嘉手納基地から飛び立ったジェット戦闘機が機体トラブルを起こし、猛火につつまれて近隣の宮森小学校に墜落した。そして、10名の子どもが死に、数十名が重軽傷を負った。幾多の哀しみを背負ってきたウチナーだが、この宮森小学校の事故ほど、ウチナーンチュたちの気持ちに深く刺さる事故はないのではないか。10年来の友人である名護市辺野古の保育園長Mさんは、「『事故』ではないよ、『事件』さあ」と静かに言う。辺野古の海を埋め立てて造られつつあるキャンプシュワブの新滑走路ができ上がると、彼が園長を務める保育園はヘリコプターだのオスプレイだの戦闘機だのの進入路の真下に入る。米軍機は嘉手納ではなく、辺野古に飛んでくる。そう言えば、またもや米兵や軍関係者による性的暴行事件が起きた。そして、その事実はキチンと県に知らされなかったという。...沖縄県宮森小学校の悲劇byクボマ~ル翁