菅原道真の歌<東風吹かば匂ひ起こせよ梅の花主なしとて春な忘れそ>この和歌は文献により2通りの書き方があるそうです。第5句の<春な忘れそ>です。文献によってはこれが<春を忘るな>となっているようです。<春な忘れそ>は春を忘れないでおくれぐらいの言い方、<春を忘るな>は文字通り命令調の言い方ということになります。この後<東風吹かば・・・>の和歌が掲載された最初の歌集は拾遺和歌集のようですが、それには<春を忘るな>と書かれているようですから菅原道真のオリジナルは<春を忘るな>なのかもしれません。しかし私としては和歌の各句の流れ上また意味上から言っても<春な忘れそ>のほうが柔らかな雰囲気を醸して好きです。この和歌があまりにも有名なため、私はてっきり梅の咲くころには東風が付き物なのかなと思っていたのですが、そういうことで...「読売編集手帳0211」より<東風吹かば・・・・・>
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