命を売らないペットショップ創設者澤木崇が、動物についての問題・課題を、誰にも遠慮せずに斬りまくります
今日は、ペットを売らないペットショップに転換する為の、打ち合わせ第1回目でした。 ①商材の入替 基本的にパピー用の商品は、ほぼ売れなくなるので、その辺りは大幅に変えていく方針が必要です。また、保護犬を考えて来てくださる方の中で、結局譲渡する事になる相手は、家族になった犬達の健康まで考慮したものを与えてくれる事が多いので、フードやオヤツのラインナップも、レベルアップさせて良いです。 ②チラシ制作 今回の場合、生体販売のセールなどをやっては、本末転倒だという判断によって、このチラシはリニューアル後の新しい姿を知ってもらう為のチラシです。まだ少し先の話になるので、まずは業者の選定から始まります。今は…
私がお手伝いする事になった中規模ペットショップが、年内を目処に「生体販売」を辞め、「里親探し」をスタートさせます。場所は岡山県岡山市。 今度は、私の創ってきたペットショップの在り方を、私では無いペット業界の経営者に理解頂き、納得頂いたという事が、私にとっては大きな前進です。 ここをご覧の方の心配はしていませんが、万が一にも「今すぐ生体販売を辞めろ」とか、逆に「生体販売無しでやれる訳無いだろ」等の妨害が入らない為にも、まだ店舗の名前は伏せておきます。こういう店舗が出来れば、「生体販売を辞める」で1ポイント、「里親探しを始める」で1ポイントの私達にとっては、プラス2ポイントになります。 岡山市の方…
「猫ブーム」とか、くだらない煽りも手伝って、最近は猫もペットショップで迎える件数が多くなってきました。ただ、犬を迎える方法としての、「ペットショップで購入」の割合と比べると、まだまだ野良を拾ったり、人から譲ってもらったりの割合は高いかも知れません。 残念ながら、HIKAKIN氏も猫好きと言いながら、平然とスコティッシュフォールドを迎えてしまう始末。私たちが言う犬好きや猫好きと、ペットショップで平然と迎える犬好きや猫好きは、同じ言葉を使っていても中身は違うのだと思います。 キリスト教でも、カトリックとプロテスタントは全く違いますし、どちらかというとそういう関係は、他の宗教との関係よりも険悪だった…
最近では「オールドメディア」と呼ばれたりする、テレビや新聞を始めとする既存メディアは信頼度をどんどん落としています。視聴率は大きく下落し、発行部数も右肩下がりを止められません。ネットが無い時代、彼らの思い通りに国民は操られました。それこそ、メディアの力によって政権交代が行われたと言っても、過言ではありません。しかし、彼らが受ける一方だった国民の上に胡坐をかける時代は、とうとう終わろうとしています。その現象が、視聴率や発行部数という具体的な数字に表れてきているのでしょう。 今や、1億総発信者の時代になり、素人が撮影した動画をニュース番組が買い取り、素人がアップした動画が、番組を構成するようになり…
日本に保護犬や保護猫が居なくならない限り、そこに関わる保護譲渡活動は必要です。いまは大きな問題になっていませんが、一部ではボランティアや愛護団体の疲弊という話題も浮上しつつあります。 そもそも保護犬や保護猫の源泉たる、生体販売業界や無責任な飼い主が、「金儲け」や「楽しいだけの動物」という、美味しい部分だけを甘受しているのは大問題です。工場でも時代の流れと共に、「金儲け」だけ甘受して「工業用水」を垂れ流していた時代は終わり、自分達で汚水を処理するような、「社会的役割」を果たすのが正しいと言う姿勢を取ってきました。 なぜ、生体販売業界だけは、命を生み出し金儲けに使い、その後始末は「行政(税金)」と…
