幼少の思い出や、自然や日々の出来事への素朴な感動
主にー母の思い出、学芸会、みかんの花咲く丘、お地蔵さん、すみれの花、歌えよいざ良き友よ、雨降りおつきさん、冬の星座などー幼き日々などを書いています
私は子供の頃よく絵を画いて遊んだ。しかし大人になってからは、絵を画くこともほとんどなく、美術についての造詣も無い。ただTVで名画と呼ばれる絵を見るのは好きで、壮年を過ぎた頃から、フェルメールなどの有名な画家の展示会があれば時々見に行くようになった。 先日のこと、書棚を整理していると分厚い美術書、コローとミレーの画集が出てきた。本や写真で何度も見た絵が多いが、それでもミレーの描く田園の美しい詩情に...
朝起きると外は粉雪が降っていた。庭では紅い山茶花と黄色いバラの花がひっそりと雪をかぶっている。 外に出ると、枯れ木の街路樹に強い風が吹きつけている。歩けば頬に雪が当たって冷たい。風景はモノクロームの世界になっていた。 向こうから小学生達の元気な声が響いた。寒さなどものともしない、雪を見て楽しそうにはしゃいでいる子供達を見て懐かしさが甦える。 思えば私が小学2年生の頃だった。雪が降って校庭の周りが...
寒の入りとなった。今年の大寒は1月21日、それを過ぎると季節は2月初めの立春へと向かう。最近は季節感が昔と変わってきたが、やはりこの時期は冬が極まる。「冬はつとめて(早朝)。雪の降りたるは、言うべきにもあらず。霜などいと白きも、またさらでもいと寒きに、火など急ぎおこして、 炭もてわたるも、いとつきづきし(ふさわしい)」これは「枕草子」の一節だが、冬は早朝が趣があると言っている。そしてその風情をいき...
年が明けた。床の間には、一昨日庭で切った千両(せんりょう)の紅い実が菊の花の脇にひっそりと差してある。朝起きて若水(はつみず)を取り神棚に供えた。昨日は時雨れていた天気は、夜には晴れてきたようで寒い朝となった。空はすこし霞んでいるが東の方の朝焼けに向かって初日を拝んだ。 心の中で呟く・・・めでたさも 中くらいなり おらが春 まだ、早春と言うにも早すぎるが、それでも年が改まると何んとなく春を待つ気...
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