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ハンドル名
長内那由多のMovie Noteさん
ブログタイトル
長内那由多のMovie Note
ブログURL
https://blog.goo.ne.jp/nayutagp01fb-zephyranthes
ブログ紹介文
映画レビュー、俳優論など映画のことを中心としたブログ
自由文
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ブログ村参加:2017/03/20

長内那由多のMovie Noteさんの人気ランキング

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長内那由多のMovie Noteさんのブログ記事

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  • 『追想』

    2007年に発表されたイアン・マキューアンの小説『初夜』の映画化である本作は然るべき時を経て映像化されたと言っていいだろう。舞台は1962年のイギリス。エドワードとフローレンスは結婚式を終え、ここチェジルビーチのホテルにやって来た。互いへの愛とこれからの将来への不安、そしてついに初夜を迎える高揚と恐怖が2人を包み、時は刻一刻と過ぎていく。そしてついにベッドへ身を横たえた時、とりとめもない言葉のやり取りが破局の引き金を引いてしまうのだった。エドワードとフローレンスは婚前行為に及ぶこともなく、純潔を誓い合ってきた。想いと性欲が暴発するエドワードも、恐怖で頑ななフローレンスも圧倒的に性知識が不足しており、それがすれ違いを呼ぶ原因となってしまう。厳格な宗教教育と社会通念がそうさせたのであり、彼らの背後には多くの男女が傷...『追想』

  • 『ロッキー4 炎の友情』

    軽いアメリカ映画が相次いだ85年という製作時期も大いに影響しているのだろう。人間ドラマはシンプルに削ぎ落され、音楽もビル・コンティ御大がシリーズ唯一の欠席、何とあの有名なテーマ曲すら流れない。中盤、主題歌を丸々1曲かけながら過去作映像を使って回想するミュージッククリップのような気のない演出はこの時期のハリウッド映画に多く見られたMTV風演出だ(そういった意味ではスタローンも時代の流れに実に敏感である)。何かと“迷作”扱いされる本作だが、しかしながら前3作に比べて娯楽性に特化しており、ランニングタイムも91分と絞った作りで大ヒットを記録した。何より本作がなければ後の『クリード』は生まれない。ソ連のボクサー、イワン・ドラゴが米ボクシング界に挑戦状を叩きつけ、引退していた元チャンピオン・アポロとのエキシビジョンマッチ...『ロッキー4炎の友情』

  • 『パトリック・メルローズ』

    【傲慢で鼻持ちならない、イギリス人すぎるイギリス人】これは劇中パトリック・メルローズが自身を評する言葉だが、それはまさにベネディクト・カンバーバッチが専売特許とする役柄だろう。現代に甦ったシャーロック・ホームズ、非業の天才科学者、気難しい魔法使い…そして本作のパトリック・メルローズは酒とドラッグに明け暮れる破滅的プレイボーイだ。傍若無人に振る舞うカンバーバッチのパフォーマンスは見ているこちらまで泥酔状態に陥りそうなハイテンションっぷりで愉快痛快、演じる喜びに満ち溢れている。彼は本作で製作総指揮も兼任。強い思い入れで挑んでいる事が伝わってくる。エドワード・セント・オービンによる小説『パトリック・メルローズ』を映像化した本作は5刊組の原作同様、全5話構成のミニシリーズだ。各話、時代が異なりパトリックの少年時代から4...『パトリック・メルローズ』

  • 『サスペリア』

    1977年、ドイツの名門バレエ学校の門をアメリカ人留学生スージーが叩く所から映画は始まる。日本でも「決して1人では見ないで下さい」のキャッチコピーで大ヒットしたダリオ・アルジェント監督の傑作ホラー『サスペリア』だ。偏執的とも言える美意識で貫かれた映像が恐怖を彩り、我を忘れて見入ってしまった。過剰なまでの赤と青のコントラスト、ゴージャスでどこか禍々しい怖さを宿した美術…その中を不安気にさ迷うジェシカ・ハーパーの華奢なシルエットが得も言われぬ嗜虐心をそそるのだから、ホラーというジャンルはとにもかくにも美的センスとフェチズムなのだなと思わされる。2018年には同じくイタリアの奇才ルカ・グァダニーノ監督によるリメイクが公開された。『サスペリア』77・伊監督ダリオ・アルジェント出演ジェシカ・ハーパー『サスペリア』

