満開の桜の枝に無数の花が咲いている そのどれもこれもが 同じ花の形をしている ほんの微細な違いはあるのだろうが 同じように花芽を膨らめ 同じように花を開き そして 同じように花びらを散らしてゆく 言ってしまえば この同一物たる桜の花の大量生産は あたかも工場の様である こち...
ルアーは刺激と反応の連鎖をもたらす二律同梱の象徴。システムは二律同梱の集積による予定調和世界。
ゴルフができない冬場の楽しみに、気軽にいたずら書きを楽しみます。
アイデンティティーは 「どんな反応をするか?」を 総和した概念であろう 大豆の芽は 重力に逆らい 空に向かい伸びてゆくアイデンティティーと共にあり 大豆の根は 重力に従い 土地の中への伸びてゆくアイデンティティーと共にある そして その大豆は 太陽の光と 土の栄養や水を取り...
必然が 周辺に誘導されながらやってくる * 赤色は「赤」と表現されることは 必然的なことで 赤色を「黒」と表現してはならない この必然性により 色の表現の正当性を付与しているのだが この必然性は 良心や友人の教えにより 幼少期に獲得した必然性であり正当性である * 両手を ...
なぜ土星には輪があり 木星には大きな赤斑があるのだろうか? この大赤斑は なぜ北半球ではなく南半球に在るのだろう? 金星と地球の間に 大きな惑星がないのはなぜだろうか? エベレストのように高い山が 日本に無いのはなぜなのだろうか? 富士山が もう少し北にできてもよかったので...
周囲とは異なる異質であることで その異質は存在している 柔らかなところは 固いところとは異なる異質な存在として認識され 固いところは その逆である 同じように 柔らかな思想は 固い思想とは異なる異質な存在として認識され 固い思想は その逆となる 高音のメロディーは 低音のメ...
異質が維持されてゆく ある言葉 その言葉が持つ特異性 すなわち 異質を伝えてゆく そして 啓蒙がそうであるように 今までになかった言葉は 今までとは違う異質を広めてゆく A=Bであり B=Cであれば A=Cである AやBやCは DやEやFではないのかもしれないし DやEやF...
遥か遠い山々の木々は 山の一部となり その一本一本の姿は見えない そんな遠くの木々から見た私の姿も 陸地の一部でしかないのだろう しかし 私は陸地ではない 私は 確かに 陸地とは異なる存在だ そのことを どんなに否定しようとも 私は確信させられている 大地とは異なる我が 確...
責める 言葉には 責めるという働きがある だから 言葉を嫌いになる時がある 言葉を吐く人が嫌いになる時がある 責めることにより 周りの環境を整備しようとするのだろう 時に大声で 怒鳴り散らし 非を責める 責めにより 責めた者のための環境が整えば 怒鳴り散らすことで 目的が達...
人間がいてもいなくても 朝が来て日が昇り 日が沈み夜が来る ・・・はずである 人間がいない世界で 朝が来る光景を 私は見ることが出来ないから 「・・・はずである」とつけてみた 推論や想像はできても 確知できないからである 「全て」の世界は 人間がいない世界を含むのだから厄介...
離そうにも どうにも離れない 夏山で アブに襲われた 一匹二匹なら 手で追い払えばよいのだが 時間と共に増えてきて 何十匹 何百匹のアブに襲われ その場から 走って逃走した 走ることに疲れても 動くことをやめれば たちまち アブがまとわりつく アブは刺すのではなく 噛みつく...
鉢植えのシクラメンは 水が不足してくると 萎れてくる そのシクラメンに 水を与えると 萎れた葉が 再びシャキッと蘇る そんなシクラメンに 水を与えることを 忘れていると 葉は カサカサになり 枯れてしまう シクラメンは 自分自身で水を得ることが出来ない だから 程よい雨が降...
うまくいったことを 繰り返せば 必ずしもうまくいくとは限らないが またうまくいくことがある この実践的帰納法が 生命現象を貫いている この実践的帰納法が成立するために 外的要因と内的要因が備わる必要がある 外的要因は たとえば 水不足では野菜が育たないということで 内的要因...
目的は 未来を見据えている 目的を認識するには そうすることにより どうなるかを予想することを伴うということだ 「待ちぼうけ」の農夫は 株につまずき転んだウサギをとらえた成功体験を 「またあるはず」と待ち続けた この逸話は 帰納法は必ずしも正解ではないことを 実にうまく表し...
