幼少の思い出や、自然や日々の出来事への素朴な感動
主にー母の思い出、学芸会、みかんの花咲く丘、お地蔵さん、すみれの花、歌えよいざ良き友よ、雨降りおつきさん、冬の星座などー幼き日々などを書いています
入社して間もない頃だった。当時はまだ行商、露店など野菜、果物、乾物などを売って生業とする人々がたくさんいた。昔は、おおらかなもので物売りも平気で会社に入って来て商売をした。靴磨き、新聞配達、納豆売りなど子供たちが生計の一部を支えるのは普通に見られた時代でもあった。 今は殆ど見られなくなったものに「花売り」がある。花売りは駅にも路上にも時には夜の歓楽街にも見られた。細々と花を栽培しリヤカーで街に売...
私はよく近くの川沿いの道を散歩する。それは一時間ほどのコースで、堤には草木や花があり、また桜並木やクスの大木もあって季節の移ろいをよく感じる。今年も、枯れ草の中にイヌノフグリを見た時、春が来たと感じた。雨が降るときは傘をさしてゆっくりと歩く。雨滴が当たりボトボトと音を立てる。その音を聴くと、昔カラ傘をさして歩いた雨の日の情景が甦る。 子供の頃、小川沿いの道を歩いて通学していたこともあり、私は水中...
私は青色が好きだ。昔はウルトラマリンブルーは大変貴重な色だったらしく、フェルメールの名画「青いターバンの少女(真珠の耳飾りの少女)」の青はラピスラズリーという鉱石で、宝石並みの値段がしたと言われている。 空の青、海の青は色素ではない。空、水のどこを探しても青の色素は出てこない。屈折光なのだ。ただ青は世界を美しく包む。人類はその色とともにありそれでどのくらい癒されてきただろうか。青は特に白との対...
本屋で何気なく「ハプスブルグ家の12の物語」という本を手にした。ページをめくっていると皇妃エリザベートの肖像画が目にとまった。読んでみると肖像画では名画のようで強い印象を持った。 ハプスブルグ家は650年間、ヨーロッパの皇帝(神聖ローマ皇帝)として諸国王の上に君臨してきた。当然ながら、常にヨーロッパの歴史の中心的な存在であり、歴史の荒波に翻弄され続けてきた。エリザベートはその最後の皇帝フランツ...
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