野山の花を掲載してきたブログじゃが、花爺の動きが変わりないため掲載の花も繰り返しじゃ。 流石に掲載の意味も薄れてきたように思ったんじゃよ。 多くの皆さんに訪問いただいたのじゃが、そろそろこのブログも閉じようと決めたんじゃ。 本家のブログはもちろん継続するが、花たちの詳細説明は減るじゃろう。 まぁ花図鑑じゃないんで特に大きな変化も無いと思っておる。 さすがに高齢化してきたので、山歩きもいつまで継...
山歩き・ウォーキングで見た、野の花・山の花を紹介していきます。
北海道オホーツク圏で、週に1-2回の近郊山歩きとウォーキングで毎日7-8km歩きながら、季節の花々を切り撮って紹介するブログです。
今回は「サラシナショウマ」&「ホソバウンラン」についてじゃ。 「サラシナショウマ」(晒菜升麻)は北海道~九州の山地などで見られる多年草の植物。 山菜で利用され、さらに漢方薬でもあります。「ヤマショウマ、ヤサイショウマ」等とも呼ばれる。 「ホソバウンラン」(細葉海蘭)はヨーロッパからシベリア・中国の原産の植物じゃ。 大正時代に薬用や観賞用に導入されたものが、逸出して野生化しておる。 先ずは「サラシナシ...
今日は晩夏に多く見られる「ミゾソバ」&「ヤブマメ」の記事じゃ。 「ミゾソバ」(溝蕎麦)は北海道~九州の山地の小川沿いや沼沢地、湿地、水田、湖岸などに自生する。 その見た目が蕎麦に似ていることが和名の由来になっている。 「ヤブマメ」(藪豆)はほぼ全国で見られるツル性の一年生草本。林縁や草原などに生育する。 地上花に加え、地下にも閉鎖花をつけて結実する。 先ずは「ミゾソバ」(タデ科)についてじゃ。 花が...
今回は「ツリフネソウ」とその仲間の記事じゃ。 「ツリフネソウ」(釣船草)は北海道~九州の低山から山地のやや湿った薄暗い場所に自生する。 ツリフネソウは変化も多いようで、地域による種類もあるようじゃな。 基本は紅紫色の花の「ツリフネソウ」じゃが、色などで名前も変わるんじゃ。 ツリフネソウ科ツリフネソウ属に分類される一年草。 紅紫の花は「ムラサキツリフネ」との別名もある。 草丈は40-80 cmほどで、茎は...
今回は怖い「エゾトリカブト」&邪魔な「ミヤマニガウリ」の話じゃ。 「エゾトリカブト」(蝦夷鳥兜)は猛毒の植物で知られるのぅ。 トリカブトの中でも世界最強の毒を持つ種類で、北海道内に自生しておる。 「ミヤマニガウリ」(深山苦瓜)は北海道~九州で見られるつる性の1年草じゃ。 ツル性で他の植物に絡み延びるが、周辺の植物を覆い尽くすほど広がったりする。 先ずは「エゾトリカブト」(キンポウゲ科)についてじゃ。 ...
今回は「ノブキ」と「オオアワダチソウ」の話じゃ。 「ノブキ」(野蕗)は北海道から九州までに分布し、山地の木陰や谷間などに生える。 ノブキ属は世界に4種があるが、日本に産するのは本種のみと言われる。 「オオアワダチソウ」(大泡立草)は北アメリカ原産で、日本では帰化植物として全国に定着している。 要注意外来生物に指定され、日本の『侵略的外来種ワースト100』にも選定されている植物じゃ。 先ずは「ノブキ」(キ...
今日は「ヤブカンゾウ」と「トゲチシャ」の掲載じゃ。 「ヤブカンゾウ」(藪萱草)は「ワスレグサ」とも呼ばれ、どちらが正式名称か不明じゃな。 ワスレグサ属の多年草の一種で北海道~九州に自生する植物じゃ。 「トゲチシャ」(刺萵苣)はヨーロッパ産の植物で「トゲヂシャ」とも呼ばれる。 葉裏の中央脈に1列に刺が並ぶのが特徴で、葉の形も変化が多いようじゃな。 先ずは「ヤブカンゾウ」(ツルボラン科)についてじゃ。 ...
