臨床外科学会2024 シンポジウム 弁膜症MICSスタートアップにおけるピットフォールとその予防・対策
昨年宇都宮市で開催された日本臨床外科学会のシンポジウムで、MICSに対するトラブル予防および対策について発表依頼があり、当施設での経験をお話させていただいた。抄録は以下の通り。基本的なことではありますが、最近は他施設のスタートアップ指導に行くことが増え、実際にこうしたトラブルに遭遇する機会が増えています。やはり学会が勧告しているとおり、最初はプロクターの指導下での手術実施が望ましいと思います。以下、抄録です。2016年から現体制でMICSを開始し、2018年から2023年において合計683例の心臓胸部大血管手術のうち217例(32%)、大動脈弁置換術の42%、僧帽弁形成術の72%、冠動脈バイパス術の43%にMICSを採用している。MICS不採用の主な理由は上行大動脈性状不良、肥満、複合手術、大血管手術であ...臨床外科学会2024シンポジウム弁膜症MICSスタートアップにおけるピットフォールとその予防・対策
2025/02/13 09:45