英訳たかすえドーター の歌-1
ーあづま路の道の果てよりもなお奥つ方に生ひ出でたる人ー東海道の果てよりももっと奥の地で生い育った人とは、この私たかすえドーターです更級日記(菅原孝標女すがわらたかすえのむすめ)の和歌の英訳に挑戦です。参考書は、小・中学生むけ『更科日記』現代語訳(森山京著ポプラ社)齢とともに変わりゆく作者の心情が分かるように編集ししてあります。朽ちもせぬこの川柱かわばしらのこらずはば昔のあとをいかでしらまし10歳から13歳までの少女期を私(たかすえドーター)は上総国かずさのくに(千葉県中部)で過ごした。私の父菅原孝標すがわらたかすえが国司こくしとしてこの国に赴任中であり、私も兄や継母とともども京から移り住んでいたのである。私が13歳になった秋、父の任期が終わり一家は京の都へ帰ることになった。出立しゅったつは寛仁かんにん4年...英訳たかすえドーターの歌-1
2025/01/21 11:28