今日は「ウシタキソウ」と「ミミコウモリ」についてじゃ。 「ウシタキソウ」(牛滝草)は北海道~九州に分布し、山地の湿り気のある林内に生育しておる。 発見された山の名の「牛滝山」に由来するが、大阪府と富山県に同名の山があり、どちらの山かは不明じゃ。 「ミミコウモリ」(耳蝙蝠)は低地から山地の林縁や渓流沿いに生育する多年草で、 北海道と東北に見られ、葉の基部が耳状で、葉の形が蝙蝠に似るところから名づいたよう...
今日は「エゾノキツネアザミ」と「アメリカ(セイヨウ)オニアザミ」についてじゃ。 「エゾノキツネアザミ」(蝦夷狐薊)はエゾと名づいておるが、本州北部でもみられる。 平地の河川敷や海岸の草地、林縁、畑の縁などに生えておる。 「アメリカオニアザミ」はヨーロッパ原産のアザミであり「セイヨウオニアザミ」とも呼ばれる。 日本には、北海道、本州、四国に移入分布しておる。北海道ではブルーリストにも指定されておるのぅ...
今日は「ホザキナナカマド」と「(エゾ)ゴマナ」の花についてじゃ。 「ホザキナナカマド」(穂咲七竈)は北海道、下北半島及び本州中北部の山地に分布しておる。 低地~山地の林縁などに生え、幹の高さが2~3メートルになる落葉低木じゃな。 「エゾゴマナ」(蝦夷胡麻菜)は北海道、本州(東北地方北部)に分布と言われるが、 本州の「ゴマナ」との差はほぼ無く、近年は同一植物と判断されて「エゾ」が付かないようじゃな。 先...
郊外の野原や低山で見かける「ヨブスマソウ」と「ヤブジラミ」についてじゃ。 「ヨブスマソウ」(夜衾草)は北関東以北~北海道に自生し、背丈は3mにも達する大きな植物じゃ。 春の若いときには食用にもなり、花爺は天ぷらで食べるのが大好きなんじゃよ。 「ヤブジラミ」(藪虱)は日本全土の野原や道ばたにふつうに生える植物じゃ。 果実の形がシラミに似ること、果実がシラミのように人に付着して離れなくなることで名づいたも...
今回は名前が親戚みたいな植物「ミズヒキ」&「キンミズヒキ」じゃ。 「ミズヒキ」(水引)は日本全国で見られる可愛らしい花じゃが、種は「引っ付き虫」。 種も多いので放置すると一気に群生となり広がってしまう花じゃ。 「キンミズヒキ」(金水引)はミズヒキと分類も見た目も異なっておるのぅ。 分布は北海道~九州に分布し、花後の種はミズヒキより「引っ付き虫」感が強いんじゃ。 先ずは「ミズヒキ」(タデ科)についてじ...
今日は花爺が普段通う山で見る「チシマオドリコソウ」と「ヤマハハコ」の記事じゃ。 「チシマオドリコソウ」(千島踊子草)は北海道、本州(中部以北)に自生する帰化植物じゃが・・・ 一部の節では北海道、本州(中部以北)のものは在来種ともいわれておる。 「ヤマハハコ」(山母子)は本州北部~北海道で見られる多年草じゃ。 山地に生え「ハハコグサ」に似ることでヤマハハコと名づいたようじゃな。 先ずは「チシマオドリコソウ...
今日は「オオウバユリ」と「ハエドクソウ」についてじゃ。 「オオウバユリ」(大姥百合)は本州の中部以北、北海道に分布しておる。 「ウバユリ」の変種とも言われるが、北海道ではアイヌの食料でもあった。 「ハエドクソウ」(蠅毒草)は植物全体に有毒成分があり、根を煮詰めハエ取り紙に使われていた。 北海道から九州に分布し、別名はハエトリソウ、ハエノドク、ハイドクソウなど。 先ずは「オオウバユリ」(ユリ科)について...
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野山の花を掲載してきたブログじゃが、花爺の動きが変わりないため掲載の花も繰り返しじゃ。 流石に掲載の意味も薄れてきたように思ったんじゃよ。 多くの皆さんに訪問いただいたのじゃが、そろそろこのブログも閉じようと決めたんじゃ。 本家のブログはもちろん継続するが、花たちの詳細説明は減るじゃろう。 まぁ花図鑑じゃないんで特に大きな変化も無いと思っておる。 さすがに高齢化してきたので、山歩きもいつまで継...