目的が見いだせる状態では 能動的であり 定型的な現象が 繰り返されている 四季の移ろいは 定型的は現象ではあるが 能動的ではなく 地軸の傾きによる太陽光の強さの変化による 受動的なものである 生命は こうした四季の移ろいに対して 能動的に反応し 四季に応じて生活様式を変えて...
目的に引力があるのは 引力が生まれる仕組みがあるからで 目的があれば 自然に引力が生まれる訳ではない でも 目的があるということは すでにその引力が生まれる仕組みも存在している ということになるのだろう 目的がある このことが意味することは 自由運動が否定されているというこ...
目的には引力があり その重力場に定型的反応が 寄りそい集まり 目的を重層化し より強大な重力場に成長してゆく そんな自己組織化が 生命を 多様に進化させてきた 食欲も 生きるという目的に引き寄せられ 身体に宿っている定型的反応だ この食欲もまた目的となり 様々な手足の動きを...
そこに憧れて 恋し そこの不自由な愛に溺れてしまう 愛は 豊かな恵みでもあり 同時に 不自由な束縛でもある そんな束縛の中で それぞれの命が循環している それぞれの定型的反応群が 殖えている 殖える一方で 愛が萎え 命も萎んでいる この殖と萎の均衡の中で 動的平衡が保たれて...
カンブリア紀を迎える前の エディアカラ期 不器用な生き物が 自らの領域を増やしながら成長していた 同心円状の化石は そんな生き物の痕跡だ 何匹もの不器用な生き物が 同じ石の中に化石となって閉じ込められた 直径1cm足らずの小さな二重円もあれば 直径20㎝を超える大きな二重円...
手段は目的を恋しがり 目的は手段を希求する この相思相愛の中で 定式的な反応が循環し 秩序が生まれる 秩序は 更なる目的を機能しながら増長し 更なる手段を反応の循環の中に 盛り込んでゆく そして 自由と 拮抗する秩序とを排斥する 秩序の海は 自由との界面で波打ちながら 様々...
過去から帰納されたものを 共有しながら 身体が 連絡を取り合い 帰納している 身体自身が作り出した過去も 帰納しながら 組織化された身体が 帰納している そんな仕組みの中で ホルモンが何を帰納しているかを そのホルモンのレセプターも知っている そのホルモンレセプターも 何を...
出来ることをするしかない この出来ることが バブルのように膨れたり萎んだりする 私だけではなく相手や対象があるから 私の知らないところで 膨れたり萎んだりする だから 機を逸してはならない 機を見る能力は 機を逸しないという目的において 機能している手段である 人間の智慧は...
私という意識は 私の内臓を満たすための手段を あれこれと思案してくれる大変ありがたい存在だ 言うなれば 空腹の神様がいて その神様が どうすれば食欲を満たしてくれるのかを 私の意識を導き 食欲を満たすという目的を掲げ 食欲を満たすという目的を叶えてくれている 神は目的の象徴...
正しく生きるということと 楽しく生きるということが 両立していると しあわせだ 何時も幸せならよいのだけれど 正しくなかったり 楽しくなかったりすることがどうしても出てきてしまう そうなると しあわせに陰りが現れるようにできているらしい 正しく生きると 周りの人たちに義理が...
人間は猫にはなれない この限界の中で 人間として 「猫になりたい」と思いながら 反応し続けている ここに 「なりたい」と 「なれない」が 力強く同居することになる この同居は 「猫になりたい」という願望が消えない限り 消滅しない そして この同居が 「猫になりたい」奇妙な人...
病気を憂う 病気になり 出来ていたことが 容易にできなくなると 今までのように 未来に備えをすることが困難になる それどころか 病気である未来へ備えるため 備えるべきことが増えたりもする それも 普段あまりしたことのないような備えであるので たいへん苦労することになる 病気...
生命は 過去から帰納した未来に向け活動している だから 帰納されていない未知の未来には しっかり向き合えていない 知覚された範囲の過去のなかで 未来を見据えているということだ 既存の未来を求めながら 生きているということだ そんな 限られた既存の未来を求めて 虫たちも彷徨っ...
これから寒くなるから 冬ごもりの準備をしよう これから暖かくなり 食べ物が豊かになるから子育てを始めよう 生命は 未来を予定しながら今を生きている 来たるべき未来に どう反応するのか? この反応を準備しながら今を生きている 人間も生き物だから 人間の頭の中にも 未来の想定が...
シャインマスカットや 信濃パープル 大粒の種なしブドウが 品種改良の末に出来上がってきた 人間は 犬や猫も品種改良し 人間にとって欠かせない相棒に育てて来た こうした人間の品種改良の能力は 同種である人間にも及んでいる 他者を どんな人間に成長させるのか 自身を どんな人間...
