米の値上がりから考える日本の未来
米の値上がりがとまらない。去年の倍ぐらいである。いくらなんでもありえない。理由はいろいろ言われている。政府の陰謀や農協の陰謀のような話まで出ている。そういう邪推がでてきてもしょうがない状況のように感じられる。政府は基本的に物価の上昇を是認しているように思われる。他国にくらべて日本は物価が安すぎる。日本の外食の昼食代はおよそ1000円。他国では2000円~3000円のようである。円安の影響もあるのだろうが、それを差し引いても安すぎるのである。ここ何十年とほとんど物価が上がらなかったこと、つまり長すぎたデフレがその原因だと考えられる。だから物価の上昇は望ましいと考えているのである。しかし、物価の上昇ほど賃金が上がらない。東京の大企業の中にはそれが実現しているところがあり、偉そうに「賃上げ」を声高に誇示している...米の値上がりから考える日本の未来
2025/04/29 16:51