今日の高山植物は日本全土で見られる「シロバナニガナ」(キク科)じゃ。 山地や亜高山の日照の良い林縁や草原に生育する多年草。 「ニガナ」より大きく、上部で分枝して高さ40-70cmになる多年草。 茎や葉を切ると苦みのある汁が出る。 茎は細く直立しよく分枝する。 葉は長さ3~10㎝、幅1~3㎝。茎葉の基部は毛状の鋸歯があり、茎を抱く。 花は直径1.5-2cmで舌状花は白色。ニガナの5個に比べ8-11個と数が多い。 舌状...
今日の高山植物は...ラン科の「ホソバノキソチドリ」じゃ。 本州の中部地方以北~北海道の亜高山の日当たりのよい草地、林内などに生えておる。 似た花が多い緑色のラン科でとっさの判断が難しいと思うが・・・ 亜高山帯の日当たりの良い草地に生える、高さ20〜40cmの多年草。 花色は黄緑色で、あまり目立つ方ではないじゃろう。 草地での緑色の花が見逃しやすいとも言えるじゃろう。 ラン科の中には同様の色や形に似...
今日の高山植物は、クモマリンドウとも呼ばれる「リシリリンドウ」じゃ。 北海道の利尻山、大雪山、夕張山系の高山の湿った草地や砂礫地に生える多年草。 大雪山の一部では「ミヤマリンドウ」と同じ場所で見られることもあるんじゃ。 高山の斜面、道端、石の多い場所に生え、高さ10~20㎝、匍匐枝は短い。 茎は上部で枝分かれをし、下部で地面を這うように横に広がる。 葉は多肉質で長さ7~15㎜の広披針形~長楕円形で...
今日の高山植物はキキョウ科の「チシマギキョウ」じゃ。 名前の元になった千島列島やカムチャッカ半島、アジア北東部及び北アメリカでも見られる。 そして国内では北海道、本州中部地方以北の高山帯の岩場や砂礫地に分布しておる。 高山帯の岩礫地や岩場の割れなどに咲く高さ5-15cmの多年草で、根茎は横にはい、よく分枝して株をつくる。 葉は互生、根生葉は束生し、濃緑色で光沢があり、長さ2-8cm、幅0.5-1.5cmの倒披針形...
今日の高山植物は「ミヤマアズマギク」(キク科)についてじゃ。 北海道・本州(中部以北)の亜高山から高山帯の岩礫地などに生育する多年草じゃ。 キク科ムカシヨモギ属の多年草で「アズマギク」の高山型の亜種でもある。 高さ15~35cmになる多年草。 根茎は短く、やや株状となり数本の長軟毛を持つ茎を叢生する。 根出葉はへら形で、全縁またはまばらに鋸歯があり、まばらに長軟毛がある。 7-8月に茎の先端に径3-4....
今日の高山植物はハマウツボ科の「ヨツバシオガマ」じゃ。 (別名:キタヨツバシオガマとも呼ばれる) ヨツバシオガマ(四葉塩釜)は日本固有であり、シオガマギク属の中で最もよく見かける花じゃな。 北海道から本州の中部地方以北の高山帯に分布すると言われる。 和名はシオガマの仲間で葉がおおむね4個輪生することからついたもの。 北海道から中部地方以北の高山帯に生育し、シオガマギクの仲間では最もよく見られる...
今日の高山植物はサクラソウ科の「エゾコザクラ」じゃ。 北海道特産の小型のサクラソウ。 高山帯の雪田などの湿り気のある場所に生える多年草じゃな。 高さ2~15センチ多年草。葉は厚みがあり鋸歯は3~13個。 小型で葉も小さく、葉の上部に4~6個の3角形に歯牙がある。 特に大雪山では広大な群生も数か所で見られる。 花期は7~8月。茎頂に鮮やかなピンク色(紅紫色と表記する資料もあり)の花を1~10個ほど...
