名字と日本人 先祖からのメッセージ 武光誠 ***
日本に存在する名字の種類は29万種、そのうち斎藤と斉藤、齋藤などのように類似名字で一字の漢字種類が微妙に異なる場合を除くと10万種類。名字と苗字は文部省によれば正式には名字、法務省は氏としており法律上は氏、氏名である。一方姓は一族や血族を表し、天皇の支配を受けるすべてのものが名乗る呼称であり、氏は古代の支配層であった藤原氏、大伴氏などで地方の中流豪族や庶民は氏としての組織はなかった。蘇我氏、葛城氏などは本拠地の地名、物部氏、鏡作氏などは大王から与えられた職名を世襲するものがあった。平安時代になり、武士の間で生まれた通称が名字で当初は姓とは明確に区別された。例えば北条時政は名字が北条、姓は平朝臣、徳川家康でも天皇に対しては源朝臣家康。江戸時代には名とは領地を表すため苗字として苗字帯刀令などの語ができたが、明...名字と日本人先祖からのメッセージ武光誠***
2025/05/28 07:48