  • 『ロッキー3』

    1982年に製作されたシリーズ第3弾。チャンピオンとなったロッキーは10度のタイトル防衛に成功、名実共に“フィラデルフィアの英雄”として順風満帆のボクサー人生を送っていた。映画冒頭はヘビー級プロレスラー“サンダー・リップス”とのチャリティーマッチが繰り広げられる。サンダー・リップス役は何とハルク・ホーガンだ。スタローンを遥かに凌ぐ筋骨隆々のホーガンが傍若無人に暴れるこのシーンは異種格闘技戦ならではのデタラメな面白さがあり、これは同時に80年代のハリウッド映画が持っていた魅力と言ってもいいだろう。スタローンの監督業にもすっかりこなれてきた感がある。ホーガンの迫力たるや並大抵のものではなく(何とスタローンは彼の乳首までの背丈しかない)、オチも含めて惚れ惚れしてしまう程の大スターっぷりだ。しかし、ロッキーの胸にはある...『ロッキー3』

  • 『ロッキー2』

    前作の大ヒットを受けて製作されたシリーズ第2弾。今回はシルベスタ・スタローン自らが脚本と監督を兼任、意外や手堅い手腕を発揮している。カタルシスが大爆発した前作のラストシーンを冒頭で再演、感動をプレイバックするもそこからは人間ドラマに時間をかけて実直な作りだ。アポロから再戦を挑まれたロッキーだが頑なにそれを辞退し、なけなしのファイトマネーとにわかの名声でエイドリアンとの慎ましい新婚生活を始める。もともと大きな野望なんてなかった。あの王者アポロの心胆を寒からしめたのだ。もう十分じゃないか。自分に満足してしまったロッキーの迷走をスタローンはじっくり見せていく。CMの仕事は上手くいかず、喋り方をバカにされた。せっかくありついたバイトもあっさりクビにされた。意地も通したし、結婚もできたがこんなの本当のオレじゃない!『クリ...『ロッキー2』

  • 『クラッシング』

    フィービー・ウォーラー・ブリッジは今や「やり過ぎ」の代名詞みたいな存在だ。頭角を表した『フリーバッグ』では赤裸々という言葉を超えた赤裸々さでヒロインのイタ〜い日々を演じ、僕らの引き笑いと涙を誘った。Netflixオリジナルドラマ『クラッシング』でも脚本、製作、主演を務め、その個性を遺憾なく発揮している。『フレンズ』よろしく男女7人がルームシェアするのは何と廃病院だ。すれ違いの続く婚約中カップル、破天荒なフランス人アーティストと妻に去られた中年男性、インド系ゲイとゲイの自覚がない白人といった個性的なカップリングにウォーラ・ブリッジ扮するルルが割り込んだ事からすったもんだの大騒動が巻き起こる。自堕落で自己チュー、トラブルメーカーなヒロイン役は彼女の専売特許だ。字面に耐えない醜態を次々と晒し、床にぶちまけられたカレー...『クラッシング』

  • 『ボディガード 守るべきもの』

    2018年、全英で大ヒットを記録したポリティカルサスペンスは徹頭徹尾、研ぎ澄まされたシャープさが魅力だ。それはリチャード・マッデン演じる主人公デイビッド・バッドのキャラクターそのものでもある。巻頭、デイビッドが自爆テロに居合わせる場面からドラマは始まり、サスペンスはいきなりフルスロットル状態だ。列車内の不穏な動きから即座にテロを予測したデイビッドは自爆犯を特定、事態収拾に成功する。これを機にデイビッドは内務大臣ジュリア・モンタギュー専属のボディガードに抜擢。しかし、その裏では大きな陰謀が動いていて…。時代を反映してかデイビッドを取り巻く上司は皆、女性だ。目上の女性に対して使われる"ma'am”がこれだけ使われるドラマも珍しいだろう。デイビッドは包容力抜群、自爆テロ犯だろうが右翼政治家だろうがコロっと落としてしま...『ボディガード守るべきもの』