今日は高山植物とも言えるが樹木の花「オガラバナ」じゃ。(別名、ホザキカエデ) カエデ科の分類じゃったが、今はムクロジ科カエデ属の落葉小高木。 高山に見られるカエデの一種で、同じ株に両性花と雄花が出る雄性同株。 北海道、本州(中部地方以北、三重県、奈良県)などで見られる小高木。 樹高は3m~10mに達する。 冬芽の鱗片は2-3対ある。今年枝には黄褐色の短毛が密生する。 葉は対生でほぼ円形に近く、掌状に5...
今日の高山植物はラン科の「ガッサンチドリ」じゃ。 日本固有種で「ミヤマチドリ」を基本種とする変種と言われる。 北海道、本州の中部地方以北に分布し、日本海側の高山の林縁や草原に生育する。 ラン科の◯◯チドリと呼ばれる花は種類が多いが、緑色系なため目立たず見逃しが多い。 花爺もこれが初の掲載となったが、同じ記事に何度か登っている山で見た花じゃ。 つまり、一昨年までは見逃し続けていたわけじゃな。 本...
今日の高山植物は...「フキユキノシタ」(ユキノシタ科)じゃ。 日本の固有種の一つで北海道、本州福井県以東、四国に分布する植物じゃ。 低山帯から亜高山帯の渓流沿いの岩上や砂礫地に生育しておる。 径 1 cm 内外の地下茎が短く這い根出葉には長い柄がある。 葉身は卵形から卵円形で,径3-15cm,やや不ぞろいの3角状広卵形で鋭尖頭の鋸歯がある。 基部は心形,ほぼ無毛。花茎は高さ 20-80cm,軟毛がまばらに生える。 ...
今日の高山植物はスミレ科の「キバナノコマノツメ」じゃ。 和名で「◯◯スミレ」とスミレがつかないのは稀で、コマノツメの仲間くらいかのぅ。 北海道・本州(東北,関東,中部,近畿)・四国・九州とほぼ全国の高山で見られる。 黄色の花で葉の形状が馬の蹄(駒の爪)に似ていることから名付いたようじゃ。 茎は細く、高さ5-15cmになる地上茎をもつスミレ。 長い柄のある根生葉を1-2個出し、腎形~円形の茎葉を2-4個つける...
今日の高山植物は「エゾツツジ」(ツツジ科)についてじゃ。 本州北部と北海道に見られるツツジの仲間じゃが、北海道で最初に採集されたことから名付いた。 まれに白花品があり、シロバナエゾツツジと言われる...花爺は見たことがない。 高山帯の風当たりの強い岩礫地や草地に生える高さ5-30cmの落葉小低木。 枝は開出毛が生え分枝して岩上を這い、地についたところから根を出し、上部は斜上して細い枝を出す。 葉は互生し...
今日の高山植物は「タカネシオガマ」(ハマウツボ科)じゃ。 別名で「ユキワリシオガマ」とも呼ばれ、本州の中部地方から北海道の高山帯に分布する。 高山植物では珍しい一年草で、カヤツリグサの仲間の根から栄養をもらう半寄生植物なんじゃよ。 砂礫地や草地に生え、高さは5-20cmほどの半寄生の1年草。 茎は叢生し4稜があり、白い長軟毛が密生する。 茎葉はごく短い柄があり、ふつう4個が数段輪生するが、3-6個のこともあ...
今日の高山植物は「チシマノキンバイソウ」(キンポウゲ科)じゃ。 北海道の大雪山系・知床山系でなどで見られるが、意外と狭い範囲の分布じゃな。 チシマキンバイソウ、チシマキンバイなどとも呼ばれるが、似た花も多い。 高山帯の湿った草地などに生え、茎の高さは20~80センチで群生も多い。 長い柄のある数枚の根生葉は,3全裂で掌状に裂けており左右の小葉は2裂する。 茎頂、葉腋から花柄を伸ばし、直径3~5cm...
今日の高山植物は...「ハクセンナズナ」(白鮮薺)じゃ。 ブラシのように見える姿からは、アブラナ科の花とは思えないのぅ。 北海道~本州の中部以北の高山帯の湿った草地や砂礫地に映える植物じゃ。 茎は分枝しないで直立し、高さは30cm~100cmになる。 茎につく葉は、下部のものには葉柄があるが、上部のものにはほとんどない。 茎葉は長さ5-12cm、幅1-5cmの長卵形から広披針形で、先端は鋭尖形、基部は心形からくさび形...
