公園でツグミを撮影した。今の時期、ツグミはほぼ単独生活をしているが、この2羽は近い距離で行動していた。片方が軽くちょっかいを出す。しかし、激しく追い出そうとはしなかったので、ある程度受け入れているようだった。ツグミが落ち葉をひっくり返して餌を探していると、ムクドリが興味津々で近づいてきた。仲良く採餌するかに見えたが、小競り合いが起こった。ツグミとムクドリの小競り合いは2回見られ、勝敗は1勝1敗だった。ツグミなかよし?
早咲き桜が近所で咲き始めた。<参考>静岡県/さくら開花情報(早咲き桜)早咲き桜
今年になって採集したヨシノボリ。胸鰭軟条数を数えてみると、右が16で左が17。胸鰭軟条数が14~17であれば、ほぼ間違いなくカワヨシノボリとのこと[2]。カワヨシノボリは日本固有種で、富山県神通川付近及び静岡県富士川以西の本州、四国、九州北部、対馬、五島列島に自然分布する[1]。今回のカワヨシノボリは自然分布域ではない静岡県東部で採集したもので、国内移入種ということになる。参考[1]まもりたい静岡県の野生生物2019―改訂版静岡県レッドデータブック―<動物編>,カワヨシノボリp.214[2]カワヨシノボリorクロダハゼ類[日淡会][3]トウヨシノボリの混迷[日淡会]静岡県東部のカワヨシノボリ
シジュウカラがヨシ原に集まっていた。枯れたヨシの茎の皮を剥き、中にいる昆虫を食べているようだ。写すことができなかったが、エサとなっているのはカイガラムシの仲間なのだろうか。ヨシ原のシジュウカラ
日曜日、雪の中を散策したく、早朝から御殿場市と駿東郡小山町に行ってきた。田んぼには雪が既に積もっていた。午前中降り続けた雪も午後になると止み、場所によっては雪が溶け始めた。御殿場市や駿東郡小山町では、冬に水田の裏作として水かけ菜を栽培する田んぼが見られる。雪一面の田んぼに緑が映えていた。今回荷物を軽くしたく超望遠カメラを持っていかなかったが、野鳥と雪のコラボを撮影できる機会が思っていたよりも多く、後悔することになった。途中、少しだけヤゴ採集を楽しんだ。捕れたヤゴはオニヤンマとミルンヤンマ、アサヒナカワトンボ。他にはヘビトンボとフタスジモンカゲロウの幼虫を捕まえた。ヤマアカガエルは眠っていたところを起こしてしまったのかもしれない。ずっと雲に隠れ見れなかった富士山が、帰り際に少しの間だけ顔を出してくれた。静岡県にある雪の国
残念なことだが、ミルンヤンマのヤゴと言葉を交わすことはできない。しかし、最近、餌やりに関して次のような簡易プロトコルが、自然と確立されるようになってきた。(1)ミルンヤンマのヤゴが平らな流木の上か水槽の前面にいる。(2)イトミミズの小さな塊を平らな流木の上やミルンヤンマの目の前に落とす。(3)ミルンヤンマが近づいてきてイトミミズを食べる。普段、ミルンヤンマのヤゴは流木の裏などに隠れ、姿がはっきり見えないのだが、餌が欲しくなると平らな流木の上を陣取ったり、水槽前面に出てきたりするようになってきた。それにひきかえダビドサナエやコヤマトンボのヤゴに関しては、餌やりプロコトルをまだ構築できていない。そのため、餌やりのタイミングを掴めず、モヤモヤしている。もっとも、ヤゴは絶食に強いので頻繁に餌を与える必要はなく、あまり気...ミルンヤンマ(ヤゴ)餌やりプロトコル
種類によるのかもしれないが、最近飼育するようになって、ヤゴが夜間に活動的であることを知った。夜中に、コオニヤンマが水槽のガラス面に沿ってよく泳いでいる。初めて見た時は驚いた。コオニヤンマのヤゴは肛門から吸い込んだ水を勢いよく噴射して前に進む。その勢いを上手くコントロールし、水中でホバリングするかのように泳ぐことがある。そのふわふわと泳ぐ姿は、遊んでいるように見え、「おまえ、この時間に何やってるんだ?」と突っ込みたくなる。もっとも、コオニヤンマは日中も泳いだり、エサを食べたりするので、完全な夜行性ではない。一方、ダビドサナエのヤゴはほとんど底砂に潜っていて、姿を現すのは夜であることが多い。日中、ダビドサナエのヤゴが底砂の中で何をやっているのかはわからないが、コオニヤンマよりも夜行性が強い、と言えるのかもしれない。丑三つ時のコオニヤンマ(ヤゴ)
アサヒナカワトンボのヤゴが水槽の中に立てた枝流木にとまり、水面から顔を出していた。羽化が近づいているのだろうか。アサヒナカワトンボ(ヤゴ)そろそろ?
