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  • Beautiful Japan 吉田初三郎の世界

    ★取材レポート★府中市美術館(東京・府中市)で、鳥瞰図で有名な吉田初三郎の展覧会が開催中です。鳥瞰図とは、空高く飛ぶ鳥や飛行機から見下ろした視点で描く地図などのことです。吉田初三郎は、大正から昭和にかけて鳥瞰図のスタイルで数多くの名所案内を描きました。鉄道会社、旅館、自治体など様々なクライアントから依頼を受けました。初三郎の鳥瞰図は奥から景色を見るような見方で、普通は見えないものを描くのが特徴です。南武鉄道開通の折に描かれたポスターは、中心に電車が大きく、線路が直線的に描かれていますが、鳥瞰図のスタイルで遠くには樺太、北海道、神戸、九州、台湾まで描かれています。富士山を中心に描かれた作品でも、サンフランシスコ、ハワイ、九州、台湾、青森などが描かれ、現実には存在しない風景となっています。クライアントの要望に...BeautifulJapan吉田初三郎の世界

  • KAGAYA 星空の世界 天空の贈り物

    ★取材レポート★星空写真家・KAGAYAさんが、世界各地をめぐり撮影した星空の作品展が横浜で開催中です。KAGAYAさんは、天空と地球が織りなす壮大な奇跡を、デジタルアートやプラネタリウム番組、写真などさまざまなアプローチを通して表現しています。今回の展覧会では、写真作品約100点と新作映像作品が展示されています。天の川の写真。天の川は地球を包むように存在しているため、世界中で見ることができるそうです。日本で見られた北海道のオーロラ。KAGAYAさんは予報を見て撮影場所を決めるそうですが、最近の予報は精度がよいのだといいます。展示されている北海道のオーロラの作品は、オーロラが見られる条件の予報を見た翌日に、北海道へ飛んで撮影したそうです。星だけではなく月も撮ります。望遠鏡にカメラを取り付けて撮影した満月。...KAGAYA星空の世界天空の贈り物

  • Tokyo Contemporary Art Award 2022-2024 受賞記念展

    ★取材レポート★東京都とトーキョーアーツアンドスペース(TOKAS)は、2018年より中堅アーティストを対象とした現代美術の賞「TokyoContemporaryArtAward(TCAA)」を実施しています。受賞記念展が東京都現代美術館で2024年7月7日まで開催中です。第4回の受賞者は、サエボーグさんと津田道子さんです。鑑賞者は展示作品をただ鑑賞するだけではなく、展示室内でのふるまいが作品の一部となる体験ができます。サエボーグさん(左)と津田道子さん(右)サエボーグさんの作品は《IWASMADEFORLOVINGYOU》です。展示室内の中心にあるステージに、人工的に作られた一匹の犬がいます。鑑賞者はステージの上の犬が動いたり寝そべったりする様子を見ることができます。鑑賞者が近寄って手を差し伸べると、犬...TokyoContemporaryArtAward2022-2024受賞記念展

  • JAPAN / A Love Story 100 Photographs by Michael Kenna

    ★取材レポート★世界的な風景写真家のマイケル・ケンナ氏の「日本」をテーマにした巡回展が、東京からスタートします。2024年4月17日(水)から東京・代官山ヒルサイドフォーラムで開催されています。ケンナ氏の作品は、ロンドンのビクトリア&アルバート博物館、フランス国立図書館、サンフランシスコ近代美術館、東京都写真美術館など100以上の美術館に所蔵されています。世界で最も作品がコレクションされている写真家のひとりです。ケンナ氏が撮ると、神社の鳥居も、琵琶湖も、秋の景色も、静けさが伝わる墨絵のような写真作品となります。自身を「恐竜のよう」と例えるケンナ氏は、デジタル全盛の現代にフィルムカメラを使用し、暗室にこもって現像まで自分で行います。ケンナ氏の作品は正方形です。1987年からハッセルブラッドにカメラを変えて撮...JAPAN/ALoveStory100PhotographsbyMichaelKenna

