9月下旬、コガモを今季初観察。既にかなりの数(50羽以上)がいて驚いた。今季は飛来したばかりのヒドリガモの撮影を狙っているが、トンボ観察との両立で悩ましい。コガモ今季初観察
9月に撮影したトンボ。表紙画像はヒメアカネのオス。アオイトトンボ連結産卵(上)と交尾(下)アオイトトンボオス-いきもの散歩アオイトトンボ交尾と交尾未満-いきもの散歩アオイトトンボ集団産卵-いきもの散歩オオアオイトトンボオス9月下旬、林内などで過ごしていた個体たちが、水辺に集まり始めているかと思い、様子を見に行った。水辺で見かけたのは5頭ほどで数は少なかった。昨年はこの時期に、連結ペアを多数見たのだが、今回は繁殖行動を確認できなかった。10月に入ってからのお楽しみということのようだ。オオアオイトトンボそろそろ-いきもの散歩アサヒナカワトンボメス富士山麓のアサヒナカワトンボ-いきもの散歩ミヤマカワトンボオスミヤマカワトンボ見納め-いきもの散歩ハグロトンボハグロトンボ交尾~産卵-いきもの散歩キイトトンボオスクロイトト...トンボ2019.09
田んぼ脇水路で撮影したアオモンイトトンボ。▲オス▲異色型(メス型)メスの産卵生息地の背景に対して隠蔽的な体色をしている。▲同色型(オス型)メスの産卵オスに似て青緑色をしている。アオモンイトトンボのメスにはオス型(同色型)とメス型(異色型)の2型が出現する。このアオモンイトのメス多型について少し調べてみた。型の遺伝メスの型は1遺伝子座のメンデル遺伝で、オス型が劣性遺伝。オスからのハラスメント「雌の生存や繁殖に悪影響を与える雄の性的な行動のこと」(参考[1])。メスは交尾時にオスから受け取った精子を蓄えておく精子貯蔵器官(受精嚢と交尾嚢)を持っている。そして、産卵時に受精が行われる。メスが一生の産卵に必要な精子は1回の交尾で得られ、精子貯蔵器官に蓄えておける。そのため、メスが積極的に何度も交尾をしたがることは稀だ。...田んぼ脇水路のアオモンイトトンボ
オオルリボシヤンマが池で産卵していた。撮影で少し近づいたり、横に動いたりすると、産卵中のメスが驚いて飛び上がり、ホバリングした。ホバリングの撮影が目的で驚かしたわけではないが、結果的にそうなってしまった。自分としては上手く撮影できたのだが、ヤラセ写真のようであまりうれしくない。オオルリボシヤンマメスのホバリング
飛翔していたギンヤンマが、杭にとまった。ギンヤンマの静止というと、ヨシなどにぶら下がってとまるイメージがある。写真のように張り付いた格好でとまることもあるのだね。ギンヤンマ張り付く
ヒメアカネとマユタテアカネのオスの顔面を比較してみる。最初にヒメアカネのオス。▼ヒメアカネ成熟オス顔面が白く、眉状斑はない。▼ヒメアカネ半成熟オス顔面が白っぽいが、成熟オスほど白くはない。この個体には極小な眉状斑らしきものがある。▼ヒメアカネ未成熟オス顔面は白ではなくクリームイエローで、眉状斑はない。次にマユタテアカネのオス。▼マユタテアカネ成熟オス顔面は黄褐色で眉状斑あり。▼マユタテアカネ未成熟オス顔面はクリームイエローで眉状斑あり。ちなみに書籍「日本のトンボ」には、ヒメアカネの成熟オスの顔面は「白い」、マユタテアカネの成熟オスの顔面は「黄褐色で眉状斑をもつ個体が多い」とある。ヒメアカネとマユタテアカネオスの顔面
ヒメアカネとマユタテアカネのメスの顔面を撮影し、眉状斑を比較してみた。ちなみに書籍「日本のトンボ」にはヒメアカネ♀の顔面には「小さな眉状斑があるか消失している」、マユタテアカネ♀の顔面には「眉状斑がある」と記述されている。まずはマユタテアカネのメス3頭の顔面の写真。▼マユタテアカネメス#1▼マユタテアカネメス#2▼マユタテアカネメス#3次にヒメアカネのメス6頭の顔面の写真。▼ヒメアカネメス#1マユタテアカネに比べて眉状斑が小さく、斑紋が離れている。▼ヒメアカネメス#2眉状斑が比較的大きく、大きさだけではマユタテアカネと識別しにくいかも。しかし、斑紋が若干離れていることで区別できそう。▼ヒメアカネメス#3眉状斑は小さく、離れ気味。▼ヒメアカネメス#4カイゼル髭のような眉状斑。▼ヒメアカネメス#5眉状斑は消失気味。...ヒメアカネとマユタテアカネメスの眉状斑
