ニール・ハウのThe Fourth Turning Is Hereを読んだので気づいたことを書いてみたいと思います。 ハウは以前の著作であるThe Fourt…
アメリカの元国務長官であるヘンリー・キッシンジャーが『スペクテーター』に寄稿しており、彼のこの戦争をいち早く終了させるために以前にも提案していることと同じよう…
太田茂氏が書かれた『新考・近衛文麿論』を読んだので感想を書いてみたいと思います。著者は元検察官で現在は弁護士をされている人で歴史研究の専門家ではないようですが…
この図は日本の近代史の推移を仮説として提示したものです。 ちょうど真ん中にある1945年は日本が太平洋戦争に負けた年です そこから80年さかのぼると1865年…
中野剛志さんの『世界インフレと戦争』という本を読み終わったので感想を書いてみます。中野さんの経済関係の本は現在起こっている現象を最新の学説を紹介しながら解説し…
元外交官であった東郷和彦氏の『プーチンvs.バイデン』を読み終わったので感想を書いてみます。 著者は以前から鈴木宗男氏や佐藤優氏などと共にロシア外交を行なって…
1、はじめに ロシアがウクライナを攻撃したことは明らかに国際法に違反した予防戦争であり、ウクライナが行なっていることは自衛のための戦いだといえる。 ただロシア…
前回紹介したフランスの経済学者であるトマ・ピケティーは『21世紀の資本』において「特にトップ百分位は、歴史調査という文脈での研究にはとても興味深いグループだ」…
フランスのエマニュエル・トッドが以前に明治維新もフランス革命と同じく「中産階級」による革命だったと語ったことは以前に述べましたが、今回は明治維新とフランス革命…
北岡伸一さんはその著書『明治維新の意味』で次のように書いておられます。 「維新についてのシニカルなコメントに、維新の前も後も所詮武士の支配だったというものがあ…
江戸時代の財政状況が知りたくて手頃な本を探していたところ、新書のこの本を見つけたので読んでみました。 著者によれば勘定所は「江戸幕府の最重要役所であり、勘定奉…
前回紹介した『日本病』を書いたエコノミストの長濱さんが書いていたことで私も同感なのが「政府財務残高で財政の予算制約を図るのは間違いでインフレ率で見るべきだ」と…
エコノミストの長濱利廣さんが書かれた『日本病』というショッキングなタイトルの本を読み終わりました。 1990年代にバブル経済が破裂して、日本はその処置を誤り、…
ダロン・アセモグルとジェイムス・ロビンソンが書いた『国家はなぜ衰退するのか』を読み終わったので感想を書いてみます。 著者らは国家が継続的に発展するためには、そ…
ここでもう一度マクマリー・メモランダムの内容について書いておきます。 日本が満州事変を起こす前までの中国の情勢は1921ー1922年のワシントン会議で決められ…
「1つ目は、ウクライナの危機をもたらした主要な責任はアメリカにあるということ。これはプーチン大統領が戦争を始めたことを否定するものでは無く、ロシアの戦争指導…
渡辺惣樹さんと福井義高さんの対談本である『「正義の戦争」は嘘だらけ』を読み終わったので感想を書いてみたいと思います。 この本はアメリカのランド・ポール議員が言…
アメリカの元国務長官であったヘンリー・キッシンジャーがドイツの『シュピーゲル』の記者からウクライナでの戦争を理解するのにふさわしい歴史的な出来事はあるのかと…
『ナショナル・インタレスト』にジョン・ミアシャイマー教授のエッセイが載っていましたので、勉強するつもりで翻訳してみました。ウクライナ戦争に興味がある人やこれか…
今回の安倍元総理の暗殺事件で犯人が旧統一教会に恨みを持っていたことがわかり、安倍総理の祖父である岸信介と統一教会の関係が盛んに取り上げられています。 ここで注…
前回は戦前の日本においてドイツ型の憲法ではなくイギリス型の憲法を用いていれば、あのような結果にはならなかったのではないかということを書きました。 ところが、私…
戦前に首相の職にあった近衛文麿は『最後の御前会議』という戦後に書かれた手記の中で日米交渉の歴史を振り返って「そもそも統帥が国務と独立しておることは歴代の内閣の…
エマニュエル・トッド『第3次世界大戦はもう始まっている』を読む
エマニュエル・トッドの『第3次世界大戦はもう始まっている』という本を読み終わったので感想を書いてみたいと思います。 この本は4章に分けられており、1章目は雑誌…
