大阪府の北部、箕面市にある真言宗の古刹勝尾寺を訪れた時、枝垂れ桜が真っ盛りでした。八世紀初めの創建で、その後盛衰を繰り返し、源頼朝や秀吉らの庇護もあり、今に至る大きなお寺です。枝垂れ桜がため息が出るほどの美しさでした。味のある木製の水路。勝ちだるまで有名で、たくさん奉納されています。あちこちに団体で置かれた小さいだるまさんがかわいい。シャクナゲやクリスンマス・ローズも美しく咲いていました。花の勝尾寺
つれづれなるままに日々のよしなしごとを綴ります。本、風景や花や料理、愛犬の写真などをご紹介。
紀伊山地、熊野古道には熊野三山t歩呼ばれる日本黎明期の三つのお社があります。そのうちの熊野本宮大社を訪れました。創設は第十代の崇神天皇時代という言い伝えですから、紀元前、神話の時代。御祭神は素戔嗚尊。ますます古事記の世界です。明治中期に大洪水で流され少し山側に移転しています。元の場所は今大斎原と呼ばれ、高さ34メートルの日本一大きい鳥居が立っていて、厳かな空気が流れています。移転した現在のお社も、厳かな雰囲気です。太陽の化身と言われ、神武天皇を大和の国に導いたとされる八咫烏が神の使いとして昔から信仰を集めてきました。三本の足は天、地、人を表すそうです。八咫烏はJFAのマークとして知られていますね。サッカー関係者も多く訪れるようです。サッカーを最初に日本に紹介したのが、熊野の方だったとのことです。熊野本宮
今年もクリスマスがやってきました。異教の祭りなのに、どうしてこんなに温かい気持ちになるのでしょうね。小さいゴールデン・クレストに鈴をつけてミニツリーにしました。アドベント・カレンダーをめくるのも、もうおしまい。なんだか寂しい。数年前に訪れた、ドイツ、シャフハウゼンの風景です。私のアクリル画。ロティさん、元気かな?今年はホワイト・クリスマスでしょうか。メリー・クリスマス
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大阪府の北部、箕面市にある真言宗の古刹勝尾寺を訪れた時、枝垂れ桜が真っ盛りでした。八世紀初めの創建で、その後盛衰を繰り返し、源頼朝や秀吉らの庇護もあり、今に至る大きなお寺です。枝垂れ桜がため息が出るほどの美しさでした。味のある木製の水路。勝ちだるまで有名で、たくさん奉納されています。あちこちに団体で置かれた小さいだるまさんがかわいい。シャクナゲやクリスンマス・ローズも美しく咲いていました。花の勝尾寺
大学に通っていたころ、近くに「能勢の妙見さん」というお寺がありました。妙見と言う名前に興味を惹かれ、行って見たいと思いつつ、そのままになり、先日同じ大学だった夫と四十数年ぶりに大学を訪れた後、行ってみました。妙見菩薩と言うのは北極星を神格化した仏様だそうです。道教や密教の要素もあり、神仏混交の聖地です。また、この地の能勢氏の菩提寺でもあり、その家紋が切竹矢筈十字で、キリスト教の十字架に似ているので、関係があるのかないのか。なかなか面白いお寺です。お天気が良ければもっと詳しく見て回ったのですが。ところがその日は、春の嵐。お寺に至る険しい山道は、まるで川のように水が流れ、遭難するかとおもったほどでした。傘もさせない大風。うっそうと茂る木々がごうごうと音を立て、迫力満点。境内には人っ子一人いませんでした。幻想的...能勢の妙見山で嵐に出会う
長い間お休みしている間に、世の中はもうすっかり春。コロナも収まりつつあります。ちょっと近所をお散歩しただけでも、たくさんの可愛い花々に出会えます。いい季節です。お花の写真を載せたくなりました。貧乏草なんて言われるハルジオンでさえ愛らしい。そういえば、今の朝ドラの主人公のモデル牧野富太郎博士は「雑草なんていう草はない」とおっしゃったそうですね。昭和天皇の言葉かと思っていたのですが。春
