「本屋のミライとカタチ」(北田博充著2024年2月PHP258p)を読みました。「本屋」って、本を売っている店のことじゃないんですよと著者は言う。(え?)「本屋」とは、人のことなんです。本をつくる出版社本を貸す図書館員本を選ぶ選書家教師も(本書では面白い試みをしている高校教師の嘉登さん)何かを媒介にして本を紹介している人も(TikTokで本を紹介してヒットを生み出しているけんごさん)自分の持ち場で楽しみながら本と人とをつないでいる人それが「本屋」なのだという。悲しいトーンで語られることが多い「本」界隈書店の数が減っている一軒も書店のない自治体が増えている売り上げが下がっている読書離れが進んでいる……著者は言う。「本が売れない時代だからこそ知恵のしぼりがいがある」いろいろな人に話を聞く。v字回復をした業界の...「本屋のミライとカタチ」北田博充