おれの足のケガが治りかけていることとか、欲しかったCDを案外安く買えたこととか、定期が切れるのを一日前に気付けたこととか、そういうどうでもいい話が、ほんとうに誰にとってもどうでもいいままで、それなら誰もいなくたって同じ事で、そういうとても当
階段を昇っていると、急に次の一歩が踏み出せなくなるときがあって、持ち上げた片足が宙ブラりんで着地点を探している。俺の踏もうとした次の一段は尊いはずの一段だったし、俺の踏んだ一段は駅の改札へと続く石くれだった。和音の出ないような違和感と、代用
誰かが泣きだしたときに、俺は笑うべきなのかどうなのかわからないでいる。俺は笑いたいとき笑おうと思う。いっしょに泣いて欲しい人を、笑って傷つけると思う。だけど俺は笑いたいときに笑おうと思う。俺はそんなことはいつもうまくできないけど
それはもう、切羽詰まった様子で、俺に悩みを打ち明けてきた人がいて、だけど俺はその人がなにに悩んでいるのか全然理解できませんでした。その人、誰のせいにもしないくせに、ずっと痛そうにしてて、罪悪感だけで話してて、俺は何て言えばいいの
「どこにだって来てくれる?」と受話器の向こうでだれかが言った。聞きなれた声に低速の心で、「そんなに遠くないならね」とこたえた。「ここはでもアメリカなんだけど・・」と言う声の後ろで中央線の発車のメロディが たららたらら と鳴っていた。それはち
スーパーでいっしょうけんめいレタスを選んでいたら、カートを押して走り回る小さい子に轢かれた。カートを押して走り回る小さい子は実在したんだなあ。空想の産物と思っていたなあ。お母さんが走り回る小さい子を追いかけていた。子供は風の子な
アイスクリームにスプーンを突き刺して、カップの縁にギュッと押し付けながら、こんな風になりたかったのだと思った。できることならスプーンを突き刺して心の内側をギュッと引っ掻きたかった。輪郭に沿うようにして漠然と、あまり迷惑をかけちゃならないなと
気温が10度を下回るのも当たり前になりこれと言った病気ではないはずなのに頭痛や熱等の症状に悩まされている
嘘をついても同意してくれたらそれで良い同じ形の友達を見つけることで得られるなんとなくの安堵感夕日色に染まった空のその先の待ち構えている夜の更に奥の奥浮足立つほど喜んでいるがはしゃぐほど好きではない狼狽するほど悲しいのだがたじろぐ
"やっちまった"だがもう遅い。これは彼女に、罵詈雑言の限りをつくされるやもしれない、そう覚悟した。しかし、どうしようもない言葉を、見ず知らずの男から向けられた彼女は、私の予想に反し、とても落ち着いた様子で答え
それだけであれば、私も悩みはしないのだが、何故か放ってはおけないような気がした。今まで幾度となく話しかけるか否か考えては、結局何もせずにいた。だが今日は、いよいよもって未知なるエリアに踏み入らんと、心に決める。焦点が定まらない様
僕の立っているプラットホームに停まらず通過していく列車のほうが遠くまでいく
けたたましく鳴り響くアラームを止める。朝、時間を確認し、喉の渇きに鬱々としつつ歯を磨く。磨きながらテレビを付ける。磨きながらお風呂の準備をする。磨きながら今日の気温を推し量る。ながら、ながら、ながらながらながら…&hellip
「子供の時から毎日を大切にしなさい」私は事あるごとに口をすっぱくしてもう6歳になる息子に言い放っていたとても充実した幼少期を送ることで将来はそれを糧に歩いてゆける誰しもが"楽しかったあの頃"という頽廃していくことを一切知
僕は支えをもとめて凭れられるといっしょに倒れるタイプの人間だからいっしょに倒れている間だけ、その人とともにいる誰だっていつでも立ち止まればいい。立ち止まることがうしろに取り残されるような関係は、悪にきまっている
たえず自分を不愉快にするものを追いかけて情熱を維持しているかのようにおもえるそういう激しい情熱がなければ支えられない「なにか」を獲得してしまっていた自分の弱さからは「けっして自分自身だけは見捨てない」という力を引き出せる。怒りは弱さだけど、
イタリアのピサの斜塔はただの欠陥建築だった建て始めてすぐに傾きだしたのに120年間もそのまま上へ上へと積み上げ続けた。ちょっとすごいとおもう数年前このままだと倒れてしまうので倒れないように、今の傾きのまま維持する工事が行われたもし垂直に戻し
