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長編レズビアン小説「由美と美弥子」連載中! 「日・月・水・金・土」が投稿日。連載、4,000回超。

赤い花、青い花。黄色い花。ピンクにオレンジ。そして白。様々な色彩の花が、地面を覆い尽くしていた。しかもその花たちは、ひと所に留まってはいなかった。二つ並んで、ほかの花々の間をすり抜けて行く一組。十近く固まって、形を変えながら行進する花の群。この群の前では、ほかの花たちが道を譲っていた。もちろん、おびただしい花邑を縫うようにして進む、たった一つの花もあった。

Mikiko
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2016/03/05

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  • 由美と美弥子 3972

    ■ 翌日。 もちろん、ご主人のお宅に向かった。 九州からの帰りは、昼前になると聞いていた。 しかし、奈美がその家に入ったのは、午前中の早い時間だった。 もちろん、ご主人はまだ帰っていない。 しかし、鍵のありかは教えられている。 奈美がこの家で出迎

  • 由美と美弥子 3971

    挙げた左脚の腿を、左手で掬う。 右脚はくの字に曲げ、股間の角度を保持する。 右脚を右腕で支えないのには理由がある。 右手には、別の役割があるのだ。 股間を練るという、重要な役割が。 右手の指先が、陰毛に潜りこむ。 触れた。「あうっ」 ダメだ。

  • 由美と美弥子 3970

    ベランダの左右は、庇を支える壁になっている。 左右の隣家からの視線もない。 このベランダは、戸外でありながら、純然たるプライベート空間なのだ。 奈美はベランダ中央に立ち、自らの身を回転させた。 飛び上がりこそしないが、フィギアスケートのような回転だ

  • 由美と美弥子 3969

    夫の答えは明快だった。 竿竹を売って回るのを、専業にしているわけではないそうだ。 軽トラックに乗っているのは、町の金物屋さんだろうと言う。 積んでる竹竿は、店の在庫品だ。 昼間、ただ店で客を待ってるより……。 街を回っていた方が、少しでも売上があが

  • 単独旅行記Ⅶ(075)

    み「竹だ」ハ「竹やな」み「やっぱ、竹があると……。 和庭って感じがするよね。 こういうのを見ると、植えたくなるんだけど……。 無思慮に竹を植えると、地下茎で伸びるから大変なことになる。 隣の庭に入りこんだりね。 ちゃんと根止めして植えないと」ハ「

  • 由美と美弥子 3968

    奈美は鏡の前を離れ、窓に向かった。 クレセント錠を外し、窓を開ける。 前の道路を行き交う車もなく、戸外は静まり返っていた。 しかし、確実に外気は感じられた。 この部屋の住人だった長女も、こうして外を眺めたことがあるだろう。 小太りのセーラー服姿で

  • 由美と美弥子 3967

    真っ直ぐ、窓に向かう。 カーテンを開く。 窓の向こうには、道路を挟んでお向かいの2階が対面している。 しかし、その窓は雨戸で閉ざされていた。 老夫婦だけの暮らしになった今、2階は使われていないそうだ。 雨戸が開かれる心配はしなくていい。 奈美は、ク

  • 由美と美弥子 3966

    ■ ご主人の家の門扉には、いつも鍵が掛かっていない。 門扉に鍵を掛けておくと……。 宅配便が来たときなど、いちいち門を開けに出なければならないからだそうだ。 一戸建ても、いろいろと面倒なことがあるものだ。 奈美は門扉を開き、身を滑りこませた。 玄

  • 由美と美弥子 3965

    トレンチコートに素足は、変態のトレードマークに思えた。 自分も変態で間違いないのだが。 しかしそれは、人前では隠さなければならない。 もちろん、膝丈のストッキングでだ。 今日は、黒にしよう。 奈美は寝室に取って返し、クローゼットからストッキングを引

  • コメントログ279(3951~3960)

    由美と美弥子 3951★Mikiko12/02/2023 06:26:42 AM今日は何の日 12月2日は、『ビフィズス菌の日』。 「ビフィズス菌」入りのヨーグルトなどを製造販売する……。 『江崎グリコ㈱/大阪府大阪市西淀川区』が制定。 1899(明治32)年12月2日(今から124年前)。

  • 由美と美弥子 3964

    しかしもちろん、この格好のまま外に出るわけにはいかない。 奈美は、姿見の対面にあるコートクロークを開いた。 中には、家族のコート類が収納されている。 冬物のコートは、今の季節、寝室のクローゼットにあった。 今、このクロークにある奈美のコートは、ライ

  • 単独旅行記Ⅶ(074)

    み「アセビだ。 でも、ずいぶんとおどろおどろしい樹形だな」ハ「けっこう古いんちゃうか。 まさか、江戸時代のやないんやろうけど」み「アセビって、漢字でどう書くか知ってる?」ハ「そら、決まっとるがな。 “汗鼻《あせび》”やろ。 箭じて飲むと、苦ごうて

  • 由美と美弥子 3963

    奈美は制服を洗濯機の上に置くと、その場で着ているものをかなぐり脱いだ。 ショーツの股間は、飴が溶けたように透けていた。 ドラム式洗濯機の蓋を開け、ショーツを放りこむ。 続いて、洗濯機の上の制服を拾いあげたが……。 その奈美の手が止まった。 もちろん

  • 由美と美弥子 3962

    ■ 翌日。 夫と侑人を送り出し、朝食の洗い物を済ませた。 ここからは、自分の時間だ。 いや。 実はまだ、家事が残っている。 洗濯だった。 3人家族では、1日も洗濯を休むことはできない。 しかし、洗濯を後回しにしたのにはわけがあった。 夫と侑人がい