言葉が正確であるほど 言語化とその実体化の連鎖が 定式的に進むことになる そうなれば間違いはないはずのだが なかなかそうならず 間違いが起こる たとえば 助手席のナビゲーターに 「右に曲がれ」と言われているにもかかわらず 左に曲がってしまうことがある ナビゲーターが右と左を...
実体を言語化するという反応と 言語を実体化するという反応がある そして 自然を言語化する自然科学 言語を実体化する応用科学がある 応用化学は 自然を人工的なものへと変えてゆく この人工的なものには目的がある 言語化と 実体化という反応の連鎖が高める秩序性の中で 目的が醸造さ...
実体を言語化するという反応と 言語を実体化するという反応がある 実体は 天気であったり 行動であったり 時間であったり 空間であったりする こうした実体が言語化され記録に供される さらに 実体と実体の関係も言語化される たとえば 原因と結果といった 経時的関係であったり 動...
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満開の桜の枝に無数の花が咲いている そのどれもこれもが 同じ花の形をしている ほんの微細な違いはあるのだろうが 同じように花芽を膨らめ 同じように花を開き そして 同じように花びらを散らしてゆく 言ってしまえば この同一物たる桜の花の大量生産は あたかも工場の様である こち...
1+2=3である 3=5-2である よって 1+2=5-2である 3をいろいろに表現できるということである 1+2や5-2はむろん 103-100も3である 1003-1000も 105-102も3である 表現される形は違っても みな3である 3は 無限に異なる表現を持って...
人間には 言葉を愛する才能に恵まれているらしい 言葉に魅せられ 言葉を求め その言葉に服従し 言葉を発して 言葉を賛美する 時に 自己愛よりも 言葉への愛が強くもなるらしい 自らの気持ちと裏腹な言葉にさえ 自らを曲げても 従うことがあるのである 愛するもののために 自らを犠...
ある日 イタチがタヌキになった そのタヌキは しばらくタヌキとして生きていたのだが ある日 再びイタチに戻った こんなことをこのイタチタヌキは繰り返していた この繰り返しには周期があるようで 春に イタチはタヌキとなり 秋に タヌキはイタチになるのであった だから 夏にはイ...
異なるものを同じとすることで 異なるものを 同じものとして連ねることが出来る そして この連なりが円環を描くと 循環が始まる 循環が始まると 循環している間 その同じものは存在し続けることになる 生きた化石と称される生き物は 昔生きていた個体とは異なる個体でありながら 同じ...
過去の記憶は 記憶であり過去ではない しかし その記憶にしか過去はない だから その記憶を過去ということにしなければ 過去は何もなくなってしまう 過去=過去の記憶 これも異なる存在を同じものとする 同一化擬制の賜物である この擬制により アンモナイトの化石は 生きていない「...
言葉は 鏡に映った虚像のようなものである そのような言葉の中に真実を見出そうとする意識が存在している 鏡に映った私の中に真実がある探すのである 本物は本物として 鏡の中にも真実を見出すのである そして それに手足が協力する 言葉に真実を見出した意識が手足を動かし 現実を言葉...
鏡の中の私は 私ではないが私である 私は一人であるが 鏡に映った私は 鏡の数だけ増えることが出来る 同じように ひとつの言葉が 聞く耳の数だけ 増えてゆくことが出来る 一つの太陽が それを見る目の数だけ 増えてゆくことが出来る 意識は鏡のような存在である 様々な存在を集め ...
視覚などの感覚擬制や 言葉をあてがう言語擬制の様な同一化擬制は 生命のセントラルドグマにおいても成立している DNA塩基配列が アミノ酸を擬制しているのである 業務マニュアルが 実践する業務と同一でなければならないのも 同一化擬制に他ならない 同じでないものを 同じであると...
言葉は その対象と同一なものとみなされることにより 成立している 視覚も その対象と同一なものとみなされることにより 成立している この2つの同一化の擬制により 見られている太陽と 「太陽」という言葉が同一なものとみなされる 外に在る太陽=意識の中に在る太陽 意識の中に在る...
言葉とその対象は 同じものとして扱われる 同じものとして扱われなければ 言葉は その対象ではなくなり 根無し草となり 恣意性を取り戻し 意味をなさなくなる この「同じものでなければならない」という義務において 言葉は意味を成し 会話が成立している 意識ひとつ太陽を得て暖かし...
言葉が通じ合って その意味を分かり合っても 同意し 調和することが出来ないことがある 赤信号は「停まる」で 青信号は「進む」であるが 黄信号は 「急げ」であったり 「とどまれ」であったりする 意見が割れた時 誰かの意見に統一されると 調和が成立するが 意見が分かれたままでは...