今日の高山植物は「ミヤマリンドウ」(深山竜胆)じゃ。 リンドウ科リンドウ属の多年草の高山植物で、北海道&本州の中部以北に分布しておる。 リンドウ属の花はみんな綺麗な色合いと形をしており、多くの山で見られる。 やや赤紫色を帯びた茎は、基部が長く這い茎先が立ち上がり、数本まとまって株をつくる。 高さは5-10cmになる。 葉は茎に対生し葉の形は小型の卵状長楕円形で、長さは5-10mmでやや厚め。 7-9月頃に茎...
今日の高山植物は「エゾオヤマノエンドウ」(蝦夷御山豌豆)じゃ。 見た目も「マメ科」そのものじゃな。 「オヤマノエンドウ」の北海道版とも言え、表大雪と北大雪の礫地に生える矮小低木じゃ。 表大雪や北大雪の岩場や礫まじりの草地に生える高さ約10センチの小低木。 茎は地を這って伸び長さ5~10cmで、茎や葉、花序には白い軟毛が多く全体に白っぽく見える。 葉は奇数羽状複葉で、小葉は狭卵形で表面には軟毛が散生...
今回の高山植物は「ホソバウルップソウ」(細葉得撫草)じゃ。 オオバコ科の植物で、大雪山のみで見られる種類じゃ。 (ウルップソウは北海道の一部と本州の白馬岳と雪倉岳、八ヶ岳の硫黄岳、横岳に隔離分布) 国内では大雪山のみで見られる絶滅危惧種の花じゃな。 大雪山の砂礫地や草原に生える多年草で、全体に無毛で滑らか。 葉は肉質で光沢があり、根出葉は長楕円形で大きく先は尖り、縁には波状の鋸歯がある。 高さは...
今日の高山植物はスミレ科の「エゾタカネスミレ」じゃ。 タカネスミレの仲間で北海道の大雪山、夕張山地、日高山脈、羊蹄山などの高山の礫地に生育する。 他にクモマスミレやヤツガタケキスミレなども仲間じゃな。 葉は腎形で厚く毛がなく光沢もない。葉は表側に巻き込む。 托葉は全縁か浅い鋸歯がある。 花期は6月下旬-7月。基本亜種にある花柱の毛がない。 スミレは地上の茎が無い無茎種と、ある有茎種の2種類に分けら...
前回告知したように、2024年春の花から少し内容を変えるつもりじゃ。 その前に5月第3週は旅行で不在になるでのぅ、20日頃からスタートの見込みじゃ。 詳細はまだ決まっておらんが、今年も花爺なりに更新を続ける。 休みの間の画像を掲載しておくでのぅ、第4週以降よろしくたのみますぞ。 今日も来てもらってありがたいことじゃ。 ランキングに参加しておるでのぉ、一押し! にほんブログ村...
途中の繋を休めた人は10連休だったのじゃろうな。 楽しめたのなら良かったのぅ。 さて、このブログじゃが、半年の花の無い時期もあってやり方を考えておったが、 とりあえず今年も続けるとして...花の咲く時期からあまりズレないよう掲載することにした。 来週いっぱい不在となるんで、5月第四週から2024年版スタートじゃ。 スタートが少し遅れるが、夏・秋へと花の撮影からあまり日にちの遅れが無いようにしたいんじゃよ。...
セリ科の大型植物の中でも軍を抜いて目を引く花の姿じゃな。 茎も葉も花も大きく、背丈は3メートルに達するものもある。 海岸~山地の草地や道端などに生える多年草で、北海道~本州中部地方以北に分布する。 太い赤みを帯びた茎が直立するが、太い茎は中空で直径10㎝にも及ぶものもある。 葉は大型の2~3回3出羽状複葉で、小葉はさらに羽状に裂ける。 葉柄の基部は大きくふくらんで袋状になるのも特徴じゃな。 7-8...
いよいよ5月になり、2024年の花も咲き始めているのぅ。 今年のブログをどうするか、アレコレ考えておる状況なんじゃ。 とりあえず今年も続けてみようとは思っておるが、そのやり方をどうしようかのぅ・・・ 毎年同じ植物を中途半端に掲載しておるでなぁ、そろそろ先も見ないと。 アレコレ予定も入っておるため、5月後半頃から動き出すつもりじゃ。 それまでは不定期に今までの続きを掲載していくので、よろしくたのみますぞ...
