ある日私はペットショップを転々していた先のない売れ残りの猫(ロミ)と出会う。ロミの擬人化で使っている広島弁は忘れつつある故郷の言葉を思い出しながら書いているもの。
2021年8月
師匠のロミにハゲができた。ストレス性のハゲだと獣医は言った。それは僕がのり丸家に来る少し前の出来事だった。師匠は偏屈で臆病、非社交的で、人や動物を受け付けない。なので当然、一匹飼いが適している猫だと思われていた。師匠みたいなタイプは新入り猫と合わなくてストレスを抱える可能性も高い。ただ、師匠は猛烈に孤独で、あまりにも孤立しすぎていたかもしれない。ひとりでポツンとのり丸の帰りを待っている生活に、実は大きな負担を感じていたかもしれない。なぜならば、僕が来てから師匠のハゲはきれいさっぱりと完治したからだ。【明るく天真爛漫】もうすぐ僕は10か月になる。去勢手術も無事に終わり、体調もすこぶる良い。師匠は生後10か月ぐらいに「のり丸家」にやってきたけど、僕のようにオープンで明るい性格ではなかったそうだ。「ウチは、生後2か月...これまでの記録(なにげない日常)
2021年8月
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