  • 『ピートと秘密の友達』

    1977年のディズニー映画『ピートとドラゴン』のリメイク。『セインツ約束の果て』で脚光を浴びたデヴィッド・ロウリーが脚本、監督を務めた。期待された程のヒットには至らず、ロウリーのブレイクにもつながらなかったが彼のフィルモグラフィを語る上で見過ごせない転換点と言えるだろう。北米、大森林の奥地で竜のエリオットと暮らす孤独な少年ピートの物語には、終わろうとしている旧き良き時代への郷愁が込められており、既存のディズニー映画にはない情緒である。とりわけ子役然とした可愛さのないピート役オークス・フェグリーの野性味、そしてロバート・レッドフォードが作風にもたらす“古風”は味わい深い。唯一、ドラゴンの存在を信じる謎の老人レッドフォードには『明日に向かって撃て!』をはじめとするアウトローの姿が投影されており、本作でのコラボレーシ...『ピートと秘密の友達』

  • 『コミンスキー・メソッド』

    次から次へとツイストが起こり、クリフハンガーで終わる昨今の海外ドラマに慣れてしまったせいか、『コミンスキー・メソッド』には和まされる。主演はマイケル・ダグラスとアラン・アーキン。共にオスカーを受賞しているハリウッドの名優だ。長年の友人同士に扮した2人が自らの老いや人生にのろのろと向き合っていく1話30分程度のコメディドラマである。舞台はハリウッド。ダグラス扮する俳優のサンディ・コミンスキーは仕事にあぶれ、今は演技講師として糊口を凌いでいる。アーキン扮するノーマンはそんなサンディを長年支えたエージェントだ。彼の事務所は業界きっての大手へと成長したが、妻の終末医療をきっかけに一線を退いた。おっと、またしてもアメリカ芸能界が舞台だ。『マーベラス・ミセス・メイゼル』や『バリー』など、芸事をテーマにした作品が続く。ドラマ...『コミンスキー・メソッド』

  • 『シュガー・ラッシュ/オンライン』

    『インクレディブル・ファミリー』でブラッド・バードが達成したスリルとサスペンスを思うとイマイチ物足りない。結局、ラルフはアーケードゲームに戻り、ヴァネロペはネットの世界に旅立ってしまう。時代精神を捉えたセンスは買うが、僕らが見据えてなくてはいけないその先だろう。何より僕は大の男である(デザイン上、そう見える)ラルフに全く友達がおらず、幼女のような姿のヴァネロペに依存していることに違和感を覚えてしまう。見た目は大人でも幼稚な男と、見た目以上に成熟した女。まだまだ描けるものがあっただけに、子供だましのような印象が残ってしまった。『シュガー・ラッシュ/オンライン』18・米監督リッチ・ムーア、フィル・ジョンソン出演ジョン・C・ライリー、サラ・シルバーマン、ガル・ガドット、タラジ・P・ヘンソン、アラン・テュディック、ジェ...『シュガー・ラッシュ/オンライン』

  • 『シュガー・ラッシュ』

    かつて子供達で賑わったゲームセンターもオンライン携帯ゲーム全盛の今、人の姿はまばらで閑散としている。設置しているゲーム筐体が昔懐かしの8ビットなのだから無理もないか。そんなゲームセンターも夜になればゲームキャラ達が筐体を抜け出し、互いのゲームを行き来しているではないか。ゲーム『FixitFelix』(ドンキーコングとレッキングクルーを足したようなゲームと思ってくれればいい)の悪役ラルフは汚れ仕事を労われることもなく、皆の嫌われ者。そんな毎日に嫌気がさした彼はゲームを抜け出し、シューターゲームの景品メダルを手に入れて周囲を見返そうとする。『トイ・ストーリー』のゲームセンター版とも言うべき設定は8ビットゲームで遊んだ世代にはとりわけ懐かしい楽しさがあるだろう。ラルフは愚鈍だが、ジョン・C・ライリーのボイスアクトによ...『シュガー・ラッシュ』

  • 『ア・ゴースト・ストーリー』

    まるで美しい散文詩のような映画だ。交通事故で命を落とした夫が、遺された妻のもとへ帰ってくる。白いシーツに、目の部分は破れた黒い穴…“おばけ”の姿だ。もちろん、妻には彼の姿が見えないし、その気配を感じることもない。夫は家に留まり、彼女を見守り続ける。悲しみに暮れた妻は黙々とパイを食べ続け、嘔吐し、生と死は大きく分け隔てられる。やがて彼女は新しい人生を歩むべく、家を出ていく。だが幽霊はなおもそこに留まり続け、時は過ぎる。そして今が何時なのか、ここがどこなのか、自分が誰なのかもわからなくなり、いつしか家は朽ちていく。『ア・ゴースト・ストーリー』は人の想いが無限の時を揺蕩う映画だ。僕らは映画館の闇に耽溺し、この夢見心地に身を任せればいい。テレンス・マリックを彷彿とさせた前々作『セインツ』からデヴィッド・ロウリーは自身の...『ア・ゴースト・ストーリー』