  • 「やまなしメディア芸術アワード2023-24」入選作品展

    ★取材レポート★高い表現力や想像力あるいは高度なデジタル技術の技能を有する人材育成を目的として開催される『やまなしメディア芸術アワード』。3回目の開催となる今年は、378作品の応募がありました。3月31日まで、山梨県内の3エリアの会場とオンラインで、入選作品展が開催されています。今回は、JR甲府駅から徒歩約5分の場所にある、「小さな蔵の美術館」での展示を取材しました。入選作品のうちの5作品が展示されています。■ScottAllen<<UnrealPareidolia-shadows->>日用品を影絵にすると、それをAIを使用して別のものに見立て、生成された画像になります。例えば、このような日用品を並べて影絵にすると、AIによって「ベンチに座って雲を眺める女性」の画像になりました。その他、若手のアーティスト...「やまなしメディア芸術アワード2023-24」入選作品展

  • 版画の青春 小野忠重と版画運動

    ★取材レポート★1930-40年代に版画に熱中した青年たちの作品を紹介する企画展が、町田市立国際版画美術館で開催中です。「新版画集団」と「造型版画協会」による版画運動を、リーダーであった小野忠重の旧蔵品を中心に紹介しています。彼らは、まだ芸術としての地位が確立していなかった版画を大衆化しようと、様々な試みをしました。新版画集団が発行していた版画誌『新版画』は、価格の安い印画紙を使用して、200部ほど発行し安く頒布していました。最初は月刊で発行していましたが、時間がなく作品制作にかける時間がなくなってしまうことから、途中から季刊とし、作品制作と展覧会に力を入れていきました。小野は版画について莫大な資料を集めており、版画に関する研究者でもありました。プロレタリアートに影響され、労働者を表現した作品を制作するな...版画の青春小野忠重と版画運動

  • 生誕120年 安井仲治 僕の大切な写真

    ★取材レポート★大正から昭和戦前期の日本の写真界を牽引し、日本写真史において傑出した存在として知られる写真家、安井仲治の回顧展が、東京ステーションギャラリーで開催中です。安井が38歳で病没するまでの約20年に発表した作品や資料を、時系列で観ることができます。大阪で生まれた安井は18歳で関西の名門・浪華写真倶楽部に入会します。当時のアマチュア写真家は芸術写真を追求し、安井も技術を駆使して絵画のような芸術写真を発表しました。1930年代に入ると、安井は「半静物」という新たな取り組みを始めます。日頃身近にあるものを組み合わせ、異様なもの、怪しい雰囲気の作品を仕上げました。1930年代後半に日中戦争がはじまると、写真家たちはそれまでと同じような活動はできなくなりました。安井は、傷痍軍人やヨーロッパから迫害を逃れて...生誕120年安井仲治僕の大切な写真

  • 美術家たちの沿線物語 小田急線篇

    【取材レポート】世田谷を走る鉄道と、その沿線ゆかりの美術家たちの作品を紹介する、世田谷美術館の展覧会「美術家たちの沿線物語」。これまで「田園都市線・世田谷線篇」(2020年度)、「大井町線・目黒線・東横線篇」(2022年度)が開催されました。そして2024年4月7日まで開催中の「京王線・井の頭線篇」と並行して「小田急線篇」が2024年2月17日(土)から4月7日(日)まで開催されています。鉄道の話であり、街づくりと文化芸術の話であり、世田谷美術館の話でもある内容です。小田急小田原線は世田谷の中心部を走る鉄道で、1927年に新宿ー小田原間で開通しました。今回の展覧会では、鉄道開通により生活が変わることを戸惑いつつも楽しむ文化人や、街づくりとともに縁あって移り住み、そこで活動を始めた美術家たちの作品が紹介され...美術家たちの沿線物語小田急線篇