もう少し行けば日本海、舞鶴市という京都の北部の山間にある歴史風致地区です。敬愛していた絵画仲間のおじさまが最近亡くなられたのですが、かれがこの土地をこよなく愛しておられ、美しい絵に残して逝かれたので、一度訪れてみました。コスモスがきれいでした。鯖街道の道筋だそうで、マンホールにもサバの絵。美山かやぶきの里
馬見が丘公園では、ダりヤの他にコキアやコスモスも咲いていました。珍しいイヌサフランも。春には桜、秋は紅葉、落ち着いた雰囲気の公園です。馬見が丘公園2
奈良県の中部に広陵町という町があります。靴下産業の町です。そう言えば「靴下屋」と言う良く知られたブランドもここが発祥です。もう一つ知られているのは、竹取物語の舞台かもしれないと言うこと。奈良の古い土地柄で、その名も「広陵町」とくれば、古墳があるんじゃないかと思うでしょう。その通り。このダリヤの咲き誇る「馬見が丘公園」のある馬見丘陵には、250基にも及ぶ古墳があり、公園内にも4~5世紀の古墳が数基あります。とても広い公園で季節を問わず、色々な花が咲き乱れ、にぎわっています。難点は、犬が入れないこと。馬見が丘公園のダリヤ
長らく投稿をお休みしていました。その間にも、あちこちへ行って、たくさん写真を撮りました。これからどんどん載せましょう。まずは秋の可愛い花々。大きなカボチャや薄。これは京都の北部美山町のかやぶきの里の風景です。秋の花々
奈良県と三重県の境に御杖村と言う山深い村があります。天照大神を報じる場所を探す旅の途中、倭姫命が杖を残した場所と言うのが由来の、由緒正しい村です。山紫水明。清らかな静かな村です。その村に半夏生園がありました。地元の方が休耕田を利用して作られたとか。かなり広い年に群生していて、圧巻です。半夏生は夏至の十一日後、七十二候の一つ半夏生の頃に白い葉を着けるから、あるいは葉が半分白くなって、半分化粧をしているところから名が付いたといわれます。二、三本生えているのを見たことはありましたが。これだけたくさん群生しているのは、初めて見ました。一面緑と純白の野。半夏生
すっかりご無沙汰しているうちに、猛暑の季節になりました。紫陽花は負けじと咲いていますが。七変化とはよく言ったもの。色の移り変わりが楽しいですが、私はやはり青が好き。空梅雨紫陽花
大和高田の夫の実家は昔の百姓家で、庭がかなり広い。そこに植えたのか、勝手に生えたのか、色々な木が植わっています。春になると、今まで何の分からなかった木々に花が咲き、身元判明と言うわけです。この艶やかなピンクの花はタニウツギ(谷空木)。ウツギと言うから卯の花の仲間かと思ったら、スイカズラ科だそうです。とてもかわいい。地味な黄色い花をつけた大きな木があります。よく見ると、なかなかかわいい。調べてみると、ヒサカキと言う木のようです。榊より葉が小さいので姫榊、または似ているけれど榊ではないので非榊などと書かれます。葉っぱが艶やかで、榊の代わりにもなるようです。キッチンに飾ってみました。夏ミカンの花も咲いています。結構甘い実がなるんです。これは檸檬の花。かわいいですね。足元を見ると、名もない草の花もけなげに咲いています。五月の庭は花盛り