  • 『アリー/スター誕生』

    新たなスター監督ブラッドリー・クーパーの誕生だ。当初、師匠格であるクリント・イーストウッド監督によって進められていたこの企画を引き継いだ彼は製作、脚本、主演を兼任し、誰も予想だにしなかった傑作へと昇華させ、古典を現代へ蘇らせることに成功した。来るアカデミー賞でも複数部門でのノミネートは間違いないだろう。その演出技法は優れた俳優ならではの抑制されたアプローチだ。カメラが極限まで俳優に肉薄し、自然体でありのままの演技を撮らえる。映画初主演となるレディー・ガガ(スクリーンに映る彼女を見ていつものガガを意識する人は皆無だろう)と踊るかのように手を引く演出は監督クーパーが名優であればこそであり、これはベテラン俳優サム・エリオット(本作の守護精霊かのようだ!)からもキャリア最高と言える名演を引き出している。大規模なライヴシ...『アリー/スター誕生』

  • 『ビューティフル・デイ』

    リン・ラムジー監督、『少年は残酷な弓を射る』以来5年ぶりの新作はさらに研ぎ澄まされたソリッドな1本だ。ジョナサン・エイムズの小説を原作にあらゆるムダが削ぎ落された語り口は強固な意志を持った作家のそれであり、そんな彼女に相応しい共犯者はホアキン・フェニックス、そして音楽ジョニー・グリーンウッドである。イラク帰還兵の殺し屋ジョーが巨大な陰謀に巻き込まれる、と書けばハードボイルドの定型だが、先達のどの作品とも本作は似ていない。ハンマー1本で繰り広げられるバイオレンスは常に引きで撮られ、直接的な描写は一切なし。ジョーの抱えるトラウマが語られる事もなく、観客に提示されるのはまるで彼の脳裏にこびりついたかのような断片的カットバックだけだ。そんなジョーを衝き動かすのは死の影だ。他人を殺せても自分は怖くて殺せない。じゃあ、あと...『ビューティフル・デイ』

  • 『プライベート・ライフ』

    2007年の『マイ・ライフ、マイ・ファミリー』(原題=TheSavages)以来11年ぶりとなるタマラ・ジェンキンス監督最新作。今回も人物に寄り添った洞察と素晴らしい演技アンサンブルによって珠玉の1本となった。リチャードとレイチェルは間もなく50代に入ろうという年齢の夫婦。彼らは子宝に恵まれず、様々な不妊治療に取り組んできたが、大きな期待をかけていた先進治療が失敗し、2人の間に疲労の色が濃くなり始める。そこへ現れた新たな手段…それはリチャードの精子とドナー女性の卵子を授精させ、レイチェルの子宮へ移植するというものだった。頭では画期的で望みを託せる手段とわかっていても、気持ちは追いつかない。見ず知らずの女性の子を産めるのか?リチャードの子供であれば誰の卵子でもいいのか?そんなある日、可愛がってきた姪っ子セイディが...『プライベート・ライフ』

  • 『くるみ割り人形と秘密の王国』

    E・T・Aホフマン原作、チャイコフスキーによるバレエも有名な『くるみ割人形』の映画化。今更こんな古典をろくな翻案もなしに映像化する所にハリウッドの深刻な企画不足が伺えるが、ディズニーは惜しげもなく1万2千ドルもの製作費を投入。結果、批評興行共に大惨敗に終わった。スター・ウォーズやマーヴェルを抱えて一見好調に見えるディズニーだが、オリジナル作品については事に不振が際立つ。監督はラッセ・ハルストレム、ジョー・ジョンストンという異例の2人体制が敷かれたが、残念ながら作品を救うに至らなかった。鑑賞を予定していなかった僕の腰を上げさせたのは主演マッケンジー・フォイの存在だ。『インターステラー』で宇宙の果てから帰還するには十分な理由だった愛らしい子役も18歳になり、その美少女っぷりに磨きがかかっている。ドレス姿もいいが、す...『くるみ割り人形と秘密の王国』

