いつもの春の庭ではなかった!!2024年の春模様 気候や気温はその年年で違います。同じ冬も春も夏も秋もなく、その年独自の季節が訪れます。ふだんから植物と接していると、それをより深く感じとれます。その季節ごとの記憶は年を経るごとに、私のなかに蓄積されていき
花と暮らす庭づくりとガーデニングの楽しみをつづります。 おもに種から草花を育てています。
ガーデニングのエッセイです。
貧弱の苗にしか育たないのは? まき床の芽が生長しない 今年は苗を買わずにタネまきをしようと決めてまいたのはいいけれど、育ちが悪かったり、ときに全然生長しなかったり。せっかくの意気込みがだいなしになってしまうことがあります。こんなことなら、やっぱり立派
発芽までのまき床の置き場所 よい発芽は置き場所次第発芽までまき床を管理する場所は、発芽適温を保つために、最適な場所を考える必要があります。一年中同じ場所に置くのではなく、季節によって、たねの発芽適温に応じて、それぞれ変える必要があります。どこが最
花をたくさん長く咲かせるコツ < 2023/8/1更新 >花期に存分に咲かせる 草花たちは花咲かせる前の茎葉を茂らせる栄養生長の時期を経て、花を咲かせます。それぞれの草花には花期があって、それは季節と連動しています。これは季節と生長との関係だけでなく、日の長さ
一年草草花の日当たりの大切さについて隣の家屋が迫る南面のデッキ。日当たりは十分ではないが一年草が育つスペース 日当たり第一の一年草草花 たねから育てる一年草草花のほとんどは、日当たりのよいところでよく育ち、たくさんの花を咲かせます。日光の足りないと
高性種草花の魅力 高性種が出回らないわけ庭でそよそよといろんな草花が風にそよいています。草花たちはほどよく花茎が伸びて、隣の草花の株と寄り添いながらハーモニーを奏でています。まるでそこに自然に育って咲いたようにのびやかで自然な風情。こんな庭を写真や
ローダンセ Helipterum manglesii カサカサした花弁でドライフラワーでもよく見かけます。鮮やかなピンク色(総苞片)に中心の黄色(花)とのコントラストが魅力ですが、白花もあります。花は日に当たったときだけ開く性質があります。ローダンセという名称は、バラ色
二年草のタネまき カンパニュラ メディウム Campanula medium 二年草の魅力 草花には一年草、多年草という区分のほかに、二年草があります。二年草も花が咲けばタネをつけて枯れますが、比較的大型で花をつけるようになるまで時間がかかります。私たちが庭で育て
単色の種子、ミックス種子花色が豊かなルピナス どちらを選ぶ? 草花のなかには、たくさんの花色バリエーションを持つものがあります。これらは同じシリーズでも、花色別のもの、ミックス種子として色が混ぜられているものがありますが、必ず花色が明記されています
花の庭のための一年草花壇 一年草が主役の花壇づくり 花壇を作るというとき、ふつうなら土の部分は何かしら植物で埋めて庭を完成させようとします。庭はいつも完璧に整備されていて、いつもほどよく植物が茂っていて完成形を保っていなければと考える人。でも花いっ
夏越しのむずかしい草花の管理法日本の夏は植物にとっても過酷日本は緯度では温帯地域に入るものの、関東以西の温暖地では、真夏は30℃以上と、熱帯地方並みの暑さになります。しかも湿度も高い高温多湿の環境です。とくに都市や住宅地ではコンクリートに包まれていて、
春花壇の整理と夏花壇への移行 花壇やコンテナの模様替えは計画的に 春盛りだった花壇も、梅雨が来ると、一年草草花を中心に花が終わり枯れていきます。そのまま放っておくと花の終わったコンテナばかりになって見苦しいもの。早めに夏花壇への移行が必要です。とい
発芽後のまき床の管理 ~鉢上げまで まき床の置き場所 まき床で発芽したら、鉢上げする大きさに育つまでまき床で管理します。まき床はよく日に当たり、風通しのよい場所に置きます。とくに室内で発芽させたときも、そのまま室内に置かずに、戸外に移す必要がありま
