兵士達は傷ついた新王を馬に乗せ、 恐る恐る慎重に箱を持ち、 急ぎ城に帰った。 新王達の一行が城に到着すると、 すぐさま呪術師や賢者が集められたが、 もはや主だった者達は、 すでに病に倒れ他界しており、 残った者達では、箱を開けることすら叶わなかった。 城に帰った新王は、 切...
国中に蔓延した疫病と害草の問題を解決するべく、 新王は奔走した。 国の内外から賢者や医師を集め、 治療や除草に取り組んだが、 事態はいっこうに改善されなかった。 民は飢え、 病に倒れ、 次々と死んでいった。 呪いの元を断ちたくとも、 呪いの元凶である黒い魔女は、 前王である...
森の動物達に助けられ、 森の自然の恵みに助けれ、 または、 こっそりと差し入れに来た城の人々の好意に助けられ、 二人は森の古い家で、 二人だけの蜜月を過ごした。 「ん‥‥あ‥‥」 ユノは優しい愛撫に声をあげた。 二人は陽が沈むと、 1日の労働を癒しあい、 愛し合った。 チャ...
ユノはすぐには、 現状を受け入れることはできなかった。 しかし、 見えない目で、 火を起こそうとしたり、 湯を沸かそとしたりするチャンミン王を見て、 いてもたってもいられなくなった。 動物達は、すんなりチャンミン王を受け入れたようで、 チャンミン王が水を汲んだり、 薪を持っ...
「ユノ。 私には、もはや‥‥お前の姿は見えない。 だから‥‥大丈夫だ。」 「え?」 ユノはチャンミン王の言葉に驚いた。 「ユノ? どこだ? すまない。 私には‥‥お前がどこにいるか解らないんだ。」 解らない? ユノはベットの影から、 そろそろと目の当たりまで顔を出し、 チャ...
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