  • 2018年ベスト10

    【MOVIE】1『ROMA』監督アルフォンソ・キュアロン2『ザ・ライダー』監督クロエ・ジャオ3『ヘレディタリー継承』監督アリ・アスター4『プライベート・ライフ』監督タマラ・ジェンキンス5『アナイアレイション全滅領域』監督アレックス・ガーランド6『アリー/スター誕生』監督ブラッドリー・クーパー7『ジェニーの記憶』監督ジェニファー・リンチ8『7月22日』監督ポール・グリーングラス9『ミッション・インポッシブル/フォールアウト』監督クリストファー・マッカーリー10『ブラックパンサー』監督ライアン・クーグラー『クレイジー・リッチ!』監督ジョン・M・チュウ今年も“これだけ多くの作品が世界で同時に見られる時代に、昨年の傑作群の順位に頭を悩ませるのは無意味”という想いから2018年公開(ワールドリリース)を原則として選出した...2018年ベスト10

  • 第91回アカデミー賞予想

    今年もやります、アカデミー賞予想。各批評家協会賞が発表され、オスカー直結率の高い重要前哨戦(ゴールデングローブ賞、俳優組合賞)の候補が出揃った1/4時点でのノミネート予想。【作品賞候補予想】ノミネート確実・『ROMA』・『アリー/スター誕生』・『女王陛下のお気に入り』・『ボヘミアン・ラプソディ』・『ブラック・クランズマン』・『グリーンブック』ノミネートされるべき・『ブラックパンサー』・『クレイジー・リッチ!』ノミネート有力・『ビール・ストリートの恋人たち』今年は不作なのか、作品賞候補10枠が埋まらない。上記有力候補群に加えて『ムーンライト』でオスカーを制したバリー・ジェンキンス監督作『ビール・ストリートの恋人たち』や、A24製作の青春コメディ『EighthGrade』ら高評価を受けた小品群にも滑り込む余地がある...第91回アカデミー賞予想

  • 『ホンモノの気持ち』

    『今日、キミに会えたら』(=原題LikeCrazy)のドレイク・ドレマス監督第5作目。そのキャリアを見渡すと男女の恋愛をテーマに何度も何度も変奏を繰り返してきた事がわかる。今回はシンセという人造人間が人類の心の隙間を埋めるようになった近未来が舞台だ。シンセ研究の第一人者ユアン・マクレガーの下でアシスタントを務めるレア・セドゥはかねてから抱いてきたユアンへの恋心を打ち明ける。だが、彼から告げられたのはセドゥこそが次世代シンセのプロトタイプであるという事実だった。ここまで聞けば『ブレードランナー』『攻殻機動隊』よろしく人間性を探求する哲学的SF映画を期待するだろう。感情を持ち、セックスもできてしまうロボットに“人権”はあるのか?それをロボット側の目線から描いたのが『ウエストワールド』だったが、ドレマスは男女2人の恋...『ホンモノの気持ち』

  • 『マーベラス・ミセス・メイゼル』シーズン2

    ※このレビューは物語の結末に触れています※さぁ、新たなステージの始まりだ。エイミー・シャーマン・パラディーノによる『マーベラス・ミセス・メイゼル』シーズン1はあらゆる賞を独占し、ついにはエミー賞で計8個のトロフィーを獲得する大成功を収めた。山の手の若奥様からお笑い芸人へ転身した主人公ミリアム・メイゼルことミッジよろしく、華々しいデビュー飾ったこの作品に誰もが首ったけになったのだ。賢明な製作Amazonはシーズン1のOAを待たずにシリーズの続行を発表、現時点でシーズン3までの製作が決定している。【大大大快作のシーズン1】舞台は1958年のニューヨーク。裕福な生活を送っていた主人公ミッジは夫の不倫によって全てを失ってしまう。傷心と泥酔からフラリと上がった舞台で身の上を話すと客席は大笑い。小屋付きのスージーに「アンタ...『マーベラス・ミセス・メイゼル』シーズン2