今年も鈴蘭の季節がやってきました。五月の花ですが、もう満開です。ベルの形の純白の小さな花がほんとにかわいい。近くの団地の庭にたくさん咲いています。鈴蘭の英名「谷間の百合」はバルザックの小説LeLysdanslavalleeを連想させます。若い男性に言い寄られるが、貞節を貫く貴婦人の話ですが、そこはバルザック、純愛物語では終わりません。貴婦人は死の間際に、欲望と嫉妬にさいなまれた生涯だったと告白します。人間だもの、ですよね。大好きな小説です。庭のジャスミンが良い香りです。この花もある小説を思い出させます。トレーシー・シュバリエの「天使が堕ちるとき」。ヒロインのキティーが亡くなる間際に言う一言。「いつも夏の夜のジャスミンの香りが好きだったわ」切ない場面です。花は物語に様々な趣を添えてくれます。「エミリーに薔薇を」な...LilyoftheValley
藤の花が満開です。別名紫草。「紫草のにほへる君をにくくあらば人妻ゆえに我恋ひめやも」という有名な大海人皇子の歌の紫草は、白い花を咲かせ、根から紫の染料を取る違う花だそうです。春たけなわ、色とりどりの花が咲いていますが、紫色の花も意外とたくさんあります。いたるところで、紫花菜が咲き乱れています。紫色の花
64カフェ+ラナイは、今や高層マンションが立ち並ぶ川崎武蔵小杉の一角に隠れて立つ民家カフェです。表から見るとなかなかにぼろい。中はゆったりいい感じです1964年に建ったのでこの名がついているようです。駅のすぐ近くですが、近くに二カ領用水が流れ、春には桜やその他とりどりの花に囲まれます。昨日訪れたら、細い入り口の通路沿いに、黄色い木香薔薇に交じって、真っ白なきれいな花が花盛りでした。調べてみたら、難波薔薇(ナニワイバラ)と言う薔薇。何故に難波?と思ったら、中国原産で江戸時代に難波商人によって日本にもたらされたからですって。英名はチェロキー・ローズ、漢名は金桜子。なかなか立派な名前ですね。カフェのお隣さんの玄関。人が住んでいるのかいないのか。いい感じの荒れ方ですが。64カフェの難波薔薇
桜が終わると町中花水木で溢れます。アメリカに桜を贈ったお返しにやってきた鼻だと言われていますね。英名はdogwoodなんていう無粋な名ですが、可憐です。八重桜も今満開です。これはハナズオウでしょうか姫リンゴの花です。白い花びらの縁がほんのりピンク色なのがかわいい。花みづき忘れたやうな空があり南部憲吉百花繚乱
木香薔薇があちこちで満開です。ぎっしりと咲き、見ごたえがあります。白い木香薔薇も清楚できれいです。薔薇だけど、棘がないのもいいですね。横には、同じくきれいな黄色の山吹も咲いています。万葉集にもすでに山吹は多数登場しているそうです。「七重八重花は咲けども山吹のみのひとつだになきぞ悲しき」の歌と蓑一つもないを引っかけた、太田道灌の逸話は有名です。日本人に古来から親しまれたゆかしい花です。花咲きて実はならねども長き日に思ほゆるかも山吹の花第十巻作者不明木香薔薇
道端に咲いているひょろひょろした野生のポピー。公園に植えられた色とりどりのジャーマン・ポピーの華やかさはないけれど、かれん。ナガミヒナゲシという外来種だそうです。繁殖力がやたら強い野生種らしい。ポピーという名は、麻薬の取れるケシからこんな小さなヒナゲシまで全部の総称ですから、雛罌粟(ヒナゲシ)という日本語で呼ぶのがいいですね。ポピー咲く帽子が好きで旅好きで岡本眸赤い花は他にもたくさん咲いています。ラナンキュラス、アネモネ、もうツツジも咲き始めました。ひなげし
暖かくなりました。近所のキャベツ畑がいつの間にかこんな風に。花海棠や満天星ツツジの可憐な小花も満開です。去年の秋に植えたチューリップもきれいな花を咲かせています。八重咲のチューリップはまるで薔薇のよう。きれいな濃いピンクです。所かまわず咲くタンポポもかわいい。春