夏の花を美しく咲かせる 夏花壇をエンジョイしよう 暑い夏は、ガーデニングもお休み?いえいえ、真夏の間も花を咲かせ続ける、暑さに強い花たちもたくさんいます。こうした草花たちが元気に咲いていると、私たちも元気が出ます。夏の間はあまり手をかけずに、きれいに
梅雨の時期の草花の管理 梅雨の頃の一年草熱帯草花花壇。これからだんだん育っていきます梅雨は恵み? 梅雨に入ると、おおかたの春咲き草花は終わりを告げます。一年草花壇ならこの頃に春まきの熱帯草花にシフトしますが、長雨で湿度も多い季節は、熱帯草花にとっても
秋花壇のための初夏まき 春まき草花のまきどきは長い 春のタネまきシーズンは長いです。冬から早まきもできるので、実に半年以上タネまきシーズンが続くことになります。その最後にあたるのが、初夏。初夏まきは、だいたい梅雨の季節のタネまきです。もし春から計
挿し芽で殖やす 挿し芽で殖やす 草花の繁殖には、タネから育てるほかに、挿し芽や挿し木で殖やす方法があります。親株の一部を切り取って、土に挿して根を出させる方法です。茎を挿すほか、根を使う根伏せなどバリエーションもあります。挿し芽での繁殖は、親株か
ポリポットのサイズの使い分け方 左から2号、2.5号、3号、3.5号ポットなぜポリポットを使うのか育苗にかかせないのがポリポット (ビニールポット)です。苗を買ったときに入っている、やわらかなポットがそれ。黒いものが多いですが、カラーのものもあります。苗を買った
種子と休眠 タネの多くは休眠する種子のなかには、タネが実ると自ら休眠状態に入るものが多くあります。多くの実ったタネが熟して庭にたくさんこぼれ落ちても、光や温度、水分などの発芽の条件は整っているのに発芽してこないのも、休眠しているためです。タネを休眠
徒長を防ぐまき床で徒長したホウセンカの芽。芽は比較的大きい 徒長とは?せっかくタネをまいたのに、芽の幼軸(双葉の下の土から伸びる茎)がだらりと伸びて、とても健康的とはいえない芽が出ることがあります。これが徒長。これは病気ではなく奇形でもなく、育てる環
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いつもの春の庭ではなかった!!2024年の春模様 気候や気温はその年年で違います。同じ冬も春も夏も秋もなく、その年独自の季節が訪れます。ふだんから植物と接していると、それをより深く感じとれます。その季節ごとの記憶は年を経るごとに、私のなかに蓄積されていき
ガーデンラックの注意点 実家にいた若かりし頃に、確かディノスだったと思いますがガーデンラックを買いました。鉢植えを置くつもりでしたが、3段ある棚と棚の間の高さが低く、小さな鉢しか置けないようなものでした。しかもそれは2個セットでした。今そのラックのひ
次の夏の庭仕事のことを考える。2024年冬 夏の庭仕事を極力少なくするために 2月。外はまだ寒くて春も遠いのに、ダイニングでコーヒーを飲みながら、次の夏のことを考えています。とくにここ数年の夏の暑さは尋常ではない状況です。トマトショックと新聞をにぎわせる
雪の庭 私が園芸を始めた頃は、横浜でもときどき大雪になることがあって、まっ白に一変した庭の雪景色を体験できた。広いベランダでポットケースにいっぱい苗を育てていたから、その上に雪が積もらないように室内にビニールシートを敷いて、苗を取り込めるだけ取り込ん
冬の長い時間を楽しむ とくに秋から冬にかけて、庭づくりの最大の楽しみは、少しの時間庭の世話をしながら次の季節を待ち望むことだろう。まだそこに完成された庭はない。日々の世話は、来春以降のためにある。春から秋、花たちに囲まれながら庭仕事するのも楽しいけれ
冬も室内で草花を楽しむ 冬に室内で楽しめる花たち 冬は庭では花のさみしい季節になりますが、日当りのよい部屋があれば、冬も室内で花を楽しめます。本来は春咲きの草花であるプリムラも、冬のうちから売られます。メラコイデスやポリアンサ、ジュリアンといろいろ