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ニール・ハウのThe Fourth Turning Is Hereを読んだので気づいたことを書いてみたいと思います。 ハウは以前の著作であるThe Fourt…
現在のイランが第一次大戦時のドイツや第二次大戦時の日本のようにビスマルク憲法を持っていることとそのイランがアメリカと対立している危険性についてこれまで書いてき…
近年どのようなことが明治憲法についてわかっているのか知りたくて小林道彦氏の『近代日本の軍部』という本を読んでみました。 この本は明治維新以降の政軍関係を明治憲…
現在のイランのライシ大統領はトランプ大統領がイランとの核合意を一方的に破棄した後の選挙で選ばれた人で前任のロウハニ氏と比べてかなりの反動派らしいですが、イラン…
イランの関与するイラクのイスラム組織がヨルダンのアメリカ軍基地を攻撃して(この事件によってアメリカがヨルダンにも基地を持っていることを初めて知りました)米軍に…
前回のブログでは現在のイランの体制が明治憲法下の日本の体制に似ており、それは元々ドイツ統一を成し遂げたビスマルクが発案したものだと指摘しました。 今回はビスマ…
イスラエルのガザ地区で起こったハマスのテロ攻撃は一部ではハマスを陰で支えているイランとの戦争にまで結びつく可能性を指摘されています。さらに下手をすればアメリカ…
久しぶりに書いてみました。 以前、ロシアのプーチン大統領が国土に外国の軍隊が駐留しているような国々はきちんとした主権国家ではないと語ったことがある。 元外交官…
アメリカの元国務長官であるヘンリー・キッシンジャーが『スペクテーター』に寄稿しており、彼のこの戦争をいち早く終了させるために以前にも提案していることと同じよう…
太田茂氏が書かれた『新考・近衛文麿論』を読んだので感想を書いてみたいと思います。著者は元検察官で現在は弁護士をされている人で歴史研究の専門家ではないようですが…
この図は日本の近代史の推移を仮説として提示したものです。 ちょうど真ん中にある1945年は日本が太平洋戦争に負けた年です そこから80年さかのぼると1865年…
中野剛志さんの『世界インフレと戦争』という本を読み終わったので感想を書いてみます。中野さんの経済関係の本は現在起こっている現象を最新の学説を紹介しながら解説し…
元外交官であった東郷和彦氏の『プーチンvs.バイデン』を読み終わったので感想を書いてみます。 著者は以前から鈴木宗男氏や佐藤優氏などと共にロシア外交を行なって…
1、はじめに ロシアがウクライナを攻撃したことは明らかに国際法に違反した予防戦争であり、ウクライナが行なっていることは自衛のための戦いだといえる。 ただロシア…
前回紹介したフランスの経済学者であるトマ・ピケティーは『21世紀の資本』において「特にトップ百分位は、歴史調査という文脈での研究にはとても興味深いグループだ」…
フランスのエマニュエル・トッドが以前に明治維新もフランス革命と同じく「中産階級」による革命だったと語ったことは以前に述べましたが、今回は明治維新とフランス革命…
北岡伸一さんはその著書『明治維新の意味』で次のように書いておられます。 「維新についてのシニカルなコメントに、維新の前も後も所詮武士の支配だったというものがあ…
江戸時代の財政状況が知りたくて手頃な本を探していたところ、新書のこの本を見つけたので読んでみました。 著者によれば勘定所は「江戸幕府の最重要役所であり、勘定奉…
前回紹介した『日本病』を書いたエコノミストの長濱さんが書いていたことで私も同感なのが「政府財務残高で財政の予算制約を図るのは間違いでインフレ率で見るべきだ」と…
エコノミストの長濱利廣さんが書かれた『日本病』というショッキングなタイトルの本を読み終わりました。 1990年代にバブル経済が破裂して、日本はその処置を誤り、…
アメリカの元国務長官であるヘンリー・キッシンジャーが『スペクテーター』に寄稿しており、彼のこの戦争をいち早く終了させるために以前にも提案していることと同じよう…
太田茂氏が書かれた『新考・近衛文麿論』を読んだので感想を書いてみたいと思います。著者は元検察官で現在は弁護士をされている人で歴史研究の専門家ではないようですが…
この図は日本の近代史の推移を仮説として提示したものです。 ちょうど真ん中にある1945年は日本が太平洋戦争に負けた年です そこから80年さかのぼると1865年…
中野剛志さんの『世界インフレと戦争』という本を読み終わったので感想を書いてみます。中野さんの経済関係の本は現在起こっている現象を最新の学説を紹介しながら解説し…