日本では、ペットショップで仔犬を「買う」事が当たり前になって久しいです。その為、ペットショップが保護犬譲渡をすると、「お客様」感覚で来店される方がいます。 勘違いしないで頂きたい!譲渡は「お見合い」なんです! ここに傑作のポスターがあります。「俺を本気で飼いたい奴は、譲渡会へ来い!」しかも小さく「当日、連れて帰ろうなんて考えは捨てろ。俺を抱けるのは選ばれた奴だけだ!」とあります(笑)。 それぐらいの気持ちで来る人じゃなければ譲渡しない、そうじゃなければずっと今の所に居ればいい、と考えるのは保護者たるボランティアさんの自由です。「お客様」感覚が抜けないままで来るから、条件が厳しいとか態度がなんと…
ぬるい記事第2弾、私の好きな俳優と犬猫たちです。 ロバート・ダウニーjr。代表作は「アイアンマン」や「シャーロックホームズ」で、特にアイアンマン=トニー・スタークを演じた彼は、有能なのにドラッグ問題がある俳優から、世界一のヒーローに転身します。当時も、制作側は彼のキャスティングに大反対していましたが、オーディションの彼は「トニー・スターク」そのもので、反対派を黙らせたそうです。確かに、彼は53歳で「世界最年長のスーパーヒーロー」と呼ばれていますが、彼の後に誰がトニー・スタークを演じられるのでしょうか? そして彼のエピソードにはこんなものもありました。 片手の無い少年に、なんとアイアンマン仕様の…
「やっぱり日本って、動物については遅れてる」と思わされるニュースがありました。 https://doubutsuoukoku.jp/%e6%9c%80%e6%96%b0%e3%83%8b%e3%83%a5%e3%83%bc%e3%82%b9/supein-danbi-ihou/ スペインで「断尾」が禁止されるそうです。 私は日本が大好きです。だから、日本が動物愛護後進国という言葉を聴くと、つい反論したくなります。それは私の奥にある感情を揺さぶる事なので、どうしようもありません。 さらに、その言葉が出る理由が、「欧米では生体販売は無い」とか「殺処分ゼロのドイツは優しい」という、間違った情報による…
「不幸な犬猫ゼロ」の為に、それぞれの段階や対象に対して何ができるか?④行政です。 保健所や愛護センターといった行政は、法律に従ってその範疇で仕事をするしかありません。その意味では、私たちの与えられる影響が、比較的少ない分野かも知れません。 公務である以上、法律やルールを越えた活動は、絶対にできない事も私たち側が理解する必要もあります。望むような活動をしてくれない事も多いと思いますが、その望んでいる事が「現実的かどうか」を冷静に考えないと、行政とボランティアの良い協力関係はできないでしょう。いきなり「殺処分機を止めろ!」と言っても、それはいきなり「生体販売を禁止しろ!」に等しい要望です。止めたと…
皆さんご存知、「犬の十戒」。これは、何度読んでも、彼らとの時間を大切にして、最後の瞬間まで見守ってあげたいと思うような、心動かされるものです。 そして、保護活動などをされている方にとっては、さらに心揺さぶられる「捨て犬の十戒」というものがあります。捨てられ、収容された犬の気持ちを綴った、非常に悲しい十戒です。 「犬の十戒」に続いて有名な「猫の十戒」は、犬と猫の行動や態度の違いを、軽快に表現した楽しいものとなっています。ここまでは、神妙になるものだったので、「猫の十戒」で少しリラックスしましょう。 もう訳が分からない「犬の強い十戒」です。はいはい分かった分かった、と言いたくなるほど、強い事を推し…
たまにはぬる〜い記事も、という事で私が好きな俳優と犬猫のショットを集めてみました。 まずは、ダニエル・クレイグ。彼は何と言っても「6代目ジェームズ・ボンド」のイメージが強烈。ロンドンオリンピックの開会式では、ジェームズ・ボンドとなって、エリザベス女王をエスコートするという、超絶お洒落な演出!彼が6代目に決まった時には、身長やブロンドやいかつ目の顔などに、大きな批判が集まりましたが、見事にそれを覆し、今や「最高のジェームズ・ボンド」に彼を挙げる声も多いです。ただ、ジェームズ・ボンド役の宿命として、他の役がやり難い事も事実です。「ドラゴンタトゥーの女」も良いサスペンスでしたが、「あら?ダニエル・ク…