  • 由美と美弥子 3961

    奈美は首を振り続けた。 しかし脳裏には、この家で暮らす日々が浮かんでいた。 全裸で……。 そして、セーラー服で。「うぉっ」 陰茎が、膣を滑り抜けた。 支えを失った奈美の尻は、その場に落下した。 ご主人の腕が肩に掛かり、身体を反転させられた。

  • 由美と美弥子 3960

    「いきますよ」 声が頭上から聞こえた。 起ちあがったようだ。「あひ」 陰唇に、熱い肉棒が触れた。 上下にねぶられる。「ひぃぃ」「声は抑えた方がいいですよ。 あなたの声は、よく通るから」 奈美は片手を持ちあげ、手の平で口を覆った。 数学教師の

  • 由美と美弥子 3959

    「ところが娘には、男をからかって喜ぶようなところがありましてね。 カーテンを開けたまま、着替えをしたりしてたようです。 で、着替えを始めると……。 向こうの窓の明かりが消える。 ぜったい窓に張り付いて、こっちを見てたに違いないって言ってました」 ご

  • 単独旅行記Ⅶ(073)

    み「お。 お休みどころか? お茶でも出してくれんのかな?」ハ「にしては……。 いやに閑散としとるで」ハ「ほれ。 『御茶屋御殿』やて。 史跡やがな」み「ほー。 明治以後、松平容保が、ここに住んだんだね」ハ「しかし、いつ建てられたんか書いてないの

  • 由美と美弥子 3958

    ご主人が歩み寄ったのは、クローゼット脇のスタンドミラーだった。 頭から爪先まで映る全身鏡だ。「ほら来て」 振り返ったご主人の陰茎が、屹立したまま揺れていた。 それに招かれるように、奈美は鏡の前に歩みを進めた。「御覧なさい。 見事に女子高生だ」

  • 由美と美弥子 3957

    ご主人は、セーラー服をハンガーから外した。「スカートからの方がいいかな」「あの。 下着は?」「要りませんよ」 ご主人が、スカートを載せた腕を、奈美の前に差し出した。 スカートの下では、ご主人の陰茎が高々と勃起していた。 おそらく、着るだけでは済

  • 由美と美弥子 3956

    ■ ご主人の長い思い出話が、ようやく一段落ついたようだ。 しかし、語っている間、ずっと陰茎を勃てっぱなしだったのには驚いた。 やはり、特異体質なのだろう。 いや。 この人だけではない。 家族全員が、異常だったのだ。「あなたには、娘の面影があるんで

  • 由美と美弥子 3955

    「理恵……」「パパ」 娘は、わたしの胴に絡めた脚を、さらに絞ってきました。 この体勢では、陰茎を抜こうとしても、娘の身体が一緒に持ちあがってしまうでしょう。 コンドームを着けてて、ほんとに良かったと思いました。 このまま射精してもいいんだ。 その安

  • 目次・ⅩⅩⅩⅩⅡ

    目次・ⅩⅩⅩⅩⅡ(3858~3955)第397章:謹製親子丼【崖の上の家のご主人】25年前/崖の上の家3955 39543953 3952 3951 3950 3949第396章:唐突な性教育【崖の上の家のご主人】25年前/崖の上の家39483947 3946 3945 3944 3943第395

  • コメントログ278(3941~3950)

    由美と美弥子 3941★Mikiko11/18/2023 06:24:44 AM今日は何の日 11月18日は、『建築設備士の日』。 高度な建築設備技術を備えた専門家の職能団体である……。 『(社)建築設備技術者協会/東京都港区新橋』が制定。 日付は、1985(昭和60)年11月18日に……。

  • 由美と美弥子 3954

    陰茎が、ぬるぬると入っていきます。 入り口に比べると、やはり狭く感じますした。「痛くないか?」 娘は、首を左右に振りました。 蕩けそうな目が泳いでました。 わたしはさらに陰茎を進めました。 だんだん狭くなる感じでした。 円錐形にすぼまっているよ

  • 単独旅行記Ⅶ(072)

    み「ヒイラギ? ヒイラギって、こんなにデカくなんの!」ハ「ヒイラギっちゅうたら……。 節分に、イワシの頭、刺すやつちゃうか?」み「そんな風習もあるみたいだね。 新潟は、まったくないけど。 でも、何でヒイラギとイワシなの? ちょっと、調べて」ハ「え

  • 由美と美弥子 3953

    「ママ、重たい!」 陰茎がぬるりと抜け、妻は下半身も潰れました。 娘の上に重ね餅です。「おい。 しっかりしろよ」 妻の身体に手を掛け、娘の脇に裏返しました。 仰向けに転がった妻は、なんともう白目を剥いてたんです。 どうやら、そうとうにマゾの気が

  • 由美と美弥子 3952

    わかってはいますが、あまりにも扇情的な光景でした。 熟れた性器と幼い性器が、上下で向かい合ってるんですから。 しかも、それが親子のということになれば、背徳的な光景でもありました。 まさに「親子どんぶり」ですが……。 さらに恐ろしいことに、我が妻と我

  • 由美と美弥子 3951

    「あーあ。 こんなことなら、男の子、産んどけば良かった。 そしたら、その子の初めての女がわたしじゃない。 あなた、もう一人、作らない?」「ママ、早くして」「まぁ、はしたない子ね。 おねだりなんかして。 じゃ、両脚あげて。 膝の裏持って。 なるべく

  • 由美と美弥子 3950

    「赤ちゃんが出来なきゃいいんでしょ。 ちゃんとコンドーム着けたから大丈夫よ」「そういう問題じゃ……」「いっつも、ママばっかりでずるいわ」「だって、夫婦だもの。 でも……。 そうね。 オナニーしながら見てるばかりじゃ辛いわよね。 理恵、あなたまさか

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