安価な葬儀、納得いく葬儀のためのポイントを、私の葬儀経験から綴ります。
私のつたない葬儀経験の中で、感じたことや分かったことを綴ります。お金のかかりすぎる葬儀に、なんとなく疑問を持っている方に読んでいただきたいです。
2016年7月
思いがけず、自宅葬となり その中で色々と感じたり、気づいたことをまとめてみました ここで、実際にかかった お金 について記しておきたいと思います 葬儀屋H(K市) 284,040 火葬料(N市) 5,000 診断書 30,000 上記の金額は、いただいた香典で充分まかなうことができました これ以下に お布施・寺院の車代・通夜の助六寿司・葬儀に渡したお弁当・お茶菓子で 15~6万 惣骨堂への埋葬に 10万 あとは、香典返し、、、 ですので、葬儀にかかった金額は60万円くらい 香典と差し引きすると、30万円くらいかかりました 友人の話を聞くと、何百万もかかったというお宅もあるようです 土地柄や親戚…
通夜には、来てくださった方にパックの助六寿司を持ち帰っていただきました 多めに準備して、家で家族が待っている人には、その方の分もお渡ししました 余れば、家族で食べればいいし、自分たちの分はなくなってしまっても、よほどの田舎でなければ、食事は何とでもなります お正月ということもありましたので、あえて通夜後の食事の席も、葬儀の日の出立ちも、精進落としの食事も席も用意しないことにしました 火葬場へは、自家用車2台で、私の家族と主人の兄の家族だけが行くことにして 葬儀が終わった後に、用意したお弁当を渡して、親戚とは そこでお別れにしました そう決めてしまって、決行したので、親戚の中には反感を持った人も…
次の日の通夜まで、時間的に追われる気は全くしませんでした 大変だったのは、遺影写真のにするための写真探し、これは女性より 写真を撮る機会の少ない男性が大変だと思います そして、今はスマホなどでデータで残すことがほとんどです うちも、一緒に食事をした時に孫と撮った写真があったので、葬儀屋さんにメールで送りました ピントが合っていないので、引き伸ばすとボケてしまう、と言われ他の物がないか探してみましたが、良い写真がなく ボケることを承知で最初に送ったデータで作ってもらいました 普段着のポロシャツ姿の写真で、そのままでもいいかな、、と思ったのですが、子供たちとも相談して着物姿に着せ替えをしてもらうこ…
2年前に義母が亡くなって一人暮らしになった義父は、とにかく家の中の不要な物を片付け始めました 物に執着がないタイプだったのでしょうね、家の中はどんどんと すっきり として、マメな人でしたので毎日の掃除も欠かすことなく、男の一人暮らしとは思えない程、家の中は綺麗でした なので、自宅葬の提案を受けたとき 「できるな」と思いました 検死が終わり、枕経も終わる時間を見計らって葬儀屋さんが家に来てくれました たった1人でやって来て、検死後で何も身につけていなかった義父に、とても手際よく白装束を着せてくださり、真っ白な布団に寝かせてくれました 枕元には焼香ができるように仏具を揃えて、、 彼女がテキパキと用…
お寺の行事は元旦と2日、なので3日の通夜ならなんとかできる とのお話でしたので なんだかお寺もバタバタしてそうだし、1日延びることにも少し抵抗がありながらも、それしかないかな、とその時は思いました さあ、葬儀屋はどうしよう、、、 前回は友人に頼んだし、どこの互助会にも入っていません でも、大手の葬儀屋にはお願いしたくないという気持ちはありました そこで思い切って、お寺の叔父に 「安くやってくれる葬儀屋さんをご存知ないですか?」と聞いてみました すると、大きな葬儀屋ではないが値打ちにやってくれるらしいよ、と お寺のあるK市の葬儀屋さんを教えてくれました お寺での葬儀の時に時々出入りする葬儀屋さん…
以前、義母のお葬儀のことを書きましたが、その2年後 義母の三回忌を目前に控えた時に義父が亡くなりました 一人暮らしをしておりましたので、そろそろ同居をしようと義父とも話を始めた矢先のことでした 高齢でしたし、癌など致命的なものではありませんでしたが色々な病気も抱えていましたから 義父の葬儀のことは、当然考えていました お義母さんと同じようにしよう 主人も私も、そう思っていましたし、当の義父もそう考えていたと思います ところが、そんなに簡単に進むものではありませんね 義父が亡くなったのは大晦日の夜でした 元旦の朝、一緒におせち料理を食べるために迎えにいった主人が発見しました 大晦日の夜は私は電話…