希望は未来の選択、ノスタルジーは過去の選択、ではなくそれは未知を選択するか既知を選択するかの違いだと思うノスタルジーが希望の喪失に相関するのはそういう理由ではないだろうかじつは、過去にこそ未知がある孤独は、ぼくら人と人とが出会う条件なので孤
卒業制作のせいで散らかった部屋を整理していると、あと数ページで読みやめてしまった本が山ほどあったあと一歩で山頂だという、その一歩手前で引き返すという思い出によって、僕に何が残されただろうかその山のことではなかった。その本がなんだったか僕には
もしあんなバラを夜明けに見たらはっとしてこれがある種の幸福でないのかと思うかも知れない(恋愛機械/鈴木ユリイカ)しかし近づくと、そのバラはさんざん傷ついて破れたり、血を流しているもっと近づくと今度はそのバラそのものによって自分が傷つき、血を
ファミレス。目の前ではひとりで来ていた初老の紳士が食事を終えたあとに、不機嫌そうに新聞を読んでいたが社会面ではなくスポーツ欄だったファンのチームの勝ち負けは飯のうまさを左右する常勝チームを応援する場合は、食前に新聞をひらく連敗するチームは常
きのうはどう見ても鼻から口笛をふいてるおじさんを見かけました口笛って、唇と唇で空気が振動してどうこうって話じゃないのかよ均衡がくずされるおもいでした押したり、押されたり、はないちもんめ
(素朴な疑問)決まってブログを書きたくなるのが明け方なのも何故でしょうBLコミックがR-18でない理由も気になりますあとは自分に勝つ、とよくいうけれど負けた自分はどうなるのかも気になる質問をする気にもならないけどだれも答えを持たない素朴な問
73日振りの更新。最近は専らリアルな方の世界に入り浸っていました、お久しぶりです。早いもので、1年の内の調度1/5もの期間、放置していたんだなと。頭の片隅にあるものなんてそんなもんですね。便りのないのは良い報せと誰かが言ってた気がするけど、
最近よく鼻歌でうたいます。皮肉めいたメッセージを明るく作品として落とし込んでます。大きすぎないスケール感が親しみやすい。
さいきん歩きながらよく口ずさみます。
昨日は海に行った日。朝からずっと直射日光に侵されていたので疲れたが、撮り損ねていたカットが撮れたから、まあ良い日やったな。けど海岸線を端から端まで歩いたりしていたから帰ったら寝た過ぎて、枕にしがみついて寝た。たぶん22時くらいに寝た気がする
(今年撮った一番夏っぽい写真)今日も特に何もしなかった。昼にウチを出て何となく外をぶらついて、休憩できるとこで漫画読んで、帰りに必需品を買って帰る。特筆できることと言えば、買った漫画が面白かったことくらいやな(藤子不二雄F先生の短編集)。あ
『花火大会 穴場』で検索して一番上に出てきた場所ってそれ、穴場じゃなくない?動画の編集をしながら楽しいことを考えてみたら、めちゃめちゃどうでもええことを考えていた。オレの考える楽しいことってだいたい不毛なことやな。幽霊が日々なにをして過ごし
完璧に体調を崩した。昼間、やたらめったら差してくる陽がうっとうしかったが、カーテンを閉めるとどうも不健康な気がしてそのままにしておいた。もう充分不健康やっちゅうねんな。ちょっと調べてみたら、風呂で熱めのシャワーを首にずーっと当て続けると治り
マクドで一人ポテトを食いながら、ある友人の魅力について考えている。この間本人と会話を交わしながら考えてみたが、いまいちやり辛くて駄目だった。ええところを見つけようとするとあかんな。眼前に広がる緑を見ながら、落ち着き払って考えてみることにする
最近よく口ずさみます。
笑ったり泣いたり気持ち悪くなったりと、本を読んでると色々ある。あるんやけど大概は1人で読んでいるので、笑う時は口を閉じ、泣く時はただ涙が頬を伝っている。どうせ誰も見てへんねんけど、感動は慎みあってこそという感じがするのだ。安売りはしてやらな
イヤホンをしてても「うるっさいねん」と感じることの少なくない大阪と違い、名古屋はすごい。大阪で落ちているのがビール缶なら名古屋はハーフボトルというように、目から得られる情報に不快な物がないのだ。そうなると洒落た物を見飽き(100mくらいで
