幸運にも息子宅に三人、娘一家にも三人、計六人の孫がいる。隣家の三人は「ほぼ同居」だから普段気にはならないが、茨城県に暮らす三人組と黄金週間に会えるのは非常に嬉しい。もうドキドキだ。長男が小4、それに小2と幼稚園年長組が続く。隣家の三人組も合わせて、人生最速で育ちつつある子どもたちと会うと、ついつい「その分の自分の老い」を思い知らされる。本心はサッカーでもして遊びたいが、脚がもつれては話にならない(笑)。心遣いなのか残酷なのか息子は、孫連に「あと何回会えるかわからないな」と苦笑いで言う。確かにその通りで、年に二回としてあと百回なんか会えない。子どもが常に傍にいてくれたのは高校生までだ。彼らの独立は誇らしかったが、それは別離の始まりだった。既に小4には将棋、小2にはオセロで勝てない。だが、せめて僕は「物知りの...残された孫との日々byクボマ~ル翁