庭の財産 ~価値あるこぼれダネ 庭の財産というと、もちろん人によって価値を見出すものに違いがあるでしょう。タネまくガーデナーである私の庭で財産だと思えるものは、庭の土のなかで眠りについている小さなこぼれダネたちです。もちろんこぼれたタネで育つ草花は
冬の苗たち 今年は暖冬、という天気予報を秋の終わりに聞くと、ほっとします。もちろん、実際に予想が当たるとは限りませんが、暖かな冬は秋まき苗の冬越しは楽。苗もゆったり大きく育ってくれますし、私たちも日々さほど神経をとがらせなくてすみます。 秋まきの
温暖化の影響による最近の秋まきの傾向と変化について 長い夏、暖かな秋 温暖化の影響なのか、夏の暑さが厳しくなっています。とはいえ、私が若い頃から日本の夏は暑くて暑くて、とても昼間庭に出られなかったのを体感として覚えています。外に出るには、まず長袖と
冬越しの工夫 夏越しに比べれば難易度は低い、日本での冬越し最近は、地球温暖化の影響か、年によって暖冬だったり、寒さが厳しかったり。冬の気候も毎年同じではありません。もちろん地域によっても、本格的な寒さがやってくる時期は違います。いつから防寒が必
冬の価値 真冬に電車に乗ると、毎度ながらうんざりする。それは人々が着る服、コートの色。そのほとんどが黒やベージュ、灰色。男性も女性も同じだ。駅のホームや電車のなかでは、立ち止まって眺めている時間が長いので、よけいそんなものにばかりに目が行ってしまう
庭の微気候を知る 微気候について おおまかなその地域の気候とは別に、庭の日当たりや風通しなどの条件によって、植物の育つ環境は局所的に変わります。その植物に合った場所で育てば、とてもよく生育しますし、合わないとうまく育ちません。微気候に植物は大きく左
霜対策 霜はどう降りる?霜は、空気中や土の中の水蒸気や水分が凍ったものです。霜が降りて霜柱が立つと、植物の根が地面に浮いてしまうことがあります。水は凍ると体積が増えるので、そのせいで土を持ち上げてしまいます。霜が溶ければ持ち上がった根だけそのまま表土
寒さを訴える植物たちの信号を見分ける 植物の耐寒性、耐凍性 寒さを嫌う熱帯、亜熱帯産の植物にとって、寒い冬は試練の季節。一年草なら花後寒さが来て枯れておしまいですが、多年草の場合は、寒い冬を乗り切る必要があります。寒さに対する耐性を耐寒性と呼びます
熱帯草花の鉢上げと冬越し秋に花を終えて宿根する草花の管理夏から秋に花壇や鉢に植えた熱帯性の宿根草花があるかもしれません。寄せ植えしたものなら、枯れた一年草草花を抜いたあとどう処理したらいいでしょうか。一緒に処分したくなるかもしれませんが、ポット上げし
冬越しに向けての準備耐寒性を強めるハードニング 植物たちも、秋になると寒い冬に向けて準備の季節に入ります。植物自ら葉を落としたり、地上部を枯らして根や球根だけになって対処しますが、熱帯や亜熱帯性の寒さに弱いものは私たちが保護しないと生き延びられません
冬の庭仕事の愉しみ(2024年) ご無沙汰しております。年末モードに忙殺されてしばらくブログをお休みしていました。個人的には初めて第九の演奏会に合唱参加することになり、去年の夏から練習してきましたが、先週末に無事終えてほっとしているところです。いよいよ冬
花の庭、花の街づくり それぞれの庭が美しければ、街は美しくなる。地方行政は、花いっぱいの街づくりを推進したり、花育てのリーダーを育成したりして、美しい街並みをつくる支援もしている。魅力的な街は、緑と花豊かな街づくりからという発想。この街づくりが成熟
鉢替え時の根鉢の処理 11月に入り、鉢上げした苗がすくすく育っています。直径6センチのポットの底から根が出てくる頃に、一回り大きなポットに鉢替えをします。9センチのポットが目安です。カレンデュラのように一部大きな葉をもつものなど7.5センチポットに鉢上げし
根を傷めないほうがいい理由 根鉢の底を切り取る?! 園芸を始めた若い頃、近所のおばさんがパンジーの苗を植えるときに、底の根をごっそり取りのぞいて植えているのを何度も見たことがあります。確かにポットの底に根がぐるぐる回っていたけれど、初心者の私はあんな