ヒメアカネ♂の腹部腹面を観察してみた。参考としてマユタテアカネ♂と、同じマユタテ系のコノシメトンボ♂の腹部腹面の写真も掲載した。▼ヒメアカネオスヒメアカネの成熟オスの腹部腹面はメス同様に黒いが、赤い斑紋がある。▼ヒメアカネ未成熟オス成熟が進むに連れ、腹部腹面の黒が広がっていくのだろうか。▼マユタテアカネオスヒメアカネ♂とは異なり、腹部腹面は赤。▼コノシメトンボオスコノシメトンボ♂の腹部腹面はマユタテアカネ♂同様に赤。個体差があるのだろうが、腹部腹面の黒斑の入り方はマユタテアカネ♂と違いがある。もう一つのマユタテ系であるマイコアカネ♂の腹部腹面はどのような感じなのだろう。ともあれ、この知識が同定時に役立つケースはあまりないように思う(笑)。@関連記事ヒメアカネとマユタテアカネメスの腹部腹面と産卵弁-いきもの散歩ヒメアカネオスの腹部腹面
ヒメアカネとマユタテアカネのメスの腹部腹面と産卵弁を観察し比較してみた。▼ヒメアカネメス#1ヒメアカネ♀の腹部腹面は真っ黒。この個体は胸部側まで黒い。▼ヒメアカネメス#2こちらのヒメアカネ♀は腹部腹面は真っ黒だが、胸部腹面までは黒くない。▼マユタテアカネメスマユタテアカネ♀の腹部腹面は真っ黒ではない。▼マユタテアカネ翅斑型メスそれぞれの交尾写真を通して、メスの腹部腹面の色の違いを再確認。▼ヒメアカネ交尾▼マユタテアカネ交尾次に産卵弁を比較してみる。▼ヒメアカネメスヒメアカネの産卵弁は長く突き出る。▼マユタテアカネメスマユタテアカネの産卵弁はヒメアカネと比べて幅が広い。また、中央が湾入する。両者の産卵弁の違いは顕著だ。@まとめヒメアカネ/マユタテアカネのメスを写真で同定する時、どちらのメスなのかで悩むことがある。...ヒメアカネとマユタテアカネメスの腹部腹面と産卵弁
フィールドでは気づかなかったが、ヒメアカネ♀の腹端に卵らしきものが付着していた。ヒメアカネ卵?
アカネ属の連結産卵をガチピンで撮影できたことがない。コノシメトンボ交尾、連結産卵
9月中旬に撮影したアオイトトンボの産卵。アオイトトンボの集団産卵。植物には多数の産卵痕があった。上から連結産卵、交尾。一番下の個体はオスのように見えるが、単独で水中に産卵しているメスなのだろうか?解像感がいまいちで雌雄を判別できなかった。アオイトトンボ集団産卵
最近撮影したチョウ。アサマイチモンジクロコノマチョウコミスジスジグロシロチョウダイミョウセセリツマグロヒョウモンヒメウラナミジャノメルリタテハアサマイチモンジ、ダイミョウセセリなど
9月中旬、林内で過ごしていたオオアオイトトンボ。昨年は9月末に水辺で何十頭ものオオアオイトトンボを確認した。多数の連結ペアが水辺で見られ、交尾も見ることができた。ということで、水辺への移動は既に始まっていると思われる。今年こそ、産卵を観察・撮影したい(来年も言ってそう)。オオアオイトトンボそろそろ
山道を歩いていると、前方で何かがバタバタと羽ばたき、藻掻いていた。小鳥かと思い近づいてみると大きな蛾、ヤママユだった。翅がボロボロ。鳥に襲われたのかもしれない。ヤママユ
コノシメトンボのメスを撮影した。コノシメトンボメスこちらは腹部背面が褐色でよく見かけるタイプのメス。コノシメトンボメスこちらは腹部背面が赤みを帯びたメス。コノシメトンボ腹部背面が赤みを帯びたメス
9月上旬、河川上流で数匹のハンミョウに会った。色彩豊かでタマムシと並ぶ美麗昆虫。しかし、自分は何故か苦手意識を感じてしまう。観察したり、撮影したりするのは楽しいのだが、触りたくはない昆虫である。ハンミョウ
9月上・中旬に撮影したアオイトトンボの交尾など。交尾メスが交尾を頑なに拒否メスの交尾拒否は、私が間近で観察していたことが原因だと思う。アオイトトンボ交尾と交尾未満
表紙画像は杭の上で休むシュレーゲルアオガエル。存在に気づかず手を軽く添えてしまったが、微動だにしなかった。こちらは棚田で会ったトノサマガエル。トノサマガエルは河川敷にもいるが、里山の田んぼでの観察は格別だ。シュレーゲルアオガエル、トノサマガエル
9月上旬、ハグロトンボの交尾・産卵を撮影した。交尾こちらに気づくとすぐに交尾を解いてしまったため、1枚しか撮影できなかった。交尾直後のメス産卵するメス(奥)と警護するオスしばらくすると産卵が始まった。産卵するメストンボ観察を始めてから3年が経過したが、漸くハグロトンボの交尾を撮影できた。思っていたよりも時間がかかった。その理由を考え、反省してみた。交尾に遭遇しやすい時期があり、その時期に集中して観察するハグロトンボをよく観察する場所では、6月中旬から11月上旬ぐらいまで出現する。今まではこの場所を1,2週間毎に訪ねていた。1回の観察時間もあまり長くなかったように思う。また、交尾・産卵の観察よりも、個体数の変化を記録していくことに重きを置いていた。今シーズンは最盛期と思われる時期の観察回数を増やした。そして、観察...ハグロトンボ交尾~産卵
