【シスター・コンソラータ ー 愛の最も小さい道 ー】(第4部・第26章)
第二十六章神と隣人に対する愛の絶頂〈不動の愛の英雄〉英雄的な忠実さで「愛の最も小さい道」を歩むとは、まず第一に、純粋な愛の心をできるだけ絶え間なく起こすことである。それによってコンソラータは、隣人愛と犠牲の英雄に達したのである。「絶え間なく」といっても、単に愛の祈りのことばを習慣的に何度も唱えることではなく、真実、常に、愛の心を起こすことで、それも霊魂の能力が、他の務め、特に精神的な仕事に向けられていない時に、自由に、純粋な愛の心を起こすことなのである。それがなぜ英雄的でありうるのか。「愛の最も小さい道」を歩き始める人は多い。だが続ける人はまれである。あたかも、この花からあの花へと舞っては、こちらで花粉を少し、あちらで蜜を少しつまむ蝶に似て、ひとつのきれいな考えを味わってはあきてまた別のきれいな考えを試し、いつ...【シスター・コンソラーター愛の最も小さい道ー】(第4部・第26章)
2020/06/15 23:18