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  • 黒塚古墳

    天理市柳本町、山の辺の道近くに黒塚古墳はあります。全長130メートルほどの前方後円墳です。古墳時代前期3世紀ごろの古墳ですから、ちょうど卑弥呼の時代。1998年、そこから中国から贈られたと思われる三角縁神獣鏡が30個以上も出てきたため、すわ、卑弥呼の墓ではないかと大騒ぎになり、邪馬台国畿内説がますます有力になったのだそうです。近くにこれも卑弥呼の墓ではないかと言われる、黒塚古墳の2倍の大きさの箸墓がありますが、これは宮内庁管轄の陵墓で発掘できないとのこと。古代ロマンが広がります。しかし、今から1800年ほど前のお墓ですから、幾多の変遷を経てきました。中世には地震に会い、戦国、江戸時代には、城郭の一部とされ、周りの堀を利用して石垣まで作られていたそうです。だから幸いにも盗掘が防がれたのだそうですが。今はきれいに整...黒塚古墳

  • 依水園

    依水園はぜいたくにも東大寺南大門と若草山をh借景にした美しい庭園です。江戸時代初期作庭の前園と、明治期の後園からなっています。東大寺近くの閑静な、いかにも奈良らしい落ち着いた区域にあり、コロナ禍前は外国人で大賑わいでしたが、今は静か。程よく色づき始めた木々が美しい。隣接する寧楽美術館。大和屋根と呼ばれる少し湾曲した屋根が特長的です。田能村竹田の絵や、数多くの篆刻作品が、面白い美術館です。依水園

  • 室生寺

    11月4日、まだ紅葉には少し早いかなと言いつつ、友人と夫と女人高野室生寺を訪れました。でももう銀杏が黄金色に色づき、朱色の門に映えてきれいでした。国宝の金堂。弥勒堂。金堂へ登る石段。優美この上ない五重塔。でも、この五重塔、平成十年の大台風で、倒れた巨大杉に直撃されて、見るも無残な姿になってしまったのを、二年余りかけて修復しました。その時の調査で、怪我の功名と言うか建立年が800年だと言うことが分かったのだそうです。フェノロサは薬師寺の東塔を「凍れる音楽」と評したそうですが、この塔も形は小ぶりですが、時を忘れて眺め、愛でていたいような、宝石のような美しさです。室生寺

  • 二上山

    うつそみの人にあるわれや明日よりは二上山(ふたかみやま)を弟(いろせ)とわがみむ(この世の人である私は明日から二上山を弟として眺めしょう)天武天皇の第三皇子である悲劇の皇子、大津皇子が二上山の雄嶽頂上に葬られるとき、姉の大伯皇女が詠んだ歌です。奈良と大阪の境にそびえるこの双耳峰を彼女は毎日悲しく眺めたのでしょうね。その山を1500年も後の今、大和高田の夫の実家に帰ると、わたしも朝に夕に眺め、切ない思いに駆られます。山の辺の道にある古い古い桧原神社から、遥かに望む二上山も神々しくもあり、もの悲しくもあります。二上山

  • 龍王が淵

    室生寺に近い山間に、その池はありました。龍王が淵と言う名前そのままに神秘的な池です。曇りのない鏡のような水面に衝撃的な鮮明さで木々が映っています。吸い込まれそう。龍王が潜んでいるような雰囲気にゾクゾクします。死ぬまでに一度は見たい絶景に選ばれたこともあるとか。池のほとりに堀越神社という小さな神社があります。龍王が淵

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