顔の表情から その人の気持ちを察するのと同じように 言葉から その言葉の意味を察している 言ってみれば 言葉には表情がある この表情を創るのがうまい人は 作文がうまい人であり この表情を読み解くのがうまい人は よく意を解する人である 何かを伝えようと いくら目配せをしても ...
猫が目を見開いて 地面を這うように匍匐前進していると 「何か獲物を狙っているのかな」と察しが付く 狙われている側の被食者が この姿を見たら 慌てて逃げだすのだろう こうして まんまと獲物に逃げられた猫にしてみれば 「ああ 気づかれてしまった」と 察しを付けるのだろう アフ...
言葉には意味が込められている だから 文字に 形と意味が同居している 意味が込められていなければ ただの形なのである 信号機の赤色には 「停まれ」という意味が込められている 赤色と「停まれ」は 二重に存在しているということになるが 赤色は信号機に宿り 「停まれ」はそれを見て...
「雨」は 嫌なものであり ありがたく嬉しいものである 愉しみにしていた遠足の日の雨は 哀しく 嫌なものであるが 日照り続きの後の雨は 恵みの雨である 時間も長いものであり 短いものである この時間の長い短いは 2点の時間の長さを表現するのであるが 意識は「今」という時間しか...
痛いゆえに痛み在り 痛みという存在は どこから来るのか? 痛みとは何ものか? 痛みはどこへ行くのか? 「痛み」は生きているというのと同様に 「痛み」は状態としての存在である 「思う」というのも同様である 意識の状態に言葉があてがわれている だから 「痛い」という状態にも 「...
現実的でないことを 机上の論理ということがある そうはいっても 正しい論理も机上から生まれている 論理は机上で生まれ 机上から離れて実践され 上手くいけば 正しい論理と言われるのである 実践されないから 机上の論理ということなのだろう 夢のような車を机上で設計できても これ...
能力が切り開く世界がある 物語を読み その世界に引き込まれる 物語を読む能力がなくては 浸れない世界である 字を読めない子供が しきりに本を読んでとせがむ そんな子供も 言葉を聞くことが出来れば その本の物語に浸ることが出来るのである 視覚的な美の世界 聴覚的な美の世界があ...
桜の花言葉は 「精神の美」「優美な女性」だという スズランのそれは 「再び幸せが訪れる」「純粋」「謙虚」だという ひまわりでは 「あなただけを見つめる」「愛慕」「礼拝」 ひめゆりでは 「誇り」というのがあるらしい 今の時代では こうした花言葉を 検索で知ることが出来るので便...
池の水の量を一定に保つためには 供給量と 排出量が同じである必要がある たとえば 供給する現象に対して 排出する現象が反応して 供給が増えれば排出を増やし 供給が減れば排出を減らせばよい このような反応があると 供給量の変化という原因が 排出量の変化という結果をもたらし こ...
池に 水道から水を入れ ポンプで池の水を汲みだす 入れる量と 排出する量が同じであれば 池の水は一定だ この一定を保つためには 入れる量が増えたら 出す量を増やす必要がある また 出す量が減ったら 入れる量を減らる必要がある 入れる側と 出す側は それぞれ別々の現象であるが...
平衡状態にある 複数の現象は それぞれが原因でもあり結果でもあり 原因でもなければ結果でもないように見える たとえば 太陽の周りをまわる地球の速度と重力 速度が原因で重力が決まっているのではなく 重力が原因で速度が決まっているのでもない しかし その重力でその速度が良いので...
様々な存在が寄せ集まり 不均一な平衡状態が維持されている 私もそんな平衡状態として維持されている 身体も精神も そんな平衡状態を維持するための部分だ 心臓も肝臓も 脳みそも手足も そんな平衡状態を維持するための部分だ 何かが欠けると たちまち平衡は崩れ 私という状態も消え失...
半透膜を挟んだ水溶液の間には ショ糖濃度の差が浸透圧の差となり 水溶液の高さに差が生まれる この様に 半透膜の性質(水は通すがショ糖は通さない)が 不均一な平衡状態を作り出すことが出来る 同時的な平衡状態が 半透膜により維持される 炭素と水素や酸素の結合も 有機化合物と水や...
血糖値は 能動的に制御されながら 平衡を保っている 血糖値が上がると インスリンが分泌され 血液から糖の回収がはかられ 血糖値が下がると グルカゴンが分泌され 血液へ糖の供給が促される このようなホメオスタシスにより 血糖値は適正値を維持しているのが通常であるが 飢餓状態で...
