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2015/11/28

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  • 宮本輝『草花たちの静かな誓い』

    宮本輝『草花たちの静かな誓い』(集英社文庫、2020年)・1990年代以降の著者の作品に顕著な傾向だが、ミステリーというか、謎をちりばめないとストーリーを組めないんですかねえ……、ってことを思ってしまう(読んでてつまらないということではない)。 とはいえ、ミステ

  • 倉田百三『法然と親鸞の信仰』

    倉田百三『法然と親鸞の信仰(上・下)』(講談社学術文庫、1977年)・法然の「一枚起請文」と、親鸞の「歎異抄」について、彼らの伝記をまじえながら著者がその思想を論じていく、という内容。 総括的なことはあとで書くとして、「一枚起請文」は短いのでそのまま転記する

  • 宮本輝『星宿海への道』

    宮本輝『星宿海への道』(幻冬舎文庫、2005年)・戦後の貧しかった日本の情景が頭に思い浮かばないと、物乞いの母と一緒に暮らしていた雅人の姿も感じ取りにくいかもしれない。 その貧しさが、どれくらい貧しかったのかということも。 悲惨であっても、不思議と明るい親子

  • 田村圓澄『古代朝鮮と日本仏教』

    田村圓澄『古代朝鮮と日本仏教』(講談社学術文庫、1985年)・古代朝鮮の仏教が日本に及ぼした影響、という観点での研究が少ないのはその通りだと感じる。 とはいっても40年前の本なので、その後の研究は進んでいると思うが。 別の本で読んだ話になるが、古代日本で半跏思

  • 佐々淳行『連合赤軍「あさま山荘」事件』

    佐々淳行『連合赤軍「あさま山荘」事件』(文春文庫、1999年)・極左の人間を殉教者にしないように(安保闘争の樺美智子さんみたいに祀り上げられることになるので)、警察には火器の使用を禁じていたのがおかしい。 犯人は銃砲店から略奪した火器を撃ちまくっているのに、

  • 髙橋義夫『沖縄の殿様』

    髙橋義夫『沖縄の殿様 最後の米沢藩主・上杉茂憲の県令奮闘記』(中公新書、2015年)・上杉の殿様の話はどうでもよく(集めた資料を整理した、というくらいの内容なので)、明治初期の沖縄の民情に興味があった。・当時の沖縄はとんでもなく貧しい。 それぞれの間切が個別

  • 広瀬和雄『前方後円墳の世界』

    広瀬和雄『前方後円墳の世界』(岩波新書、2010年)・殯とはつまるところ、死というものを確定させるための儀式であったのではないか。 (儀式と呼べるほどに仰々しいものでもなかったかも) 南西諸島の遺習である風葬・洗骨の印象を重ねてしまっていたが、殯は風葬から洗

  • 横山紘一『十牛図・自己発見への旅』

    横山紘一『十牛図・自己発見への旅』(春秋社、1991年)・まず前提として、「十牛図」の各段階。 01.尋牛 02.見跡 03.見牛 04.得牛 05.牧牛 06.騎牛帰家 07.忘牛存人 08.人牛倶忘 09.返本還源 10.入鄽垂手 参考:Wikipedia「十牛図」 (なお、「解釈」

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