青春コンプレックスなる言葉があって、それが大変興味深いのでここに取り上げようと思う。というのも、私自身がそのコンプレックスの当事者だからある。 青春コンプレックスとは何か。端的に言えば、学生時代に「青春っぽい」体験が出来なかった人間の抱く劣等感のことである。 10代の頃に純情な恋愛が出来なかったこと、仲間と同じ目標に向かって努力したりバカ騒ぎしたり出来なかったこと。そういった青春に対するステレオタイプな憧れが、ずっと消えずに残存している状態を言う。青春に対する幻想と自身の学生時代を対比して、筆舌に尽くしがたい敗北と虚無を覚える。いい年した大人がいつまで子供じみたことを嘆いているのかという感じだ…
ツイッターを見て自分がどれだけ甘えているかを知る高卒フリーター
最近のタイムラインでは就活や院試、公務員試験の話題が盛んである。私がフォローしているのは浪人時代から繋がりのある同年生まれの人たちで、その多くが一浪で大学進学を決め、現在は大学4回生である。彼らにとって今はまさにキャリアの第一歩を定めようという時期なのだ。 かたや私は、実家暮らしで呑気にアルバイトなんかをして、稼いだ金を酒に溶かしながらその経緯を眺める高卒のフリーターである。大学全落ちから流れるように社会のレールを踏み外し、ニート、アルバイト、派遣社員をグルグル循環して、結局この5年全く成長がない。そしてそんな現状を変えようという意思も抱かないくらいに、この生活に慣れきっている。 かつて同じ目…
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