普段は底床に潜り、姿をほとんど見せないダビドサナエのヤゴ(体長20mmぐらい)。無事生きているのかわからないので気にかけている。トイレで夜中に目が覚めた時に水槽を覗いてみると、姿を現していることがある。その時にすかさずイトミミズの小さな塊を目の前に落とす。食べるときもあるが、食欲旺盛ではなく、食べているのかどうかわからないことが多い。もっとも、元気そうなので問題はないのだろう。丑三つ時のダビドサナエ(ヤゴ)
カワウが体に比べて小さな石の上にとまっていた。その姿にクスッとするともに、かわいいと思った。もう少し大きな他の石を何故選ばなかったのだろう。また、直接泥の上で休む選択肢はなかったのだろうか。カワウのこだわり
コヤマトンボヤゴの脱皮殻コヤマトンボのヤゴ脱皮の10日前コヤマトンボのヤゴ脱皮から2日後コヤマトンボのヤゴが脱皮した。脱皮後の体長は22mmで脱皮前とほとんど変わらない。ただ、体色が白っぽくなった。アサヒナカワトンボのヤゴが黒化したと思ったら、今度はコヤマトンボのヤゴが白化。飼育方法や水質に問題があるのだろうか?また、コヤマトンボのヤゴがエサを食べる様子をしばらく確認できていない。少し心配である。コヤマトンボのヤゴ白化?
4年ほど飼育しているニシシマドジョウたち。全長は8~10cmぐらい。すべて同じ場所で採集したが、体側・背部の斑紋やラインの形状に違いがあり、それぞれの個性となっている。ニシシマドジョウは日本固有種。太平洋側では私の住む静岡県が分布の東限となっていて、県内西部・中部に広く分布する(静岡県の在来種)。私が飼育している個体は、県内中部の河川で採集したものである。子供のとき、この川で魚とりをよく楽しんだ。オイカワ、フナ、ミナミメダカ、ドジョウを採集したのを覚えてる。しかし、当時、シマドジョウをこの川で見たことは一度もなく、かつては生息していなかったと思う。ここ何十年の間に移入したものと思われる。ところで、かつてはシマドジョウとひとくくりにされていた、いわゆるシマドジョウ種群は、「中島ほか(2012)日本産シマドジョウ属...ニシシマドジョウ斑紋いろいろ
コオニヤンマのヤゴ(体長38mm)の糞。糞の長さは15mm。螺旋状にねじれた「まきぐそ」になっている。エサをたくさん食べるので、水換え時に多数の糞が見つかる。コオニヤンマヤゴの糞
昨年末から飼育し始めたアサヒナカワトンボのヤゴ。分布域から伊豆個体群と思われる。2頭を飼育していて、体長はそれぞれ29mmと26mm。終齢幼虫なのだろう。アサヒナカワトンボのヤゴ,29mmアサヒナカワトンのヤゴ,26mm最初、2頭は同じ褐色をしていたが、ある日突然、26mm個体が黒化していた。脱皮殻が見つかったので、脱皮を契機に黒化したと思われる。アサヒナカワトンボ(上)とミルンヤンマ(下)の脱皮殻黒化の原因はわからない。脱皮が上手くいかなかったのだろうか?黒化個体の摂餌は10日以上見ていない。もう1頭は、最近、イトミミズを少し食べたが、ほとんど食べなくなった。羽化が近づいているのだろうか。今シーズン最初に見るトンボ成虫は、彼らになるのかもしれない。アサヒナカワトンボのヤゴ黒化
