ある日私はペットショップを転々していた先のない売れ残りの猫(ロミ)と出会う。ロミの擬人化で使っている広島弁は忘れつつある故郷の言葉を思い出しながら書いているもの。
僕がこの家に連れて来られたのは今年の一月の中旬頃だ。その日は今季最強寒波の日だった。「こんな寒い日にごめんな」のり丸がキャリーバックの中で毛布に包まれている僕に話しかけてきた。「もうすぐ家だから…」僕はひたすら叫び続けた。「ギャース、ギャオース!((出せぇ、出してくれ!)」僕は保護猫だ。昨年、伊藤さん(仮名)という女性に保護された。伊藤家にはすでに複数の犬や猫がいた。そこで僕は人間の顔色をうかがいつつ、犬ともうまくやっていく社会性を身に着けた。(アオ「蒼」という名前も伊藤さんがつけてくれた)のり丸が保護猫を迎えるまでのいきさつは省くことにする。簡単にいうと、のり丸はずっと先住猫のロミがひとりぼっちで退屈していると思い込んでいた。「子猫なら大丈夫だろう」と、のり丸は楽観的に考えて僕を連れてきた。しかし早計だった。...あほ吉、あぽ~、と呼ばれているがアオです
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