日本を含む東アジア原産で、畑の隅や道端で見かけることの多い雑草のひとつ。 古くから知られ、万葉集にも登場する。 早朝に咲き始め、強い日光に当たるとしおれてしまう短命な一日花。 ただ、つぼみが苞葉に2~3個包まれて次々に咲くため、2~3日咲いているように見える。 市街地の空き地や郊外の農耕地、道端、草地、土手で群生して姿がよく見られる。 よく分枝して、高さは50cm 前後になり、茎は地面を這うが、直立す...
近年は「セイヨウオニアザミ」と呼ぶことも多くなっている。 実際はヨーロッパ原産なので、勘違いを防ぐためと言われるが・・・ キク科アザミ属の多年草で、北海道、本州、四国に移入分布する。(外来種) 茎の高さは0.5-1.5m程で大きいものは2mにもなる。 根生葉は羽状に深裂しロゼット状になる。 葉や茎、総苞片には鋭い棘があり、手袋をしていても貫通するため注意を要する。 茎頂や葉腋から花茎を伸ばし、直径3~...
ユリ科からワスレグサ科、ススキノ科、そしてツルボラン科と変化が激しい植物。 科学的分類により変化が大きいが、ユリ科が特に多いようだ。 北海道から九州まで分布しており、野原や山麓、薮などやや湿った場所に群生する。 どこでも見られそうで国産と間違われるが、原産国は中国。 葉は先がとがった細長い形で、その長さは50cmにもなる。 冬になるといったん葉は枯れるが、春になると再び芽吹いて成長する。 花は直...
長野県&石川県以北~北海道の日当たりのよい草原、道路法面などに群生する。 基本的には雌雄異株だが、ときに両性の株もある。 茎の高さは30から70cmほどになり、茎には灰白色の綿毛が密生する。 葉は無柄で茎に互生し、形は線状披針形。 葉の表面はつやのある緑色だが、裏面は茎と同じ灰白色の綿毛が密生する。 葉脈は3本あり、縁は全縁でやや裏面に巻き込む。 花期は8月から9月で、頭花は茎頂に散房状につく。頭...
和名は海岸に生え、葉がベンケイソウに似ていることからついたもの。 北海道、本州(日本海側は隠岐の島以東、太平洋側は東北地方以北)に分布し、海岸の砂地や礫地に生育する。 茎はよく分枝し横に這って広がり、長いものでは1mほどに延び大きな株をつくる。 本体は無毛で青白色をおび、多肉質。 葉は互生し長楕円形から広卵形で、先端は円頭で縁は全縁になる。 根出葉や下部の葉には長さ9cmに達する長い葉柄がある。 ...
キク科コウゾリナ属の越年草(二年草)または多年草。 日本全国の野原や道端でふつうに見みられる野草で別名、カオソリナ、タンポポナ。 茎は直立し根は紡錘状、伸びると高さ40~100cmになる。 全体に褐色の毛がびっしり生えているのが特徴で、若い時期は柔らかく生長した茎葉では毛が硬くなる。 多くは葉の中心軸が赤褐色を帯びていて、触るとざらざらした感触がある。 茎につく葉は互生する単葉で茎を抱き、葉身は長...
セリ科ミシマサイコ属、またはホタルサイコ属の多年草。 北海道~九州に自生するが、図鑑によっては本州以南となっている。。。 山野の日当たりのいい草地や海岸などに分布する。 茎は株状になり、上部は分枝し、高さは50-150cmになる。 根出葉は長い葉柄があり、葉身は卵形から長楕円形になり、縁は全縁になる。 茎につく葉は互生し、無柄で基部が広がり茎を抱く。 葉の表面は緑色で、裏面はやや白色を帯び、葉脈は平行...
キク科ノコギリソウ属の多年草で、北海道から本州の中部地方の原野や海岸の草地に生える。 ただし、大半は北海道と青森県に咲くようだ。 別名「ホロマンノコギリソウ」と言われ、環境省レッドリストでは絶滅危惧Ⅱ類(VU)。 青森県では個体数は多く「エゾノコギリソウ」とともに海岸部ではよく目につく。 しばしば分枝し、高さは30-70cmになる。 全体に白毛が多く特に花序に多い。 茎先に散房状の花序を出し、花径12~...