表紙画像はドジョウ観察水槽(90*30*36cm,90L)。ドジョウ2匹とニシシマドジョウ7匹を飼育している。水換えのついでに、ドジョウ(マドジョウ)のサイズを久しぶりに測定してみた。ドジョウは4年半ぐらい飼育していて、採集時は4cmほどだった。こちらはオスで胸鰭に骨質盤がある。測定すると全長14.2cmだった。2年ぐらい前に測定したときは12.5cmだったが、そろそろ頭打ちと感じていたので、思いの外に大きくなった。こちらはメス。エサをよく食べる。1年前に測定した時は18.3cm。今回測定してみると18.5cm。変わらず。20cm超えを期待して飼育してきたが、これ以上の成長は見込めないようだ。ルー大柴さんが飼育していたヒドジョウのチャッピーは、13年ほど生きたそうだ。それを考えると、我が家のドジョウとの付き合い...ドジョウ頭打ち
キセキレイが里山の川で水浴びしていた。キセキレイ水浴び
ヤゴ観察水槽を覗いてみると、ミルンヤンマの脱皮殻が底に転がっていた。脱皮したミルンヤンマは、一回り大きくなったのが一目瞭然だった。右が今回脱皮した個体で体長29mm、左が24mm。両者は同じぐらいのサイズだったが、ここで一気に差がついた。ミルンヤンマは2~4年1世代(幼虫期間は半年から3年程度)。今回脱皮した個体は、今年羽化してくれそうだが、もう片方はどうだろう。餌はイトミミズを与えている。カメレオンが舌を伸ばすように、下唇を伸ばして捕食する様子はおもしろい。脱皮してから、食べる量が増えた。ヤゴを買い始めたばかりでエサの量をまだ把握できていないなか、食欲旺盛なのはわかりやすくて助かる。ミルンヤンマの他にアサヒナカワトンボとコオニヤンマ、ダビドサナエ、コヤマトンボのヤゴを飼育している。これらのヤゴは同じ川で採集し...ミルンヤンマ脱皮
コガモアオサギキセキレイヒヨドリモズシロハラエナガ里山、低山を散策してきた。山では鳴き声は聞こえど、野鳥の姿は樹上高くだったり、林や藪の中だったりで撮影は難しい。双眼鏡を持っていくべきだった。野鳥観察里山・低山
以前、ここでミルンヤンマの産卵を見たことがあるので探してみたが、ヤゴは見つからず。ともあれ、山からのしみだし水の緩やかな流れは、見ていて安らぐ。山からのしみだし水
池のある平地の公園で野鳥を観察してきた。カイツブリ潜水を繰り返し、アメリカザリガニなどを捕まえていた。カンムリカイツブリ冬羽初撮影。日本で見られるカイツブリの中で最大。基本的に冬鳥であるが、夏羽の冠を見てみたいものだ。オカヨシガモ♂生殖羽コガモ♂生殖羽カルガモ餌を期待して近づいてきた。ホシハジロ♀冬この日はオスが見当たらなかった。キンクロハジロ♂幼羽とメスの識別がよくわからん。オオバン水浴びしては仲間と小競り合いし、忙しそうだった。イソシギ昨年と同じ時期、池周辺の同じ水路で確認。昨年もそうだが、1羽だけでいた。日本では淡水域に多く見られ、海岸で見ることは比較的少ないとのこと。キジバトコゲラサクラの高いところにいたが、ドラミングの音で存在に気づいた。アカハラ今シーズン初撮影。ピントが合っていないだけでなく、塗り絵...野鳥観察平地の公園
表紙画像はコオニヤンマのヤゴの観察水槽(幅25cm,8L)。コオニヤンマの幼虫期間は2〜4年である。飼育個体は36mmと大きく、今年羽化するものと思われる。この水槽にタンクメイトとしてカワニナを入れた。どれほどの効果があるのかはわからないが、水槽内のコケや残餌を食べてもらおうというのが狙いだ。しかし、翌日、このカワニナが死んでいた。元気な個体だったので不思議だった。死因として水質をまずは疑うが、水換えしたばかりで問題なし。死体をよく見ると、コオニヤンマに食い散らかされた後のように感じた。カワニナの捕食者としてはゲンジボタルの幼虫が有名だが、大型のヤゴもカワニナを食べるのか?腑に落ちないまま、コオニヤンマの観察水槽にカワニナを補充した。翌日、水槽を見ると、カワニナが底でひっくりかえっていた。貝の蓋が見当たらない。...コオニヤンマのヤゴとカワニナの関係