この日はラボ見学へ行くためにまず名古屋へ行く。レインルーツというラボのおじさんは淡く差し広がる光が好きらしく、相対的に見て自分は何処かへ収まって行くような光が好きなのかなとか考えた。好みは違えど話は合うものだなあと、思いながら少し気分が盛り
昼飯素麺。辛子の減りが早い
最近よく口ずさんでます
何故か鼻水が止まらん日
死体かと思ってびびりながら近づいた。依然動かないこの辺の岩に紛れててもおそらく気付けないそれくらい動かないやっと動いたと思ったら舌打ちが聞こえる
こういう豆乳に何かしたシリーズが好きです。味の予想がある程度出来てしまう分、それが裏切られたときちょっと楽しい
食べました。ソースが美味しいと思ったけど、かけられてる量が少なくてもどかしかった
朝マックしに行きます
立派な机が部屋に二つもあるのに何か書く時には専らちゃぶ台でやりますやろうやろうって気持ちが前に出過ぎないのがいいよね
今日は遠出する計画を立てた。昼寝をしたら意味の分からない夢を見た
今日はなんか嫌に相違が目に付く。世間友人体勢体制と自分のこと信頼してるようでしてないような合わへんな、でけへんなって感じが粘っこいうーん人と話したい。。
1枚目、とても素直。写真の持つ偶像的な部分に何の疑問も抱えていない2枚目、構図がキメッキメッて感じでダサいというかイタい。シシドカフカのPVのよう3枚目、シルエットやラインという目に映る形に捉われ始める。商業主義的で面白さがない
とても興奮します。ずるいとさえ思う間の外し方が癖になりそう
今は昔。もう憧れの対象
家族が増えたらしい。いい色
コーヒー仕掛けて洗濯物突っ込み順調な朝あとは二度寝をしないだけ
真夏の夜に
何事もなき日和。最近夜が涼しい(少しだけ)
歩きつかれた日。会話がないのはつまらない暑いとすっぱいものが食べたくなる。寒いときは甘いもの
小麦粉と水をこねて焼いた物。どんな調味料にも合うえらい奴
食べ終わった素麺、雑多に貼ったコルクボード、積み文庫本日々意味のないようなことをしてるけど意味のあるようなことって何なんだろう悦に入ったり意味あり気に読み解いたり成熟が来れば考えることもままならない予報も報道も信じないし何も見えずに聞こえず
夜食をとったら米が尽きたいくらデータをいじっても思い描く色が出ない日を改めると、不思議とあっさりと出たりする
外に出るだけで息苦しいって、どういうことだ地球が過剰な熱を帯びている気がして変な病気にかかってるようだと思った明るすぎる太陽はなぜか下品か感じがする
誰もが目覚めて歩き始めてるのにひとり昨日に引き返してる目に膜が張って色が見えない白い膜が絡まって解けない何か抜け落ちてしまっているうっすらと輪郭では見えているけどちょっと危ういくらいイメージ的に色も形もぼやけて映る縁取りをどうにかしないと、
夏休みに入って俺は一日中、飯食って写真撮って写真のことを考えて、お菓子食って寝る。というこの学校に入る前からすると考えられないような夢みたいな生活を送っていますこんなんでいいのかっていう感じだけど、大変なことも多々あって、作品には赤裸々な自
今日は何も書くことがない
一日中映画を見ていたが、ひどく眠い内容ばかりだった今日から8月だ
よく行くスーパー肉も野菜も安いことなくて、調味料がバカに高いキツい髪色のおばさんがよく良い肉を買っていてそれを見て、モラリスト面して少し苛立ったりする卵だけ買って帰って今日も料理らしい料理はしない家に帰るとキッチンに西陽が差していて綺麗だっ
低血圧、起き上がれない、天井を撮る一年以上ここに住んでいるけど、この電灯の紐を使ったことがない
そんなことは判っちゃいるけど、主流と新鋭の摩擦があるんだそこに自分まで入れ込んじゃって、生き残るのは殆ど不可能で頭でわかって心でわからなくなって、多分そこをわかってても死んでも解けないかもって理解しているけどそれだけ曲がっていないのかもって
何でこんな暑いのに元気なんだと思いながら撮った暑さにも中日があればいいと思う
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