武蔵小杉の二カ領用水沿いの桜です。川崎市の多摩区から幸区まで流れる人工用水です。稲毛領と川崎領をまたいで流れるので二カ領用水と呼ばれます。関ヶ原の戦いの前には工事が始まっていたというから、とても古い。今はもう用水としてはあまり機能していないようですが、素敵な散歩道です。武蔵小杉の高層マンションが見えます。四百年以上前の昔と今が同居しています。今年は染井吉野は、少し盛りを過ぎていたのですが、その代わり、少し色の濃い枝垂れ桜や黄色い山吹も一緒に楽しめました。東の桜
夫の実家のある奈良の大和高田市の隣は、靴下産業でも有名な広陵町です。今や全国展開の「靴下屋」の発祥地もここのようです。広陵町と言う名が示すように、ここは馬見古墳群と言う古墳がいっぱいある場所ですが、この馬見丘陵公園内にも、何と13基の古墳があります。古墳公園と言ってもいいですね。大部分は五世紀の小古墳ですが、四世紀のもあるようです。先日訪れた時、桜がと雪柳が満開でした。染井吉野の中に、ひときわ紅色の鮮やかな「陽光」と言う種類の桜があり、良いアクセントになっていました。桜以外にも、様々な春の花が満開でした。広々と、ゆったりした公園ですが、難点は犬が入れないいこと。犬がダメな人もいるからということらしいですが、それを言ったら、犬はどこにもお散歩できませんよね。西の桜
十数年前に、1メートルほどの河津桜の苗木を2本車に乗せて、川崎から夫の実家へ持って帰り、裏の庭に植えました。それがまあ、今や見事な大木になり、桃色のきれいな花をいっぱいにつけるようになりました。今年は、満開の時期に奈良にいなかったので、一番盛りの時を見逃しましたが、先日戻った時の、散りかけて、薄緑の葉が出始めた姿もまたあでやかでした。染井吉野より濃いピンクが鮮やかです。リビングに活けても、素敵ですが、花びらがどんどん散るのには閉口。満開は見逃したけれど
大阪府の北部、箕面市にある真言宗の古刹勝尾寺を訪れた時、枝垂れ桜が真っ盛りでした。八世紀初めの創建で、その後盛衰を繰り返し、源頼朝や秀吉らの庇護もあり、今に至る大きなお寺です。枝垂れ桜がため息が出るほどの美しさでした。味のある木製の水路。勝ちだるまで有名で、たくさん奉納されています。あちこちに団体で置かれた小さいだるまさんがかわいい。シャクナゲやクリスンマス・ローズも美しく咲いていました。花の勝尾寺
大学に通っていたころ、近くに「能勢の妙見さん」というお寺がありました。妙見と言う名前に興味を惹かれ、行って見たいと思いつつ、そのままになり、先日同じ大学だった夫と四十数年ぶりに大学を訪れた後、行ってみました。妙見菩薩と言うのは北極星を神格化した仏様だそうです。道教や密教の要素もあり、神仏混交の聖地です。また、この地の能勢氏の菩提寺でもあり、その家紋が切竹矢筈十字で、キリスト教の十字架に似ているので、関係があるのかないのか。なかなか面白いお寺です。お天気が良ければもっと詳しく見て回ったのですが。ところがその日は、春の嵐。お寺に至る険しい山道は、まるで川のように水が流れ、遭難するかとおもったほどでした。傘もさせない大風。うっそうと茂る木々がごうごうと音を立て、迫力満点。境内には人っ子一人いませんでした。幻想的...能勢の妙見山で嵐に出会う
長い間お休みしている間に、世の中はもうすっかり春。コロナも収まりつつあります。ちょっと近所をお散歩しただけでも、たくさんの可愛い花々に出会えます。いい季節です。お花の写真を載せたくなりました。貧乏草なんて言われるハルジオンでさえ愛らしい。そういえば、今の朝ドラの主人公のモデル牧野富太郎博士は「雑草なんていう草はない」とおっしゃったそうですね。昭和天皇の言葉かと思っていたのですが。春