低山の麓を散策していて見かけたハゼランの花。花期は夏~秋。毎年この時期によく見かけるのだが、毎年名前が出てこない。名前の由来は諸説あるようだが、「次々とはぜるように花を咲かせるため、爆蘭(ハゼラン)」とのこと。ハゼラン
9月中旬、オオルリボシヤンマのメス5頭がビオトープ池で産卵していた。産卵中のメスが私に驚き飛び上がった。木の近くをしばらくホバリングし、枝にとまった。オスが池の上を縄張り飛翔し、オニヤンマを追い出していた。しかし、ギンヤンマがやって来ると、追い出されていた。オオルリボシヤンマ産卵ラッシュ
富士山麓で出会ったニホンカモシカ。野生下で見るのは初めて。比較的おとなしい動物なのでイノシシに出くわした時のような緊張感はなかったが、野生の迫力を感じた。ニホンカモシカは雌雄ともに角が生えるため、外観だけで雌雄判別するのは難しい。ただ、放尿姿勢で判断できるとのこと。オスは腰を若干低くする程度だが、メスは腰をかなり低くして放尿するそうだ。ニホンカモシカ
9月上旬、3本の川の上流域を散策すると、数は少なかったが(1,2,4頭)、ミヤマカワトンボをまだ確認できた。9月中旬に再び確認しに行くと、ミヤマカワトンボの姿は見つからなかった。今年は交尾を1回、産卵を2回観察することができた。ミヤマカワトンボの産卵は初観察である。また、オスが水に浮かびメスの前を流れていくディスプレイを見ることができた。しかし、草かぶりで撮影できなかった。アオハダトンボもこのディスプレイを行い、数回観察したことがあるが、こちらも草かぶりで撮影できなかった。今後、動画撮影で狙っていきたいシーンである。ミヤマカワトンボ見納め
コアオハナムグリがイタドリの花に集まっていた。コアオハナムグリ
9月中旬、河川上流を散策し、ミルンヤンマ2頭(オス1頭、メス1頭)のぶら下がりを見つけた。しばらくすると、どちらも移動してしまった。また、川沿いの林でミルンヤンマが往復飛翔していた。近づいても逃げない。そのうち、私の周りをホバリングしながら飛び回ったり、目の前でホバリングし始めた。随分人懐っこいミルンである。しかし、彼の目的は私の血を目当てに集まってきたヤブカであることにすぐに気づいた。ミルンヤンマぶら下がり9月中旬
河川上流で会ったヤマカガシ。シマヘビやアオダイショウより撮影が難しい、と感じる。ヤマカガシ
9月中旬に撮影したオニヤンマのオス。オスが産卵中のメスに後ろから接近し、樹上に連れ去る場面に遭遇した。しかし、あまりにも暗い場所でシャッターを押す気にさえならなかった。オールラウンドなコンデジは自分のスタイルにマッチしているのだが、暗所撮影ではストレスを感じ心が揺れている。オニヤンマオス
薄暮時、ミヤマシキミ(表紙画像)を撮影していると、何かが飛び出てきて近くの木にとまった。見覚えのある悪そうな目つき。サトクダマキモドキだ。8月上旬、河川上流で幼虫を撮影したが、子供の頃からこの目つきだ。サトクダマキモドキ2019.08ミヤマシキミとサトクダマキモドキ
9月上旬、富士山麓の小川でアサヒナカワトンボに会った。写真は同一個体で、見つけたのはメス1頭のみ。ここでは5月に複数のアサヒナカワトンボを確認している。夏もアサヒナカワトンボが発生するフィールドなのだろうか。富士山麓のアサヒナカワトンボ
河川上流を散策しながら撮影した淡水魚。表紙画像はアマゴ。こちらはウグイの群れ。アブラハヤの姿もあったが、落ち着きがなく物陰に隠れてしまうため撮影できなかった。そこで、カワセミの力をお借りした。アマゴ、ウグイ、アブラハヤ
9月上旬、水辺周辺の林や草むらで観察したアオイトトンボのオス。水辺でもオスや交尾態1ペアを見つけたが、数はまだ多くなかった。アオイトトンボオス
富士山麓でサカハチチョウの夏型に会った。サカハチチョウはGWに春型を見て以来。サカハチチョウ春型2019.05サカハチチョウ夏型
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