イヴの夜と夏の砂漠と
カナダ人ホリー・コールの唄う「I'm calling you~♪」のカン高くももの哀し気な聲が終日頭から離れなかった。現場で低い陽射しをまともに受けて皮膚感覚が半年逆ネジを喰らったからかもしれない。そう、これはドイツ映画「バクダット・カフェ」(1989)の主題歌であり、歌詞にある通りベガス近郊の砂漠にあるドライブインが舞台。話は淡白なのに濃いめの映像がえらく印象的だった。 歌は「あなたを呼んでいるのよ(だがら帰ってきて)」と訴える。立場を替えると、こういって呼んでくれる「誰か」が「どこか」にいるというのは、人としてとても幸せなことであり。大事なことなのではないかと思う。今日がイブだから想い一入…
2022/12/24 18:01