  • 『カムガール』

    インターネットのビデオチャットで裸を見せたり、性的なやり取りをする“セックスチャット”。世の中にこんな物まであるのかと驚くばかりだが、さっそくこれを取り入れた映画が現れた。低予算ならではのアイデア勝負が気持ちの良いホラー映画だ。主人公ローラはビデオチャットでセクシーなパフォーマンスを配信する所謂“ユーチューバー”だ。裸同然の下着姿や自殺を装った過激パフォーマンスは見せても、セックスはやらないという自分なりのルールを科して日々の投稿に余念がない。今は人気ランキング50位内に入る事が目標だ。より注目を集めようとついに公開オナニーに踏み切ってしまった翌日、アカウントが何者かに乗っ取られる。リアルタイムでより過激な実況をしているのは自分と瓜二つの女の子だ。僕はオンラインゲームをやっている時、こんな感覚を抱いた事がある。...『カムガール』

  • 『ベター・コール・ソウル』シーズン1~4

    『ベター・コール・ソウル』は『ブレイキング・バッド』に登場した名脇役、悪徳弁護士ソウル・グッドマンを主人公にしたスピンオフ作品だ。舞台は『ブレイキング・バッド』以前、ソウルは本名をジミー・マッギルといい、国選弁護人として軽犯罪者を弁護、日銭を稼ぐ毎日を送っていた。事務所を構える金もままならず、台湾式マッサージ店の物置を借りてはオフィス代わりにするうだつの上がらなさだ。本作は『ブレイキング・バッド』と似て非なるグルーヴのドラマだ。バイオレンスや殺人、麻薬カルテルの抗争は遠景に過ぎず、ジミーの奮闘にスポットが当てられた人間ドラマとなっている。ケチな詐欺師だったジミーは敏腕弁護士である兄チャックによって更生、通信教育で司法試験に合格した後、兄の経営する大手法律事務所HHMでメールボーイとしてキャリアをスタートした。だ...『ベター・コール・ソウル』シーズン1~4

  • 『バスターのバラード』

    ついにコーエン兄弟もNetflix参入だ。当初はTVミニシリーズとして企画されていたが、2時間の劇映画として完成。ヴェネチア映画祭では脚本賞に輝いた。兄弟もNetflixという新たなプラットホームを満喫したのか、近年の諸作にはない実験性と肩の力が抜けた楽しさがある。キャスティングは常連組を排してリーアム・ニーソン、ジェームズ・フランコ、ゾーイ・カザン、ブレンダン・グリーソンらを起用。撮影は相棒ロジャー・ディーキンスからブリュノ・デルボネルにバトンタッチし、初のデジタル撮影を試みた。西部の広大なランドスケープもさる事ながら、往年の西部劇を思わせる色味の美しさは筆舌し難く、特にトム・ウェイツ主演の第4話は自宅のHDテレビでも画質を堪能する事ができた程だ。このジャンルに並々ならぬ偏愛を抱いてきた兄弟にとってディーキン...『バスターのバラード』

  • 『ハウス・オブ・カード』シーズン6

    これしかなかったのだろう。『ハウス・オブ・カード』最終シーズンに臨んだクリエイター陣を誰も責めることはできない。あらゆる困難に見舞われた彼らは最善を尽くしたのだ。配信ドラマの地平を拓いた記念碑的作品の最後としてあまりに寂しい終わり方だが、仕方ない。シリーズの危機は既にシーズン5から始まっていた。ドナルド・トランプの出現によって"傍若無人な民主党大統領”という設定の主人公フランク・アンダーウッドはファンタジーへと追いやられ、ショーランナーであるボー・ウィリモンの離脱は本作から時事性、批評精神を大いに失わせた(詳しいレビューはこちら)。そして2017年に発覚した主演ケヴィン・スペイシーのセクハラ、パワハラ問題である。奇しくもハリウッドは大物プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインによる性的暴行事件に大きく揺れ、“...『ハウス・オブ・カード』シーズン6

  • 『機動戦士ガンダムNT』

    昨今の『スター・ウォーズ』シリーズを見ていて残念に思うのがメカニカル描写のアイデア不足だ。『ジェダイの帰還』から30年間も戦争状態にある世界が何の軍拡もなく同じ兵器を使い続けるのか?このクリエイティヴィティの欠落にかつてジョージ・ルーカスが成し得てきた旧3部作と同等以上の物は2度と登場し得ないのだなと感じてしまうのである。そんなディズニーのフランチャイズ化に先駆けること数十年、40年間に渡って巨大な帝国を築き上げてきたのがガンダムシリーズだ。富野由悠季から始まり多くのクリエイター達によって創造されてきたこの世界は未だ多くの人を魅了してやまない。最新作となる『ガンダムNT(ナラティヴ)』は前作『UC(ユニコーン)』で新たな地平を築いた福井晴敏による新作だ。大きな期待がかけられていた。ここにあるのは前述したディズニ...『機動戦士ガンダムNT』