  • 中平卓馬 火―氾濫

    ★取材レポート★日本の写真を変えた伝説的写真家、中平卓馬(1938-2015)の没後初めての本格的な回顧展が開催中です。中平はキャリア前半の1960年代から1970年代前半にかけて『アサヒグラフ』や『朝日ジャーナル』などの雑誌に作品を発表することで、同時代の社会に対峙していました。当時、雑誌は社会にイメージを流通させる手段として重要な役割を担っており、中平は写真がどのように流通するかについて常に意識的でした。1973年に上梓した評論集『なぜ、植物図鑑か』では、一転してそれまでの仕事を自ら批判。それまでのプリントやネガの大半を焼却したとされていましたが、2000年代初頭、残されていたネガが発見されました。今回の展覧会では、初期から晩年まで約649点の作品・資料から中平の仕事を丁寧にたどり、その展開を再検証し...中平卓馬火―氾濫

  • 恵比寿で写真展

    東京・恵比寿のアメリカ橋ギャラリーで、写真家・中道順詩さんの作品展「感じるままに」が開催中です。展示作品は日常生活のシーンですが、写真というより光画という意味合いで撮り続けているそうです。中道さんが育てている花や、椅子とカーテン、というようなすぐそばにある被写体が現実とは少し離れた空気感を持って表現されています。アメリカ橋ギャラリーは東京都写真美術館の近くにあります。作品展「感じるままに」は1月22日(月)まで開催中です。詳細はこちらから:https://americabashigallery.com/kanjirumamani■投稿できる写真雑誌『PHOTOSAI』最新号は好評発売中です。紙版・電子版の販売店はこちらから:https://www.arttreepublishing.com/photosa...恵比寿で写真展

  • 富士山の麓で布の芸術祭

    ★取材レポート★富士山の麓、山梨県富士吉田市で国内唯一の布の芸術祭「FUJITEXTILEWEEK2023」が開催中です。織物産業の歴史の残る街で、雄大な富士山を眺めながら多彩なアートを楽しめます。2023年12月17日(日)まで。期間中はフォトコンテストも開催しています。ジャファ・ラム《あなたの山を探して》ネリー・アガシ《mountainwishescometrue》顧剣亨《MapSampling_Fujiyoshida》ユ・ソラ《日々》津野青嵐《ねんねんさいさい》清川あさみ《わたしたちのおはなし》沖潤子《anthology》筒 tsu-tsu《unsounddresser:化粧箱、鳴ラナイ》スタジオゲオメトル《ChangesoftheMountain》池田杏莉《それぞれのかたりて/在り続けることへ》「...富士山の麓で布の芸術祭

  • AIによる作品

    『PHOTOSAI』で写真エッセイを連載中の谷田梗歌さんの個展が東京・東神田で開催中です。谷田さんの個展シリーズ「境界」から、今回は過去4回の「境界」のステートメントをAIに解釈・要約させ、その要約文をAIへの指示として作品を制作したそうです。カメラで撮影したオリジナルの写真作品と、AIを利用して制作した作品を対比させた展示になっています。AIによる作品は「何だかすごいなー、これからはこうなっていくのか」という感想を持ちますが、谷田さんは、オリジナルの写真作品とAIによる作品とは別のカテゴリーのものである、という考えをお持ちのようです。写真を撮る人やクリエイターにとっては、今後の作品づくりを考えるきっかけとなるかもしれません。プリント作品や、谷田さんの写真エッセイが掲載された『PHOTOSAI』も展示販売...AIによる作品

  • デザインの魔法

    写真家佐藤秀明さんの出版記念写真展「雨の装丁展」が東京・原宿で開催中です。今回出版されたのは、佐藤さん撮り下ろしの「雨」作品を多数掲載した写真集です。写真集のタイトルは「雨の日に」。レインコートや雨傘など、晴れている日には登場しない被写体が作品に情感を与えています。今回の試みは、10人のブックデザイナーがそれぞれカバーを作り、1冊の写真集が10通りのブックカバーで発行されたことです。まるで全てが別の本に見えますが、本文は同じ写真集「雨の日に」。10個の魔法がかかったかのような変身ぶりです。雨の装丁展2023年10月27日(金)-11月5日(日)12:00-19:00ギャラリー装丁夜話詳細はギャラリー装丁夜話HP:https://www.souteiyawa.com★投稿できる写真雑誌『PHOTOSAI』で...デザインの魔法