『家族葬』という言葉が、今や一般的になり お葬儀の規模も、どんどんコンパクトになっていっていますね かくいう我が家も、義父母とも『家族葬』で送りました お葬儀という、特別な空間 集まる人は亡くなった方への 気持ち をそれぞれ心に持ってやってきます 特別に関わりがあった方は もちろんですが 亡くなった人を直接知らない方も 亡くなった人の連れ合い、子供、孫、親戚、と関わりを持った方々ばかり 写真を見て 〇〇さんのお父さんは、こんな人だったのだなぁ などと、亡き人へと思いを馳せます 焼香をする時には、みなさん『合掌』されますよね 手のひらを合わせると、不思議と心が安らかになります 手のひらを合わせな…
今、都心部では『直送』と言われる葬送が増えてきているようです 『直送』とは 通夜式や葬儀を行わず、火葬だけを行う葬送のかたちです 文字から、遺体を直接、火葬場へ運ぶようにイメージしてしまいますが、そうではありません 前にも書きましたが、亡くなってから24時間は火葬はできないと法律で決められているので、病院から直接に火葬場となると、時間的に不可能なのです 『直送』とは言っても、一旦はどこかへ安置しなければいけません これまでは『直送』といえば 事件や事故など、何か〝いわくつき〟で、葬儀のできない事情があり 自宅、もしくは葬儀社の霊安室で火葬場に出発するまで待機するのが相場でした しかし最近では、…
通夜式、葬儀に参列してくださった方に、お礼の品に添えてお渡しするのが 礼状 です 参列へのお礼の言葉と共に 日付と喪主の名前が書き添えてあるハガキサイズのものを、きっとどなたも1度は見たことがありますよね 葬儀社が印刷してくれて、パック料金の中にある程度の枚数は含まれることが多いです 通夜と葬儀の礼状を作る 葬儀用のみ作成し、通夜は葬儀社の用意した簡単な礼状(喪主名や日付など入っていないもの)にする 作成しない の3パターンに別れるかと思います 親戚だけで、会社関係の人は来ないから いらないんじゃない と、思いがちですが この礼状が、役所の死亡届までは必要じゃないけど、葬儀をあげた証明書代わり…
通夜、葬儀を通して必要になる食事は 通夜食、出立ち、精進落としの3回です 通夜食は、通夜式が終わったあと、参列した親族で食べる食事です 地域によっては、親族に限らず参列していただいた方全員に軽食を振る舞うところもあります 忌中ですので、生物はNGと言われています なので、お寿司でも生物の入っていない助六寿司を用意することが多いです 席に座って召し上がっていただくのが1番良いのですが、自宅の場合などは場所に限りがありますよね その場合は持ち帰ってもらえるように、助六寿司を1人前ずつパックにしておくといいです 夕食の時間を割いて来て下さるわけですから、特に主婦の立場からすると持ち帰れれば、家でお腹…
主人の実家は新家です 菩提寺もありませんし、仏壇もお墓もありません これは、私の実家の話ですが 私の父は長男、おじいちゃんも長男でしたので、仏壇もお墓もありました 父も祖父も他界していますので、寺や墓に関することは現在は母がしています 父には既婚の弟が2人いるのですが、上の叔父さんには子供はなく、下の叔父さんには息子が2人 でも、下の叔父さんも寺や墓に関することにはノータッチです 私は姉と2人姉妹、私は嫁いでいて、姉は未婚、、、 母がいるうちは、このままなんとかなるでしょうが、その後は?? 同じような境遇のお宅はきっと少なくありませんよね 仏壇やお墓は大切だと思いますが、代々のものを守っていく…
義母の葬儀は、住所地ではない お寺であげました ここで、火葬場をどうするか考えなくてはなりませんでした 火葬料は、住所地の火葬場なら 5000円 お寺の近くの火葬場なら市外料金なので 50000円です お寺と火葬場は目と鼻の先 火葬場へのマイクロバスは頼むつもりはなかったので、マイクロバスをチャーターする料金 何台も自家用車を連ねて行くことの大変さを考えて お寺の近くの火葬場に決めました 2月の葬儀で、お葬式の日はまさかの大雪となりました 道は大渋滞してましたし 住所地なら都心の火葬場で利用者も多く、とても混雑していて落ち着かないことは、以前に経験していました この日の火葬は我が家だけ、、まだ…
主人は公務員で、現役でしたが 主人の職場でも、会葬をお断りするケースは増えておりましたので、お寺が実家とは別の市だったこともあり、職場関係の方には会葬をご遠慮いただくお願いをしました それでも、主人と特に親しい方たちは市外のお寺まで、わざわざ来てくださいました この時には、香典も固くご辞退、、としたのですが、後から考えるとあまり意味がないように感じました 亡くなった人が、葬儀のためのお金を充分に残してくれているとか、金銭的にとても余裕のあるお宅ならば、香典を辞退するのは分かりますが 実際に葬儀には現金が必要になります 我が家のように、そのための蓄えがないのであれば、香典は本音のところ大変助かり…