いつもの春の庭ではなかった!!2024年の春模様 気候や気温はその年年で違います。同じ冬も春も夏も秋もなく、その年独自の季節が訪れます。ふだんから植物と接していると、それをより深く感じとれます。その季節ごとの記憶は年を経るごとに、私のなかに蓄積されていき
ガーデンラックの注意点 実家にいた若かりし頃に、確かディノスだったと思いますがガーデンラックを買いました。鉢植えを置くつもりでしたが、3段ある棚と棚の間の高さが低く、小さな鉢しか置けないようなものでした。しかもそれは2個セットでした。今そのラックのひ
次の夏の庭仕事のことを考える。2024年冬 夏の庭仕事を極力少なくするために 2月。外はまだ寒くて春も遠いのに、ダイニングでコーヒーを飲みながら、次の夏のことを考えています。とくにここ数年の夏の暑さは尋常ではない状況です。トマトショックと新聞をにぎわせる
雪の庭 私が園芸を始めた頃は、横浜でもときどき大雪になることがあって、まっ白に一変した庭の雪景色を体験できた。広いベランダでポットケースにいっぱい苗を育てていたから、その上に雪が積もらないように室内にビニールシートを敷いて、苗を取り込めるだけ取り込ん
冬の長い時間を楽しむ とくに秋から冬にかけて、庭づくりの最大の楽しみは、少しの時間庭の世話をしながら次の季節を待ち望むことだろう。まだそこに完成された庭はない。日々の世話は、来春以降のためにある。春から秋、花たちに囲まれながら庭仕事するのも楽しいけれ
冬も室内で草花を楽しむ 冬に室内で楽しめる花たち 冬は庭では花のさみしい季節になりますが、日当りのよい部屋があれば、冬も室内で花を楽しめます。本来は春咲きの草花であるプリムラも、冬のうちから売られます。メラコイデスやポリアンサ、ジュリアンといろいろ
庭の財産 ~価値あるこぼれダネ 庭の財産というと、もちろん人によって価値を見出すものに違いがあるでしょう。タネまくガーデナーである私の庭で財産だと思えるものは、庭の土のなかで眠りについている小さなこぼれダネたちです。もちろんこぼれたタネで育つ草花は
冬の苗たち 今年は暖冬、という天気予報を秋の終わりに聞くと、ほっとします。もちろん、実際に予想が当たるとは限りませんが、暖かな冬は秋まき苗の冬越しは楽。苗もゆったり大きく育ってくれますし、私たちも日々さほど神経をとがらせなくてすみます。 秋まきの
温暖化の影響による最近の秋まきの傾向と変化について 長い夏、暖かな秋 温暖化の影響なのか、夏の暑さが厳しくなっています。とはいえ、私が若い頃から日本の夏は暑くて暑くて、とても昼間庭に出られなかったのを体感として覚えています。外に出るには、まず長袖と
冬越しの工夫 夏越しに比べれば難易度は低い、日本での冬越し最近は、地球温暖化の影響か、年によって暖冬だったり、寒さが厳しかったり。冬の気候も毎年同じではありません。もちろん地域によっても、本格的な寒さがやってくる時期は違います。いつから防寒が必
冬の価値 真冬に電車に乗ると、毎度ながらうんざりする。それは人々が着る服、コートの色。そのほとんどが黒やベージュ、灰色。男性も女性も同じだ。駅のホームや電車のなかでは、立ち止まって眺めている時間が長いので、よけいそんなものにばかりに目が行ってしまう
庭の微気候を知る 微気候について おおまかなその地域の気候とは別に、庭の日当たりや風通しなどの条件によって、植物の育つ環境は局所的に変わります。その植物に合った場所で育てば、とてもよく生育しますし、合わないとうまく育ちません。微気候に植物は大きく左
霜対策 霜はどう降りる?霜は、空気中や土の中の水蒸気や水分が凍ったものです。霜が降りて霜柱が立つと、植物の根が地面に浮いてしまうことがあります。水は凍ると体積が増えるので、そのせいで土を持ち上げてしまいます。霜が溶ければ持ち上がった根だけそのまま表土
寒さを訴える植物たちの信号を見分ける 植物の耐寒性、耐凍性 寒さを嫌う熱帯、亜熱帯産の植物にとって、寒い冬は試練の季節。一年草なら花後寒さが来て枯れておしまいですが、多年草の場合は、寒い冬を乗り切る必要があります。寒さに対する耐性を耐寒性と呼びます