「不幸な犬猫ゼロ」の為に、それぞれの段階や対象に対して何ができるか?③消費者です。 もしかすると、私達がアプローチできるという意味では、最も重要なポジションに位置する対象かも知れません。 画像は私の勝手なイメージですが、いつも連れてる犬が変わる人を持ってきました。「不幸な犬猫」を生み出す源泉は、間違いなくこの消費者です。30年に渡って、日本では「犬を迎えるならペットショップで仔犬を買う」という文化を、業界が見事に作り上げました。ようやくこのイメージも、多少マイナスに捉える人が増えつつありますが、それまでは多くの人が受け入れていた価値観だと思います。 業界が作りたかった文化に、消費者はまんまと乗…
皆さんは、小学館から発売されている、ビッグコミックスの「しっぽの声」をご存知でしょうか? 1巻では、素人ブリーダーによる多頭飼育崩壊を中心にした、動物達の悲劇を取り上げています。「餓死」「共食い」「錯乱による自分食い」「狂犬病」「殺処分現場の苦しみ」など、こういった事に初めて触れる方には、想像もつかない凄惨な事象が描かれています。 ペットショップの店頭で、「可愛い」「癒し」だのと謳っている表舞台と、とても同じ犬猫に関する話とは思えないような事です。しかし、同じ日本の同じ犬猫が、一方では家族として愛されており、一方ではモノ以下の扱いを受けている闇の部分を、鮮明に描いた作品です。 最後の部分では、…
「不幸な犬猫ゼロ」の為に、それぞれの段階や対象に対して何ができるか?②その他のペット業界です。 ここは最も判断が難しいところかも知れません。というのも、保護犬や保護猫への取り組み自体が、まだまだマイノリティだという事もあり、メーカーなどは積極的に関わっているところが非常に少ないんです。 という事で、メーカーについては私の少ない経験によるものが中心となります。 まずはドッグフードですが、私が支援を受けた経験があるのは、ナチュラルハーベストとニュートロです。保護犬の譲渡活動を始めた事を何処かで聴いたナチュラルハーベストさんは、先方から電話を頂いて、真空パックに穴が空いたけど、賞味期限に問題の無いフ…
「不幸な犬猫ゼロ」に向けて、 ①生体販売業界 ②その他のペット業界 ③消費者 ④行政 ⑤ボランティア といった当事者達がいます。私達が強く想う箇所は、それなりにバラバラで纏まりはありません。ある人は仔犬工場が問題だと考えるし、ある人は消費者が問題だと考えて、各々が「それこそが正解」だと思って主張するので、同じ「不幸な犬猫ゼロ」を望んでいるにも関わらず、下手をすると足を引っ張り合う事があります。 ①生体販売は、繁殖場と市場とペットショップから成り立ちます。大きな流れとしては、緩やかに縮小しつつあります。近くにペットショップが新設され、主観的に「増えた」と思っている方にも理解頂きたいのは、風は我々…
保健所などから、ハンディを持つコ達を引き取った方々が投稿してくれた写真です。目や脚が無くたって、こんなに元気で幸せな生活を送り、その姿は私たちにも勇気と幸福感を与えてくれます。 環境省が「殺処分には含めない」と決めた命の中に、「譲渡に適さない」という定義があります。私にはそれが、「それらの命は軽いものと決めました」と聴こえてしょうがありません。 こんなに幸せに生き、私たちも幸せにしてくれる彼らに、そのチャンスも与えられないとしたら、その定義は「誤り」です。このコ達の、堂々と生きる姿を、環境省に見せてやりたい。 ★★★★★★★★★★★★★★★★★ 「交通事故か片腕は宙ぶらりん 尻尾は壊死して枯枝…
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