  • 『KIZU-傷-』

    期待するなと言う方が無理だろう。監督は『ビッグ・リトル・ライズ』がエミー賞を席巻したジャン・マルク・ヴァレ、原作・脚本は『ゴーン・ガール』のギリアン・フリン、製作は『ゲット・アウト』のジェイソン・ブラムと気鋭クリエイターが集結した。少女連続殺人事件を追うミステリードラマだが当然、既存のジャンルに収まらない怖ろしさを持った作品だ。新聞記者のカミールは故郷で相次ぐ少女惨殺事件を取材すべく数年ぶりの帰郷を果たす。アメリカ南西部の田舎街、大人たちは未だ学生時代のヒエラルキーにあり、仕事もせずに酒を煽る。地元の伝承を基にした祭りは女性蔑視も甚だしい内容だ。カミールの実家は工場を営む地元の名士だが、母親は所謂"毒親”である。『トゥルー・ディテクティブ』や『ツイン・ピークス』を思わせる舞台設定だが、ドラマの主眼は殺人事件の解...『KIZU-傷-』

  • 『ヘレディタリー 継承』

    古今東西、ホラー映画は異性、セックス、出産、子育て、ネグレクト等々あらゆる恐怖のメタファーとなってきた。本作のそれはズバリ“家族であること”だ。逃れようのない血縁という呪いに悩まされた事がある人にはこの映画のもたらすストレスは耐え難いものかも知れない。そんな不和がなかったとしても新鋭アリ・アスター監督の洗練された演出によって神経衰弱ぎりぎりの恐怖を味わわされる事は必至だ。不穏なコリン・ステットソンの前衛的スコアを背に、ミヒャエル・ハネケの冷徹さとロマン・ポランスキーの厭世、強迫観念を併せ持ったかのようなアスターの演出力は並外れている。祖母の葬儀から映画は始まる。生前、多くを語る事がなかった彼女だが、娘のアニー(トニ・コレット)はそんな母の“人を操る”気質に気付いており、夫や子供たちに干渉しないよう細心の注意を払...『ヘレディタリー継承』

  • 『コネチカットにさよならを』

    近年『ローグ・ワン/スター・ウォーズストーリー』や『レディ・プレイヤー1』の御陰で一躍メジャーとなった感のある俳優ベン・メンデルソーン。オーストラリア出身の49歳になるこの俳優はまさに知る人ぞ知る名脇役だっただけに、ネット界隈で所謂“イケオジ”扱いされているのを見ると何とも感慨深いものがある。筆者はオーストラリア時代の96年製作『ハーモニー』から見ていたが、その後ハリウッドに渡ってからもしばらくは食えず、同郷ヒース・レジャー宅で居候していたという話を聞いてその苦労人ぶりに驚いた。年輪を重ねた今だからこそ『ウィンストン・チャーチル』のジョージ6世役で見せた貫禄、渋味は絶品であった。だが、どちらかと言えば彼の持ち役は“ダメ男”ではないだろうか。本作の主人公アンドレは株式ブローカーとして一財を築くも、人生の意味に疑問...『コネチカットにさよならを』

  • 『ザ・ライダー』

    風が吹き、大地が鳴る。馬が見つめ、人は触れる。いつともどことも知れない語り口が映画に神秘的な抒情性をもたらす。1人の若きロデオカウボーイが落馬し、頭に重傷を負う。右手はあの時、手綱を握りしめたまま開かない。次に失敗したら、おそらく命はないだろう。青年は怖れを感じる。オレの人生はここで終わってしまうのか?だが他にどんな生き方があるというのだ?父親はまた家賃を吞み潰した。学のないカウボーイにはスーパーの棚卸くらいしか仕事はない。どうやったら自分が自分でいられるのか。そんな心の内を明かせるのは、白痴の妹だけだ。『ザ・ライダー』はアメリカ映画が綿々と受け継いできた“映像文学”と呼べる作品だ。ジョシュア・ジェームス・リチャーズによる素朴なカメラと実名で演じる素人俳優達には胸をかきむしりたくなるような美しさがあり、とりわけ...『ザ・ライダー』