかった」 というおしゃれなリゾートホテルに到着した。 「わ～素敵！💛」 私は思わず声をあげた。だって本当に素敵だったんだもの(*ﾟ∀ﾟ) こんなすごいところに泊まらせてくれるなんて、Kさんの経済力は本物なのだろう。 でも念の為後で一泊料金を調べようと思った。 チェックインを済ませて高橋さん（仮名）の先導で部屋に向かうフロアもエレベーターもどこもかしこもすごく素敵だった。 コーナーには私ですら知っているブランドの真っ白なソファが点在している。絶対汚せないじゃん(;ﾟ∀ﾟ)=3 今日泊まる部屋に案内されるとこれまた素敵！ あれ、でもなんだかここ見…
Kさんが急いでその場を立ち去ろうとしているので、きっと逃げているのだろうと思ったのだが、どうやら違ったようだ。駅のロータリーに大きなセダンが停まっていて、そこに向かって歩いている。私の為に車を借りてくれた？いや違う、車に寄り添って立っているのは黒いスーツ姿の若くてカワイイ、だが知的な感じの女の子、いや女性だった。 誰(；´∀｀)？ Kさんが彼女を紹介してくれた。「今日お世話になるホテルの高橋さん（仮名）だよ。」あ、迎えに来てくれるということは駅からかなり離れているホテルなのね。 リゾート感が高まるじゃない？(;''∀'') 「よろしくおねがいします＾＾」 と挨拶をして、ふと疑問が湧いた。 Kさ…
利害関係が合致して、親の決めたお見合い相手と結婚する古風なオンナになった気分になって、これからの時間を過ごすことにした。 この電車がどこへ行くのか、それもこれからの人生を暗示するかのようにKさん任せだ。 最初は車でないことに多少ガッカリしたが、電車のほうが少しは空間も広いし、何かあれば逃げ出しても構わないわけで・・・まあ逃げはしないけど(-_-;) Kさんから今走っている場所の説明などを受けているが、都心からどんどん離れていっている為、ただただベッドタウンなんだろうなぁと感じているだけだ。なんとなく聞き覚えのある駅名をいくつも通り過ぎいよいよ到着したところは、土地名の疎い私でも、明らかに聞いた…
電車が動き出したところで、Kさんが近づいてきたのがわかった。今Kさんは私の肩にそっと手を乗せている。 ゾゾゾゾゾクゾクゾクゾク～((((；ﾟДﾟ)))) ややや？どういうことだ、私のカラダが無意識に抵抗しているぞ。 仮にも結婚しようと思って付き合っている男性の手が、私の肩に乗っているだけではないか。 Kさんは肩に手をかけているだけで、決してそれ以上の事、例えばエッチな事をしようとするわけではない。当たり前か電車の中で(；´∀｀)だがこのままで済むわけはなかった。 「マリコちゃん、こっち向いて。」え(；´Д｀) 「あ、こんな景色を見られると思っていなかったから、つい見とれちゃいましたあ(；´∀｀…
Kさんの顔があまりにも好みでないものだから、直視できない私がいた。 人のことを言えないルックスのクセに(-_-;) それを感じたKさんは「どうして顔見ないの、あんまり嬉しく無さそうだね。」 とどこか冷ややかに言った。 はっ、ヤバイ(;ﾟ∀ﾟ)=3本来の私は好き嫌いがハッキリしていて、気を付けなければ表情に出てしまうのだった。いつもの作られた私に戻って言った。「え、そんな事無いですよ。」照れていたとでも言うように上目遣いから徐々に視線を合わせてみた。Kさんも安心したようで「来てくれてありがとう。会いたかった。」と言って私の手を取り、ギュッと恋人繋ぎにした。すぐにひと目が気になってしまう私は、オッ…
結局ワンピースは買わずにおいた。 荷物になるしね(-_-;) 最初に待ち合わせたのは東京駅だ。ねえ、東京駅ってどうしてこんなに広いの？私がここでどうして迷わずにいられると思う(;´Д｀)？でも大丈夫！ そんな迷子（迷大人）予備軍の私は、30分も前に到着してKさんに言われた通りの場所で待っていたから。ベンチは無いし、人通りは多いしで、休憩する場所などもちろん無いが、壁にもたれて本を読みながら待つことにした。 すると待ち合わせ10分前にKさんから電話があり 『今どこ？』 と言うので言われた通りの場所だと告げると 『改札の中に入って。◯番ホーム』 などと言うではないか。 東京の人だからとも思わないが…
Kさんとは午後の待ち合わせなので、それまで買い物に出ることにした。実は飛行機で隣に座った、幼い女の子を連れた女性が、とても素敵なワンピースを着ていて 「あんなの着ていたらKさんから褒められるかも♪」 と思うと、もう欲しくてたまらなくなったのだ。 Kさんをボロボロにこき下ろしておきながら、一方ではアラフォーの私をいつもカワイイとかキレイと言って褒めてくれるKさんにとても感謝しているのは本当だ。つまりもっと褒めて欲しいのだ(゜Д゜) 姉に教えてもらったのは大きなショッピングモール。ワクワクして赴くと、どうやら今年はそういうワンピースが流行っているらしく、ショッピングモール内を歩いている女性たちの多…
