すぐにでもイランに対する空爆にアメリカが加わると思っていたのですが、土壇場になってトランプ大統領が2週間の猶予を与えると発表しました。 この発表が行われる直前…
前回述べた通りフランスは1956年に起きたスエズ危機の結果、核武装を決断します。 私が最初にスエズ危機のことを知ったのはアメリカの元国務長官ヘンリー・キッシン…
エマニュエル・トッドの最新刊である『老人支配国家 日本の危機』を読みました。 この本の中でトッドは日本に対して核武装を勧めています。 これまで彼は何度も日本の…
つい最近イラン問題に関する評論を読んでいて、自分の英文の読解力が本当に正しいのか疑問に感じた瞬間がありました。 それは現在フォーリン・アフェアーズという権威あ…
現在のアメリカの外交がある有力な集団のロビー活動によって歪められているのではないかという懸念は私が発見したものではなく、早くも2007年にシカゴ大学のジョン・…
アメリカの新聞やネットで外交問題に関する記事を読んでいる時にしばしばイランに対する悪感情をむき出しにしたものにぶつかって当惑してしまうことがあります。 そして…
これまで書いてきたことは、アメリカの外交官ジョージ・ケナンの回顧録を読んで気づいたことです。 アメリカの国民の多数が外交問題に関心があれば一部の利害関係者の影…
前回に続けてもう少しチャイナ・ロビーのことを書いてみようと思います。 日本が太平洋戦争でアメリカに敗れたことで、チャイナ・ロビーの目標が一見したところ達成され…
前回はアメリカの外交官であるジョージ・ケナンがユーゴスラビア大使の時にクロアチア・ロビーがいかにアメリカの外交を歪めたかを書きました。 今回は戦前にアメリカで…
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すぐにでもイランに対する空爆にアメリカが加わると思っていたのですが、土壇場になってトランプ大統領が2週間の猶予を与えると発表しました。 この発表が行われる直前…
アメリカのヴァンス副大統領はアメリカがイランとの戦争に向かう中で明らかに歯止めになる人物だと思っていたのですが、彼のXに「トランプ大統領はイランがウランの濃縮…
今日6/12の『ワシントン・ポスト』のウェッブ版にイランとの核交渉に関する記事が掲載されていました。https://www.washingtonpost.co…
『歴史とは何か』や『危機の20年』などで有名なE.H.カーが第2次大戦中(日本の真珠湾攻撃以前)に戦争後の秩序を構想する本をイギリスで出版し、それがなぜか20…
スナップバック制裁とは以前にアメリカおよびヨーロッパ諸国とイランとの間で結ばれた核合意(JCPOA)に含まれているもので、イランが合意に違反した場合に国連の安…
日本やアメリカ以外にも歴史の80年周期説を適用できるのでないかと思ったので少し書いてみます。 2025年現在はちょうど第2次大戦後から80年が経過しました。こ…
内田樹氏と山崎雅弘氏の対談本『動乱期を生きる』を読み終わりました。 私がリベラル派の本を読んだ理由ですが、彼らの日本の社会経済状態に対する批判に対しては以…
この前に書いたブログでは日本の近代史はおよそ80年の周期で動いているのではないかと思って書いたのですが、実はオリジナルは別にあって、ニール・ハウというアメリカ…
とうとう2025年になってしまった。 この図は私が以前から考えていたもので、日本の近代史は80年周期で動いているのではないかと思い図に書いてみたものです。 …
2025年1月から始まったNHKの大河ドラマ『べらぼう』を見て思ったことがあったので少し書いてみたいと思います。 この時代劇は江戸中期にメディア王となった蔦屋…
2025年1月から始まったNHKの大河ドラマ『べらぼう』を見て思ったことがあったので少し書いてみたいと思います。 この時代劇は江戸中期にメディア王となった蔦屋…
2025年1月から始まったNHKの大河ドラマ『べらぼう』を見て思ったことがあったので少し書いてみたいと思います。 この時代劇は江戸中期にメディア王となった蔦屋…
慶應大学の田中教授は今回のイランの大統領選挙で穏健派のペゼシュキアン氏が選ばれたことについて選挙結果が操作されたのではないかと疑っています。 私はそこまで断言…
イランの大統領選挙で穏健派のペゼシュキアン氏が当選したことについて慶應大学の田中教授は選挙が操作されていたのではないかと疑っています。 「率直に申し上げますと…
先日イランで前大統領のライシ氏がヘリコプターの墜落事故で亡くなったために急遽大統領選挙が行われ、決選投票の結果穏健派の元保健省であり元心臓外科医のペゼシュキ…
久々の更新です。 先日ロシアのプーチン大統領が北朝鮮を訪問して相互援助条約のようなものを締結したので、その意味するところを書いてみたい。 この条約のことを報道…
ニール・ハウのThe Fourth Turning Is Hereを読んだので気づいたことを書いてみたいと思います。 ハウは以前の著作であるThe Fourt…
現在のイランが第一次大戦時のドイツや第二次大戦時の日本のようにビスマルク憲法を持っていることとそのイランがアメリカと対立している危険性についてこれまで書いてき…
近年どのようなことが明治憲法についてわかっているのか知りたくて小林道彦氏の『近代日本の軍部』という本を読んでみました。 この本は明治維新以降の政軍関係を明治憲…
現在のイランのライシ大統領はトランプ大統領がイランとの核合意を一方的に破棄した後の選挙で選ばれた人で前任のロウハニ氏と比べてかなりの反動派らしいですが、イラン…
ニール・ハウのThe Fourth Turning Is Hereを読んだので気づいたことを書いてみたいと思います。 ハウは以前の著作であるThe Fourt…
現在のイランが第一次大戦時のドイツや第二次大戦時の日本のようにビスマルク憲法を持っていることとそのイランがアメリカと対立している危険性についてこれまで書いてき…
近年どのようなことが明治憲法についてわかっているのか知りたくて小林道彦氏の『近代日本の軍部』という本を読んでみました。 この本は明治維新以降の政軍関係を明治憲…
現在のイランのライシ大統領はトランプ大統領がイランとの核合意を一方的に破棄した後の選挙で選ばれた人で前任のロウハニ氏と比べてかなりの反動派らしいですが、イラン…
イランの関与するイラクのイスラム組織がヨルダンのアメリカ軍基地を攻撃して(この事件によってアメリカがヨルダンにも基地を持っていることを初めて知りました)米軍に…