半透膜を挟んだ二つ入れ物の片方に水を入れると 半透膜を水が通過して もう一方の入れ物の水の高さも 始めに水を入れた方と同じ高さになる ところが 半透膜を通らないしょ糖を溶かした水を入れると 水はもう一方の入れ物に流れるけれど しょ糖は流れない このため しょ糖の濃度差が二つ...
不均一な存在は 均一な平衡状態へと遷移してゆく 不均一が存在していても それを取り巻く不均一との相互作用で 暫定的な平衡状態が保たれることがある 川の流れも そんな平衡状態だ 重力が 水と空気を分離する このような重力により 川の水は少しでも低い方へと流れゆく そんな流れが...
葉緑体のカルビン回路 ミトコンドリアのTCA回路 いくつかの酵素が群となり 特定の機能を実践している カルビン回路では 炭素の固定が行われ TCA回路では 炭素化合物の代謝が行われている このような酵素群を形成する 酵素と別の酵素の関係性は それぞれの回路形成に必要不可欠な...
不均一が世界に充満し 平衡状態を保ちつつ遷移している 不均一なる存在が 互いに制御し合いながら 平衡状態を維持している その制御が崩れると 別の平衡状態へと移行する 不均一な平衡状態が 世界に 社会に充満している この平衡状態を崩す原因は 不均一の危うさにあるのだから 不均...
不均一が生じている たとえば プラスの帯電と マイナスの帯電 たとえば 温度の差 圧力の差 質量差 速度の差 このような不均一の上に 生じている平衡状態がある 原子や分子の構造も 太陽系も 不均一が常態化しながら維持されている このような不均一な秩序は 同質ではないがゆえに...
昨日までも私の記憶を失うと 私は 新しい私となるのだろうか? 私は 私の記憶により維持されている きっと その記憶の維持に 身体が貢献しているにちがいないのだろうが その詳細を 私は知らない 私の身体の奥深くで行われているであろう 様々な現象のひとつひとつについて 私は知ら...
摂氏ゼロ度の水は 氷になるべきか 水のままでいるべきか とても悩ましい状態だ そこに 塩がまかれると 凝固点降下が起こり 水のままでいる水分子が増えてくる この塩のように 悩ましい状態にあるところに ちょっとした出来事があると 結果をおおきく左右することになる 人間は いつ...
皆同じような顔をして 皆で同じようなことをしている きっと 同じようなことを感じ 同じようなことを考えているのだろう 人間にはそれぞれ個性があるが それ以上に 皆同じようにできている なぜ 同じようなものが たくさん生まれ たくさん成長し たくさん存在してるのか? 同じよう...
孤島に流れ着いたロビンソン・クルーソーの言葉は 海のかなたにまでは届かない 「助けてくれ」という言葉が誰にも届かないと それを発した人は絶望し悲嘆にくれることになる 反応されることで 生きる可能性が高まる行動は 進化の過程で選択され踏襲されてゆく 反応されるということは 反...
インスリンを出す組織と インスリンを受け取る組織で 同じ目的を共有しているので インスリンを出す意義と インスリンを受け取る意義が成立している 血糖値を適正値で維持するために インスリンを出す組織と インスリンを受け取る組織が協調している このような インスリンと 血糖値と...
「美しい」という言葉がAから発せられ 「美しい」という言葉がBに達すると 「美しい」がAからBに運ばれる 運ばれるのは 「美しい」という物質的な音であったり文字だけではなく 美しいバラの花のイメージであったり 美しい異性のイメージであったり 美しい夕焼けの空のイメージであっ...
言葉には 人間を制御する力がある 逆に 人間には 言葉を制御する力がある 人間も 言葉も 制御されながら 秩序を保ち その秩序が 制御する能力を維持している それと同時に その秩序が 制御される能力を用意している 制御し 制御される能力 この両義的能力が調和的関係を構築して...
気温は 空気中の物質の動きだという だから 圧力が高くなると 気温は高くなる傾向にある だから 標高が高いと 気温は低くなる傾向にある 月のような小さな天体では 重力は小さく 気温は低く 太陽のような大きな天体では 重力が強く 気温も高くなる傾向にある 重力による 気温の制...
ここの天気を主体とすると あそこの天気は外部となる 中部地方の天気を主体とすると 九州地方の天気は外部であり 台風が発生する南の海はもっと外部に位置する その南の海で発生した台風が やがて 個々の天気を巻き込み 荒天をもたらす 主体は 外部により制御されている この制御に抗...