トビの主食は動物の死体らしい。カエル、ネズミ、ヘビ、魚などの小動物も捕食する。INがあればOUTがある。ただ、トビのこの「なが〜い」糞はイメージしていなかった。話変わって私事であるが、11月下旬からダイエットをし体重を5kg以上減らすことができた。ウエスト回りの脂肪がかなり落ちて、ズボンを1サイズ下げることになった(残念なことに腹回りの醜さに変化はない)。まず変えたのは食事。食事は1日3食から2〜2.5食ぐらいに減らした。(缶)コーヒーや菓子パンなどは一切口にせず、糖分は果物から取るように心掛けた。また、腸内でリーキーガット症候群を引き起こす悪玉菌の餌となる小麦(麺類、パンなど)は、できるだけ摂取せず、腸内環境改善のために毎日ヨーグルト(ビフィズス菌BB536)を食べるようにした。ただ、これらは過去に実験済みで...トビ排泄
正月に平地の田んぼやその周辺を散策し、野鳥を観察した。1月だというのにぽかぽかと暖かく穏やかな天気で、散策していて気持ちよかった。カワウカワウの羽はカモ類と違って水をはじかないため、日光浴で乾かす。ただ、この時は日が傾き始めていて、見ていて寒々しかった。ヒドリガモ右は♂生殖羽で、左は♀非生殖羽?ほとんどがカップルだった。コガモ♂生殖羽。4,5羽のオスが1羽のメスを取り囲み、「ピリィ、ピリィ」と鳴きながら独特なディスプレイを競うように見せていた。集団お見合いだったようだ。ハシビロガモ♂生殖羽。アオサギ日没が近付き、サギやカモ類が塒へ帰る。バン日没直前、川でバンとオオバンが仲良く採餌していた。オオバンとバンはツル目クイナ科。名前の通り、オオバンはバンより一回り以上大きかった。オオバンの足には大きな水かきがあるが、バ...正月の野鳥観察平地の田んぼとその周辺
2019年のトンボ観察をいくつかの視点から振り返ってみた。この記事は昨年末に書いておきたかったのだが、間に合わなかった。Index県内64種達成、初めての県外遠征新しいカメラの導入負の頻度依存淘汰クロサナエとヒメクロサナエヒメサナエの交尾、産卵ヒメアカネ/マユタテアカネのメス2019年に撮影したトンボ一覧まとめ関連記事県内64種達成、初めての県外遠征2018年までで県内55種の撮影を達成していた。2019年は9種を追加し、県内64種となった。2019年に追加できた種類は以下のトンボ。コバネアオイトトンボサラサヤンママルタンヤンマコサナエフタスジサナエムカシヤンマタカネトンボマイコアカネハッチョウトンボ桶ケ谷沼では70種のトンボが確認されていて、それを越える数のトンボを県内で撮影したいと思っている。ただ、会うこと...トンボ2019年を振り返る
新年あけましておめでとうございます。日中は雲がかかり、富士山をしっかり拝めず残念でした。それでも元日に散歩しながら野鳥などを撮影し、楽しめました。本年もよろしくお願いいたします。謹賀新年2020
「ブログリーダー」を活用して、いきもの散歩さんをフォローしませんか?
指定した記事をブログ村の中で非表示にしたり、削除したりできます。非表示の場合は、再度表示に戻せます。
画像が取得されていないときは、ブログ側にOGP(メタタグ)の設置が必要になる場合があります。