仕事中だというKさんからLINEが届いた。 『ようこそ東京へ！短い時間だけどたくさんお互いを理解して、もっと仲良くなろうね！』 も、もっと(;´Д｀)？って？ 現状、仲良くというより、Kさんの気持ちや要求をただただ伝えられて受け入れるようにと指示されているだけのような気もするが(-_-;) 自腹で東京までやってきたくせに、ここに来て不安な気持ちが膨らんで来る。 最初から感じていたが、価値観が私とは色々と違うのだ。 それは経済力から来ることではなく、例えば私にとってはかなり大切な、“笑い”のポイントがまるで違う。 自他ともに厳しいKさん。 そんなKさんの冗談は全くオモシロくないし、恥ずかしげもな…
前回の東京出張の際、婚活でも東京に進出した私には、見事Kさんという彼氏か出来た。そして今回は仕事は全く関係なく、彼氏となったKさんと会う事だけを目的に東京へやって来た。早朝便なので寝坊を恐れてほとんど眠れずに空港に向かったし、羽田に到着しても早朝だったので、姉の家にまず荷物を置きに行くことにした(´д｀) Kさんの件、姉は東京の人と結婚する事に否定的なので、なんと言おうか悩んだが、結局正直に報告することにした。いや...正直にというのはウソだ(-ω-;)Kさんの良いところだけを掻い摘まんで報告した。 良いところだってあるのよ。ほら、お勤め先とか大学とか収入とか。 あわわわわわわ(;''∀'')…
Kさんがチケット代を払ってくれる気配が無いことをレイコちゃんに愚痴ると 「はっ？(゜Д゜)」 レイコちゃんは急に冷めた口調で呟いた。 やだ、私がケチなこと言うから呆れちゃった(;´Д｀)？ レイコちゃんは一呼吸置いて 「まぁ、きっと冗談だよ。 てかさ、マリコちゃんがお金目当てじゃないか、Kさんはマリコちゃんのこと試すっていうかさ、言い方悪いけど、探ってたりして。 お金目当てだけど(笑)」 と、なかなかの真理を突いてきた（・∀・） もう、やーねー。レイコちゃんたら本当のこと言うときは控え目に言うものよ♪ つまり私の魂胆、Kさんにまるっと見抜かれていたりして？ってこと？ そうだね、なかなかストレー…
Kさんから東京に来るようにとの要請を受けて、すぐに飛行機のチケットを探した。平日だったことも有り、想像より安く取ることが出来たのだが...。 実はその代わり主要空港ではなく、ちょっと不便な空港利用で、しかも往復早朝便だが(-_-;)早朝どうやって空港まで行くのかとおもうかもしれないが、大丈夫、車がある。 東京の人々には信じられないだろうが、地方の空港あるあるで、駐車場の価格が信じられない程安いため、旅行中停めっぱなしにする事にしたから。防犯や車の劣化などを考えると決して進んでやりたいことでは無いのだが、致し方無い。 Kさんからチケットの金額を聞かれた。 お、もしや払ってくれる？ 安く取れたこと…
生い立ちと言うほどのモノでは無いのかもしれないが、Kさんは生まれも育ちも東京23区だという事が彼の誇りの一つのようだ。 決して本人がはっきりとそう自慢しているわけではないが、何かにつけて 「東京では～」 という言葉を接頭語のように多様するところを見ると、自慢なのだろう。 単に私が地方在住だから、比較対象として使っているだけなのかもしれないが、決していい気持ちのしない言い方だ。だがそこはまあ本人も悪気が会って言っているわけでは無さそうだし、広い心で大目に見ることにしようではないか(-_-;) と思っているのだが、とにかくしつこい接頭語。 例えばKさんの両親はそれぞれ病気で他界されているらしく、…
onnanokoaruaru.hatenablog.com 東京で婚活パーティーに出て、めでたくカップルになって、且つ交際もスタートしたものの、恋愛感情が有るかと言われれば、そうとも言えない(；´Д｀) レイコちゃんが言う。 「ほら、占い師から言われたじゃない、顔で判断しちゃダメだって。 メガネとインテリタイプもダメなんでしょ？」 すごい、レイコちゃんよく覚えてる。 そう、私は婚活を始めるにあたり、占い師に視てもらったのだ。 その時に言われたことがこちら ↓ onnanokoaruaru.hatenablog.com 「それで言うならスポーツ選手もダメらしいんだけど(；´∀｀)」 とマイナス材…