  • 陶芸作品とことばの展覧会

    陶芸作品を中心に、テキスタイル、版画など多彩な仕事で注目を集める鹿児島睦さんの、初の大規模な展覧会です。東京・立川のPLAY!MUSEUMで開催中です。鹿児島さんは植物や動物をモチーフに陶芸作品を製作されています。優しい色合いで、日常の料理にとてもよく合いそうです。鹿児島さんの器をみて作家の梨木香歩さんが書き下ろした、新作絵本『蛇の棲む水たまり』。器と言葉が並んだ空間を、蛇行しながら読み進めていきます。「絵とことば」がテーマのPLAY!MUSEUMらしい展示です。国内外のファッション、インテリア、フードなど、さまざまな領域でコラボレーションした作品も紹介されています。こんな毎日だったらいいな、と思える豊かな時間を過ごせました。「鹿児島睦まいにち」展2023年10月7日(土)―2024年1月8日(月・祝)/...陶芸作品とことばの展覧会

  • 現代アート@前橋

    ★取材レポート★群馬県前橋市の公立美術館、アーツ前橋は今年で10周年を迎えます。"次の10年"に向けた記念の展覧会が開催中です。通常美術館の中で守られているアートですが、市街地にもアートを展示し、前橋の歴史や街とともに発展していく構成になっています。参加アーティストの方々メイン会場となっているアーツ前橋は、商業施設をリノベーションした美術館で、改修前にはエスカレーターが設置されていた吹き抜けや回廊上の展示室など、ユニークな空間に現代アートが展示されています。ザドッグ・ベン=デイヴィッド<<PeopleISawButNeverMet>>武田鉄平<<絵画のための絵画044>>スプツニ子!<<Tranceflore>>市街地でも空間を活かした展示を観ることができます。アーケード街では、ぽっかりと浮かんだアートを...現代アート@前橋

  • 相模湖

    神奈川県の相模湖です。神奈川県立相模湖交流センターでは、10月19日まで谷田梗歌さんの個展「氷の世界」を開催しています。*10:00-17:0016日は休館です。谷田さんは『PHOTOSAI』で写真エッセイ「氷の写真で綴る」を連載中です。『PHOTOSAI』もよろしくお願いいたします。株式会社アートツリー出版社相模湖

  • 曼殊沙華の里

    9月の下旬、埼玉県巾着田の曼殊沙華です。川があり里山風景があり撮りたくなる場所がいっぱいでした。投稿できる写真雑誌『PHOTOSAI』Vol.42は好評発売中です。株式会社アートツリー出版社曼殊沙華の里

  • 表紙は紫陽花です

    表紙は梅雨時期に咲く花、紫陽花です。ページをめくると、写真家、写真愛好家が各地で撮影した作品が、心を癒してくれます。アートツリークラブに会員登録をして読後感想を送るとポイントプレゼント中!<『PHOTOSAI』Vol.41コンテンツ>​■『PHOTOSAI』へ作品を掲載しませんか■花撮物語8いがりまさし「色褪せたものの美」■氷の写真で綴る4谷田梗歌「生々流転」■さきのりりが撮る!海と川in沖縄と東京/さきのりりフォトライブラリー■写真愛好家作品集・今年のテーマを決めました!・春夏・旅の思い出■各地のコンテスト受賞作品・第39回写真の町東川賞(北海道)■第30回UBEビエンナーレ(現代日本彫刻展)作品募集(山口県)■各地で開催の展覧会・金沢21世紀美術館(石川県)■写真・アートに関する本の紹介■齋藤千歳の「...表紙は紫陽花です

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