ぬ 我が家では、この3年のうちに 義母と義父の葬儀をいたしました 義母は寺院で、義父は義父の自宅から送りました 葬儀社に支払った費用は、どちらも30万円ほど 平均とされている費用から考えると、かなりお金をかけない葬儀をしたのだと思います けれど、どちらも 家族みんなで協力し、家族でできることは業者任せにせず頑張ったことで 『しっかりと送ってあげられた』と満足いくものになりました お金をかけて、立派で溢れるほどの花の飾られた祭壇の前での式 それもまた、素晴らしいと思いますので否定はしませんが 身分相応の心のこもった送り方もあるのではないでしょうか 義母は病院で亡くなりました 緊急手術から3日間で…
納骨はいつまでにしなければいけないのか、、 これも特にキマリはありません 良く、一周忌に とか 三回忌に と耳にしますが これは親族が集まったから、その時に、、と法要にあわせて納骨をする家が多いということです なので、遺骨をそばに置いておきたいのなら、自宅に置いておいても良いのです ただ、あまり長期間になると、骨が変質したりすることもあるようですので 気持ちの整理がついているのなら、納骨することをおすすめします 先祖のお墓があるのならば問題ありませんが お墓がない家も少なくないですよね とても高額な買い物になりますし、維持費もそれなりにかかります お守りをしていくのも大変です その場合、納骨堂…
ご家族が亡くなると、役所への届出が必要になります 病院で亡くなった場合は、医師より『死亡診断書』を受け取ります 自宅で亡くなった場合は、かかりつけの医者があれば連絡し『死亡診断書』を作ってもらいます かかりつけの医者がない場合は、警察に連絡し、検死をしてもらい『死亡検案書』を受け取ります これらの書類には費用がかかります 決められた金額がありませんので、医者や自治体によって、かなり格差があるようです 相場としては 『死亡診断書』2000円~30000円くらい 『死亡検案書』30000円~100000円くらいです 我が家は父の時には『死亡検案書』を作っていただきました 費用は30000円でしたが…
これは、代金には関係ないのですが 家族だけであろうと、大勢の参列者があろうと、私は必要のないものであると思っています 参列者全員が、お焼香をしてお参りできればいいと思うんです 仏式であれば、読経している寺院に失礼な気もしますしね 結婚式とは違い、急なことですので 参列者もコロコロと増減します その度に喪主は焼香順位帳に手を加えなければのないのです 口うるさい親戚や会社の偉い人が、順番がおかしい!とか、あれこれ意見してくることも少なくないのです 名前を呼ばれて喜ぶのは、政治家やプライドの高い人だけじゃないですか? 大切な家族の最期をゆっくりと過ごすべき喪主の大事な時間を、こんなことに割く必要はな…
祭壇の左右には 中央から 枕花・・・ 亡くなった方の枕元に1番にお供えする供花です なので、故人の近しい人が出すお花です 子供、孫、兄弟など 供花・・・ 枕花の外側、祭壇がいっぱいになると式場の壁に沿って、さらには式場の外のロビーや屋外にも飾られる お花です 名札には個人名や会社名、役職名、団体名などが入れられます 祭壇に近い内側から、近しい人・大切な人になりますので、供花が多い場合は順位決めが大変です 果物籠・・・ 親戚や会社などが出すことが多いです 中の果物は初7日が終わったあと、親族に分けてお土産にしたりします 樒(しきみ)・・・ 式場入口や祭壇の左右に置かれる、緑色の葉っぱ 仏式には必…
これは、とても個人的な意見なのですが 私たちがよく見る大きさの遺影写真って必要でしょうか 昔は、どの家庭にも仏間があって ご先祖の写真が鴨居のところに並べられていましたよね 今は住宅事情も変わり、和室のない家も珍しくありません あの大きな写真 家に持ち帰ったところで、一体どこに飾ればいいのでしょう 北欧風やカントリー風など インテリアにこだわっている人ほど、この感情がわかっていただけるかもしれませんね 今はサービスで、ハガキサイズの写真をくれることもあります このサイズのものだけ持ち帰れば充分ですよね 家に持ってきたら、処分するのも気が引けます 我が家も両親の大きな写真をどうすれば良いものか、…
2016年7月
「ブログリーダー」を活用して、りんこさんをフォローしませんか?