Kさんの友人が交通事故にあった。その為Kさんは休日返上で付き添いやらお見舞いやら非常に忙しい日々を過ごしている。 そんな中にあっても私に連絡を欠かさないのは、やはり愛情なのだろうか。 そう言えばKさん、こっちに遊びに来ると言いつつなかなか来ないんだけど、いつ来るんだろう...。と思っていたら 『こんな状況だから、マリコちゃんがこっちに遊びに来てくれないかな。』 え、あ、まあ私自営業ですし、自分の都合で仕事入れてますし、構わないと言えば構わないんですけどね(；´Д｀) 『素敵なところに連れて行くからね。』 Kさんの言う素敵なところも行ってみたいが、それより何より、交通費…。 まさか出してはくれな…
Kさんのサーフィン仲間が交通事故で怪我をして入院しているらしい。 自転車に乗っていて、トラックに巻き込まれるという、ちょっと聞いただけでも凄惨な事故を思い浮かべるのだが、なんとか無事だったとか。 Kさんは身内が近くにいない仲間の為に、他の仲間と交代で病院に代わる代わる付いているという。 翌日の夜、また電話がかかってきた。 病院の食堂からだというのだが 『他のヤツがおもしろい本を置いてってくれてね、暇つぶしにみんな読んでるみたいなんだ。』 と楽しそうな声で、安心というかちょっと拍子抜けした。 『どんな本なんですか？』 と尋ねると 『365日の誕生日による性格と相性がわかる本だよ。』 へ～おもしろ…
Kさんのお仲間が事故にあったという連絡を受け、もちろん心配はしたが、その人と直接面識があるわけではないし、名前も顔も知らないので、四六時中考えているというものではなかった。 それなのにKさんは 『祈っててくれてありがとう。』 などと感謝の意を表すではないか。 ちょっぴり罪悪感(；´Д｀) 『よかった、ホッと胸を撫で下ろしているところです。』 などと思っても無い事を送ってみると、すぐに電話がかかってきた。 あ、また自分の時間が奪われちゃうのね(；´∀｀) そうだ、せっかくだから疑問をぶつけてみよう。 『お友達はどうして事故にあったの？』 Kさんは待ってましたとばかりに語り始めた。 『仕事に自転…
仕事をしている時間にKさんからの着信があっていた。 バッグの中でマナーモードに設定していたため全く気付かなかった。折り返すととても暗く深刻な声で、更にため息をつきつつ 『仲間が事故にあって、今病院なんだ。手術室に入ってる。無事を祈ってて…。』 と言うではないか。 『もちろん、祈るよ！Kさんしっかりね！』 Kさんがすごく動揺している。 私は人としてちょっと冷たいところが有るのかもしれないが、言葉とは裏腹に（どうしてそんな大変な時に私にその事を伝えてきたのかな？）などと思っていた。そんな冷たさにハッとして、Kさんも不安で仕方なくて、彼女（になったばかりだけど）の私にその気持を吐露したかったのだろう…
Kさんは一度話した事を忘れたのか、私に結婚したら海外勤務があるかもという話をしてくれた。 『結婚したら海外転勤があるかもしれないけど、どう？』 「え～、行きたい行きたい！』 聞いていないふりをしてまた乗ってあげちゃう私。 『そう？今行くならたぶんアジア系だと思う。 運転手もメイドさんもついているから、マリコちゃんは一日ゆっくり観光したり、日本人の奥さんたちの集まりに参加したりするといいよ。』 何度聞いてもすごい素敵な生活！ そういうの本当に憧れているの(*ﾟ∀ﾟ) 『でも私、英語も何も出来ないから…』 『日本語ができる運転手とメイドさんが付けばいいんでしょ？』 きゃ～～～～～～っ！！本当に何度…
Kさんが自分の部屋だという写真を送ってくれた。 それはまるでドラマの中に出てくるような部屋だった。 例えるならデザイナーズホテルのような、オシャレな家具やインテリアが並ぶ何も無いシンプルな部屋だった。 全く生活感がない。 本当にこんな部屋に住んでいる人がいるなんて…。 さすが高収入。 まだ会ったのは2回だけだし、深いお付き合いは何もしていないが、電話やメールだけで判断するなら、Kさんは自分にも他人にも厳しい人だと感じている。 私自身がこれまでぬるま湯生活をしてきたので社会性があまり備わっていないと自負（？）している。 Kさんのような厳しい人が私をそんな生活から抜け出させてくれる…とまでは言わな…
朝から不思議なメッセージが届いた。 不思議と言っても私が不思議だと感じているだけで、送ってきている本人は至ってマジメというか、寧ろ「オレ、イイオトコ」とでも思っているような気がする。 それがどんな内容かと言うと… ポエムだった(-_-;) もしかしたら同じポエムを贈られた女性がいるかもしれないので、身バレを案じ詳細を書くことは出来ないが、とにかく赤面するような内容だった。 自分がコレまで生きてきた意味だとか、挫折したこととか、でも私と出会えた事がどれほどの奇跡だったかとか…。 ひゃ～～～～～～～っ！！はずかし～～～～っ！！ 『今度ギターも付けて披露するけど、歌を書いてみたよ。』 だそうで、正確…
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