ナデシコ科ナデシコ属の1種で、本州中部以北~北海道で見られる。 カワラナデシコより花がやや大きく、色が鮮やかな傾向がある。 海岸から山地の草原や岩場に生え、丈は30-50cmで、茎は叢生して直立し、上部で分枝する。 茎や葉は緑色~わずかに白粉を帯びる。 葉は長さ3~7㎝、幅2~5㎜の線状披針形、中脈は明瞭、基部は茎を抱き、先は尖る。 花期は6-8月頃で、花は茎頂に疎らに数個付き、上向きに咲く。 花は淡紅色...
大雪山の固有種で、高山帯の湿った礫地や草地に生える多年草。 和名は千島列島のウルップ島で最初に採集されたことから名づいた。 高さは50センチほどになる。葉は長楕円状披針形で、多肉質で光沢がある。 全体に無毛で根出葉は長楕円形で大きく、先は尖り縁には波状の鋸歯がある。 茎につく葉は卵形で小さい。 花期は7~8月で花は穂状に密につく。 花冠は筒状で、上下唇状に裂け、下唇は2裂する。雄しべは2個。...
北海道の大雪山系のみに分布する北海道固有種。 オオイワツメクサに似るが、全体にやや小さく葉の縁全体に細かい毛がある点で異なる。 赤岳および周辺の山で夏場に出会う、清楚な涼しげな花である。 大きいタイプで「オオイワツメクサ」もあるが、そちらは日高山脈、夕張山地の固有種。 高さは5~10cmで、ナデシコ科などというよりもハコベの仲間に見えそうじゃな。 葉は細い線形、縁全体に細かい毛がみられる。 ...
タデ科オンタデ属の多年草で北海道に分布し、高山の岩場や砂礫地に生える。 「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。 草丈5~30cm程の多年草。 茎は細く、よく分枝して下部は這うように広がり、毛がないか伏毛がある。 葉は卵状披針形~披針形、長さ3~7cm。 先は鋭形~鈍形、基部は細まってくさび形で柄はなく全縁。 質は厚く表面はへこみ、しわのように見え両面に短毛があるか、...
キキョウ科ホタルブクロ属に属す多年草。 本州中部地方~北海道の高山帯の岩場や砂礫地に自生しておる。 高さは4-15cm。 根生葉は多数集まって付き、倒卵状披針形でやや厚く光沢があり、縁には細かい鋸歯がある。 葉には殆ど毛はないが、稀に葉裏の中脈上や葉の縁に長い毛を持つものもある。 茎の下部には根生葉と同形の葉を付けるが、上部にはごく小さく、先端が鋭く尖った葉を2-4枚付ける。 7-8月に茎の先に濃青紫色...
北海道から東北地方の高山帯の礫地に分布する高山植物。 ベンケイソウ科イワベンケイ属の多年草。 雌雄異株で日本固有種。 高さは10-25cmで、近縁種のイワベンケイよりも葉が細長く縁がギザギザしている。 全体に肉厚の円柱形で、たくさんの茎が出て株立ち状となる。 密に生える葉は倒披針形で細長く、互い違いに生える(互生)。 葉には艶があって、明るい緑色をしている。 茎頂の集散状花序に、黄緑色の花を多数つ...
前回は「キバナシオガマ」を掲載したが、今回は「ヨツバシオガマ」じゃ。 分布が少し広く、地域での名前の違いなどもある同じハマウツボ科の花じゃな。 北海道、本州(中部地方以北)の高山帯に生育している。 シオガマギクの仲間では最もよく見られる種であるが、複数の仲間もあり見分けは難しい。 北海道のものは「キタヨツバシオガマ」とも呼ばれたり、ヨツバシオガマに1本化の話もある。 高さは20-50cm。名前の由来のと...
大雪山固有種として知られ、高山帯の砂礫地や草地などに生える。 ハマウツボ科 シオガマギク属の高山植物。 シオガマの花の種類は多く、日本国内にも15種ほど分布し、その多くが日本固有の種。 そんな中で黄色の花を咲かせる種は「キバナシオガマ」のみじゃな。 自生の場所も数も少ないことから、絶滅危惧ⅠB類(EN)に指定されておる。 茎は根際で分枝し株を作り、4稜あって毛が散生する。 葉は根元に集まり、羽状に全...